リーチマイケル
秩父宮ラグビー場 (2021年2月27日撮影) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1988年10月7日(36歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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出身地 | ニュージーランド、クライストチャーチ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 190 cm (6 ft 3 in) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 105 kg (16 st 7 lb) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学校 | 札幌山の手高校 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大学 | 東海大学 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラグビーユニオンでの経歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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リーチ マイケル(英語: Michael Leitch, 1988年10月7日 - )は、ニュージーランド、クライストチャーチ出身のラグビーユニオン選手。2013年に日本に帰化した。ジャパンラグビーリーグワンの東芝ブレイブルーパス東京に所属。旧表記はマイケル・リーチ。
2014年から2021年まで日本代表のキャプテンを務め、ラグビーワールドカップ2015・2019での日本代表の躍進に貢献した。2024年から再び日本代表のキャプテンを務める。
プロフィール
[編集]- 父はニュージーランド出身のスコットランド系白人、母はフィジー出身。
- ポジションはフランカー、ナンバーエイト。
- 身長: 190 cm、体重: 105 kg
- 日本代表キャップは86(2024年7月13日現在)。
- 左利き。
- 家族は妻と一女、一男。
来歴
[編集]15歳の時にクライストチャーチのセント・ビーズ・カレッジから留学生として来日し、札幌山の手高校に入学[1]。高校3年間いずれの年も花園の全国大会に出場するも最高でも2回戦(2年時)までで敗退し全国レベルとの力の差を痛感する[2] 。同校卒業後は、東海大学体育学部へ進学し東海大学体育会ラグビーフットボール部に所属。2008年に開催されたラグビージュニア世界選手権に日本代表として出場。同年11月16日、アメリカ戦で日本代表として初キャップを獲得。東海大学3年時に第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会[3] で準優勝。大学4年の大学選手権でもベスト4をそれぞれ経験。東海大学卒業後、チームメイトの三上正貴と共に東芝ブレイブルーパスに加入。同年開催のワールドカップの日本代表に選出され、予選プール全4試合、フランカーとして出場。
2013年、スーパーラグビーの強豪チーフスに期限付き移籍すると発表したが[4]、同年2月に腕を骨折していることが判明[5] したため、後にチーフスとの契約を解除された。加えて、同年6月1日に行われたフィジー戦で足首を脱臼骨折[6] した。同年7月25日に法務省から帰化の認可が下りた[7] ことから、今後は「日本人プレーヤー」として活動することが可能になった。それに伴い登録表記をそれまでの「マイケル・リーチ」から現在の「リーチ マイケル」に変更。またこの年東芝で主将を務める。
2014年4月、エディー・ジョーンズヘッドコーチから日本代表キャプテンに指名された。アンドリュー・マコーミックに続き2人目のNZ出身キャプテンに就任。
2015年、チーフスに再加入[8]。また同年開催のワールドカップの代表に主将として選出された[9]。ラグビーの傍ら7月1日にはニュージーランドスタイルのカフェ「Cafe+64」をオープン[10][11]、名前は出身国ニュージーランドの国際電話の国番号に由来。
2016年はスーパーラグビー・チーフスでの怪我の影響等により日本代表を辞退した [12]。
2019年8月、ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出された[13]。10月、ラグビーワールドカップ日本代表のキャプテンとして[14]、チームを史上初のベスト8に導いた。 11月3日、東京都府中市より市民栄誉賞および市民スポーツ特別栄誉賞を贈られる。
2022年3月13日、ジャパンラグビーリーグワン2022第9節NECグリーンロケッツ東葛戦において先発出場しリーグ戦通算100試合出場(ジャパンラグビーリーグワンと前身のトップリーグ[15] との通算)を達成、試合後にピッチ上で家族と共に祝福された。
2023年7月22日、パシフィックネーションズシリーズのサモア代表戦[16] において、前半30分にハイタックルでレッドカードを取られ退場、日本代表チームは以後14人での苦戦となった[17][18]。レッドカード退場は人生初[19]。7月27日、ワールドラグビーは3試合の出場停止処分の判定を行った[20][21] が翌8月出場停止は2試合に軽減された[22]。同年8月15日、四大会連続でラグビーワールドカップ2023フランス大会の日本代表登録メンバーに選出され[23]プール戦全4試合で先発出場した。
2023年11月、所属する東芝ブレイブルーパス東京において2013年以来2度目となる主将を務める事が発表された[24]。2度目の主将として臨んだジャパンラグビーリーグワン2023-24シーズンではリーグ戦序盤からリーグトップクラスのタックル数でチームを牽引、リーグ戦中盤に負傷し一時離脱するも終盤に復帰。リーグ戦2位で出場したプレーオフトーナメントを勝ち抜き見事チームをジャパンラグビーリーグワン初制覇に導き、プレーオフ決勝戦の試合後にチームメイトにより胴上げされた。
2024年5月30日、2度目のHC就任となったエディ・ジョーンズ率いる新生日本代表に選出され6月20日には2021年以来となる代表チームの主将を務める事が発表された。同年は6月から7月までの計3戦のテストマッチに出場し(8月以降は休養目的やコンディション都合で代表から離脱)7月14日の対ジョージア代表戦では初めて日本代表としてLOのポジションで先発出場した。
テレビ出演
[編集]- 行列のできる法律相談所(2015年9月13日、日本テレビ)
