ト・キ・メ・キ
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『ト・キ・メ・キ』 | ||||
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矢野顕子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
時間 | ||||
レーベル | 日本フォノグラム | |||
プロデュース | 矢野顕子 | |||
矢野顕子 アルバム 年表 | ||||
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『ト・キ・メ・キ』は、矢野顕子の3枚目のスタジオアルバム、通算4枚目のアルバム。1978年9月5日発売。発売元は 日本フォノグラム。CDは1988年に徳間ジャパンから、および2011年にミディから発売。
概要
[編集]矢野顕子の初のセルフ・プロデュース作品。ニューヨークで録音が行われ、ウィル・リー(ベース)をはじめとして現地のミュージシャンがバックを務めている。『いろはにこんぺいとう』に続き、シンセサイザープログラマに松武秀樹が参加し、発表当時としてはエレクトロニック色の濃い作品であった。1978年には松武の参加により坂本龍一のアルバム『千のナイフ』(10月25日発売)、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のアルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』(11月25日発売)が発売されており、松武から見ればほぼ同時並行的に制作されていたことになるが、この時点では矢野と坂本やYMOとの、クレジットに名が残る形での接点はなく、『いろはにこんぺいとう』に続き、矢野は独自に電子楽器の応用を目指していたということができる。もっとも、その後行われた「ト・キ・メ・キ ツアー」(その模様は『東京は夜の7時』に収録されている)にはYMOメンバーの参加があり、その後YMOとの協働関係が急速に展開することになる。
収録曲
[編集]- こどもたち (作詞:矢野顕子・PAMELA HAYWARD 作曲:矢野顕子)
- カタルン カララン (作詞:菊池まみ・矢野風太・矢野顕子 作曲:矢野顕子)
- 茶坊主に提供された「カララン カラタケ 知っている」(『トゥリー・オブ・ライフ』収録)を改作したもの。
- ウオーサオー (作詞・作曲:矢野顕子)
- TWO ON THE STAGE (作詞・作曲:矢野顕子)
- 大きな石 (作詞・作曲:矢野顕子)
- アンダンテ・カンタービレ (作詞:堀内敬三 作曲:ロシア民謡)
- やめるわけにゃいかないわ (作詞:矢野顕子 作曲:冨田勲)
- NHKの番組「新日本紀行」のテーマ曲に歌詞をつけたもの。
- ヨ・ロ・コ・ビ (作詞:岩佐東一郎 作曲:LUDWIG VAN BEETHOVEN)
- ベートーヴェンの交響曲第9番、第4楽章をもとにしている。
- ト・キ・メ・キ (作詞・作曲:矢野顕子)