八木紀一郎
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マルクス経済[1] | |
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生誕 | 1947年2月11日(77歳) |
研究機関 | (機関)摂南大学 |
研究分野 |
進化経済学 制度経済学 オーストリア学派 |
母校 |
東京大学文学部(文学士) 名古屋大学(経済学修士・博士課程単位取得) |
学位 | 京都大学経済学博士 |
博士課程 指導教員 | 平田清明 |
八木 紀一郎(やぎ きいちろう、1947年2月11日 - )は、日本のマルクス経済学者。専門は、進化経済学・制度経済学・オーストリア学派。学位は、経済学博士(京都大学・論文博士・1989年)。京都大学名誉教授。元摂南大学学長。元経済理論学会代表幹事。
オーストリア学派研究の日本における第一人者であり、カール・メンガー、オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク、ヨーゼフ・シュンペーターなどを論じている。フリードリヒ・ハイエク全集(春秋社)の編集委員である。
略歴
[編集]- 1971年 東京大学文学部社会学科卒業(文学士)。名古屋大学大学院経済学研究科修士課程入学
- 1972年 文部省学生交流制度によりドイツ留学。(フライブルク大学・フランクフルト大学)(1974年まで)
- 1975年 名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了(経済学修士)
- 1978年 名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学(平田清明門下)、岡山大学経済学部講師。
- 1980年 同助教授
- 1981年 同教授
- 1984年 京都大学経済学部助教授(併任)
- 1985年 京都大学経済学部助教授(専任)
- 1988年 同教授
- 1989年 経済学博士(京都大学)『オーストリア経済思想史研究 -中欧(ハプスブルク)帝国と経済学者-』
- 2003年 経済学史学会代表幹事[2]
- 2009年 京都大学大学院経済学研究科長
- 2010年 同研究科長満了・京都大学定年退職・同大学名誉教授。摂南大学経済学部教授、経済学部長。経済理論学会代表幹事[3]
- 2015年 摂南大学学長(2019年退職)
2001年から2004年まで経済理論学会幹事、2010年から経済理論学会第12代代表幹事、2003年から2005年まで経済学史学会代表幹事、2003年から2006年まで進化経済学会副会長をそれぞれ務める。東京財団仮想制度研究所 (VCASI) フェローも務める。
著書
[編集]単著
[編集]- 『オーストリア経済思想史研究――中欧帝国と経済学者』(名古屋大学出版会、1988年)- 博士論文
- 『経済思想』(日本経済新聞社[日経ビジネス文庫]、1993年、日経文庫、2011年)
- 『近代日本の社会経済学』(筑摩書房、1999年)
- 『ウィーンの経済思想――メンガー兄弟から20世紀へ』(ミネルヴァ書房、2004年)
- 『社会経済学――資本主義を知る』(名古屋大学出版会、2006年)
- 『国境を越える市民社会地域に根ざす市民社会―現代政治経済学論集』(桜井書店、2017年)
- 『20世紀知的急進主義の軌跡―初期フランクフルト学派の社会科学者たち』(みすず書房、2021年)
共著
[編集]- (持田信樹・落合仁司・柳田辰雄・橘川武郎)『市場と国家』(木鐸社, 1992年)
- (中村達也・新村聡・井上義朗)『経済学の歴史――市場経済を読み解く』(有斐閣、2001年)
- (宇仁宏幸)『資本主義のしくみ』(ナツメ社、2003年)
編著
[編集]- 『社会経済体制の移行と進化』(シュプリンガー・フェアラーク東京、2003年)
- 『経済思想 (7) 経済思想のドイツ的伝統』(日本経済評論社、2006年)
共編著
[編集]- (平田清明・山田鋭夫)『現代市民社会の旋回』(昭和堂, 1987年)
- (大田一廣・鈴木信雄・高哲男)『経済思想史――社会認識の諸類型』(名古屋大学出版会, 1995年/新版、2006年)
- (真継隆)『社会経済学の視野と方法――ドイツと日本』(ミネルヴァ書房, 1996年)
- (住谷一彦)『歴史学派の世界』(日本経済評論社, 1998年)
- (山田鋭夫・千賀重義・野沢敏治)『復権する市民社会論――新しいソシエタル・パラダイム』(日本評論社、1998年)
- (森岡孝二・杉浦克己)『21世紀の経済社会を構想する――政治経済学の視点から』(桜井書店, 2001年)
- (若森章孝・清水耕一・長尾伸一)『EU経済統合の地域的次元――クロスボーダー・コーペレーションの最前線』(ミネルヴァ書房、2007年)
訳書
[編集]- カール・メンガー『一般理論経済学 (1・2)』(みすず書房、1982年-1984年)
- G・M・ホジソン『現代制度派経済学宣言』(名古屋大学出版会、1997年)
- カール・メンガー『国民経済学原理』(日本経済評論社、1999年)
- J・A・シュンペーター『資本主義は生きのびるか――経済社会学論集』(名古屋大学出版会、2001年)
脚注
[編集]外部リンク
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