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ホワイトカーニバル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホワイトカーニバル
第63回桜花賞出走時(2003年4月13日)
欧字表記 White Carnival[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2000年3月6日[1]
死没 2018年10月13日(18歳没)[2]
ミシル[1]
イエローブルーム[1]
母の父 パークリージェント[1]
生国 日本の旗 日本北海道静内町[1]
生産者 グランド牧場[1]
馬主 (有)グランド牧場[1]
調教師 伊藤圭三美浦[1]
競走成績
生涯成績 18戦2勝[1]
16戦2勝(中央
2戦0勝(地方
獲得賞金 6397万9000円[1]
5797万9000円(中央)
600万円(地方)
勝ち鞍
GIII フェアリーステークス 2002年
テンプレートを表示

ホワイトカーニバル(欧字名:White Carnival2000年3月6日 - 2018年10月13日)は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2002年のフェアリーステークス

馬名の意味は「白い祭典」。

経歴

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競走馬時代

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2002年6月15日函館競馬場5レースの2歳新馬戦でデビューし4着。2週間後、再び函館開催の2歳新馬戦に出走し初勝利を挙げた。8月、格上挑戦でGIIIの函館2歳ステークスに出走し、アタゴタイショウの5着に入った。初のダート挑戦となった10月のエーデルワイス賞トーセンリリーの2着に惜敗した。その後芝に戻り、12月に初のGI挑戦で阪神ジュベナイルフィリーズに出走。果敢に前に出ていくも、直線で失速しピースオブワールドの9着に終わった。2週間後、フェアリーステークスに出走。中団前目でレースを進め、直線で馬群から抜け出し重賞初制覇を果たした。

翌2003年は2月のクイーンカップより始動。好位でレースを進め直線で前に出るも、ゴール前でチューニーとヘイセイピカイチに交わされ3着に惜敗した。翌3月の桜花賞トライアル・フィリーズレビューは直線で伸びきれずヤマカツリリーの5着。4月の桜花賞本番は終盤で失速しスティルインラブの11着に大敗した。以降のレースでも凡走が続き、結局2003年は未勝利のままシーズンを終えることとなった。

2004年も調子は上向かず、3月の仁川ステークスで12着のしんがり負けを喫したのを最後に競走馬を引退した。

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後、生まれ故郷のグランド牧場で繁殖入りした。

2009年4月17日、初仔のフルブルーム(父:ダンスインザダーク)が地方競馬にて産駒初勝利を挙げた。7月25日、2番仔のホワイトクルーザー(父:クロフネ)が3歳未勝利戦を勝ち、産駒JRA初勝利を挙げた。

2014年8月14日、4番仔のサンビスタ(父:スズカマンボ)がダートグレード競走ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)を勝ち、産駒重賞初勝利を挙げた。11月3日には同馬がJBCレディスクラシック(JpnI)を勝ち、産駒として初のGI級競走勝利を挙げた。翌2015年12月にはGIチャンピオンズカップを制し、中央GI勝利を挙げた。

2018年10月13日に死亡[2]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[3]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2002.06.15 函館 2歳新馬 芝1000m(良) 14 5 8 003.90(2人) 04着 01:00.0(35.4) -0.6 0小野次郎 53 オカノハーモニー 464
0000.06.29 函館 2歳新馬 芝1200m(良) 9 4 4 003.70(2人) 01着 R1:12.9(38.0) -0.0 0小野次郎 53 (サイレンスブランド) 456
0000.08.04 函館 函館2歳S GIII 芝1200m(良) 15 5 8 023.40(7人) 05着 R1:12.1(37.9) -0.6 0小野次郎 54 アタゴタイショウ 460
0000.09.07 札幌 コスモス賞 OP 芝1800m(良) 12 8 11 012.40(6人) 11着 01:53.2(38.4) -2.0 0小野次郎 54 ブランピュール 466
0000.10.03 門別 エーデルワイス賞 GIII ダ1800m(稍) 14 1 1 000000(3人) 02着 R1:55.00000000 -0.4 0小野次郎 54 トーセンリリー 462
0000.12.01 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 18 8 18 157.5(17人) 09着 R1:35.4(36.6) -0.7 0小野次郎 54 ピースオブワールド 464
0000.12.15 中山 フェアリーS GIII 芝1200m(良) 15 4 8 014.60(6人) 01着 01:09.2(35.6) -0.2 0D.バルジュー 55 (ソルティビッド) 462
2003.02.22 中山 クイーンC GIII 芝1600m(良) 16 7 13 004.40(2人) 03着 R1:35.7(36.0) -0.1 0小野次郎 54 チューニー 462
0000.03.16 阪神 フィリーズレビュー GII 芝1400m(稍) 16 3 6 009.70(5人) 05着 R1:23.1(36.7) -0.4 0小野次郎 54 ヤマカツリリー 462
0000.04.13 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 17 8 16 100.4(15人) 11着 01:34.9(36.4) -1.0 0小野次郎 55 スティルインラブ 458
0000.04.28 船橋 マリーンC GIII ダ1600m(良) 11 2 2 000000(6人) 09着 R1:43.9(41.3) -3.9 0小野次郎 51 ラヴァリーフリッグ 453
0000.08.31 札幌 札幌日刊スポーツ杯 OP 芝1200m(良) 15 7 12 020.20(8人) 08着 R1:09.8(35.8) -0.9 0伊藤直人 50 ハッピーパス 466
0000.10.26 福島 福島民友C OP 芝1200m(良) 16 8 15 040.9(10人) 11着 01:08.3(35.1) -0.9 0石橋脩 50 アタゴタイショウ 476
0000.11.16 東京 オーロC OP 芝1400m(良) 14 2 2 068.4(12人) 13着 R1:24.0(37.8) -2.6 0梶晃啓 50 アグネスソニック 476
0000.12.07 中山 ターコイズS OP 芝1800m(良) 13 3 3 037.0(10人) 09着 R1:49.4(35.7) -0.5 0梶晃啓 50 チューニー 470
2004.01.17 中山 ニューイヤーS OP 芝1600m(良) 13 6 8 116.3(13人) 12着 01:34.1(36.0) -1.0 0松岡正海 49 マイネアイル 480
0000.02.01 京都 京都牝馬S GIII 芝1600m(良) 16 8 16 395.1(15人) 16着 R1:35.6(36.5) -1.5 0吉田稔 53 チアズメッセージ 474
0000.03.07 阪神 仁川S OP ダ1800m(良) 12 8 11 049.50(9人) 12着 R1:54.6(40.5) -3.3 0岩崎祐己 49 ヒシアトラス 470

