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シルクレーシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シルク (競馬)から転送)
有限会社シルクレーシング
Silk Racing Co. Ltd.
シルクレーシングの勝負服
シルクレーシングの勝負服
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
107-0052
東京都港区赤坂3-11-3
赤坂中川ビルディング501号
法人番号 4010602017577
代表者 米本昌史代表取締役
資本金 1,000万円
特記事項:登録番号:関東財務局長(金商)第1591号(クラブ法人)
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有限会社シルクレーシング(Silk Racing Co.Ltd[1])は、日本中央競馬会馬主登録をしているクラブ法人である。愛馬会法人「シルクホースクラブ」より匿名組合契約に基づく競走馬現物出資を受けて、中央競馬などの競走に出走させている。

勝負服の柄は、水色、赤玉霰、袖赤一本輪、冠名は特に用いないが、 かつては「シルク」「シルキー」を使用していた。2013年までの名称は「有限会社シルク」。代表者の米本昌史吉田勝己の娘婿で、元不動産開発業であった[2]

歴史

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沿革

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  • 1985年(昭和60年) - クラブ法人有限会社シルクとして創業[2][3]
  • 1995年(平成07年) - 500口募集を開始[3]
  • 2003年(平成15年) - 阿部幸也が社長に就任[4]
  • 2010年(平成22年) - 金融庁の指導により、未出走・未勝利馬に対する補償制度を廃止[4]
  • 2011年(平成23年) - ノーザンファームと提携[3]
  • 2014年(平成26年) - 法人名を有限会社シルクレーシングに改称[2]、代表を阿部善武から米本昌史に変更[5]

創業

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創業家である阿部家は福島県伊達郡霊山町(現在の伊達市霊山町)で絹糸などを生産する阿部製糸株式会社を営んでいた[2]。有限会社シルクは福島馬主協会の会員[6]、有限会社シルク前代表の阿部善武は福島馬主協会の役員である(2019年8月現在)[5][7]

阿部製糸経営者の阿部善男は古くからサラブレッドのオーナーをしており、バリシニコフ(1982年オータムスプリントS優勝、種牡馬[8] )、キッポウシ(1986年カブトヤマ記念優勝[9] )、フレンチパッサー(1991年紅梅賞優勝[10] )、マチエール(中央4勝[11] )などの馬主である。阿部善武はペガサス(1992年新潟3歳SGIII、1993年福島記念GIII優勝[12] )、ルミネッセンス(1997年ターコイズS優勝[13] )の兄妹やスギノハヤカゼ(1996CBC賞GII・1997年スワンSGIIほか優勝[14] )のオーナーである。

福島県伊達郡桑折町には大正時代に創業の資生園早田牧場があり、その経営者である早田家の主治医は阿部家の人物だった[4]。その縁で、早田牧場が北海道新冠町に進出するにあたり、阿部家も支援した[4]。上述のフレンチパッサー、ペガサス、ルミネッセンスは早田牧場新冠支場の生産馬である。クラブ法人としての有限会社シルクは、1985年(昭和60年)に創業した[2]。クラブ名や競走馬の冠名となる「シルク」という語は、阿部製糸が絹糸生産をしていたことから選んだ[2][5]。翌1986年(昭和61年)には早田牧場を代表する繁殖牝馬モミジの産駒ロイヤルシルキーが重賞クイーンステークスGIIIを制し、クラブにとっても早田牧場にとっても初めての重賞勝ち馬となった[15]

以後、1997年(平成9年)に早田牧場新冠支場生産馬のシルクジャスティス有馬記念に優勝し、GI競走初勝利を果たす[2]。さらに2000年(平成12年)にも早田牧場新冠支場産のシルクプリマドンナ優駿牝馬に勝って、GI競走2勝目となった[2]

この間、クラブ法人でも変革が行われた[4]。1995年(平成7年)から募集口数を500口に拡大し、募集用のビデオやカラーパンフレットを作成した。その初年度募集馬からシルクジャスティスが出て有馬記念に勝った[4]。これ以前には会員数は200名程度だったのが、2000年(平成12年)にシルクプリマドンナが優駿牝馬に優勝する頃には会員数16,000人にまで成長していた[4]

