セックス・オン・ザ・ビーチ
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セックス・オン・ザ・ビーチ | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | ビルド |
グラス | タンブラー |
国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | ウォッカ |
装飾材料 | オレンジスライス |
材料 |
ウォッカ …… 40ml |
ピーチ・シュナップス …… 20ml | |
オレンジジュース …… 40ml | |
クランベリージュース …… 40ml |
セックス・オン・ザ・ビーチ(英: Sex on the beach)は、ウォッカベースのカクテルの一種である。
発祥にまつわる諸説
[編集]トム・クルーズ主演の映画『カクテル』に登場したことで知られるようになった[1]。原作である同名小説(1984年出版)には登場しておらず、映画製作に伴う創作カクテルとされることもあるが、1970年代後半にはアメリカ合衆国内で飲まれていた[2]。
「1987年にフロリダ州で誕生した」とする説もある。
- デ・カイパー社とサントリー社によるもの[3]。
- オランダのリキュールメーカーデ・カイパーは1987年にピーチ・シュナップス(peach schnapps)を新発売する。また、同年サントリーからメロン・リキュールのミドリが新発売される。そこでリキュールの販売促進のために2社が協力して考案した。
- デ・カイパー社によるもの[4]
- 1987年、ピーチシュナップス(peach schnapps)を新発売に伴いフロリダの海岸でオリジナルカクテルコンテストが開催された。フロリダのバーテンダー テッド・ピジオが優勝するが、カクテルの名称は定まっていなかった。そこで「学生がアメリカ全土からフロリダ海岸にやって来るのはなぜか?」と考え、即興で命名した。
- 休みが終わった学生たちはそれぞれの地元に戻り、地元のバーテンダーにレシピを伝えたが、正確なレシピを覚えていない者が多かったため、アメリカ全土にさまざまなレシピの「セックス・オン・ザ・ビーチ」が生まれた。
フロリダではなくヨーロッパのリゾート地であるイビサ島が発祥とする説もある[5]。
レシピの例
[編集]IBAのレシピ
[編集]国際バーテンダー協会のレシピを以下に記載する[6]
- 材料
- 作り方
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- ハイボールグラスに材料を入れ、氷で満たす。
- オレンジスライスを飾る。
その他のレシピ
[編集]「その○」はWikipedia編集上の識別のために付けたものであり、正式な名称や分類ではない。
- その1[1][7]
-
- ウォッカ - 15ml
- メロン・リキュール - 20ml
- クレーム・ド・フランボワーズ - 10ml
- パイナップルジュース - 80ml
- その2[8]
- その3[9]
-
- ウォッカ - 15ml
- ピーチリキュール - 20ml
- フランボワーズリキュール - 10ml
- パイナップルジュース - 60ml
- クランベリージュース - 30ml
作り方もさまざまで、ステアもあれば[8]、シェイクで作る[10]こともある。
ギャラリー
[編集]上述のようにレシピもさまざまなら、飾りつけ(ガーニッシュ)もさまざまである。
-
ピンクグレープフルーツを飾ったもの
関連項目
[編集]- 「恋のセックス・オン・ザ・ビーチ(Sex on the beach)」 - スパンカーズの楽曲。セックス・オン・ザ・ビーチを始め、カイピリーニャ、キューバリブレ、ピニャコラーダといったカクテル名を連呼する歌詞が特徴[11]。
出典
[編集]- ^ a b “セックス・オン・ザ・ビーチ レシピ”. サントリー. 2022年8月12日閲覧。
- ^ 石垣憲一『カクテルホントのうんちく話』柴田書店、2008年、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4388353262。
- ^ “Sex on the Beach cocktail recipe: the perfect drink” (英語). 2022年8月12日閲覧。
- ^ 原作:城アラキ、作画:加治佐修「Glass 19. スプリング・ブレイク」『バーテンダー à Tokyo』 3巻、集英社、2014年。ISBN 978-4088900964。
- ^ 「欧州の若者が集まるクラバーのメッカ、イビサ」『大前研一ビジネスジャーナル No.9(世界のリゾート&ツーリズム徹底研究~インバウンド時代の観光産業を生み出す仕掛け~)』good.book、2016年。ISBN 978-4907554460。
- ^ “Sex on the Beach”. 国際バーテンダー協会. 2022年9月30日閲覧。
- ^ 『改訂版カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式』池田書店、2021年、99頁。ISBN 978-4262130705。
- ^ a b “セックス・オン・ザ・ビーチ”. アサヒビール. 2022年8月12日閲覧。
- ^ 『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、100頁。ISBN 978-4058003206。
- ^ “セックス・オン・ザ・ビーチ”. アサヒビール. 2022年8月12日閲覧。
- ^ エリイ (2013). “TPOと感覚で聴きわける音楽”. Numero TOKYO (扶桑社) (11月号).