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利用者:G-Sounds/ヒトが編集し閲覧する事を忘れない

「ヒトが編集し閲覧する事を忘れない」は、特にWikipedia日本語版のような表音文字と表意文字を併用する言語で書かれたWikipedia編集する際に、執筆者や編集者が心掛けると良いと考えられる事に関するG-Soundsの私論です。

要旨

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Wikipediaではbotによる編集も行われています。けれども、基本的にWikipediaは、ヒトが編集を行い、ヒトが読む百科事典です。

ですから、ヒトが読み易いソースにしておく事が大切です。

また、閲覧時もヒトが読み易いように書いておく事も大切です。その際に、Wikipedia日本語版の場合は、英語などとは異なり、基本的に分かち書きを行わないため、過度な平仮名の連続を避ける事が重要です。加えて、連続の内部リンクを避ける事、なども考えると良いでしょう。

本文

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編集に関する配慮

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ヒトは必ずミスを犯します。この事に出典など必要無いでしょう。ヒトは誰しも、必ずミスを経験してきたはずです。そのような特性を持つヒトにとって、Wikipediaの編集の際に、そのソースが見易く、理解し易い事は、ミスを防止する上でも重要です。

例えば、プログラミング言語のソースを御覧になった事はあるでしょうか?

コンパイルされた後は、ヒトが読むには向かない状態に変換されてしまいますけれども、その前のヒトがソースを書いていた段階では、適切に改行が行われていたり、必要ならば何らかの目印が付けられています。

Wikipediaでは、それを編集する主体がヒトであるはずなのに、ソースを見易くするための重要な手段の1つである「改行」を、ただ削除して回るだけの、無意味で、非生産的な編集が繰り返されています。

もちろん、文章の再編を行えば、段落が変わる場合もあるでしょうから、改行の箇所も変わり得るでしょう。しかし、そうでないならば、何か意味があってソースで、その場所を目立たせるために、改行が行われている可能性も考えた方が良いでしょう。

出典の付け方について

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以下の略記法を始め、それに類する略記法は、特別な場合を除いて、行わない事を薦めます。

  • <ref name="xxxxx" />

編集が繰り返されて、記事が長くなると、どこに、この出典の「本体」が書かれているのか、出典が付いている箇所の編集を行うたびに、いちいち解析する必要が出てくるためです。下手をすると、その煩わしさのため、出典を省略する編集者が出たり、編集を中止する編集者も出てくるかもしれません。そもそも、Wikipediaには字数制限も容量制限もありませんし、このような略記を使わなくとも、問題は起こりません。むしろ、略記を行うと、ソースの構文を複雑にするため、編集の手間が増えます。この理由で、この手の編集は、有害です。

もっとも「出典」節を設けて、そこに出典の「本体」を列挙しておく手間をかけた場合は、この限りではありません。したがって、もしも略記を行っていないソースを、略記した形に変更する場合には、こちらの形式に改める編集を行ってください。

== 出典 ==
<references>
<ref name="xxxxx">出典xxxxxの情報(出典の本体)
</ref>
<ref name="yyyyy">出典yyyyyの情報(出典の本体)
</ref>
<ref name="zzzzz">出典zzzzzの情報(出典の本体)
</ref>
<references/>

この形式に改めて、他の箇所で略記を行う分には、どこに出典の「本体」が有るのか明確で、かつ、この「出典」の節は、Wikipediaにおいて書く場所が決まっていますから、出典の「本体」を発見する事も容易です。もう、何度もソースの検索を行って、出典の「本体」を探し出す手間から解放されます。

閲覧に関する配慮

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文章読み上げsoftwareなどの関係で、振り仮名の略記はしないという点については、健常者が許容すべき事でしょう。

しかしながら、そのsoftwareの構文解析機能や先読み機能が低い事に気を使って、平仮名や片仮名を増やすという編集については、行うべきではありません。あくまでヒトが閲覧するための物がWikipediaだという事を、忘れてはなりません。

日本語の特性に関して

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英語でも、スペイン語でも、alphabetを主要な文字として使う言語は、分かち書きを必ず行います。これに対して日本語では、例えばファミコンのように平仮名と片仮名を用いる事はできても、漢字を用いる事が難しい場合などに、分かち書きを行う事はあっても、普通の日本語文では、分かち書きを行いません。この理由の1つは、漢字が混交するため、それが分かち書きと同様か、それ以上の読み易さを提供してくれるからです。

もし、この私論に漢字が使われていなかったら、ゾッとする位に、読み難いですね。

さらに漢字は基本的に表意文字であり、実は漢字が使用されている事が、意味の理解を助けている側面もあります。ですから、漢字を上手く混交させる事を基本とし、あまり平仮名を連続させない方が、日本語文は読み易くなります。

もちろん、何でもかんでも漢字を使えば良いという物ではありません。明らかに難読の部分は、固有名詞を除いて、漢字を避ける必要もあるでしょう。それに例えば「酷い様に」は「酷いざまに」と、まるで侮蔑語のように読めてしまうので、それを避けるという事も、1つの考え方でしょう。ついでに、日本語の表音文字は平仮名を基本にしていますので、片仮名を使うと目立つので、表音文字の片仮名も上手く混交させるという手も有ります。さらに、漢数字は算用数字を用いた方が、特に「一」を「1」とすれば「ー」や「-」などと見間違う可能性が無いので、熟語や固有名詞や特殊用語の場合を除いて、数字は算用数字を基本にした方が良いでしょう。しかし、それでも「漢字を上手く混交させる事を基本」とする事の大切さは、日本語文の読み易さの上では、ゆらぎません。

また、日本語は分かち書きを基本的に行わないため、読点などを適切に使用する事も大切です。

なお、読み易さを優先するならば、助詞と同じ平仮名の助詞以外での使用は、避けた方が良いかもしれません。

内部リンクに関して

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ソースを見なければ、同じ語に内部リンクしているように見える内部リンクなどは、避けた方が良いでしょう。詳細は、利用者:G-Sounds/内部リンクのあるべき姿#避けた方が良い内部リンクの仕方を御覧ください。

適切に節を設ける

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適切に節を作成する事も、記事の読み易さを向上させます。詳細は、利用者:G-Sounds/節を作ることは記事の成長を促進するを御覧ください。

略語の使用に関して

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略語は分野によって、全く同じ略語が、全く違う意味で用いられる場合があり、さらに、意味を曖昧にする場合もあります。ですから、略語の使用は避けた方が良いでしょう。

殊に、ある特定の狭い分野でしか通用しないような略語は、可能な限り使用しない事が大切です。

もちろん、例えばレーザーは略語と言えば略語ですが、これを元々の省略しない形で書いては、かえって読み難いでしょう。ですから、略語を避けるにしても、匙加減が必要な事は、言うまでもありません。あくまで、読み易さを優先してください。

ただし、その読み易さとは、専門家などのための読み易さでは、決してありません。この点だけは注意してください。高校生で充分に読み易いレベルを目指すと良いかもしれません。

例外

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Wikipediaは、あくまで百科事典です。ですから、例えば、文学に関した節であれば生物名であっても敢えて漢字を使う場合もあり得るでしょう。しかし基本的に、生物名は、片仮名か学名で書きます。その他にも、あくまで口語ではなく科学用語を優先させて、学術論文などの書き方を優先させる必要があります。

もちろん、判り易く書く事は重要ですが、さりとて、百科事典としての品位を保つ書き方をする事が必要だという事も、忘れないでください。

まとめ

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いずれにしても、Wikipediaはヒトが編集し、ヒトが読む物だという事を忘れずに、記事のソースも含めて、読み易くしておく事が、大切です。