苦難

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しかし、その頃すでに早田牧場の経営が危機に瀕していた[4]。1999年(平成11年)に福島県天栄村に開設した育成牧場天栄ホースパークの巨額の建設資金などの多くの負債を抱えており、日本経済の景気悪化やライバルの社台グループが導入したサンデーサイレンスの大成功などにも圧されて経営が悪化、2002年(平成14年)に破産宣告を受け経営破綻した[4]

これに先立つ2001年(平成13年)には、グラスワンダーの馬主として知られる福島県の伊東純一・半沢一磨と共同で、早田牧場支援のため天栄ホースパークを買収した[4][注 1]。以後、シルクの馬は天栄で育成・調教を行うようになった[4]

しかしクラブの成績は悪化し、会員数も減少していった[4]。この時期、倒産した早田牧場から購入した最後の世代であるシルクフェイマスが数年に渡ってトップクラスの競走馬として活躍、GII競走を3勝し、GI競走でも宝塚記念2着、有馬記念や天皇賞(春)で3着になるなど4億7000万円あまりを稼ぎ、クラブの経営を支えたという[4][注 2]

クラブでは2003年(平成15年)に阿部幸也を代表に据えて改革に乗り出した[4]楽天競馬と提携したり、北海道のばんえい競馬にも進出するなどの試行錯誤を行った(ばんえい競馬は後に撤退)[4]

しかし、2010年に金融庁の指導で、それまで行われてきたクラブ会員への補償制度が撤廃されることになり、クラブを苦境に追いやった[4]。この補償制度は、クラブ会員が出資した競走馬が未出走や未勝利のまま引退した場合に、出資金の一部を還元し、次の競走馬出資に充当できる制度だった。この制度はクラブ会員にとってはリスク軽減になるし、クラブ法人側にとっても会員離れを防ぐメリットがあった[4]。しかし、共同馬主制度(クラブ法人馬主)は法律上投資ファンドの枠組みで成り立っており、金融商品取引法の規制を受ける。金融庁は未出走・未勝利馬の補償制度を、金融商品取引法で禁じられている「損失補填」にあたるとしたのである[4]。全てのクラブ法人は補償制度を廃止せざるを得なくなり、結果として会員募集がさらに困難になった[4]

さらに追い打ちをかけたのが翌2011年(平成23年)の東日本大震災である[19]。地震による直接的被害として天栄ホースパークの調教用坂路コースが破壊され、さらに福島第一原子力発電所事故の放射線の影響で、ここに競走馬を預託するのを忌避されるようになった[19]。当時、天栄ホースパークには約260の馬房があり、そのうち160室で外部からの競走馬預託を受け入れていたが、これが立ち行かなくなってしまった[19]

転機

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クラブではこの年、天栄ホースパークをノーザンファームに売却、かつての早田牧場のライバルだった社台グループとの提携強化に踏み切った[20]。社台グループとは、早田牧場の破綻後から関係を築いており、クラブ募集馬として2008年から白老ファーム生産馬を購買していた[20]

こうして2011年から天栄ホースパークはノーザンファーム天栄となった[5]。この年からはクラブ募集馬の主力がノーザンファーム生産馬となり、クラブは社台グループとの結びつきを一気に深めたのだった[5][2]。これはクラブ運営には大きなインパクトとなり、会員数は激増した[19]

この2011年のノーザンファーム提携初年度の募集馬からすぐにG1優勝馬が出た[19]。2012年阪神ジュベナイルフィリーズG1を勝ったローブティサージュである[21] [2]。クラブにとってはシルクプリマドンナ以来12年ぶりのG1競走優勝となった[19][注 3]

「アベノシルク」

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クラブはさらに様々な改革を行った。この一連の改革は、「アベノミクス」をもじって「アベノシルク」と呼ばれているという[19]。手数料を引き下げて会員への賞金配分率を高めたり、優勝時の厩舎への祝儀金を廃止するなどして、会員への配当額の増加を図った[19]。福島を本拠としていたクラブ法人の東京移転もその一環である[19]。2013年には会員のための「ラウンジ」(赤坂オフィス・ラウンジ)を開設した[19]

