ピンク スパイダー
「ピンク スパイダー」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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hide with Spread Beaver の シングル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
初出アルバム『Ja,Zoo』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | ユニバーサルビクター | |||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞・作曲 | hide | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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hide with Spread Beaver シングル 年表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「ピンク スパイダー」は日本のミュージシャン、hideのソロ9枚目、hide with Spread Beaver名義では2枚目となるシングル。
2006年11月22日、RIZEによる本作のカバーが同タイトルにてシングルで発売された。プロデュースにI.N.Aが関わっており、PVは原曲と同じく丹修一が監督を務めている。カバー盤の発売日には、本作もマキシシングルとして再リリースされ、オリコンチャートへ再び名を連ねた。
概要
[編集]- オリコンおよび日本レコード協会の集計にて、いずれも100万枚を超える大ヒットを記録。hideの作品としは初であり唯一のミリオンセラーシングル。
- 生前のhideによるアイデアに基づき、初回盤ジャケットはチョコレートと包み紙が分離するギミックが施され、中に蜘蛛のイラストが隠されている。
- 前作『ROCKET DIVE』にも初回特典として封入された「怪人カード」の第2弾が付属する。
- hideは、前作『ROCKET DIVE』・『ピンク スパイダー』・次回作『ever free』を繋がった楽曲と捉え3部作として制作された。
- 生前のhideによれば楽曲それぞれにメッセージが込められている。
- 『ROCKET DIVE』には「若いうちは失敗を恐れずにどんどん世界へ飛び出して行こう」
- 『ピンク スパイダー』には「でも飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」
- 『ever free』には「それでも人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」
hide with Spread Beaver
[編集]収録曲
[編集]- 全曲 作詞・作曲・編曲: hide
- ピンク スパイダー
- 日本テレビ系『号外!!爆笑大問題』エンディングテーマ。フジテレビ系『ごごいち』エンディングテーマ。
- タイトルは「妄想」「蜘蛛の糸」「ウェブ」という発想に由来する[2]。
- 歌詞の内容が自殺を連想させるとして、hideの死に関連付けてワイドショーなどで取り上げられた。だが、生前行われたhideのインタビューでは「前向きなメッセージを込めている」と語り、歌詞カードには念押しとして「to be continue」と表記していた[2]。
- 女性による間奏の台詞は、hideの声を加工したものである。当初は、声優の増山江威子に彼女が声を担当する峰不二子(アニメ『ルパン三世』)の演技で依頼する予定だったが、ロサンゼルスでのレコーディング中だったためスケジュールが合わず実現しなかった。そのため、hideによる台詞を女性の声に加工し、歌詞カードでは「HIDE FUJIKO」と表記した[2]。その後、本作のスポットCMにて増山本人をナレーションに起用し、本物の峰不二子とのコラボレーションを果たした。
- 当初はアレンジ作業に行き詰まり、お蔵入りも視野に入っていた。しかし、「やっぱりメロディがしっかりできているから、捨てきれない」とし、2、3回リアレンジしながら、可能な限り豪華にならないよう心掛け制作を進めていった[2]。
- hideの想像上のスパイダー(クモ)は空にコンプレックスを抱き、最終的に自分のジェットの適応で空に打つ。そのピンク色のスパイダーは、ピンク色の雲(くも)に大変身する[3]。なお、現実世界にもピンク色のクモは存在する。特にクラブ・スパイダーの一種は鮮やかなピンク色の体をもつ。
- ピンク スパイダー (voiceless version)
- 隠しトラック(曲名記載なし)
- 5分27秒の無音の後に「ever free」のサビが流れる。無音の再生時間は「ever free」の発売日である5月27日にちなんでいる。
収録アルバム
[編集]- Ja,Zoo (#1)
- hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜 (#1)
- hide SINGLES 〜Junk Story〜 (#1)
- hide PERFECT SINGLE BOX (#1)
- We Love hide 〜The Best in The World〜 (#1)
- “Musical Number” 〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜 (#1)
- 子 ギャル (#1)
RIZE
[編集]「ピンク スパイダー」 | ||||||||
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RIZE の シングル | ||||||||
初出アルバム『ALTERNA』 | ||||||||
B面 |
GHOST Why I'm Me "The Reason Why I'm Me" | |||||||
リリース | ||||||||
ジャンル | ロック | |||||||
レーベル | ユニバーサルミュージック | |||||||
作詞・作曲 | hide | |||||||
プロデュース | I.N.A | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
RIZE シングル 年表 | ||||||||
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収録曲
[編集]- ピンク スパイダー
- 作詞・作曲:hide/編曲:RIZE、I.N.A
- GHOST
