コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:㭍月例祭/競馬/サイヤーライン/5

検証にあたって

[編集]

出版されている文献に「◯◯系」が登場するかどうかを検証する。

原則として下記のような基準で検証した。

  1. 現実のサラブレッドの血統に関するものであること。つまり、ゲームの本とかはダメ。
  2. 出典は、サラブレッドの血統を大系的に説明しようとする文脈のみを採用する。
  3. 基本的に「◯◯系」と記述されているものをカウントする。
  4. 原語が日本語ではない文献については、文献の説明を参照。


  • 2については、例えば『ミスタープロスペクター事典』のような出版物があり、これを見ると、ミスタープロスペクターの系統の全ての種牡馬が記載され、それぞれの産駒を説明するページでは「◯◯系」の見出しが用いられている。つまり、リズム系、エブロス系、テューター系、ガダボード系、モガンボ系、ダミスター系…のようになっている。これらの多くが赤リンクであることからも明らかなように、ここで◯◯系と言われているものをもって、出典であるとするのは適切ではない。
  • あくまでも、サラブレッド全体の中で相対的に一定以上の比重を占めると考えられることで「◯◯系」はオーソライズされていく、と考えなければ、ある特定の群だけに着目して「~系」としていくと、いくらでも細かい「◯◯系」が乱立してしまう。
  • 基本的に、<◯◯系>というカテゴリーは、その総体として一つの概念として機能するべきである。例えば『<ノーザンダンサー系>と<グレイソブリン系>は相性がいい』というような場合がこれに該当する。
  • 該当しないのは例えば『ユウセンショウの父はナイスダンサー系のラグビーボール。』この場合の「系」は、単に「ナイスダンサーを経てきた」ことを意味している接尾語に過ぎず、「ナイスダンサー系」という全体としての概念を説明しているわけではない。このような表現は、マイナーな系統、ちょっと主流を外れた系統、傍系、父の名前を聞いただけではどういう血統背景なのかすぐに思い浮かべにくいような血統を説明する場合にしばしば用いられ、血統事典の類でよくみる表現である。こうした表現をいちいち「◯◯系の出典である」として採用していてはキリがない。


  • 3については、固有名詞的に「ファイントップ系」という表現以外で、たとえば「ファイントップを祖とする父系」とか「ファイントップに行き着く系統」とかいうのはカウントした。
  • 文献の表現上、目次の見出しに用いられているとか、太字になっているとかのように、「◯◯系」として一括りにしていることを想起させる表現はままあるが、「系」「系統」などの語がない限り、これらはカウントしていない。単なる特筆的な産駒についての記述と、一連の「系統」を説明しようとしているのかの区別が難しいからである。
  • 個々の文献の表現としては、たとえば、「サッカーボーイ、ディクタス、サンシー、トピオなどの系統」のように、明らかに「ファイントップ系」を念頭に置いたような表現はままみられるのだが、これはカウントしていない。本件の主旨として「◯◯系」の「◯◯」を明確にしようとするものであるので、この表現ではどの馬を「一族の長」と見做すかが判別できないためである。

各文献について

[編集]