2014年(平成26年)に法人名を有限会社シルクレーシングに改称[2]、代表を阿部善武から米本昌史に変更した[5]。米本は2012年にノーザンファームに入社し、2013年からシルクレーシング取締役を務めていた[22]

この間、クラブの成績は右肩上がりに上昇、2012年40勝(獲得賞金による馬主順位9位)、2013年48勝(11位)、2014年78勝(6位)、2015年66勝(5位)、2016年96勝(4位)とし、2017年(平成29年)には年間102勝(JRA99勝、地方3勝。4位)をあげ、過去最多勝利[2][5][20]。2018年には所有馬アーモンドアイ牝馬三冠を達成、JRA賞年度代表馬にも選出された。

主な所有馬

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  • 重賞勝ち馬(シルクR所有馬として、ファンド解散後の地方転厩などで名義変更されて以降の勝ち鞍は除く)または総賞金1億円以上の馬。
馬名 生年

総賞金
(万円)
重賞勝鞍(年・格) その他戦績 出典
ロイヤルシルキー 1983 22 3 07,516 1986年クイーンSGIII エリザベス女王杯GI3着 [23] [24]
シルクグレイッシュ 1991 16 4 08,036 1994年福島記念GIII [25] [26]
シルクフェニックス 1993 25 5 17,650 1997・98年エンプレス杯GII [27] [28]
シルクライトニング 1994 16 2 09,490 1997年若葉SOP 皐月賞GI2着 [29] [30]
シルクジャスティス 1994 27 5 45,797 1997年有馬記念GI
1997年京都大賞典GII
1997年京都4歳特別GIII
東京優駿GI2着 [31] [32]
シルクガーディアン 1996 47 5 09,105 1999年ラジオたんぱ賞GIII [33] [34]
シルクプリマドンナ 1997 15 3 20,642 2000年優駿牝馬GI 桜花賞GI3着 [35] [36]
シルクフェイマス 1999 43 9 47,391 2004年日経新春杯GII
2004年京都記念GII
2006年AJCCGII
天皇賞(春)G13着
宝塚記念G12着
[37] [38]
シルクブラボー 2000 13 3 06,714 2002年デイリー杯2歳SGII [39] [40]
シルキーラグーン 2000 24 7 15,467 2004・05年オーシャンSOP [41] [42]
シルクメビウス 2006 28 8 30,731 2010年東海SG2
2010年ブリーダーズGCJpnII
2009年ユニコーンSG3
ジャパンDDJpnI2着
ジャパンCダートG12着
JBCクラシックJpnI2着
[43] [44]
シルクフォーチュン 2006 46 8 29,157 2011年プロキオンSG3
2012年根岸SG3
2012年カペラSG3
フェブラリーSG12着
マイルCS南部杯JpnI3着
[45] [46]
ローブティサージュ 2010 20 3 17,231 2012年阪神JFG1
2014年キーンランドCG3
[47] [48] [49]
ラストインパクト 2010 36 7 44,358 2014年金鯱賞G2
2014年京都大賞典G2
2014年小倉大賞典G3
ジャパンCG12着
ドバイシーマクラシックG12着
[50] [51] [52]
シャトーブランシュ 2010 25 4 12,032 2015年マーメイドSG3 [53] [54] [55][56]
プレストウィック 2011 36 6 14,816 2017年丹頂SOP [57] [58] [59]
ブライトエンブレム 2012 14 2 07,555 2014年札幌2歳SG3 [60] [61] [59]
グランシルク 2012 24 5 20,437 2017年京成杯AHG3 [62] [63] [64]
モンドインテロ 2012 30 8 25,884 2019年ステイヤーズSG2 [65] [66]
グレンツェント 2013 43 11 29,761 2017年東海SG2
2016年レパードSG3
2020年川崎マイラーズSIII
2020年スパーキングサマーカップSIII
[67] [68] [59][69]
ゼーヴィント 2013 13 4 16,384 2017年七夕賞G3
2016年ラジオNIKKEI賞G3
[70] [71] [72][73][74]
ヒーズインラブ 2013 35 8 13,986 2018年ダービー卿CTG3 [75] [76] [77]
ストロングタイタン 2013 27 7 17,327 2018年鳴尾記念G3 [78] [79]
セダブリランテス 2014 11 5 13,780 2018年中山金杯G3
2017年ラジオNIKKEI賞G3
[80] [81] [82]
アーモンドアイ 2015 15 11 191,526 2018年桜花賞G1
2018年優駿牝馬G1
2018年秋華賞G1
2018・20年ジャパンカップG1
2019年ドバイターフG1
2019・20年天皇賞(秋)G1
2020年ヴィクトリアマイルG1
