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キッス・ファースト 地獄からの使者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『地獄からの使者』
キッススタジオ・アルバム
リリース
録音 Bell Sound Studios,
ニューヨーク
1973年10月 - 11月
ジャンル ハードロックショック・ロック英語版
時間
レーベル カサブランカ
プロデュース ケニー・カーナー and
リッチー・ワイズ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 84位 (Japan)
  • 38位 (New Zealand)
  • 87位 (U.S.)
  • キッス アルバム 年表
    Kiss
    (1974)
    地獄のさけび
    (1974)
    テンプレートを表示

    キッス・ファースト 地獄からの使者 (KISS) とは、1974年に発売されたキッスのデビューアルバムである。原題は「KISS」。

    アルバムジャケットは、ビートルズのセカンドアルバムのパロディ。本作の発売に先駆け、アメリカ国内で小規模なツアーを行った。発売当初は、ホラー的なジャケットが影響して色物系バンドとして扱われ、売上は今一つだったが、2年後にゴールド・ディスクを記録した。収録曲の殆どは、現在もライヴで演奏されている。

    収録曲

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    ※()内は原題

    1. ストラッター(STRUTTER) 作詞/作曲:ポール・スタンレージーン・シモンズ
      リードヴォーカルはスタンレー。
    2. ナッシング・トゥ・ルーズ(NOTHIN' TO LOSE) 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
      リードヴォーカルはシモンズ。
    3. ファイヤーハウス(FIREHOUSE) 作詞/作曲:ポール・スタンレー
      リードヴォーカルはスタンレー。ステージでは最後にシモンズが口にエーテルを含み松明で火を吹く。初期の頃は、スタンレーは消防士のヘルメットを被って演奏していた。
    4. コールド・ジン(COLD GIN) 作詞/作曲:エース・フレーリー
      この音源ではシモンズ単独のヴォーカルだが、フレーリー復帰期は2番目からフレーリーがヴォーカルを執っていた。
    5. レット・ミー・ノウ(LET ME KNOW) 作詞/作曲:ポール・スタンレー
      リードヴォーカルはスタンレーとシモンズ。元々のタイトルはサンデー・ドライバー(Sunday Driver)であり、ポールが初めてジーンに会った時に披露した曲。
    6. キッシン・タイム(KISSIN' TIME) 作詞/作曲:カル・マン、バーニー・ロウ
      ボーカルはスタンレー、シモンズ、クリス。オリジナルはボビー・ライデルのオールディーズ・ナンバーで、プロモーション用に短期間で録音されており、メンバー内の評価は低く、ステージで演奏される事は滅多に無い。初回プレス時には収録されておらず、追加分から収録された。
    7. ジュース(DEUCE) 作詞/作曲:ジーン・シモンズ
      リードヴォーカルはシモンズ。初期のステージではオープニングで演奏される事が多かった。本作収録版は、ライヴ・テイクと最もかけ離れた印象を与える。
    8. キッスのテーマ(LOVE THEME FROM KISS) 作詞/作曲:ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリス
      インスト曲。ごく初期のステージでは、この曲も含めて「アクロバット(Acrobat)」として演奏されていた。ちなみに「アクロバット」は未発表曲扱いである(後にCDボックス・セットと、DVD「キッソロジー」に収録された)。
    9. 10万年の彼方(100,000 YEARS) 作詞/作曲:ポール・スタンレー、ジーン・シモンズ
      リードヴォーカルはスタンレー。初期のステージではクリスのドラムソロが入る(現在はポールによる煽り)。
    10. ブラック・ダイヤモンド(BLACK DIAMOND) 作詞/作曲:ポール・スタンレー
      イントロのヴォーカルはスタンレー、本編のヴォーカルはクリス。歴代のキッスのドラマーは必ず歌う曲。ライブでは終盤の見せ場のひとつである場合が多かった。

    外部リンク

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