シャンパン・カクテル
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メアリー・ピックフォード | |
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基本情報 | |
作成技法 | ビルド |
グラス | シャンパン・グラス |
国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | シャンパン |
材料 |
シャンパン …… 90ml |
コニャック …… 10ml | |
アンゴスチュラ・ビターズ …… 2dash | |
角砂糖 …… 1個 |
シャンパン・カクテル(英: Champagne Cocktail)とは、その名の通り、シャンパンをベースとするカクテルである。1942年の映画『カサブランカ』に登場したことで知られる。
概要
[編集]20世紀初頭にはレシピが完成していたとされるカクテルである[1]。1855年のパナマで登場したことが確認できているが、考案者は発祥についてははっきりしていた[2][3]。バーテンダーのジェリー・トーマスが1862年に上梓した『The Bartender's Guide:How to Mix Drinks; Bon Vivant’s Companion(バーテンダーガイド、カクテルの作り方、美食家の友)』に掲載されている[2][3][4]。
映画『カサブランカ』の中でハンフリー・ボガート扮するリック・ブレインが、イングリッド・バーグマン扮するイルザ・ラントを見つめながら、「君の瞳に乾杯」と言って飲んだために有名になった[1][5]。
次第に角砂糖が溶けてゆくことによる味の変化と、角砂糖によって生まれる細かい泡が特徴[1][6]。
レシピの例
[編集]国際バーテンダー協会によるレシピを以下に挙げる[7]。
- 材料
- 作り方
-
- 大型のシャンパン・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを角砂糖に振りかける。
- グラスにコニャックを入れる。
- 静かにシャンパンを注ぐ。
- 好みでグラン・マルニエを数滴加える。
- オレンジのゼスト、マラスキーノ・チェリーを飾る。
角砂糖を用いずにシュガーシロップなどで代替することも可能ではあるが、その場合は細かい泡の視覚的な演出は堪能できない[4]。
出典
[編集]- ^ a b c d 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、243頁。ISBN 978-4072743935。
- ^ a b “Classic Champagne Cocktail recipes and history” (英語). Difford's Guide. 2022年11月28日閲覧。
- ^ a b c “シャンパン カクテル 1850年代”. モエ・エ・シャンドン. 2022年11月28日閲覧。
- ^ a b c Kevin Gray (2020年10月15日). “Champagne Cocktail”. Liquor.com. 2022年11月28日閲覧。
- ^ a b THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、205頁。ISBN 978-4058003206。
- ^ a b 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ、2013年、157頁。ISBN 978-4839946234。
- ^ “Champagne Cocktail” (英語). 2022年11月28日閲覧。