ノート:クスノキ
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著名なクスノキ(備忘録)
[編集]文献に紹介のあったクスノキで私がリストアップしたうち、「単独記事、国の天然記念物、複数出典がある項目」は掲載レベル(暫定)、それ以外はコメントアウトしたので、未掲載ものをノートに移して備忘録としておきます(Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか、Wikipedia:過剰な内容の整理)。このあと、本記事からコメントアウトしたものを削除いたします。
- 妻田のクスノキ(神奈川県厚木市妻田西三丁目) - 神奈川県指定天然記念物。幹周10.5 m、樹高27 m、樹齢500年。妻田薬師堂の脇に立ち、根元に大きな空洞ができている[1]。
- 天地神社のクス(静岡県田方郡函南町平井) - 静岡県指定天然記念物。幹周13.5 m、樹高30 m、樹齢800年。樹勢も旺盛な天地神社の御神木[2]。
- 郷島浅間神社の大クス(静岡県静岡市葵区郷島) - 静岡市指定天然記念物。幹周13.0 m、樹高20 m、樹齢1000年。郷島浅間神社の石鳥居がある参道脇に立つ[3]。
- 寺野の大クス(愛知県岡崎市夏山町ミヤマ) - 愛知県指定天然記念物。幹周12 m、樹高36 m、樹齢伝承1000年。高台の薬師堂の脇に立ち、根回りが雄大で『天空の城ラピュタ』に登場する巨木に似ていると話題になったこともある[4]。
- 太田の大楠(愛知県東海市太田町上浜田) - 東海市指定天然記念物。幹周9.5 m、樹高17 m、樹齢1000年。大宮神社の御神木[5]。
- 豊浦神社のクスノキ(三重県北牟婁郡紀北町三浦) - 三重県指定天然記念物。幹周10.5 m、樹高40 m、樹齢伝承1000年。海岸際にある豊浦神社の御神木[6]。
- 長太の大樟(三重県鈴鹿市南長太町) - 三重県指定天然記念物。幹周8.2 m、樹高23 m、樹齢300年。田園地帯に立つ独立木で、2012年には国土交通省による「景観重要樹木」に指定された[7]。
- 八王子神社御旅所の楠(大阪府大阪市東成区大今里) - 大阪市指定保存樹。幹周11 m、樹高25 m、樹齢1300年。1885年の台風で淀川の大洪水が起こった際には、この木に登った住人が命を救われたと伝えられる[8]。
- 十五社の樟樹(和歌山県伊都郡かつらぎ町笠田東) - 和歌山県天然記念物。幹周14.0m、樹高40m、樹齢600年。妙楽寺の境内に立つ、和歌山県一の幹周を誇るクスノキ[9]。
- 那智の樟(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山) - 和歌山県天然記念物。幹周8.5 m、樹高27 m、樹齢850年。熊野那智大社の境内に立ち、主幹に開いた洞を通り抜ける「胎内くぐり」が人気となっている[10]。
- 糸碕神社のクスノキ(広島県三原市) - 三原市指定天然記念物。幹周13 m、樹高30 m、樹齢500年。根元の肥大が顕著な糸碕神社の境内に立つクスノキ[11]。
- 楠神社のクスノキ(広島県竹原市忠海長浜) - 広島県指定天然記念物。幹周9.4 m、樹高25 m、樹齢300年以上。楠神社の御神木で、大きな樹冠と根幹が特徴的[12]。
- 艮神社のクスノキ群(広島県尾道市長江一丁目) - 広島県指定天然記念物。幹周最大7.3 m、樹高最大40 m、樹齢300年以上。艮神社境内にはクスノキが4本あり、「艮神社のクスノキ群」として広島県の天然記念物に指定されている[13]。
- 老松神社のクスノキ(山口県防府市お茶屋町) - 山口県指定天然記念物。幹周9.0 m、樹高20 m、樹齢伝承2000年以上。1743年の老松神社の社殿火災で半面を失ったといわれ、根元に空洞も見られる[14]。