- グッと!スポーツ「強くて優しい男 ラグビー リーチマイケル」(2016年11月1日、NHK総合)
- モヤモヤさまぁ〜ず2(2017年12月24日、テレビ東京) - Cafe+64のオーナーとして出演。
- 情熱大陸(2019年9月22日、毎日放送)
- 炎の体育会TV(2022年3月5日、TBSテレビ)
CM
[編集]- オエノンホールディングス『ビッグマン』(2016年 - )
- 大正製薬『リポビタンD』「日本への熱き想い」篇(2019年)
- ソフトバンクテレビCMシリーズ『青春放題』篇(2019年12月6日 - )
- キリンビール『本麒麟』(2019年12月17日 - )
- 東芝エレベータ 『ラグビー』編*東芝ブレイブルーパスのチームメイトと共に出演(2021年11月6日 - )[25]
- ガーミン FENIX「ガーミンで勝つ」篇 (2022年12月2日-)[26]
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ マイケル・リーチ(東芝)がスーパー15・チーフスに期限付き移籍! - J SPORTS ワールドラグビーナヴィ 2013年1月17日付
- ^ リーチ・マイケルが伝えたい花園の記憶「強くなるのは自分の責任」 連載:高校ラグビー100回記念特集 〜俺たちの花園〜 Sports Navi 2020年12月21日
- ^ 決勝戦:帝京大学 対 東海大学 - 日本ラグビーフットボール協会
- ^ 東芝ブレイブルーパス、マイケル・リーチ選手がチーフスへ期限付き移籍 - ジャパンラグビートップリーグ 2013年1月16日付
- ^ 2013年2月16日付における自身のツイッター
- ^ リーチが足首を脱臼骨折、秋まで長期離脱 - サンケイスポーツ 2013年6月5日付
- ^ リーチが日本国籍取得「すごくうれしい」 - サンケイスポーツ 2013年8月17日付
- ^ 日本代表主将リーチがチーフス入り! スーパーラグビー再挑戦へ - ラグビー共和国
- ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2015」最終登録メンバー - 日本ラグビーフットボール協会
- ^ リーチ・マイケル 日本代表とカフェの“二刀流”に挑戦! - スポーツニッポン 2015年7月7日付
- ^ “リーチ主将は大のコーヒー好き!カフェも出店、NZ進出も視野”. スポーツニッポン. (2015年10月1日) 2015年10月4日閲覧。
- ^ リーチ マイケル激白。2016年は「あの状態でやったら引退していた」 【ラグビー旬な一問一答】2018年10月18日
- ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ . 日本ラグビーフットボール協会(2019年8月29日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ “ラグビー代表パレード 歩いてファンに感謝”. 日刊スポーツ (2019年12月11日). 2019年12月12日閲覧。
- ^ リーグ戦とプレーオフトーナメント及び順位決定トーナメントのみの出場数であり、カップ戦や2016年度までの日本選手権出場数は含まない
- ^ “リポビタンDチャレンジカップ2023 キックオフ時間決定のお知らせ”. JRFU. 2023年5月10日閲覧。
- ^ “【ラグビー】日本代表、W杯前哨戦サモアに敗戦 リーチ・マイケル危険なタックルで一発退場(日刊スポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2023年7月22日閲覧。
- ^ “日本代表がW杯で対戦するサモア代表に惜敗 リーチ・マイケルが代表79試合目で初の退場”. スポーツ報知 (2023年7月22日). 2023年7月22日閲覧。
- ^ “ラグビー日本代表リーチ・マイケルが3試合出場停止 22日サモア戦で人生初のレッドカード - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年7月27日閲覧。
- ^ “日本代表 リーチ マイケル選手出場停止処分のお知らせ”. JRFU. 2023年7月28日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “Independent disciplinary update: Michael Leitch (Japan) | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2023年7月27日閲覧。
- ^ (8/11更新)日本代表 リーチ マイケル選手出場停止処分のお知らせ 日本ラグビーフットボール協会
- ^ ラグビーワールドカップ2023フランス大会 日本代表登録メンバーのお知らせ 日本ラグビーフットボール協会2023.8.15
- ^ 東芝ブレイブルーパス東京、2023-24シーズン キャプテンおよびチームスローガン発表 東芝ブレイブルーパス東京公式HP 2023年11月16日
- ^ 東芝エレベータ(株)動画・CMライブラリー
- ^ ガーミンジャパン(株)プレスリリース
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 東芝ブレイブルーパス東京 選手・スタッフ
- ラグビーワールドカップ2015日本代表 リーチ マイケル
- 公式サイト
- マネジメント会社
- マイケル リーチ (@g_leitch) - X(旧Twitter)
- Michael Leitch (@michael_leitch) - Instagram
- Michael Leitch Rugby Union
- 帰化日本人のラグビーユニオン選手
- 日本のラグビーユニオン選手
- ラグビー日本代表選手
- ラグビーワールドカップ日本代表選手
- ラグビーワールドカップ2011出場選手
- ラグビーワールドカップ2015出場選手
- ラグビーワールドカップ2019出場選手
- ラグビーワールドカップ2023出場選手
- アジア競技大会ラグビー日本代表選手
- 日本のアジア競技大会金メダリスト
- 東芝ブレイブルーパス東京及びその前身チームの選手
- チーフスの選手
- サンウルブズの選手
- 東海大学体育会ラグビーフットボール部の選手
- 札幌山の手高等学校出身のラグビー選手
- ニュージーランド系日本人のラグビーユニオン選手
- スコットランド系日本人
- イギリス系日本人のスポーツ選手
- フィジー系日本人
- クライストチャーチ出身の人物
- 1988年生
- 存命人物
- 7人制ラグビー日本代表選手