ラヴ・ガン
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『ラヴ・ガン』 | ||||
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キッス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | レコード・プラント・スタジオ(ニューヨーク) | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
カサブランカ ビクター音楽産業(初版/LP) ポリスター(再発/LP) ユニバーサルミュージック(現行盤/CD) | |||
プロデュース | キッス、エディ・クレイマー | |||
チャート最高順位 | ||||
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キッス アルバム 年表 | ||||
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ライブ映像 | ||||
Christeen Sixteen - YouTube (「KISS Rock Vegas」・2014年11月) |
『ラヴ・ガン』(Love Gun)は、キッスが1977年に発表した6枚目のスタジオ・アルバムである。
概要
[編集]1975年の『地獄の狂獣 キッス・ライヴ』、前作『地獄のロックファイアー』(1977年)を手がけたエディ・クレイマーが三たびプロデューサーに迎えられ、前作の方向性をさらに推し進めた荒々しいロックンロール・ナンバーを満載にしたアルバム。
当時、おりしもイギリスで吹き荒れていたパンク・ロック旋風にメンバー、特にジーン・シモンズが関心を持ち、アルバムタイトルはパンク・バンドの代表格「セックス・ピストルズ」に対する敬意を表わしたものと言われている[注釈 1]。
タイトル曲「ラヴ・ガン」を初め「愛の謀略」や「クリスティーン・シックスティーン」[1]など、ライヴで定番になった曲を収録。「ショック・ミー」では作者でリード・ギタリストのエース・フレーリーが初めてリード・ヴォーカルを担当した。
全米ビルボード・アルバム・チャート4位を記録。プラチナ・ディスクを獲得した。
本作はオリジナル・ドラマーのピーター・クリスが全面参加した最後のスタジオ・アルバムになった[注釈 2]。
収録曲
[編集]- Side 1
- 愛の謀略 - I Stole Your Love [3:04] 作詞/作曲:ポール・スタンレー
- リード・ヴォーカルはポール・スタンレー。最初のギター・ソロはスタンレー、二回目のギター・ソロはフレーリーによる。
- 本作発表後のツアーのオープニングに演奏された、アップテンポのハードロック。
- クリスティーン・シックスティーン - Christine Sixteen [3:12] 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
- リード・ヴォーカルはシモンズ。リズム・ギターはシモンズ、ピアノはプロデューサーのクレイマーによる。
- ガット・ラヴ・フォー・セール - Got Love For Sale [3:28] 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
- 前曲同様、リード・ヴォーカルとリズム・ギターはシモンズ。
- ショック・ミー - Shock Me [3:47] 作詞/作曲:エース・フレーリー
- フレーリーがリード・ヴォーカルを担当した初の公式録音作品。中盤の彼のギターソロはオーヴァー・ダビングにより非常に分厚い複雑なものになっている。
- フレーリーが'76年12月のフロリダ公演で起こった自分の感電事故を題材に書いた。
- トゥモロー・アンド・トゥナイト - Tomorrow and Tonight [3:38] 作詞/作曲:ポール・スタンレー
- リード・ヴォーカルはスタンレー。
- Side 2
- ラヴ・ガン - Love Gun [3:16] 作詞/作曲:ポール・スタンレー
- リード・ヴォーカルはスタンレー。ベースの演奏もスタンレーによる。
- マシンガンの発射音を模したイントロのシャッフル・ナンバー。殆ど全てのツアーで演奏される代表曲だが、ヒットチャートでは最高61位[2]と意外なほど上がらなかった。
- ヒューリガン - Hooligan [2:58] 作詞/作曲:ピーター・クリス、スタン・ペンリッジ
- リード・ヴォーカルはクリス。
- 歌詞は自分の不良少年時代を反映させている。
- オールモスト・ヒューマン - Almost Human [2:48] 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
- リード・ヴォーカルはシモンズ。
- プラスター・キャスター - Plaster Caster [3:25] 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
- リード・ヴォーカルはシモンズ。
- 愛が薄れていく様子を固まっていく膏薬に例えている。
- ゼン・シー・キスド・ミー - Then She Kissed Me [3:01] 作詞/作曲:ジェフ・バリー、エリー・グリニッチ、フィル・スペクター
ツアー
[編集]本作発表後のツアーの同年9月2日のヒューストン公演の映像が、2006年に発表された編集DVD"Kissology: The Ultimate Kiss Collection Vol. 1 1974-1977"に"The Summit Houston, TX 9/2/77"として収録された[3]。
- 愛の謀略(I Stole Your Love)
- 燃える欲情(Take Me)
- 熱きレディス・ルーム(Ladies Room)
- ファイヤー・ハウス(Firehouse)
- ラヴ・ガン(Love Gun)
- フーリガン(Hooligan)
- 果てしなきロックファイアー(Makin' Love)
- クリスティーン・シックスティーン(Chiristine Sixteen)
- ショック・ミー(Shock Me)
- いかすぜあの娘(I Want You)
- 悪魔のドクター・ラヴ(Calling Dr. Love)
- 狂気の叫び(Shout It Out Loud)
- 雷神(God Of Thunder)
- ロックン・ロール・オール・ナイト(Rock And Roll All Nite)
- デトロイト・ロック・シティ(Detroit Rock City)
- ベス(Beth)
- ブラック・ダイヤモンド(Black Diamond)
1978年3月下旬には2度目の日本公演が行なわれ、日本武道館で東京公演が5回開催された。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “www.billboard.com”. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “www.billboard.com”. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “Discogs”. 2024年12月25日閲覧。