文献の選択は基本的に「手元にあったもの」である。

  • (A) 『競馬 サラブレッドの生産および英国競馬小史』 デニス・クレイグ著、マイルズ・ネービア改訂、佐藤正人訳、中央競馬ピーアール・センター刊、1986
    • これは1949年に英国人のデニス・クレイグが著したもので、イギリスの視点で書かれている。出版当時イギリスで高い評価を受け、競馬に関するクラシックな出版物としてみなされている。出版時期からして当然、1940年台までのことしか書かれていないが、1982年にウェザビー商会の血統コンサルタントであるマイルズ・ネービアが追記して改訂版を出し、1986年に日本語版が出ている。
    • 「有名なサラブレッド:父系および1流の種牡馬」という章で約110ページを費やして3大父祖から1940年代までの競走馬を系統立てて説明している。さらにそれ以降の競走馬について、ミルリーフあたりまでの時代の競走馬を約14ページをかけて系統的に説明している。巻末には各系統の樹形図もある。
    • 原語は英語だが、◯◯Line、Line of◯◯が「◯◯の牡系系統」と訳されており、基本的にはこれをカウントした。一部にはoffshoot(◯◯を通る分枝)という表現もあり、これもカウントした。
    • イギリスが基準になっており、イギリス馬やイギリスで活躍した馬が系統の基準にされていることが多い。たとえばテディはフライングフォックス系、といった具合である。
    • 時代的に、改訂版ではすでにニジンスキーやザミンストレルが種牡馬入りした時期であるが、ニアークティックやノーザンダンサーは独立した系とされていない。
  • (B)『競馬百科』 日本中央競馬会著、株式会社みんと刊、1976
    • 第4章で約30ページをかけて3大父祖から最新の(1970年台だが)系統までを説明している。
  • (C)『名馬の血統』 山野浩一著、明文社刊、1982
    • 1970年の初版版から何度か版を重ねるたびにボリュームが増えており、ここでは3大父祖から現在の父系までを総ざらいしている1982年版を採用した。
  • (D)『The Blood-Horse STALLION REGISTER FOR 1995』 The Blood-Horse社、アメリカ、英文、1995
    • 1995年のアメリカの種牡馬全書である。巻尾に系統表があり、ここで大文字・太字で表されているものをカウントした。
    • 本書はあくまでも「1995年にアメリカで繋養されている現役種牡馬」を網羅したもので、系統表もそれらを表したものである。したがって1995年時点で途絶えているような系統や、アメリカに種牡馬が存在しない系統は記載されていない。日本で繋養されている種牡馬もちょっぴり乗っており、たとえばメジロティターンやキリパワーも(わずか2行の短い記載だが)出ている。しかしこれらの在外種牡馬は系統表には反映されていない。
    • 特徴的なのは、ボールドルーラー系がナスルーラ系から独立して、完全に一つの父系のように扱われていることである。
  • (E)『サラブレッド血統年鑑’98』 中央公論社刊、1997
    • 厳密にはこれは書籍というよりはWindows用のソフトであるが、取り扱い本が付属しており、その中で、全サラブレッドを78の系統に分類していることを、系統表を用いて説明してある。
  • (F)『世界の種牡馬2013』 加藤栄著、東邦出版刊、2011
    • 巻頭で約10ページをかけて、世界の主な父系を解説している。
    • 基本的に本書は「現役種牡馬」についての本であるので、現存しない系統については触れていない。あくまでも「現役種牡馬」の分類であるため、たとえば「セントサイモン系」や「ハイペリオン系」のような系統分けも前面には出てこない(過去にあった系統、のような扱いでの言及はある)。一方、「ホーリーブル系」とか「カドージェネルー系」のような、他書では見られないような先端的な類型化を行っている。
  • (G)『馬券に活かす!系統別血統ガイド』 エンターブレインムック、2010
  • (H)『競馬血統クロニクル』 エンターブレインムック、2012


以上の8冊をもとに◯◯系の洗い出しを行った。日本、英国、アメリカの文献をあたったこと、1949年から2013年までの文献をあたったことで、それなりには多角的な検証ができたつもりである。できれば2005年頃の文献をあたれればちょうどよかったが、手元に無かった。

