女流立葵杯
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(会津中央病院・女流立葵杯から転送)
女流立葵杯 | |
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公式戦(女流棋戦) | |
正式名称 | 会津中央病院・女流立葵杯 |
旧棋戦名 | 会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦 |
概要 | |
主催 | 日本棋院 |
後援 | 毎日新聞社 |
協賛 | 一般財団法人温知会 |
協力 | 関西棋院、福島民報社、日本棋院福島県支部連合会 |
優勝賞金 | 700万円 |
挑戦手合 | 三番勝負 |
棋戦形式 | 8名による本戦トーナメントで挑戦者決定 |
持ち時間 |
本戦2時間 挑戦手合3時間 |
秒読み | 5分前より |
創設年 | 2014年 |
開催時期 |
本戦: 4-5月 挑戦手合: 6-7月 |
公式サイト | 女流立葵杯 日本棋院 |
記録 | |
現女流立葵杯 | 上野愛咲美(第10期) |
名誉称号 | 藤沢里菜(名誉女流立葵杯資格) |
最多優勝 | 藤沢里菜(6回) |
最長連覇 | 藤沢里菜(5連覇) |
女流立葵杯(じょりゅうたちあおいはい)は、囲碁の女流棋士による棋戦。協賛の一般財団法人温知会の運営する会津中央病院を冠する「会津中央病院・女流立葵杯」が正式名称となる。 第1回から第3回までは「会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦」であったが、第4回から「女流立葵杯」になった。挑戦手合の勝者は女流立葵杯のタイトル称号を得る。また5連覇により名誉女流立葵杯の資格を得る。
概要
[編集]女流立葵杯
女流囲碁トーナメント戦から棋戦名が変更されたが、回数は引き継ぐ。棋戦名は会津若松市の市花から採られた。前身の「女流囲碁トーナメント戦」は2日制の決勝一番勝負で行われていたが、女流立葵杯としては初回となる第4回は1日制の決勝三番勝負となり、第5期から挑戦手合三番勝負となった[1]。本戦は8名によるトーナメントで行われ、予選・本戦は持ち時間2時間、決勝は持ち時間各3時間。本戦残留・シード規定は女流タイトル者のみ[2]。本戦準決勝以降および挑戦手合は同市内の今昔亭で行われる。
将棋と異なり囲碁の棋戦では和服着用などの服装規定は無いか、立葵杯では挑戦者決定戦準決勝の前日に行われる前夜祭では和服姿で出席するのが通例となっている[3]。
女流囲碁トーナメント戦
青葉かおりが創設するためにプロデューサーとして奔走した[4]。2014年に創設され、本戦は8名によるトーナメントで行われ、予選・本戦の持ち時間は1時間(第5期以降2時間)、決勝の持ち時間は第2回までは5時間、第3回のみ6時間の2日制で行われた。女流棋戦としては賞金総額が最大であり[5]、封じ手のある2日制の棋戦もこれが唯一であった。
歴代優勝者
[編集]- △は先番
- 第1回から第3回までは2日制決勝一番勝負
- 第4回は1日制決勝三番勝負
- 第5期以降は挑戦手合三番勝負
- タイトル・段位は当時のもの
回 | 開催年 | 優勝 | 勝敗 | 準優勝 | 本戦出場棋士 | |||||
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第1回 | 2014年 | 藤沢里菜 | 1-0 | 奥田あや 三段△ |
謝依旻 女流名人 |
小山栄美 六段 |
加藤啓子 六段 |
万波奈穂 三段 |
石井茜 二段 |
王景怡 二段 |
第2回 | 2015年 | 王景怡 | 1-0 | 謝依旻 女流名人△ |
藤沢里菜 会津中央病院杯 |
桑原陽子 六段 |
加藤啓子 六段 |
鈴木歩 六段 |
石井茜 二段 |
金子真季 初段 |
第3回 | 2016年 | 謝依旻 | 1-0 | 青木喜久代 八段△ |
王景怡 会津中央病院杯 |
鈴木歩 七段 |
加藤朋子 六段 |
藤沢里菜 三段 |
金子真季 初段 |
稲葉かりん 初段 |
第4回 | 2017年 | 藤沢里菜 | ○●○ | 謝依旻 会津中央病院杯 |
向井千瑛 五段 |
巻幡多栄子 四段 |
万波奈穂 三段 |
奥田あや 三段 |
王景怡 二段 |
西山静佳 初段 |
期 | 開催年 | 女流立葵杯 | 勝敗 | 相手 | 本戦出場棋士 | ||||||
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第5期 | 2018年 | 藤沢里菜 | ●○○ | 謝依旻 女流本因坊 |
青木喜久代 八段 |
吉田美香 八段 |
加藤啓子 六段 |
向井千瑛 五段 |
田村千明 三段 |
石井茜 三段 |
星合志保 二段 |
第6期 | 2019年 | 藤沢里菜 | ○○ | 上野愛咲美 女流棋聖 |
万波奈穂 扇興杯 |
吉田美香 八段 |
鈴木歩 七段 |
謝依旻 六段 |
加藤啓子 六段 |
星合志保 二段 |
岩田紗絵加 初段 |
第7期 | 2020年 | 藤沢里菜 | ○○ | 鈴木歩 女流棋聖 |
加藤千笑 初段 |
王景怡 三段 |
謝依旻 六段 |
牛栄子 二段 |
奥田あや 四段 |
上野愛咲美 女流本因坊 |
岩田紗絵加 初段 |
第8期 | 2021年 | 藤沢里菜 | ○○ | 上野愛咲美 女流棋聖 |
仲邑菫 二段 |
小西和子 八段 |
鈴木歩 七段 |
牛栄子 三段 |
加藤千笑 二段 |
下坂美織 三段 |
奥田あや 四段 |
第9期 | 2022年 | 上野愛咲美 | ○●○ | 藤沢里菜 女流立葵杯 |
奥田あや 四段 |
鈴木歩 七段 |
木部夏生 二段 |
加藤千笑 二段 |
牛栄子 四段 |
辰己茜 三段 |
高雄茉莉 初段 |
第10期 | 2023年 | 上野愛咲美 | ●○○ | 藤沢里菜 女流本因坊 |
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第11期 | 2024年 | 上野愛咲美 | ○○ | 向井千瑛六段 |
記録
[編集]- 藤沢里菜が女流棋士史上最年少で当タイトルを獲得(15歳9か月)[6]した。また、藤沢は第4回-第8期にかけて5連覇を果たし、名誉女流立葵杯の名誉称号の資格を得た(名乗りは60歳に達するか引退時)[7]。
脚注
[編集]- ^ 第4回会津中央病院・女流立葵杯が開幕日本棋院 2017年1月16日
- ^ 第4回 会津中央病院・女流立葵杯日本棋院 2017年5月29日閲覧
- ^ 赤塚辰浩. “囲碁界初の和服対局実現 女流囲碁アマノ杯青龍戦12・7開催 藤沢里菜女流本因坊ら4人が対局 - 社会 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年11月1日閲覧。
- ^ 囲碁界のサラブレッド・藤沢里菜の優勝なるか ── 会津中央病院杯
- ^ 優勝賞金額の最大は、2015年創設の扇興杯
- ^ 藤沢里菜、最年少タイトル獲得
- ^ “藤沢女流立葵杯が5連覇で名誉称号獲得”. 産経ニュース (2021年6月19日). 2021年12月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 女流立葵杯 - 日本棋院
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