- 岡の宮の大クス(徳島県板野郡板野町大寺岡山路) - 徳島県指定天然記念物。幹周17.7 m、樹高25 m、樹齢400年。株立ちで根元から伸びた4本の幹がつくる樹冠が岡上神社を全体に包み込んでいる[15]。
- 別所の大クス(徳島県美馬市脇町別所) - 徳島県指定天然記念物。幹周11.0 m、樹高25 m、樹齢700年。吉野川のそばに生えており、川の氾濫にも耐え抜いてきたと考えられている[16]。
- 善通寺五社明神の大クス(香川県善通寺市善通寺町三丁目) - 香川県指定天然記念物。幹周10.0 m、樹高34 m、樹齢伝承1500年。善通寺の五社明神社の背後にあるクスノキの巨樹[17]。
- 蓮池の樟(高知県土佐市蓮池) - 高知県指定天然記念物。幹周8.5 m、樹高39 m、樹齢750年。西ノ宮八幡宮の鎮守の森に立つ神木[18]。
- 海童神社の楠(佐賀県杵島郡白石町深浦) - 佐賀県指定天然記念物。幹周11.5 m、樹高19 m、樹齢600年以上。海童神社の御神木。主幹から分かれた支幹がうねるように伸びる樹形が印象的[19]。
- 松崎の大楠(長崎県島原市有明町大三東甲) - 長崎県指定天然記念物。幹周13.0 m、樹高28 m、樹齢伝承1000年。個人宅で1000年以上生育する県天然記念物に指定されたクスノキ[20]。
- 竈神社の大クス(長崎県長崎市宮摺町) - 長崎市指定天然記念物。幹周12.8 m、樹高25 m、樹齢300年以上。長崎県内屈指の大きさを誇る、竈神社の御神木[21]。
- 栗崎の天神樟(熊本県宇土市栗崎町天神平) - 熊本県指定天然記念物。幹周12.3m、樹高27m、樹齢400年以上。菅原神社の境内にあるが、クスノキの前に祠があるだけで、樹そのものが信仰の対象となっている[22]。
- 妙蓮寺の樟(熊本県菊池市隈府) - 熊本県指定天然記念物。幹周10.5 m、樹高35 m、樹齢600年。妙蓮寺の「楠木大明神」の神木[23]。
- 千本楠(鹿児島県日置市吹上町中原) - 日置市指定天然記念物。幹周7.5 mほか、樹高30 mほか、樹齢伝承800年。大汝牟遅神社の南の神域に20数本が弧状に群生する[24]。
脚注
- ^ 小山洋二 2024, p. 77.
- ^ 小山洋二 2024, p. 128.
- ^ 小山洋二 2024, p. 129.
- ^ 小山洋二 2024, p. 135.
- ^ 高橋弘 2024, p. 63.
- ^ 小山洋二 2024, p. 146.
- ^ 小山洋二 2024, p. 147.
- ^ 小山洋二 2024, p. 163.
- ^ 小山洋二 2024, p. 177.
- ^ 小山洋二 2024, p. 180.
- ^ 小山洋二 2024, p. 178.
- ^ 小山洋二 2024, p. 198.
- ^ 小山洋二 2024, p. 199.
- ^ 小山洋二 2024, p. 203.
- ^ 小山洋二 2024, p. 205.
- ^ 高橋弘 2014, p. 118.
- ^ 小山洋二 2024, p. 213.
- ^ 小山洋二 2024, p. 225.
- ^ 小山洋二 2024, p. 238.
- ^ 小山洋二 2024, p. 241.
- ^ 小山洋二 2024, p. 237.
- ^ 小山洋二 2024, p. 248.
- ^ 小山洋二 2024, p. 251.
- ^ 小山洋二 2024, p. 264.
参考文献
[編集]- 小山洋二『巨樹・巨木図鑑:一度は訪れたい、全国の大樹たち』日本文芸社、2024年3月1日。ISBN 978-4-537-22193-0。
- 高橋弘『巨樹・巨木をたずねて』新日本出版社、2008年10月25日。ISBN 978-4-406-05175-0。
- 高橋弘『日本の巨樹:1000年を生きる神秘』宝島社、2014年8月21日。ISBN 978-4-8002-2942-7。