検証の結果の見方

[編集]
  • 「登場数」は8つの出典のうち、何件に記述があるかである。3以上のものを強調表示している。
  • 「記事」は、ウィキペディア内に独立記事として存在するかどうかである。
  • 「概要節」は、ウィキペディア内に記事として存在する場合に、概要節が整備されているかどうかである。
    • 概要節がない場合、その記事は単なる「馬名の羅列」になっており、それが何を表し、どのような意味を持つのかが全く説明されていない。百科事典の記事としては不適切な状態にあることを示している。例えばヒズマジェスティ系エクリプス系を見比べれば、前者が百科事典の記事としていかに不適当な内容に過ぎないかがよくわかる。
  • 「リンク元」は、ウィキペディア内に記事が存在する場合で、その記事を参照しているリンクがいくつあるかである。
    • 基本的に「リンク元」は、サイヤーラインのテンプレートによるリンクは除外した。
    • サイヤーラインの各記事にはテンプレートがあり、ここから各記事へ1づつリンクがある。そのため、全てのサイヤーライン記事には最低でも60~70のリンクがあるのだが、要するにそれはテンプレートによる循環参照に陥っており、実際にその記事を参照しているとは言い難いため、これは除外した。その結果、かなりのサイヤーライン記事は1件も参照されていないことが明らかになった。充分な数があるようなものについては「◯」とした。(めんどうくさくて数えていない。)
    • 上の場合を除き、サイヤーライン記事へのリンクには、大きく分けると2つのパターンが有る。大半は、血統表にリンクがあり、その馬の父系が何であるかを示している。しかしこの場合でも、かなりの数のリンクが、本来あるべきところにリンクされていない。たとえばトウルビヨン系には無数のリンク元があるが、そのほとんどは、パーソロンの産駒であり、パーソロン系にリンクスべきものである。各馬の記事と、サイヤーライン記事のどちらが先に立てられたかにもよるが、いずれにしてもリンク元が不適切であるということは、そのサイヤーライン記事が適切にメンテナンスされていないことを示している。こうした使い方は、実質的には「カテゴリー」に等しいものである。
    • もう一つのリンクのパターンは、「この種牡馬はノーザンダンサー系と相性がいい」のような表現によるリンクである。こうした用い方は、単独記事へのリンクとしては最も望ましい形だと考える。
  • 「馬記事」は、その系統の「祖」となるべき馬の単独記事が存在するかどうかである。

検証結果の前に

[編集]
  • 出典が5以上(過半数)あるものは次の通りである。これらには、単独立項に値する特筆性があると考える。実際にそれぞれの記事を見ても、多くの場合、概要節や内容、リンク元なども整備されている。


サイヤーラインの単独記事化の基準について

[編集]
  1. 基本的に、出典が4以上(=4/8=50%以上)あるものについては、単独記事化するにじゅうぶん値する、オーソライズがあると考える。
  2. 出典が3以上のものについても、単独記事化しても良い程度の認知度はあるだろうと考える。ただし、見方を変えれば、5/8(約63%=過半数)の出典ではその系統を認めていないということであり、その事実をもってして、本記事の単独化を否定する材料にもなりうるだろう。
    • ただし、たとえば1972年の文献に、1980年代に産駒が走り始める「ミスタープロスペクター系」が出ているはずもないので、単独記事化を否定する材料として1972年の出典を用いるのはフェアではない。
  1. 例えば「検証した文献の50%以上で確認できるもの」のような条件とすると、今回の検証では4件以上(4/8)で単独立項することになる。3件しかなく、今回は単独立項できなかった系統を単独化したいという人がいたならば、その人は、上記の出典の条件に見合う出典をもう2件探してくると、5/10となって、単独化が可能になる。この場合、すでに単独かされていた他の項目が、同じ文献に出てこないのであれば、4/8→4/10となって、単独記事から転落する可能性もあるだろう。逆に言えば1件発見できれば、5/10で存続となる。
    • ただしこの発想を逆手に取ると、サラブレッドの父系は3系統(エクリプス、マッチェム、ヘロド)に分かれるのだというような小文をカウントして、この小文を数件もってくれば、ほとんどの系統が消滅候補になってしまうだろう。ただ、そうした行為はアンフェアだと私は思う。じゃあどのレベルのものならいいのさ、と言われると私はキッチリとした線を示すことはできない。
  1. ここで言う出典が1以上あるということは、少なくともその「◯◯系」という概念を使っている人がいることは証明しており、単独記事とまで言えなくとも、上位の「系」の中に節を設けて詳説するには値するだろう。その場合でも、単なる系統図だけではなく、概説できな説明があることが望ましい。

感想

[編集]

