バレーボールイラン男子代表
バレーボールイラン男子代表 | |
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国または地域 | イラン |
大陸連盟 | アジアバレーボール連盟 |
協会 | イランバレーボール連盟 |
国名コード | IRI (Iran) |
FIVBランキング | 15位(2024年2月版)[1] |
オリンピック | |
出場回数 | 1回 |
初出場 | 2016 リオデジャネイロ |
最高成績 | 5位 |
世界選手権 | |
出場回数 | 5回 |
初出場 | 1970 世界選手権 |
最高成績 | 6位(2014) |
ワールドカップ | |
出場回数 | 4回 |
初出場 | 1991 ワールドカップ |
最高成績 | 8位(2015, 2019) |
アジア選手権 | |
出場回数 | 16回 |
最高成績 | 優勝(2011, 2013, 2019) |
バレーボールイラン男子代表(バレーボールイラン だんしだいひょう)は、バレーボールの国際大会で編成されるイランの男子バレーボールナショナルチームである。
歴史
[編集]1945年にイランバレーボール連盟が設立、1959年に国際バレーボール連盟へ加盟した[2]。イランはアジアの古参チームであり、アジア競技大会の1958年大会で準優勝、1966年大会で3位入賞している。主要国際大会は1970年世界選手権、1991年ワールドカップにそれぞれ初出場を果たし、第4回大会から連続出場しているアジア選手権は1999年にイランで初めて自国開催された。
1990年代前半まではアジアの第二勢力であったが、1996年に自国リーグがプロ化されてスーパーリーグとなり、代表監督に就任したイヴァン・ブガインコフや松本文彦の指導により力を付け始めた1990年代後半に28年ぶりとなる1998年世界選手権出場を果たす[3]。2002年釜山アジア競技大会で銀メダル獲得、2003年アジア選手権で3位入賞、さらにユース、ジュニア世代が世界トップレベルへと底上げされ[4]、シニアの強化が進んだ2000年代後半にはパク・ギウォンやゾラン・ガイッチの指導によりアジアの強豪へと成長し、2011年と2013年にジュリオ・ベラスコ監督の下でアジア選手権優勝が決まった。
2004年アテネオリンピック世界最終予選、2008年北京オリンピック世界最終予選で敗退し、初のオリンピック出場権獲得はならなかったものの、2010年世界選手権大陸予選では同組の韓国を抑えて本選出場権を獲得[5]、2009年アジア選手権で準優勝し、ワールドグランドチャンピオンズカップに開催国の日本を除くアジアの1位として初出場を果たした2009年はチームにとって大きな飛躍の年となった[6]。2010年世界選手権では1次ラウンド第3戦でイタリアをフルセットへ持ち込みながら3-2で敗れ[7]、1勝2敗で並んだ同組3チーム(エジプト、日本、イラン)のうち得点率の差で2次ラウンド進出はならず19位に終わった。しかし2011年バレーボール男子アジア選手権で初優勝を飾ると同年のワールドカップでは強豪のセルビア、ポーランド、アルゼンチンに勝利し最終的には5勝6敗の9位につくなど、20年ぶりの出場ながら大健闘した。
2014年9月に開催された世界選手権では、チーム史上最高位となる6位入賞を果たした[8]。
2016年6月のリオデジャネイロオリンピック世界最終予選を突破し、五輪初出場を決めた[9]。
過去の成績
[編集]オリンピックの成績
[編集]- 1992年 - 最終予選敗退
- 1996年 - 不出場
- 2000年 - 不出場
- 2004年 - 最終予選敗退
- 2008年 - 最終予選敗退
- 2012年 - 最終予選敗退
- 2016年 - 5位
- 2020年 - 9位
世界選手権の成績
[編集]1949年から1966年まで出場なし
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ワールドカップの成績
[編集]グラチャンの成績
[編集]アジア選手権の成績
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現在の代表
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バレーボールの ポジション |
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2016年リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予に登録された主なメンバー[10]。
監督 | ラウル・ロサノ | |||||
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No. | 選手名 | シャツネーム | 身長 | 所属 | P | 備考 |
1 | シャフラム・マフムーディ | Sh.Mahmoudi | 198 | Sarmayeh Tehran | OP | |
2 | ミラド・エバディプール | M.Ebadipour | 196 | Shahrdari Urumia | WS | |
4 | サイード・マルーフ | S.Marouf | 189 | Shahrdari Urumia | S | |
5 | ファルハッド・ガエミ | F.Ghaemi | 197 | Paykan Tehran | OH | |
6 | モハンマド・ムーサビ | M.Mousavi | 203 | Sarmayeh Tehran | MB | |
