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タッカー・バーンハート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タッカー・バーンハート
Tucker Barnhart
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #16
シンシナティ・レッズ時代
(2018年8月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 インディアナ州インディアナポリス
生年月日 (1991-01-07) 1991年1月7日(33歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手
プロ入り 2009年 ドラフト10巡目
初出場 2014年4月3日
年俸 $6,500,000 (2023年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

タッカー・ジャクソン・バーンハートTucker Jackson Barnhart, 1991年1月7日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身のプロ野球選手捕手)。右投左打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。愛称はバーニー[1]

経歴

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プロ入りとレッズ時代

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2009年MLBドラフト10巡目(全体299位)でシンシナティ・レッズから指名され契約。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッズで14試合に出場し、打率.208、6打点だった。

2010年はルーキー級ビリングス・マスタングズで35試合に出場し、打率.306、12打点、4盗塁だった。

2011年はA級デイトン・ドラゴンズで97試合に出場し、打率.273、3本塁打、43打点、2盗塁だった。

2012年はA+級ベイカーズフィールド・ブレイズで59試合に出場し、打率.278、4本塁打、22打点だった。7月にAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズへ昇格。41試合に出場し、打率.200、2本塁打、12打点、1盗塁、だった。

2013年はAA級ペンサコーラで98試合に出場し、打率.260、3本塁打、44打点、1盗塁だった。オフの11月20日に40人枠入りを果たした[2]

2014年は正捕手のデビン・メソラコが故障で離脱したため、開幕ロースター入りし[3]、4月3日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。「8番・捕手」として先発起用され、4打数無安打、1三振に終わった[4]。3試合に出場後、4月7日にメソラコが復帰したため、AAA級ルイビル・バッツへ降格した。同年は21試合に出場し、打率は.185ながらメジャー初本塁打を放ち、打点も記録した。守備では20試合でマスクを被り、無失策・盗塁阻止率67%(許盗塁4・盗塁刺8)という成績を記録した。

2015年は出場機会を大幅に増やし、81試合でプレーした。打撃面では打率.252、3本塁打、18打点を記録した。捕手守備は、73試合守って2失策、守備率.996、盗塁阻止率29%に終わった。1試合だけ右翼手も守ったが守備機会はなかった。

2016年は正捕手として出場機会を更に増やし、115試合に出場し、打率.257、7本塁打、51打点を記録した。

2017年シーズン中の9月22日に4年契約で2022年については球団側に選択権のあるオプション契約で契約延長した[5]。同年、ゴールドグラブ賞を初受賞した。

2019年は中程度に腹斜筋を痛めてしまい、故障者リスト入りした[6]。8月下旬にはスイッチヒッターを断念し、左打者に転向した[7]

2020年は2年ぶり2度目となるゴールドグラブ賞を受賞した。

タイガース時代

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2021年11月3日にニック・キンタナ英語版とのトレードでデトロイト・タイガースへ移籍した[8]。背番号は尊敬するサーマン・マンソンが着用していた15を選んだ[9]

2022年オフの11月6日にFAとなった[10]

カブス時代

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2022年12月29日にシカゴ・カブスと2年契約を結んだ[11]

人物

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投手のドリュー・ストーレンNBA選手のゴードン・ヘイワードは同じインディアナポリス出身で、子供の頃からの友人である[12]