「父系」というものは、実際のところ、要するに「父系を紙1ページになんとか収めようとレイアウトした結果、収まる範囲のキリの良い所」で区切った、程度のものなのかもしれない。 ゲーム脳的には、ノーザンダンサー系となんとか系はニックスだとか、なんとか系は途絶えたとか、そういう形で「◯◯系」という概念がさも単体としてなにかの機能や属性をもっているかのように表現するが、実際はたぶんそんな単純なものではないだろう。伝統的に「血統表中に現れる全ての馬が遺伝的に影響力を持っている」と考えるならば、父系などというのは5代血統表上では32ぶんの1行にすぎず、他の31系統も等しく影響力があるはずだ。ノーザンダンサー系とヘイルトゥリーズン系がニックスだとかいうのだってきちんとした意味での統計学的手法で確認することはありえないし(そもそもその系統の種牡馬の数や質自体が違うのだから)

Godolphin Arabian系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Godolphin Arabian 3
Matchem 5
Young Rattler 0 - -
Trumpator 1
West Autralian 1
Solon 2
Hurry On 4 - -
Santa Claus 1
Australian 1
Fair Play 1
Man o' War 7
月友 1
War Admiral 1
リンボー 1
War Relic 2
Relic 4
Intent 4
In Reality 1
Known Fact 1

検証

[編集]

半数以上

[編集]
  • この系統では、現在、単独記事化されている系統には、全て4件以上の出典が存在する。
  • 出典が4以上で単独記事化されていないのはハリーオン系
  • インテントの単独記事は存在しない。英語版にもない。インテント系は、実質的にはインリアリティの子孫だけがメールラインに記載されており、「インリアリティ系」と称したほうが実態にはあっている。しかし文献出典が「インテント系」としているのでしょうがない。なお、インテント系の記事には概要節が無いので、概要節を整備する必要がある。
  • レリック系にも同様に概要節がないので、整備する必要がある。
  • ハリーオン系は新たに設けるに値する。子系統としてサンタクロース系への出典すらある。現状ではマッチェム系からの分割で作成可能。マッチェム系を見る限り、父系の修正は5頭。サラブレッド以外ではセルフランセへの系統もある。たとえばササフラは血統表には「ハリーオン系」と表記してマッチェム系へのパイプとなっており、現時点で「ハリーオン系」への一定の言及も確認できる。

半数未満

[編集]

Byerley Turk系<その1>

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Byerley Turk 3
Herod 7
(Lexington) 0
Highflyer 1 0
Walton 1
Sir Paul 1
Woodpecker 2
Castrel 1
The Tetrarch 4
Tetratema 1
セフト 2
(Glencoe) 0
Selim 1
The Flying Dutchman 1
Dollar 1

検証

[編集]
  • この系統では、単独記事化されているのは2系統。うち、ハイフライヤー系は出典が1件しかない。

半数以上

[編集]
  • 出典が4以上あって単独記事化せれていないのはザテトラーク系
  • ザテトラーク系は新設するに値する。出典も充分あるし、数は3に満たないものの、テトラテマやセフトといった「子系統」への出典すら複数存在する。現時点でも「ザテトラーク系」と表記してヘロド系へパイプしているリンクは多数ある。

半数未満

[編集]

コメント

[編集]
  • ハイフライヤー系というのは、血統オタクにとっての中ボスみたいな存在ではあるし、何年か前には競馬ブックでハイフライヤー系の特集を連載していたこともあり、個人的には「ハイフライヤー系」という概念そのものを否定はしない。しかし、一定のルールに基づくと、現状ではウィキペディアで単独記事化するには材料不足ということである。

Byerley Turk系<その2>

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Bruleur 1
Ksar 1
Tourbillon 6
Djebel 4
Hethersett 0
Blakeney 1
Levmoss 1
Clarion 1 2
Klairon 1
Ahonoora 2
Luthier 2
My Babu 4
パーソロン 0 ◯18

検証

[編集]

