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マーク・ロレッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーク・ロレッタ
Mark Loretta
ロサンゼルス・ドジャースでの現役時代
(2009年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンタモニカ
生年月日 (1971-08-14) 1971年8月14日(53歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
プロ入り 1993年 MLBドラフト7巡目
初出場 1995年9月4日
最終出場 2009年10月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴

マーク・デビッド・ロレッタMark David Loretta, 1971年8月14日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンタモニカ出身の元プロ野球選手内野手)、野球指導者。右投右打。

経歴

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1993年MLBドラフト7巡目(全体207位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。

1995年9月4日にメジャーデビュー。

2002年8月31日にキース・ジンター英語版ウェイン・フランクリン英語版とのトレードで、金銭と共にヒューストン・アストロズへ移籍した。同年10月28日にFAとなり、12月16日にサンディエゴ・パドレスへ移籍した。

2003年から2005年は、パドレスでまずまずの成績を残す。

自己最高のシーズンは2004年で、1997年トニー・グウィン以来、パドレス史上2人目となる200安打以上、打率.335を記録し、シルバースラッガー賞を受賞した。

2005年は、5月に一塁ベースにヘッドスライディングを試みた際に、左手の親指を負傷。故障者リスト入りのために53試合も欠場し、長期離脱を余儀なくされた。終盤戦には、本来の2番からリードオフマンに抜擢されたものの、結局、パドレス移籍後最少となる105試合の出場に留まった。故障による欠場の影響もあり、2年連続打率3割以上&2桁本塁打をストップさせてしまうなど、打撃成績が自己ベストだった昨季から軒並み下がってしまった。ちなみに、この年、2002年のブルワーズ在籍時以来となる三塁守備に就いた(1試合、1イニング)。同年オフにFAとなり、1年325万ドルでボストン・レッドソックスへ移籍した。

ボストン・レッドソックス時代
(2006年7月6日)

2006年は、前年途中にマーク・ベルホーンを放出して以来の正二塁手として活躍。主に2番打者を務め、4月こそ不調だったものの、その後は安定した打撃を披露。特にライバル球団のニューヨーク・ヤンキース戦では、81打数31安打と打ちまくった。また、8月には病気を患ったケビン・ユーキリスの代わりに、4年ぶりに一塁手としてもプレー。同年オフにFAとなり、再び古巣のアストロズへ移籍した。

ヒューストン・アストロズ時代
(2008年4月9日)

2007年は控えの内野手としてプレーすることとなった。

2007年開幕の時点では、ロレッタは内野の控え選手としての位置づけであった。しかし、この年で引退するクレイグ・ビジオの衰え、中堅どころのモーガン・エンスバーグクリス・バークの不振、アダム・エバレットの骨折による長期離脱などにより、日替わりでポジションを代えて出場を続けることとなった。

2008年12月、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。

2009年シーズン終了後に引退を表明し、パドレスの球団特別補佐に就任した[1]

2012年第3回WBC予選のイスラエル代表のコーチに抜擢された。

2015年11月には、現役選手のコリン・レイブランドン・マウラーらと共に野球教室開催のために来日し、高知県を訪れている[2]

2019年よりシカゴ・カブスベンチコーチに就任する[3]も、1年で退任した。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1995 MIL 19 56 50 13 13 3 0 1 19 3 1 1 1 0 4 0 1 7 1 .260 .327 .380 .707
1996 73 170 154 20 43 3 0 1 49 13 2 1 2 0 14 0 0 15 7 .279 .339 .318 .657
1997 132 482 418 56 120 17 5 5 162 47 5 5 5 10 47 2 2 60 15 .287 .354 .388 .742
1998 140 491 434 55 137 29 0 6 184 54 9 6 4 4 42 1 7 47 14 .316 .382 .424 .806
1999 153 664 587 93 170 34 5 5 229 67 4 1 9 6 52 1 10 59 14 .290 .354 .390 .744
2000 91 399 352 49 99 21 1 7 143 40 0 3 8 1 37 2 1 38 9 .281 .350 .406 .756
2001 102 429 384 40 111 14 2 2 135 29 1 2 7 3 28 0 7 46 6 .289 .346 .352 .698
2002 86 252 217 23 58 14 0 2 78 19 0 0 6 1 23 1 5 32 6 .267 .350 .359 .709
HOU 21 77 66 10 28 4 0 2 38 8 1 1 0 2 9 0 0 5 1 .424 .481 .576 1.057
'02計 107 329 283 33 86 18 0 4 116 27 1 1 6 3 32 1 5 37 7 .304 .381 .410 .791
2003 SD 154 653 589 74 185 28 4 13 260 72 5 4 3 4 54 2 3 62 17 .314 .372 .441 .813
2004 154 707 620 108 208 47 2 16 307 76 5 3 4 16 58 3 9 45 10 .335 .391 .495 .886
2005 105 463 404 54 113 16 1 3 140 38 8 4 2 4 45 4 8 34 11 .280 .360 .347 .707
2006 BOS 155 703 635 75 181 33 0 5 229 59 4 1 2 5 49 1 12 63 16 .285 .345 .361 .706
2007 HOU 133 511 460 52 132 23 2 4 171 41 1 2 3 1 44 0 3 41 15 .287 .352 .372 .724
2008 101 297 261 27 73 15 0 4 100 38 0 0 0 5 29 1 2 30 9 .280 .350 .383 .733
2009 LAD 107 204 181 19 42 8 0 0 50 25 1 1 0 2 20 2 1 21 6 .232 .309 .276 .585
MLB:15年 1726 6558 5812 768 1713 309 22 76 2294 629 47 35 56 64 555 20 71 605 157 .295 .360 .395 .754
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別投手成績