秋山翔吾のレッズ入団が決まった際、Twitterで「日本語が学びたいです。」と日本語でツイートした[13]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2014 CIN 21 60 54 3 10 0 0 1 13 1 0 0 2 0 4 1 0 10 0 .185 .241 .241 .482
2015 81 274 242 23 61 9 0 3 79 18 0 1 2 3 25 5 2 45 10 .252 .324 .326 .650
2016 115 420 377 34 97 23 1 7 143 51 1 0 2 3 36 8 2 72 12 .257 .323 .379 .702
2017 121 423 370 26 100 24 2 7 149 44 4 0 5 3 42 11 3 68 12 .270 .347 .403 .750
2018 138 522 460 50 114 21 3 10 171 46 0 4 3 3 54 2 2 96 13 .248 .328 .372 .699
2019 114 364 316 32 73 14 0 11 120 40 1 0 1 1 44 7 2 83 5 .231 .328 .380 .703
2020 38 110 98 10 20 3 0 5 38 13 0 0 0 0 12 0 0 28 2 .204 .291 .388 .679
2021 116 388 348 41 86 21 0 7 128 48 0 0 0 3 29 1 8 100 8 .247 .317 .368 .685
2022 DET 94 308 281 16 62 10 0 1 75 16 0 0 1 0 25 0 1 74 7 .221 .287 .267 .554
2023 CHC 43 123 109 6 22 3 0 1 28 9 1 0 0 1 12 0 1 42 4 .202 .285 .257 .541
MLB:10年 881 2992 2655 241 645 128 6 53 944 286 7 5 16 17 283 35 21 618 73 .243 .319 .356 .674
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2022 DET 1 0 0 0 0 ----
2023 CHC 4 0 0 0 0 ----
MLB 5 0 0 0 0 ----
捕手守備


捕手(C)






















2014 CIN 20 110 14 0 2 1.000 3 12 4 8 .667
2015 73 492 42 2 0 .996 4 52 37 15 .288
2016 108 817 74 7 6 .992 5 102 68 34 .333
2017 110 863 89 1 9 .999 4 73 41 32 .438
2018 118 871 53 2 4 .998 4 71 54 17 .239
2019 102 812 46 2 2 .998 5 53 41 12 .226
2020 36 341 15 0 0 1.000 2 22 14 8 .364
2021 102 880 47 2 4 .998 3 60 43 17 .283
2022 DET 92 653 29 3 3 .996 3 71 51 20 .282
2023 CHC 42 301 6 2 2 .994 0 37 30 7 .189
MLB 803 6140 415 21 32 .997 33 553 383 170 .307
内野守備


一塁(1B) 三塁(3B)
























2018 CIN 11 60 3 1 4 .984 -
2019 3 12 1 0 2 1.000 -
2020 2 5 0 0 2 1.000 -
2021 2 3 0 0 1 1.000 -
2022 DET - 1 0 0 0 0
MLB 18 80 4 1 9 .988 1 0 0 0 0
外野守備


右翼(RF)












2015 CIN 1 0 0 0 0 ----
MLB 1 0 0 0 0 ----
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰

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背番号

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  • 16(2014年 - 2021年)
  • 15(2022年)
  • 18(2023年 - )

脚注

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  1. ^ Explaining Reds Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月25日閲覧
  2. ^ Mark Sheldon (November 20, 2013). “Reds add four, reach limit on 40-man roster”. MLB.com. April 10, 2014閲覧。
  3. ^ Reds 2014 Opening Day roster”. MLB.com Reds Press Release (March 30, 2014). April 10, 2014閲覧。
  4. ^ Scores for Apr 3, 2014”. ESPN MLB (April 3, 2014). April 10, 2014閲覧。
  5. ^ Reds, Barnhart Agree To Contract Extension MLB.com Press Release (英語) (2017年9月22日) 2017年9月25日閲覧
  6. ^ Nightengale, Bobby. “Cincinnati Reds catcher Tucker Barnhart out until MLB All-Star break with oblique strain” (英語). Cincinnati.com. 2019年12月18日閲覧。
  7. ^ Barnhart considers permanent switch at the plate” (英語). MLB.com. 2019年12月18日閲覧。
  8. ^ Tigers Acquire Tucker Barnhart From Reds” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月7日閲覧。
  9. ^ Whitaker, Michael (2021年11月7日). “Tucker Barnhart reveals number he will wear with Detroit Tigers” (英語). Detroit Sports Nation. 2021年11月12日閲覧。
  10. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  11. ^ Cubs agree to terms with catcher Tucker Barnhart on a two-year Major League contract” (英語). MLB.com. 2022年12月30日閲覧。
  12. ^ Reds see promise in 5-foot-8 Dragons catcher
  13. ^ Tucker Barnhart on Twitter

関連項目

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外部リンク

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