2018年シンザン記念G3
安田記念G12着・3着 [83] [84]
プリモシーン 2015 19 4 20,600 2018年関屋記念G3
2018年フェアリーSG3
2020年東京新聞杯G3
ヴィクトリアマイルG12着 [85] [86]
ブラストワンピース 2015 18 7 58,942 2018年有馬記念G1
2019年札幌記念G2
2020年AJCCG2
2018年新潟記念G3
2018年毎日杯G3
[87] [88]
グローリーヴェイズ 2015 20 6 29,182 2019・21年香港ヴァーズG1
2019年日経新春杯G2
2020年京都大賞典G2
天皇賞(春)G12着
QE2世CG12着
[89] [90]
インディチャンプ 2015 23 8 61,504 2019年安田記念G1
2019年マイルCSG1
2020年マイラーズCG2
2019年東京新聞杯G3
安田記念G13着
マイルCS2着
高松宮記念G13着
[91] [92]
プロミストリープ 2015 5 3 04,120 2018年桜花賞SI 東京プリンセス賞(SI)2着 [93] [94]
ダイアトニック 2015 26 10 46,0430 2019・22年スワンSG2
2020年函館スプリントSG3
2022年阪急杯G3
2022年阪神カップG2
高松宮記念G13着 [95] [96]
サラキア 2015 20 4 35,068 2020年府中牝馬SG2 エリザベス女王杯G12着
有馬記念G12着
[97] [98]
ウィクトーリア 2016 7 3 09,859 2019年フローラSG2 [99] [100]
ディアンドル 2016 21 6 17,9880 2019年葵SL
2021年福島牝馬SG3
[101] [102]
グランデストラーダ 2016 20 5 05,024 2021年秋桜賞SPI [103][104]
ヒンドゥタイムズ 2016 セン 24 6 20,5680 2023年小倉大賞典G3 [105] [106]
サリオス 2017 15 5 49,54800 2019年朝日杯FSG1
2020・22年毎日王冠G2
2019年サウジアラビアRCG3
皐月賞G12着
東京優駿G12着
香港マイルG13着
安田記念G13着
[107] [108]
リアアメリア 2017 17 3 11,2290 2020年ローズSG2
2019年アルテミスSG3
[109] [110]
ギルデッドミラー 2017 22 4 18,2390 2022年武蔵野SG3 [111] [112]
プロミストウォリア 2017 11 6 14,5330 2023年東海SG2
2023年アンタレスSG3
[113] [114]
オーソリティ 2017 14 6 52,5650 2020年青葉賞G2
2020・21年アルゼンチン共和国杯G2
2022年ネオムターフCG3
ジャパンカップG12着
ドバイSCG13着
[115] [116]
ラウダシオン 2017 25 5 26,9560 2020年NHKマイルCG1
2021年京王杯SCG2
[117] [118]
テルツェット 2017 13 7 17,2560 2021年ダービー卿CTG3
2021・22年クイーンSG3
[119][120]
ヴェルテックス 2017 現役 6 07,260 2021年名古屋グランプリJpnII [121][122]
シェダル 2017 19 10 08,4840 2022年摂津盃重賞I [123] [124]
ピクシーナイト 2018 14 3 22,7640 2021年スプリンターズSG1
2021年シンザン記念G3
[125] [126]
クールキャット 2018 13 2 07,019 2021年フローラSG2 [127] [128]
ヴァイスメテオール 2018 8 4 06,517 2021年ラジオNIKKEI賞G3 [129] [130]
アリーヴォ 2018 12 5 14,711 2022年小倉大賞典G3 大阪杯G13着 [131] [132]
アナザーリリック 2018 14 4 09,055 2022年福島牝馬SG3 [133] [134]
アヴェラーレ 2018 17 5 13,035 2023年関屋記念G3 [135] [136]
イクイノックス 2019 10 8 221,544 2021年東京スポーツ杯2歳SG2
2022・23年天皇賞(秋)G1
2022年有馬記念G1
2023年ドバイシーマクラシックG1
2023年宝塚記念G1
2023年ジャパンカップG1
皐月賞G12着
東京優駿G12着
[137] [138]
ピースオブエイト 2019 セン 現役 4 10,104 2022年毎日杯G3 [139] [140]
エピファニー 2019 現役 6 09,160 2024年小倉大賞典G3 [141] [142]
ミアネーロ 2021 現役 2 00827 2024年フラワーCG3 [143] [144]
アマンテビアンコ 2021 現役 3 08330 2024年羽田盃JpnI [145] [146]
アーバンシック 2021 現役 3 06424 2024年セントライト記念G2
2024年菊花賞G1
[147]