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]
  • この系統では、単独記事化されているもののうち、パーソロン系の出典はゼロ、クラリオン系の出典は1件しかない。
  • クラリオン系は、Wikipedia:即時削除の方針#全般6に該当するほか、内容的にも概要節がなく、リンク元も2件と少なく、クラリオン (競走馬)の単独記事すら存在しない。これにより上位の系統へ統合する。
  • パーソロン系は出典がゼロである。手続き的には、Wikipedia:ページの分割と統合に反する形で分割された後、白紙化されて一度はトウルビヨン系へリダイレクト化されている。その後、議論を経ずに再びコピペ、加筆が行われている。ノートでも指摘されているが、パーソロンへ書けば済むような内容である。一方、パーソロン系へのリンク元は多く、はっきりとリンクしているものだけで18件ある。しかし、パーソロン系の競走馬でありながらトウルビヨン系にリンクしているものも相当数あり、パーソロン系に属する競走馬でもパーソロン系の記事への認知度はそれほど高くない。パーソロンの最盛期である70年台や80年台の文献にも言及がないのはいただけない。後に出てくるが、日本だけで繁栄した父系として、セフト、ヒンドスタン、ライジングフレーム、テスコボーイ、ファバージ、ミルジョージ、ブレイヴェストローマン、ノーザンテースト、マルゼンスキー、リィフォー、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスなどでも文献上の出典がきちんと存在する。しかし「パーソロン系」とする出典はゼロである。これにより、上位の系統へ統合する。

コメント

[編集]
  • 新設すべき系統はジェベル系クラリオン系はここへ統合となる。その他の子系統としてはヘザーセット系やブレイクニー系、レヴモス系に数は少ないながらも出典がある。
  • もう一つ新設するのはマイバブ系パーソロン系はここへ統合になる。ただしマイバブの単独記事もまだ存在しないので、行うべき作業は多い。
  • 結果としてこうなる

トウルビヨン系
|(Ambiorix系)
|(Pronto系)
ジェベル系
||(ヘザーセット系)
|||(ブレイクニー系)
||(クラリオン系)
|||(リュティエ系)
|||(ローレンザッチョ=アホヌーラ系)
||(ルラヴァンド=レヴモス系)
||マイバブ系
|||(パーソロン系)

Darley Arabian系<その1>

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Darley Arabian 3
Flying Childers 0 12
Eclipse 6
Joe Andrews 2
Mercury 1
King Fergus 1
Voltigeur 1
Vedette 1
Galopin 2
St.Simon 7
Galliard 2
Perth 1
Speculum 4
Sundridge 1
Reigh Count 1
Sunstar 2
シアンモア 2
Potoooooooo 1
Whalebone 1
Ben Brush 1
Leamington 1
Sterling 2
Isonomy 1
Isinglass 1
Landgraf (→Ticino) 1
Swynford 4
St.Germans 1

検証

[編集]

半数以上

[編集]
  • 出典が4以上ある系統で単独記事化されていないのはスペキュラム系スウィンフォード系の2系統。
  • スペキュラム系は、それ自身に4つの出典があるほか、子系統に6つの出典があり、単独記事化するには充分である。スペキュラム (競走馬)自体の記事はまだ存在しないが、スペキュラムはチャンピオンサイヤーになったほどの種牡馬であり、競走馬としてもグッドウッドカップを制しており、立派な単独記事を書くに値する競走馬である。
  • スウィンフォード系も同様に出典が4つあり、新設するに十分である。言うまでもなくスウィンフォード系の主流はブランドフォード系であるが、それ以外の子系統であるセントジャーマンス系(サンジェルマン系)にも出典があり、単独記事化するだけの材料はある。

半数未満

[編集]

コメント

[編集]
  • フライングチルダーズ系は出典がゼロであるが、概要節があり、リンク元も12件ある。本文中で、本系統はサラブレッドのみならず、スタンダードブレッドの祖であること、スタンダードブレッドを含めると競走馬の頭数はヘロド系やマッチェム系を上回ることが説明されており、単純にサラブレッドの基準だけで本項目を弁別するのは不適当である。したがって、この記事はそのままとする。

St.Simon系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
St.Simon 7
Desmond 1
Diamond Jubilee 1
St.Frusquin 1
Florizel 1 0
Massine 1
Chaucer 3
Vatout 1
Bois Roussel 2
ヒンドスタン 1 0
Persimmon 2
Prince Palatine 1
Prince Rose 5
Princequillo 4
Prince John 3
ゴーマーチング 1
Round Table 2
Prince Bio 2 2
Prince Chevalier 3 0
Rabelais 3
Rialto 2
Wild Risk 2 0
Worden 1
Havresac 1
Cavaliere d'Arpino 1
Ribot 8
Arts and Letters 1
Tom Rolfe 2 0
Graustark 2 0
His Majesty 2 0