- 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A
- Why I'm Me "The Reason Why I'm Me"
- 作詞:JESSE/作曲:RIZE/編曲:RIZE、I.N.A
収録アルバム
[編集]カバー
[編集]- 1999年に発売されたトリビュート・アルバム『hide TRIBUTE SPIRITS』ではコーネリアスがリミックス、SIAM SHADEがハ短調にてカバーしている(原曲はロ短調)。
- 2008年5月開催の「hide memorial summit」では、2日目の終盤に登場したX JAPANによってカバーされた。TOSHIがボーカル、YOSHIKIがギター(hideの愛用したイエローハートでプレイ)、真矢がドラムなどでホ短調にて演奏している。
- 2011年1月26日発売のカバーコンピレーションアルバム『CRUSH! -90's V-Rock best hit cover songs-』にてheidi.によるカバーバージョンが収録されている。
- 2013年2月27日発売の倖田來未のカバーアルバム『Color the Cover』では、ダブステップ、ドラムンベース系のベース・ミュージックにアレンジされている。
- 2013年7月17日、大澤誉志幸が「大澤誉志幸 with DIE」名義でカバーシングルを発売。なお、大澤はhideのトリビュートアルバム『hide TRIBUTE IV -Classical SPIRITS-』にも参加している。
- 2014年11月19日、INORANが自身のソロライヴツアー「Asia Tour 2014 in Hong Kong」にてカバーしている[5]。2015年8月26日発売のスタジオ・アルバム『BEAUTIFUL NOW』では、カバー音源が収録された。
- 2015年6月27日開催の「LUNATIC FEST.」Day 1にて、LUNA SEAがカバーしている。
- 2018年12月、ギタリストのMIYAVIがカバーし、MVではhideとMIYAVIが時空を超えて共演したことで話題となった[6][7]。
- 2022年10月14日発売の、CHIROLYN(hide with Spread Beaver)のアルバム『Release yourself』にてカバーが収録されている。
ROCKミュージカル ピンクスパイダー
[編集]「ピンク スパイダー」の話はシングルでは完結してないの。アルバムに続くの。虫の蜘蛛が飛んでいたら空の雲になっちゃうんだけど、結局自分のジェットで飛んだんだけど、雲のように流れたことが飛躍できたことなのか、結局空っていう世界のちっちゃい歯車になったのかっていう疑問を残しつつシングルは終わってるの。それがネガティブなのかポジティブなのかはアルバムまでのお楽しみっていう。写植終わっていないからわかんないけど、そこを虫部に雲っていう造語にしようかなと思ってる。(中略) 俺も作ろうかな、ロックオペラ[3]
これは、本作リリース当時のインタビューにおけるhideの言葉である。『ピンク スパイダー』発売からおよそ6か月後、同曲に続く楽曲『PINK CLOUD ASSEMBLY』を収録したアルバム『Ja,Zoo』がリリースされた。
音楽・音声外部リンク | |
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ROCKミュージカル「ピンクスパイダー」稽古音源「ever free」 - YouTube | |
ROCKミュージカル「ピンクスパイダー」【PINK CLOUD ASSEMBLY】 - YouTube | |
“Musical Number”〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜 - YouTube |
彼の言葉を受け、ROCKミュージカル『ピンクスパイダー』が2011年に上演された。音楽監督をI.N.Aが務め、hideに見出されたdefspiralがバンドとして参加し、J(LUNA SEA)が友情出演した[8]。架空の世界「PSYCHOMMUNITY」と現実世界を出入りする男女を武田真治/渡部豪太、南沢奈央/高橋瞳が演じた。東日本大震災の影響でいくつかの公演は中止となっている。
上演に合わせ、ミュージカル演奏曲のアルバム『“Musical Number”〜ROCKミュージカル ピンクスパイダー〜』がリリースされた。『ROCKET DIVE』『ピンク スパイダー』『ever free』の3部作のほか、空をテーマとした『Blue Sky Complex』など全22曲収録。
2014年にキャスティングを刷新して上演が準備されていたが、企画・製作会社の「止むを得ぬ事情」により頓挫している。
僕らのピンク スパイダー
[編集]映像外部リンク | |
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劇団TEAM-ODAC第23回本公演『僕らのピンク スパイダー』MV - YouTube |
2017年、劇団TEAM-ODACにより上演された舞台作品。本作とのコラボレーションとなる。hideのファンによるリアルな思いをベースとしたヒューマンドラマ[9]。
出演は松本岳、多田愛佳(HKT48)、小沼将太、高品雄基(TEAM-ODAC)、オ・セヒョン(Apeace)、愛迫みゆ(愛乙女☆DOLL)、太田里織菜(愛乙女☆DOLL)、戸島花、佐藤すみれ(SKE48)、木村敦など。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 随所に裸の女性が登場するため年齢制限が設けられている。UNIVERSAL MUSIC JAPANによる制限なしのショートバージョンでは1番のサビに差し掛かるところまで閲覧可能。
出典
[編集]- ^ 一般社団法人日本レコード協会
- ^ a b c d 音楽専科社刊「hide BIBLE」pp.238-239より。
- ^ a b “ROCKミュージカル ピンクスパイダー (archive)”. ROCKミュージカル ピンクスパイダー公式サイト
- ^ “ピンクスパイダー (RIZE)”. Oricon. 2014年11月28日閲覧。
- ^ INORAN、2年ぶりのアジアツアーで「ピンクスパイダー」を演奏|barks.jp
- ^ MIYAVI×hide 時空を超えた共演「Pink Spider (Remix)」MV公開「彼が僕たちに残してくれたメッセージ、改めて感じて欲しい」
- ^ MIYAVIがhide「ピンクスパイダー」をカバーする意義 “音楽”を開拓してきた二者の共通点を探る
- ^ “ピンクスパイダー”. Web Rock Magazine BEEAST
- ^ “hide舞台「僕らのピンク スパイダー」にHKTやSKEメンバーら出演”. 音楽ナタリー. (2017年2月3日)