マンノウォー系
競走馬系統 |
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父系 |
ファミリーナンバー |
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44-51 (52-74・101-104) A1-37 (A38-39・a40-79) B1-26 C1-35 (c36-72) Ar1-2 P1-2 Ur1 (サラ系) |
マンノウォー系(マンノウォーけい、Man o' War Line)とは馬(主にサラブレッド)の父系(サイアーライン)の一つ。
概要
[編集]1917年にアメリカ合衆国で生まれたマンノウォーを祖としている父系である。
アメリカ三冠馬であるウォーアドミラルなどを出したが、ウォーアドミラルの系統は途絶えている。大きな影響を与えたのはウォーレリックであり、現在はレリック系とインテント系の2つのマンノウォー系統が残っている。
アメリカ合衆国においてインテントの曾孫世代にあたるリローンチが成功し大きな影響を与えた。リローンチの孫世代にあたるティズナウは史上初のブリーダーズカップ・クラシック連覇を達成するなど競走馬として大活躍し、種牡馬入り後も2005年にブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズを制したフォークロアを出している。ヨーロッパでは、インテントの曾孫世代にあたるノウンファクトがウォーニングとマークオブディスティンクションを出し、ウォーニングはディクタットを出すなどヨーロッパで成功を収め、ディクタットも種牡馬入り後G1馬を輩出している。さらにウォーニングは日本に輸入され、産駒のカルストンライトオとサニングデールが短距離GIを制すなど日本でも成功を収めた。
日本においてレリックとインテントを通じない系統は、持込馬の月友が1936年の繁殖入り後に東京優駿優勝馬3頭を含む現在のGI級競走優勝馬を輩出するなど大成功を収め、後継種牡馬を12頭も残しマンノウォー系の発展に大きな影響を与えたものの、月友の父系は途絶えている。しかし母系においては大きな影響力を残した。マンノウォーの孫世代で輸入されたリンボーも天皇賞(春)と宝塚記念に優勝したヒカルタカイなど11頭の後継種牡馬を残したがこちらも途絶えている。
流れ
[編集]サイアーライン
[編集]- Godolphin Arabian 1724
- Cade 1734
- Matchem 1748 ---←マッチェム系へ戻る
- Conductor 1767
- Trumpator 1782
- Sorcerer 1796
- Comus 1809
- Humphrey Clinker 1822
- Melbourne 1834
- West Australian 1850
- Australian 1858
- Spendthrift 1876
- Hastings 1893
- Fair Play 1905
- Man o' War 1917 ---↓マンノウォー系(改行)
- Fair Play 1905
- Hastings 1893
- Spendthrift 1876
- Australian 1858
- West Australian 1850
- Melbourne 1834
- Humphrey Clinker 1822
- Comus 1809
- Sorcerer 1796
- Trumpator 1782
- Conductor 1767
- Matchem 1748 ---←マッチェム系へ戻る
- Cade 1734
---↓マンノウォー系---
- Man o' War 1917
- American Flag 1922
- Flag Pole 1929
- Crusader 1923
- Broadside 1924
- Son o'Battle 1924
- Annapolis 1926
- Hard Tack 1926
- Seabiscuit 1933
- Mediterranean 1942
- Med Caval 1951
- Count Caval 1960
- Med Caval 1951
- Mediterranean 1942
- Seabiscuit 1933
- Boatswain 1929
- War Hero 1929
- Identify 1931
- 月友 1932 → カイソウ 1941
- War Admiral 1934 → Busher 1942、Busanda 1947
- *ブリッカバック Bric a Bac 1941
- フジノオー 1959
- War Jeep 1942
- Queen's Own 1951
- Be Sure Now 1943
- Father John 1955
- Wee Admiral 1943
- Henry B. Good 1954
- Grand Admiral 1944
- Ace Destroyer 1950
- Ace Destructor 1957
- Ace Jr. 1969
- Ace Destructor 1957
- Ace Destroyer 1950
- Mr. Busher 1946
- Beau Busher 1952
- Beauguerre 1954
- Great One 1956
- Doc Scott J. 1961
- Sure Fire 1973
- Sure to Fire 1981
- Rich Doctor 1977
- Sure Fire 1973
- Admiral Drake 1947
- Amber 1942
- Goody 1942
- Obermaat 1954
- Mistral 1942
- Le Vent 1948
- Amour Drake 1946
- L'Amiral 1947
- Phil Drake 1952
- *ディクタドレーク Dicta Drake 1958
- Great Captain 1949
- *リンボー Limbo 1949
- コウライオー 1960
- ドーナンイチ 1960
- ローヤルエース 1960
- ダイハチチカラ 1961(アア)
- ミユキオーザ 1961(アア)
- トキノエイユウ 1971(アア)
- ヒノデライデン 1976(アア)
- トルテツク 1962(アア)
- ヒカルタカイ 1964
- アズテツク 1965
- タケデンボー 1965
- グリンジエツト 1966
- ホウヨウヒカル 1967
- Parnassus 1950
- Admiral Vee 1952
- *ブリッカバック Bric a Bac 1941
- War Peril 1935
- War Relic 1938
- Warrior Son 1938
- Fairy Manhurst 1940
- Fair Elm 1953
- Terry Tone 1966
- Fair Elm 1953
- Free France 1941
- American Flag 1922
- サイアーライン上は全て種牡馬入りした馬。→印は牝馬、セン馬、非種牡馬の代表産駒。