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出羽ノ花好秀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出羽ノ花 好秀
出羽ノ花 好秀(1955年頃)
基礎情報
四股名 小山内 清三 → 大櫻 → 出羽ノ花 好秀
本名 小山内 清三
生年月日 (1928-11-01) 1928年11月1日
没年月日 (2011-03-03) 2011年3月3日(82歳没)
出身 青森県西津軽郡車力村(現在のつがる市
身長 176cm
体重 94kg
BMI 30.36
所属部屋 出羽海部屋
得意技 突っ張り、右四つ、寄り
成績
現在の番付 引退
最高位 西前頭13枚目
生涯戦歴 236勝204敗30休(34場所)
幕内戦歴 63勝72敗30休(11場所)
優勝 三段目優勝1回
データ
初土俵 1946年11月場所
入幕 1954年1月場所
引退 1957年3月場所
備考
2021年7月31日現在

出羽ノ花 好秀(でわのはな よしひで、1928年11月1日 - 2011年3月3日[1])は、青森県西津軽郡車力村(現、同県つがる市)出身で出羽海部屋に所属した大相撲力士。本名は小山内 清三(おさない せいぞう)。最高位は西前頭13枚目(1957年1月場所)。現役時代の体格は176cm、94kg。得意手は突っ張り、右四つ、寄り。

来歴・人物

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1946年に上京して角界入りし、同年11月、出羽海部屋から初土俵を踏んだ。

当初は本名や「大櫻」を名乗っていたが、幕下時代、同部屋の先輩(出羽ノ花國市)に因んだ「出羽ノ花」の四股名を襲名。

最盛期でも25貫(93キロ強)という軽量であったため、出世は早くはなかった。

1952年1月場所で十両昇進、1954年1月場所で新入幕を果たす。

その後は幕内下位と十両を何度か往復していたが、1957年1月場所では、自己最高位となる西前頭13枚目まで番付を上げた。

しかし、場所前より脊椎分離症に罹り、同場所から2場所連続して全休。

結局、そのまま廃業し、角界を去った。

廃業後は一時、出羽海部屋に戻り、マネジャーを務めていた(以降は東京都内で、喫茶店などを経営した)。

主な成績・記録

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  • 通算成績:236勝204敗30休 勝率.536
  • 幕内成績:63勝72敗30休 勝率.467
  • 現役在位:34場所
  • 幕内在位:11場所
  • 各段優勝
    • 三段目優勝:1回(1948年10月場所)

場所別成績

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出羽ノ花 好秀
春場所 三月場所 夏場所 秋場所
1946年
(昭和21年)
x x x (前相撲)
1947年
(昭和22年)
x x 東序ノ口2枚目
4–1 
東序二段3枚目
3–3 
1948年
(昭和23年)
x x 西三段目18枚目
5–1 
東三段目3枚目
優勝
5–1
1949年
(昭和24年)
東幕下12枚目
7–5 
x 東幕下5枚目
7–8 
西幕下6枚目
6–9 
1950年
(昭和25年)
西幕下12枚目
6–9 
x 西幕下15枚目
7–8 
西幕下18枚目
8–7 
1951年
(昭和26年)
東幕下16枚目
9–6 
x 東幕下12枚目
8–7 
東幕下8枚目
10–5 
1952年
(昭和27年)
西十両17枚目
5–10 
x 西幕下7枚目
8–7 
東幕下2枚目
7–8 
1953年
(昭和28年)
西幕下3枚目
10–5 
東十両16枚目
11–4 
東十両12枚目
11–4 
西十両6枚目
10–5 
1954年
(昭和29年)
西前頭19枚目
8–7 
東前頭18枚目
4–11 
東十両4枚目
10–5 
西前頭19枚目
7–8 
1955年
(昭和30年)
東前頭20枚目
4–11 
西十両2枚目
6–9 
西十両4枚目
10–5 
東前頭20枚目
8–7 
1956年
(昭和31年)
東前頭18枚目
7–8 
東前頭19枚目
7–8 
東前頭20枚目
9–6 
東前頭17枚目
9–6 
1957年
(昭和32年)
西前頭13枚目
休場[2]
0–0–15
西前頭23枚目
引退
0–0–15[3]
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績

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力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
東海 1 0 安念山 0 1 泉洋 3 1 岩風 0 1
大瀬川 0 3 大ノ浦 1 0 大昇 3 2 大蛇潟 1 2
甲斐ノ山 2 1 神生山 0 1 神錦 4 3 起雲山 0 2
北ノ洋 1 0 清恵波 5 1 鬼竜川 1 1 九州錦 1 0
国登 1 1 櫻國 1 2 潮錦 3 0 嶋錦 2 3
大天龍 1 1 楯甲 1 2 鶴ヶ嶺 0 2 輝昇 0 1
時錦 0 3 七ッ海 1 1 白龍山 5 0 緋縅 2 2
備州山 1 2 平鹿川 1 3 広瀬川 1 4 福ノ海 0 1
福ノ里 0 2 二瀬山 3 1 星甲 0 4 前ノ山(佐田岬) 1 0
三根山 0 1 宮錦 1 3 吉田川 0 1 芳野嶺 2 1
若瀬川 2 1 若羽黒 1 0 若葉山 1 1 若前田 1 1

改名歴

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  • 小山内 清三(おさない せいぞう、1947年6月場所-1948年10月場所)
  • 大櫻(おおざくら、1949年1月場所-1950年5月場所)
  • 出羽ノ花 好秀(でわのはな よしひで、1950年9月場所-1957年3月場所)

参考文献

[編集]

脚注

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  1. ^ 京須利敏・水野尚文『令和三年版 大相撲力士名鑑』(共同通信社) 135頁
  2. ^ 全身打撲により初日から全休
  3. ^ 脊髄分離症により初日から全休

関連項目

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