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 出典
初仔 2005年 フルブルーム 栗毛 ダンスインザダーク (有)グランド牧場 美浦伊藤圭三
→美浦・高松邦男
川崎・佐々木仁
38戦3勝(抹消、繁殖) [4]
2番仔 2006年 ホワイトクルーザー 芦毛 クロフネ 美浦・伊藤圭三 18戦2勝(抹消、繁殖)
産駒にハヤブサナンデクン
[5]
3番仔 2008年 スズカホープ 牡→騸 鹿毛 スズカマンボ 永井啓弍 栗東橋田満
→美浦・柄崎孝
27戦3勝(抹消) [6]
4番仔 2009年 サンビスタ 黒鹿毛 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン 栗東・角居勝彦 28戦11勝(抹消、繁殖)
チャンピオンズC(GI)
JBCレディスクラシック(JpnI)
など重賞6勝
[7]
5番仔 2010年 シルバームーン 芦毛 アドマイヤムーン (有)グランド牧場 美浦・伊藤圭三
北海道・斉藤正弘
盛岡・櫻田康二
35戦7勝(抹消、繁殖) [8]
6番仔 2011年 スズカポルシェ 栗毛 スズカフェニックス 永井啓弍 美浦・伊藤圭三 1戦0勝(抹消) [9]
7番仔 2013年 ヨクエロマンボ 牡→騸 芦毛 スズカマンボ 平井裕 美浦・藤原辰雄 40戦1勝(抹消) [10]
8番仔 2015年 フードゥルブラン 芦毛 平井裕
→三岡有香
栗東・角居勝彦
→栗東・中竹和也
佐賀・真島元徳
→佐賀・坂井孝義
→佐賀・手島勝利
22戦1勝(抹消) [11]
9番仔 2017年 ウィップラッシュ 栗毛 スズカコーズウェイ (有)グランド牧場
→蟹江知彦
→近藤一生
美浦・菊沢隆徳
名古屋・迫田清美
→佐賀・山田徹
76戦6勝(現役) [12]
10番仔 2018年 ヨッシーフェイス 芦毛 サウスヴィグラス STレーシング 栗東・寺島良 10戦2勝(抹消) [13]
  • 2024年10月9日現在

血統表

[編集]
ホワイトカーニバル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

*ミシル
芦毛 1988
父の父
Miswaki
栗毛 1978
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Hopespringseternal Buckpasser
Rose Bower
父の母
April Edge
芦毛 1977
The Axe Mahmoud
Blackball
April Bloom Bold Lad
April Gold

イエローブルーム
栗毛 1989
*パークリージェント
鹿毛 1981
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Miss Attractive Victoria Park
Nice Princess
母の母
グランドリーム
栗毛 1982
トウショウボーイ *テスコボーイ
*ソシアルバターフライ
*エリモルーシー Never Say Die
*ルーシーロケツト
母系(F-No.) エリモルーシー(GB)系(FN:16-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Victoriana 5×5(母内) [§ 4]
出典
  1. ^ [14], [15]
  2. ^ [15]
  3. ^ [14],
  4. ^ [14], [15]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ホワイトカーニバル”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月30日閲覧。
  2. ^ a b ホワイトカーニバル (JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年8月31日閲覧。
  3. ^ "ホワイトカーニバルの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年8月30日閲覧
  4. ^ フルブルーム”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  5. ^ ホワイトクルーザー”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  6. ^ スズカホープ”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  7. ^ サンビスタ”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  8. ^ シルバームーン”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  9. ^ スズカポルシェ”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  10. ^ ヨクエロマンボ”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  11. ^ フードゥルブラン”. JBISサーチ. 2022年8月30日閲覧。
  12. ^ ウィップラッシュ”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  13. ^ ヨッシーフェイス”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。
  14. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ホワイトカーニバル”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月30日閲覧。
  15. ^ a b c ホワイトカーニバルの血統表”. netkeiba.com. 2022年8月30日閲覧。

外部リンク

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