検証

[編集]

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]

コメント

[編集]
  • プリンスローズの下にキロ、ビオ、シュヴァリエの3系統を置くのは定番のような気がするし、ボワルセル系、シカンブル系は日本で相当猛威を振るった系統であると思ったが、実際に出典をあたってみると全然そうでもない。意外。しかし現に、いちばん時代的に直近である1976の文献でも、アサデンコウ、コダマ、タニノムーティエ、コーネルランサーの4頭の日本ダービー馬を「プリンスローズ系」と言っているし、「ボアルセルの産駒」とか「ボアルセルの孫」という節はあるものの、最後まで「ボアルセル系」とか「ボアルセルの系統」という表現は出てこなかった。
  • 単独記事としては存在しえないが、出典がそれなりにあるのは、チョーサー系ボワルセル系ヒンドスタン系を吸収する)、プリンスジョン系ラブレー系ワイルドリスク系を吸収するほか、リアルト系、ウォルデン系など子系統の出典は合わせて7件ある)である。

Blandford系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Sterling 2
Isonomy 1
Isinglass 1
Landgraf (→Ticino) 1
Swynford 4
Blandford 8
Blenheim 4 ✕4
Mahmoud 0 ✕0
Donatello 0 ✕0
Brantome 2
プリメロ 2
Bahram 3 ✕0
Persian Gulf 2
Dschingis Khan 0
Königsstuhl 1
St.Germans 1

検証

[編集]

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]
  • マームード系ドナテッロ系は出典がゼロ、リンク元もゼロ、概要もない。完全に不要な細分化のため上位へ統合。
  • バーラム系は出典が3。概要がなく、リンク元もゼロであることは上記2系統と同様。

コメント

[編集]
  • 出典数からは、スィンフォード系が立項可能。ただしブランドフォード系が独立することを考えると、残るのはセントジャーマンス(サンジェルマン)の系統ぐらいのもので、微妙。しかし、その上位となるとエクリプスまで遡ることになる。バランス的にはスターリング系を作れれば、アイソノミー、ガリニュール、ガロンとスィンフォード系を収めることができたのだが・・・。

Touchstone系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Touchstone 3
Orlando 2
Newminster 2
Musket/Carbine/Spearmint 1 ●Carbine
Himyar 4
Domino 2
Command 1
Peter Pan 1 ✕4
Black Toney 2
Balladier 1
Colin 1
Ack Ack 1
Plaudit 1
Holy Bull 1
Hermit 3
Hampton 5
Bay Ronald 3
Dark Ronald 4
Son-in-Law 6 ✕0
Bosworth 1
Herbeger 4
Herold 1
Alchimist 0 ✕2
Surumu 1

検証

[編集]

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]

コメント

[編集]

系統の包含関係はこうなる。

エクリプス系
|(タッチストーン系)
||(オーランド系)
|||ヒムヤー系
||||(ドミノ系)
|||||(コマンド系)
||||||(ピーターパン系)
|||||||(ブラックトニー系)
||||||||(バラディヤー系)
||||||(コリン系)
|||||||(アクアク系)
||||(プローディト系)
|||||(ホーリーブル系)
||(Ithuriel)
|||(Musket)
||||(カーバイン系)
|||||(Spearmint)
||(ニューミンスター系)
|||ハンプトン系
||||(ベイロナルド系)
|||||ダークロナルド系
||||||サンインロー系
|||||||(ボスワース系)
||||||||エルバジェ系
||||||(ヘロルド系)
|||||||(Alchimist)
||||||||(ズルムー系)
|||||(バヤルド系)
||||||ゲインズバラ系
|||||||(ソラリオ系)
|||||||(トウルヌソル系)
|||||||(アーティスツプルーフ系)
||||||||(ファイントップ系)
|||||||ハイペリオン系
|||(ハーミット系)

