伊勢町 (名古屋市)
表示
伊勢町 | |
---|---|
北緯35度10分31.9秒 東経136度54分18.2秒 / 北緯35.175528度 東経136.905056度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
区 | 中区 |
町名廃止 | 1966年3月30日 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
ナンバープレート | 名古屋 |
伊勢町(いせまち)は、愛知県名古屋市中区にあった地名。現在の丸の内三丁目・錦三丁目の各一部に相当する。1丁目から5丁目が設定されていた[1]。
地理
[編集]名古屋市中区中央部に位置していた。東は京町4丁目・東魚町1丁目・梅枝町1丁目・大津町4丁目・東桜町1丁目、西は呉服町1丁目・京町3丁目・呉服町2丁目・西魚町3丁目・研屋町3丁目・桜町3丁目、南は宮町3丁目・4丁目、北は南外堀町9丁目・10丁目に接していた。
歴史
[編集]地名の由来
[編集]伊勢町の由来ははっきりしないが、練屋町は在清須時代に練屋・絹屋が多く住んでいたことから由来するとも、練飴屋が住んでいたことに由来するともいう[2]。
沿革
[編集]- 清洲越し以前には清須城下の町であり、城の西に伊勢町として所在したという[3]。また、練屋町も同様に城の西に所在した[4]。
- 慶長15年頃 - 清須越しにより、伊勢町筋の北端、京町筋から杉ノ町町筋までの2丁間の町として成立[3]。移転年月については、万治3年の火災の際に記録が焼失したために不明であるという[3]。また、練屋町はその南隣の杉ノ町筋から伝馬町筋までの2丁をいった[4]。
- 安永4年12月 - 伊勢町に住む料理人と芸子あがりの心中事件があったが、男性のみ死亡したという[2]。
- 明治4年9月29日 - 練屋町の全域を編入[1]。
- 1878年(明治11年) - 名古屋区成立に伴い、同区伊勢町となる[3]。
- 1889年(明治22年) - 名古屋市成立に伴い、同市伊勢町となる[3]。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 東区成立に伴い、同区伊勢町となる[1]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 栄区成立に伴い、同区伊勢町となる[1]。
- 1945年(昭和20年)11月3日 - 栄区廃止に伴い、中区伊勢町となる[1]。
- 1966年(昭和41年)3月30日 - 住居表示実施に伴い、伊勢町1~4丁目が丸の内三丁目、伊勢町4~5丁目が錦三丁目に編入され、消滅[1]。
人物
[編集]伊勢町
[編集]- 太田伝左衛門
- 惣町代
- 鍛冶屋与助
- 吉沢審一
- 女性初の黒帯を許された柔道家
練屋町
[編集]- 岡田徳右衛門
- 呉服物問屋経営[2]。
- 白木屋甚右衛門
- 京都二条通にある呉服物問屋井筒屋の支店経営[2]。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 有限会社平凡社地方資料センター 編『日本歴史地名大系第23巻 愛知県の地名』平凡社、1981年。ISBN 978-4582490237。
- 福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
脚注
[編集]関連項目
[編集]南外堀町9丁目・10丁目 | ||||
呉服町1丁目・京町3丁目・呉服町2丁目・西魚町3丁目・研屋町3丁目・桜町3丁目 | 京町4丁目・東魚町1丁目・梅枝町1丁目・大津町4丁目・東桜町1丁目 | |||
伊勢町 | ||||
宮町3丁目・4丁目 |