7 | ハムゼ・ザリニ | H.Zarini | 198 | Kalleh Mazandaran | OH | |
8 | ファルハッド・ザリフ | F.Zarif | 165 | Sarmayeh Tehran | L | |
9 | アデル・ゴラミ | A.Gholami | 195 | Sarmayeh Tehran | MB | |
10 | アミル・ガフール | A.Ghafour | 202 | Paykan Tehran | OP | |
12 | モジュタバ・ミルザジャンプール | M.Mirzajanpour | 205 | Paykan Tehran | OH | |
13 | メフディ・マフダビ | M.Mahdavi | 191 | Sarmayeh Tehran | S | |
14 | モハンマドジャバード・マナビネジャード | M.J.Manavinejad | 200 | Paykan Tehran | WS | |
15 | モスタファ・シャリファト | M.Sharifat | 204 | Matin Varamin | MB | |
16 | アルミン・タシャッコリ | A.Tashakori | 200 | Shahrdari Urumia | MB | |
19 | メフディ・マランディ | A.Mobasheri | 172 | Paykan Tehran | L | |
20 | アリレザ・モバシェリ | A.Mobasheri | 190 | Paykan Tehran | OH |
歴代監督
[編集]- サルダル・ナスルラカン(1958年)
- フェレイドゥーン・シャリフザデ(1958-1963年)
- ホセイン・ジャッバルザデガン(1964-1966年)
- ミロスラフ・エジェム(1970-1972年)
- ヤドッラ・カルガルピシェ(1979年)
- マスード・サレヒエ(1987-1989、1995年)
- ホセイン アリ・メフランプール(1989、2001年)
- モハマド・ヘイダルカン(1991年)
- イヴァン・ブガインコフ(1993年)
- 松本文彦(1994、1998年)
- メフディ・サベルプール(1997年)
- モスタファ・カルハネ (1999-2001年)
- パク・ギウォン(2002-2005年)
- ミロラド・キヤッチ(2006年)
- ゾラン・ガイッチ(2007-2008年)
- ホセイン・マダニ(2008-2010年)
- フリオ・ベラスコ(2011-2014年)
- スロボダン・コバチ(2014-2015年)
- ラウル・ロサノ(2016年)
- イゴール・コラコビッチ(2017-2020年)
- ウラジーミル・アレクノ(2020-2021年)
- ベフルーズ・アタエイ(2021-2023年)
- マウリシオ・パエス(2024年)
歴代代表選手
[編集]- アリレザ・ナディ
- モハンマド・モハンマドカゼム
- ファルハッド・ザリフ
- ハムゼ・ザリニ
- ミルサイード・マルーフ
- モハンマド・ムーサビ
- アデル・ゴラミ
- アーラシュ・キャマルヴァンド
- モジタバ・ミルザジャンプール
- ファルハッド・ガエミ
- アミル・ガフール
- ミラド・エバディプール
- プーリャ・ファヤジ
- モハンマドジャバード・マナビネジャード
- アリ・シャフィエイ
- ポリア・ヤリ
脚注
[編集]- ^ “FIVB Senior World Ranking - Men”. FIVB. 2024年2月21日閲覧。
- ^ “Asian Volleyball Confederation (AVC)”. FIVB. 2010年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月7日閲覧。
- ^ “1998年バレーボール世界選手権 - 男子出場チーム イラン”. TBS (1998年11月12日). 2010年10月7日閲覧。
- ^ “FIVB Junior and Youth World Ranking - Men's Team”. FIVB (2005年9月5日). 2010年10月7日閲覧。
イランのユース男子代表、ジュニア男子代表は2010年8月26日付のFIVBランキングでも世界3位に位置している。 - ^ “Japan, Iran qualify for Italy 2010”. FIVB (2010年8月30日). 2010年10月7日閲覧。
- ^ “FIVB Men's Volleyball World Championship Italia 2010 - Media Guide / Iran”. FIVB. 2010年10月7日閲覧。
- ^ “Italy narrowly overcome Iran in Milan”. FIVB (2010年9月27日). 2010年10月7日閲覧。
- ^ FIVB. “FINAL STANDING”. 2014年9月22日閲覧。
- ^ News - Iran achieve first-ever Olympic qualification with first defeat of Poland - FIVB
- ^ イランバレーボール連盟. “Iran Fly out in time to Tokyo”. 2016年5月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- バレーボールイラン男子代表(英語)
- イランバレーボール連盟(ペルシャ語)