つまり、マスケット/カーバイン・スペアミントの系統と、ハーミットの系統はエクリプス系まで遡り、Pot8os系のこれらの系統と、King Fergusの子孫である系統がいずれもエクリプス系ということになる。まあそういうルールなのでしょうがない。

Gainsborough系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Bayrdo 2
Gainsborough 5 ✕2
トウルヌソル 1
Artist's Proof 1
Fine Top 3
Hyperion 8
Owen Tudor 7 ✕1
Tudor Minstrel 1
Cadeaux Genereux 1
Rockefella 5 ✕2
Aureole 8 ✕3
Heliopolis 4
Stardust 3
Star Kingdom 2
Alibhai 5
Khaled 6
Aristophanes 4
Forli 1
Gulf Stream 2
Solario 2

検証

[編集]
  • 既存記事も含めて、ほとんど全ての系統で、概要やリンク元が不十分です。

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]

コメント

[編集]
  • ちょっと感想的なものを述べておくと、後で出てくるナスルーラ系、ネイティブダンサー系、セントサイモン系、ノーザンダンサー系などとの比較上、思ったよりずいぶんハイペリオンの子系統がオーソライズされているなあという感じです。選んだ文献の出版年との関係もあるのかなあとは思いましたが、実際には●の多くを1995年以降の出版物で稼いでおり、文献が古いというわけではないです。出版物での取り上げられ方として、「アメリカではカーレッド系とアリバイ系が、南米ではアリストファネス系が、豪州ではスターダスト系が、イギリスではオリオール系とロックフェラ系が、短距離界ではオーエンテューダー系が栄えた」というような形で登場するケースが多く、要するに「◯◯系」のアイデンティティが地域と結びついてはっきりしているというところに、●が多い原因を求めることができそうです。

Stockwell系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Stockwell 4
St.Albans 1
Rock Sand 2
Tracery 2
Doncaster 2
Bend Or 2
Ormonde 3
Orme 1
Flying Fox 1
Teddy 7
Sir Gallahad 1
Aethelstan 3
Bull Dog 1
Bull Lea 1
Asterus 1
Sun Teddy 0
Damascus 3
Orby 2
ダイオライト 1
The Boss 2
Whistler 1
Cyllene 3
Chateau Bouscaut 1
Pinza 1
ライジングフレーム 1
Phalaris 5

検証

[編集]

半数以上

[編集]

半数未満

[編集]
  • 3件はオーモンド系エゼルスタン系ダマスカス系サイリーン系
  • 単独立項されているがじゅうぶんな出典を確認できず、統合するのはオーム系。この記事は概要で「ほぼ使われない概念」だとされており、不必要な細分化に等しい。上位のオーモンド系が出典数3で、単独立項に準じる数が確認できているが、オーム系をオーモンド系で包含したとしても、現実的には確かにオーム以外の系統をまともに記述することは難しいだろう。実際には、テディ系+ダイオライト系+ザボス系=オーム系=オーモンド系のようになるはずで、このうちテディ系は別に独立記事になるのだから、結局のところオーモンド系=オーム系=ダイオライト系+ザボス系のようにはなってしまう。


コメント

[編集]

こうなる。

エクリプス系
|(Birdcatcher)
||(Rataplan系)
||ストックウェル系
|||(セントアルバンス系)
||||(ロックサンド系)
|||||(トレイサリー系)
|||(ドンカスター系)
||||(ベンドア系)
|||||オーモンド系
||||||(オーム系)
|||||||(フライングフォックス系)
||||||||テディ系
|||||||(オービィ系)
||||||||(ダイオライト系)
|||||||(ザボス系)
||||||||(ホイッスラー系)
|||||(サイリーン系)
||||||(シャトーブスコー系)
|||||||(ライジングフレーム系)
|||||||(ピンザ系)
||||||ファラリス系
||(Oxford系)
|||(Sterling系)
||||(Isonomy)
|||||(Isinglass)
||||||スウィンフォード系
|||||||ブランドフォード系
||||||||ブレニム系
|||||||(St.Germans系)

