ジョセファト・ダビリ
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選手情報 | ||||
フルネーム | Josephat Muchiri Ndambiri | |||
国籍 | ケニア | |||
種目 | 長距離走 | |||
生年月日 | 1985年2月12日(39歳) | |||
生誕地 | ケニア | |||
身長 | 170cm | |||
体重 | 54kg | |||
自己ベスト | ||||
1500m | 3分38秒72 | |||
5000m | 13分05秒33 | |||
10000m | 26分57秒36 | |||
マラソン | 2時間7分37秒 | |||
編集 |
ジョセファト・ダビリ(Josephat Muchiri Ndambiri、1985年2月12日 - )は日本を拠点として活躍しているケニア共和国の陸上競技選手。専門は中・長距離走。流通経済大学付属柏高等学校卒業、流通経済大学を経て2013年3月まで小森コーポレーションに所属していた。世界陸上選手権大阪大会10000mケニア代表。身長170cm体重54kg。
略歴
[編集]留学生として来日。流通経済大柏高校時代は同学年に上野裕一郎(佐久長聖)、北村聡(西脇工)、1学年下に同じケニア人留学生サムエル・ワンジル(仙台育英)、ジョン・カリウキ(滋賀学園)、メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大付)らがいたがインターハイを席巻。2002年(高校2年)・2003年(同3年)の1500m・5000m2種目を制覇している。このうち高校3年時の1500m・5000mでは大会新記録での優勝となった。
2004年4月に流通経済大学に進学した後、2004年の第73回日本インカレでは5000m・10000mともに大会新記録を刻む走りで優勝をさらった。第81回箱根駅伝予選会では20kmを58分11秒で走り、オンベチェ・モガンバ(山梨学院大学)、サイラス・ジュイ(流通経済大学)、座間マボロベネディック(専修大学)らを抑えて個人1位の成績を残している。
2005年に小森コーポレーションへ進んだ後はトラックレースで活躍、2007年のケニア選手権10000mでは優勝。世界陸上選手権大阪大会10000mケニア代表に選出された。世界陸上選手権10000m決勝ではケネニサ・ベケレ、シレシ・シヒネらと走り、ベケレが同種目3連覇を飾ったこのレースで、5位に入り27分31秒41の成績を残した。2009年5月3日に出場した静岡国際陸上競技大会(静岡スタジアム)10000mでは26分57秒36で走り優勝、日本国内では初めてとなる10000m26分台の記録を残した[1]。
駅伝競走でも活躍を見せ、全日本実業団駅伝ではガトゥニ・ゲディオンらと区間賞争いを展開していた。2008年第52回大会では旧3区を走り、28番手から14番手へ順位を上げ14人抜きでゲディオンに次ぐ区間2位、2009年第53回大会では新たに新設された2区、通称「インターナショナル区間」で13番手から2番手へ順位を上げ11人抜きでゲディオンら有力外国人ランナーを抑え、21分54秒の区間賞を獲得した。この記録は、2014年現在も2区の区間記録でありかつ唯一の21分台の記録である。2010年第54回大会では、34番手から11番手までの同大会史上2位となる23人抜きを見せる走りで区間賞ポール・タヌイ(九電工)と1秒差の区間2位となった。
2011年12月4日の第65回福岡国際マラソンに出場。自身初マラソン、そして一般参加という状況ながらレースでは25kmからロングスパートを見せ、後続を一気に引き離すと、2時間7分37秒でゴールイン。初マラソン初優勝を達成した。
2013年3月をもって、8年間在籍した小森コーポレーションを退社した。
主な戦績
[編集]年 | 大会 | 区間 | 距離 | 結果 | タイム | etc. |
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2002 | 茨城インターハイ | 1500m | 優勝 | 3分45秒51 | ||
2002 | 茨城インターハイ | 5000m | 優勝 | 13分42秒09 | ||
2003 | 長崎インターハイ | 1500m | 優勝 | 3分40秒21 | 大会新記録 | |
2003 | 長崎インターハイ | 5000m | 優勝 | 13分36秒14 | 大会新記録 | |
2004 | 第73回日本インカレ | 10000m | 優勝 | 27分55秒81 | 大会新記録 | |
2004 | 第73回日本インカレ | 5000m | 優勝 | 13分44秒06 | 大会新記録 | |
2005 | 第46回東日本実業団駅伝 | 4区 | 区間賞 | 49分14秒 | ||
2005 | 第17回国際千葉駅伝 | 1区 | 5.0km | 区間3位 | 13分24秒 | ケニア代表 |
2006 | 第50回全日本実業団駅伝 | 3区 | 11.8km | 区間6位 | 31分55秒 | |
2006 | IAAFグランプリ大阪大会 | 5000m | 3位 | 13分13秒27 | ||
2006 | IAAFグランプリリエティ | 3000m | 11位 | 7分42秒98 | ||
2006 | 第47回東日本実業団駅伝 | 4区 | 17.4km | 区間2位 | 50分24秒 | |
2006 | 第18回国際千葉駅伝 | 3区 | 5.0km | 区間賞 | 13分29秒 | ケニア代表 |
2007 | 第51回全日本実業団駅伝 | 1区 | 12.3km | 区間3位 | 34分43秒 | |
2007 | ケニア選手権 | 10000m | 優勝 | 28分09秒0 | Kenyan WC Trials 10,000m Champion | |
2007 | 世界陸上選手権大阪大会 | 10000m | 5位 | 27分31秒41 | ||
2007 | 全日本実業団対抗陸上競技選手権 | 10000m | 優勝 | 27分31秒61 | ||
2007 | 全日本実業団対抗陸上競技選手権 | 5000m | 優勝 | 13分20秒30 | ||
2007 | 第48回東日本実業団駅伝 | 4区 | 16.8km | 区間2位 | 50分24秒 | |
2008 | 第52回全日本実業団駅伝 | 3区 | 11.6km | 区間2位 | 31分15秒 | 14人抜き |
2008 | ケニアオリンピックトライアル | 10000m | 7位 | 28分32秒29 | ||
2008 | 第49回東日本実業団駅伝 | 3区 | 9.5km | 区間賞 | 25分46秒 | |
2009 | 第53回全日本実業団駅伝 | 2区 | 8.3km | 区間賞 | 21分54秒 | 11人抜き |
2009 | 第50回東日本実業団駅伝 | 3区 | 9.5km | 区間3位 | 27分32秒 | |
2010 | 第54回全日本実業団駅伝 | 2区 | 8.3km | 区間2位 | 22分03秒 | 23人抜き |
2011 | 第65回福岡国際マラソン | 42.195km | 1位 | 2時間7分37秒 | 初マラソン初優勝 |
記録
[編集]- 1500m - 3分38秒72(2004年)
- 3000m - 7分42秒98(2006年)
- 5000m - 13分05秒33(2005年)
- 10000m - 26分57秒36(2009年)
- ハーフマラソン - 1時間01分08秒(2010年)
- フルマラソン - 2時間07分37秒(2011年)
脚注
[編集]- ^ 女子200・福島が日本新/静岡国際陸上 四国新聞 2009年5月4日閲覧
参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- ジョセファト・ダビリ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- 小森コーポレーション陸上競技部大会実績