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W
H
I
P
2001 MIL 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 1 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0.00 2.00
2009 LAD 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 2 0.1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0.00 0.00
MLB:2年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 7 1.1 1 0 1 0 1 2 0 0 0 0 0.00 1.50

年度別守備成績

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投手(P)












2001 MIL 1 0 0 0 0 ----
2009 LAD 1 0 0 0 0 ----
MLB 2 0 0 0 0 ----
内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































1995 MIL - 4 5 9 0 2 1.000 - 13 13 33 1 5 .979
1996 - 28 32 61 1 13 .989 23 9 23 0 4 1.000 21 22 32 1 12 .982
1997 19 150 7 2 10 .987 63 125 170 6 52 .980 15 9 16 1 3 .962 44 50 84 6 23 .957
1998 70 353 23 3 41 .992 13 12 15 0 5 1.000 22 18 33 0 9 1.000 56 67 144 3 39 .986
1999 66 474 31 3 44 .994 17 28 37 3 8 .956 14 11 16 3 2 .900 74 112 176 4 40 .986
2000 - 1 1 0 0 0 1.000 - 90 121 254 2 54 .995
2001 - 52 115 144 2 31 .992 39 16 54 5 0 .933 9 11 20 1 4 .969
2002 5 20 1 0 2 1.000 3 7 6 0 2 1.000 47 37 73 1 6 .991 12 14 10 2 3 .923
HOU - 3 7 8 0 2 1.000 10 6 11 1 1 .944 6 6 16 1 2 .957
'02計 5 20 1 0 2 1.000 6 14 14 0 4 1.000 57 43 84 2 7 .984 18 20 26 3 5 .939
2003 SD - 150 273 412 7 84 .990 - 3 2 0 0 0 1.000
2004 - 154 288 451 10 101 .987 - -
2005 - 105 201 262 6 61 .987 1 0 0 0 0 ---- -
2006 BOS 11 74 9 0 8 1.000 138 246 389 4 99 .994 - -
2007 HOU 24 148 15 1 8 .994 49 47 50 0 14 1.000 23 11 28 0 0 1.000 72 80 157 6 29 .975
2008 2 14 0 0 0 1.000 46 85 119 1 28 .995 17 7 31 1 1 .974 5 3 18 2 3 .913
2009 LAD 17 122 9 0 12 1.000 3 2 2 0 1 1.000 23 11 31 2 3 .955 -
MLB 214 1355 95 9 125 .994 829 1474 2135 40 503 .989 234 135 316 14 29 .970 405 501 944 29 214 .980
外野守備


左翼(LF)












1998 MIL 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

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記録

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背番号

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  • 8(1995年 - 2005年、2007年 - 2008年)
  • 3(2006年)
  • 5(2009年)
  • 19(2019年)

脚注

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  1. ^ Mark Loretta announces retirement after 15-year playing career” (英語). MLB.com. 2011年8月14日閲覧。
  2. ^ 岩本健吾 (2015年11月21日). “パドレスが“豪華顔ぶれ”で野球教室開催 高知の少年たちは「レベルが高い」”. Full-count. 2018年9月21日閲覧。
  3. ^ 元オールスターのロレッタ氏、カブスコーチに”. 日刊スポーツ (2019年1月3日). 2019年1月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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