Native Dancer系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Sickle 2
Polynesian 3
Native Dancer 5
Dan Cupid 1
エタン 2
Sharpen Up 2
Raise a Native 4
Majestic Prince 1
Exclusive Native 1
Alydar 3
Mr.Prospector 5
Fappiano 1 ✕0
Unbridled 2
Woodman 2 ✕2
フォーティナイナー 2 ✕0
Kingmambo 2 ✕0
Miswaki 2
アフリート 2
Gone West 2
Gulch 1
Seeking the Gold 2
Machiavellian 2
Smart Strike 1
Fusaichi Pegasus 0

検証

[編集]

Phalaris系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Pharamond 3
Tom Fool 5
Buckpasser 0 ✕1
Manna 3 redirect
Fairway 7
Fair Trial 4 ✕1
Court Martial 2
Petition 2 ✕2
Palestine 2
Blue Peter 0 ✕0
Pharos 3 redirect
Pharis 2
Hard Sauce 0
Nearco 7
Dante 2 ✕5
Mossborough 0
Ballymoss 1

検証

[編集]

Northern Dancer系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Nearctic 5
Northern Dancer 5
Nijinsky 5
マルゼンスキー 1
Caerleon 1
ロイヤルアカデミー 1
Lomitas 1
Vice Regent 1
Deputy Minister 2 リダイレクト ◯↑
Lyphard 4
ダンシングブレーヴ 1 リダイレクト 1件のみ
リィフォー 1
ノーザンテースト 3
Danzig 4
デインヒル 2
Chief's Crown 2
Green Desert 2
Nureyev 3
Storm Bird 3 8
Storm Cat 3
Giant's Causeway 1
Sadler's Wells 4
Fairy King 1
Try My Best 1

検証

[編集]

Royal Charger系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Royal Charger 5
Turn-to 5
Best Turn 1
Cyane 1
First Landing 1
Hail to Reason 4
Hoist Away 1
Roberto 3
ブライアンズタイム 2
Halo 3
サンデーサイレンス 3
Devil's Bag 1
Saint Ballado 1
サザンヘイロー 1
Sir Gaylord 5 ✕4
Habitat 3
Sir Tristram 1

検証

[編集]

Nasrullah系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Nasrullah 7
Fleen Nasrullah 1
Indian Hemp 1
Nashua 1
Nasram 1
Grey Sovereign 7
Sovereign Path 1 ✕0
フォルティノ 3 10 ◯ 内容はかなりアレ
Caro 1
ゼダーン 3
Never Say Die 2 ✕1
Princely Gift 5
テスコボーイ 2
トウショウボーイ 1
ファバージ 1
トライバルチーフ 1
Red God 4 ✕0
Blushing Groom 4
Rainbow Quest 2
Cherokee Run 1
Candy Stripes 1
Never Bend 6
Riverman 4 リダイレクト ✕8
Mill Reef 3
ミルジョージ 1
Shirley Heights 1
ブレイヴェストローマン 1

検証

[編集]

Bold Ruler系

[編集]
馬名 登場数 記事 概要節 リンク元 馬記事 A B C D E F G H
文献の出版年 1949 1976 1982 1995 1998 2013 2010 2012
原語 GB JP JP USA JP JP JP JP
Bold Ruler 6
Blade 1
Chieftain 1
Plume Bold 1
Dewan 1
Top Command 1
Bold Commander 1
Boldnesian 1
Seattle Slew 2 ✕6
A.P.Indy 1
Super Concorde 1
Bold Bidder 2
What a Pleasure 2
Raja Baba 3
Secretariat 2
Our Hero 1
Irish Castle 1

検証

[編集]
  • 4以上をクリアしたのはボールドルーラー系のみ。
  • さすがにアメリカでの文献では子系統が多岐にわたるが、シアトルスルー系はアメリカにもなく、日本でも最近の文献で2件のみ。親のボールドネシアンでカウントしたとして、ボールドネシアン1、シアトルスルー2、エーピーインディ1、スプリームコンコード1となり、「ボールドネシアン系」でどうにかという感じ。
  • 子系統でいちばん知られているのはラジャババ系という結果はやや意外。