メイビー (競走馬)
メイビー | ||||||
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マイケル・テイバーの勝負服 | ||||||
欧字表記 | Maybe[1] | |||||
品種 | サラブレッド | |||||
性別 | 牝 | |||||
毛色 | 鹿毛 | |||||
生誕 | 2009年2月9日(15歳) | |||||
父 | Galileo | |||||
母 | Sumora | |||||
母の父 | デインヒル | |||||
生国 | アイルランド | |||||
生産者 | Epona Bloodstock Ltd | |||||
馬主 | Michael Tabor & Derrick Smith & Mrs John Magnier[2] | |||||
調教師 | エイダン・オブライエン(アイルランド)[2] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 9戦5勝 | |||||
獲得賞金 | 314772.28ユーロ[3] | |||||
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メイビー(英:Maybe[1])は、アイルランドの競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2011年のモイグレアスタッドステークス(GI)。同年のカルティエ賞最優秀2歳牝馬[4]。
日本産馬として初のイギリスクラシック制覇を成し遂げたサクソンウォリアーの母である[2]。
競走馬時代
[編集]アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎に所属し、2011年5月にデビュー勝ちを飾る。以後、チェシャムステークス(リステッド)、シルヴァーフラッシュステークス(GIII)、デビュータントステークス(GII)、モイグレアスタッドステークス (GI)と無傷の5連勝を達成する[3]。この活躍が評価され、カルティエ賞最優秀2歳牝馬に選出された[4]。
3歳シーズン初戦の英1000ギニー(GI)で3着に敗れ、初の敗戦を喫する。以後、英オークス(GI)5着、ファルマスステークス(GI)5着、メイトロンステークス(GI)8着と2歳時の輝きは取り戻せないまま現役を引退した[3]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Irish Racing.com[3]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2011. 5.11 | ナース | 未勝利 | 芝6f | 1着 | C.オドノヒュー | 4馬身1/2 | (Princess Sinead) | |
6.18 | アスコット | チェシャムステークス | 芝7f | 1着 | R.ムーア | 2馬身1/4 | (Fort Bastion) | |
7.14 | レパーズタウン | シルバーフラッシュステークス | G3 | 芝7f | 1着 | J.オブライエン | クビ | (La Collina) |
8. 7 | カラ | デビュタントステークス | G2 | 芝87 | 1着 | J.オブライエン | 2馬身1/2 | (Yellow Rosebud) |
8.28 | カラ | モイグレアスタッドステークス | G1 | 芝7f | 1着 | J.オブライエン | 1馬身3/4 | (Fire Lily) |
2012. 5. 6 | ニューマーケット | 英1000ギニー | G1 | 芝8f | 3着 | J.オブライエン | 10馬身 | Homecoming Queen |
6. 1 | エプソム | 英オークス | G1 | 芝12f | 5着 | J.オブライエン | 3馬身3/4 | Was |
7.13 | ニューマーケット | ファルマスステークス | G1 | 芝8f | 5着 | R.ムーア | 5馬身1/4 | Giofra |
9. 8 | レパーズタウン | メイトロンステークス | G1 | 芝8f | 8着 | J.オブライエン | 10.31馬身 | Chachamaidee |
繁殖牝馬時代
[編集]引退後はクールモア所有の繁殖牝馬となり、ディープインパクトとの交配のために日本のノーザンファームに渡った。2014年に初仔となる牝馬[注 1]、2015年に牡馬(サクソンウォリアー)を出産している。同年にもディープインパクトと交配しているが不受胎となっている[6]。
2番仔のサクソンウォリアーは離乳後の2015年10月にアイルランドに渡り[7]、母と同じエイダン・オブライエン厩舎から2017年にデビュー。翌2018年5月には無傷の4連勝で英2000ギニーを制覇し、日本産馬として初のイギリスクラシック制覇を果たした[8]。
2020年にも父ディープインパクトの牡馬を出産し、ドラムロールと名付けられている[9]。
血統表
[編集]メイビーの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 |
[§ 2] | ||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta | Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Sumora 2002 鹿毛 |
*デインヒル 1986 鹿毛 |
Danzig | Northern Dancer | |
Pas de Nom | ||||
Razyana | His Majesty | |||
Spring Adieu | ||||
母の母 Rain Flower1997 栗毛 |
Indian Ridge | Ahonoora | ||
Hillbrow | ||||
Rose of Jericho | Alleged | |||
Rose Red | ||||
母系(F-No.) | 1号族(FN:1-t) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer3×4×5=21.88%、Natalma4×5×5=12.50%、Buckpasser5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
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脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b メイビー|JBISサーチ(JBIS-Search)
- ^ a b c Maybe | Race Record & Form Racing Post. 2018年5月8日閲覧
- ^ a b c d Form and Entries for Horse Maybe (IRE). irishracing.com. 2018年5月8日閲覧
- ^ a b Frankel crowned Horse Of The Year. ESPN. 2018年5月8日閲覧
- ^ パフレンコ|JBISサーチ(JBIS-Search). 2018年5月8日閲覧
- ^ 繁殖牝馬情報:牝系情報|メイビー(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search). 2018年5月8日閲覧
- ^ 合田直弘. ディープインパクト産駒サクソンウォリアーが愛G2制し2018年英ダービー1番人気に. netkeiba.com(2017年9月25日付). 2018年5月8日閲覧
- ^ 日本産馬初!サクソンウォリアー、英クラシック制覇. サンケイスポーツ(2018年5月6日付). 2018年5月8日閲覧
- ^ “ディープインパクト産駒“最後の傑作候補”の活躍に期待 - スポニチ競馬Web”. keiba.sponichi.co.jp. 2022年7月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post