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七円定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
七円定理

幾何学における、七円定理(なな(しち)えんていり、英語: seven circles theorem)はユークリッド平面上の7つのに関する定理である。 6つの円O1,O2,O3,O4,O5,O6がそれぞれ隣り合う2つの円とそれぞれ接し、また6つの円すべてが1つの円O7と(内部または外部で)接しているとする。O7との接点と6つの円について反対の円(隣り合う円とも隣り合わない円)とO7の接点を結んだ直線延べ3本は共点である。1974年、EvelynとMoney-CouttsとTyrrellによって、初等幾何学的な証明が発見された。

証明

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スタンレー・ラビノヴィッツ(Stanley Rabinowitz)の6円が内部にある場合の証明を紹介する。

補題

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以下の補題を使用する。

・弦のチェバの定理:ある円のA1A4,A2A5,A3A6が一点Pで交わることと、A1A2A3A4A5A6 = A2A3A4A5A6A1が成り立つことは同値

円周角の定理三角形相似から

が成り立つので、辺々掛けて示される。

・中心をC1,C2半径r1,r2とする円O1,O2Mで外接し、また中心C、半径Rの円OとそれぞれA1A2で接するとき

が成立する。

A1M,A2Mと円Oの二つ目の交点をD,Eとする。C1A1M,△CA1Dは一つの角を共有し、また二等辺三角形なので、相似でC1M//CDが従う。同様に、C2M//CEが従い、C1,C2M共線よりD,C,Eは共線である。ところで円周角の定理と三角形の相似から、

である。D,C,Eの共線よりDEO直径であり、

と変形して、示される。

本題

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6円Oi , i={1,2,...,6}O7の接点をそれぞれAiとする。二つ目の補題より

なので、一つ目の補題より、A1A4,A2A5,A3A6は一点で交わる。

6つの円が外部にある場合は分母がR+riとなるだけで、同様に証明できる。

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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