クラブ競走馬の戦績

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  • 1986年
    • 09月 - ロイヤルシルキーがクイーンSに勝ち、クラブ初重賞制覇。
  • 1997年
    • 12月 - シルクジャスティスが有馬記念優勝、クラブG1初制覇。
  • 2000年
    • 05月 - シルクプリマドンナが優駿牝馬優勝、クラブ初のクラシック競走制覇。
  • 2018年
    • 04月 - アーモンドアイが桜花賞G1優勝。クラブのG1優勝は6年ぶり[2]
    • 04月 - プレストウィックがオーストラリアロイヤルランドウィック競馬場シドニーカップG1に遠征するが、出走直前に取消。故障により競走能力喪失と診断された。
    • 10月 - アーモンドアイが牝馬三冠を達成。
    • 11月 - アーモンドアイがジャパンカップをレコード勝ち。この年の年度代表馬に選出。
  • 2019年
    • 03月 - アーモンドアイがドバイターフ優勝。クラブ初の海外G1制覇。
    • 11月 - インディチャンプが春秋マイル制覇。
  • 2020年 - アーモンドアイがこの年の年度代表馬に選出。
  • 2022年 - イクイノックスがこの年の年度代表馬に選出。
  • 2023年 - イクイノックスがこの年の年度代表馬並びにワールドベストレースホースに選出。
    • 03月 - イクイノックスがドバイシーマクラシック優勝。

シルク・ホースクラブ(愛馬会法人)

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有限会社シルク・ホースクラブ
SILK HORSE CLUB Co., Ltd.
種類 有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
107-0052
東京都港区赤坂3-11-3
赤坂中川ビルディング501号
法人番号 8010602023638
代表者 米本晃子(代表取締役
資本金 5,000万円
外部リンク https://www.silkhorseclub.jp/
特記事項:登録番号:関東財務局長(金商)第1601号(愛馬会法人)
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代表者の米本晃子は、ノーザンファーム代表の吉田勝己の娘である。

募集馬はノーザンファーム及び白老ファーム生産馬が中心である。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 伊藤純一は福島馬主協会の会長、半沢一磨は常務理事である[7]。両者は福島市に本社を置く月電工業の経営者(伊藤が代表取締役会長、半沢が代表取締役社長)で、シルクとは資本関係がある[16]。グラスワンダーの登録上の馬主は有限会社半沢[17] [18]
  2. ^ シルクフェイマスの父はマーベラスサンデーで、早田牧場を代表する母系モミジの牝系に社台グループのサンデーサイレンスを配合したものだった。
  3. ^ この間、クラブはG1競走で37連敗を記録していた[5]

出典

[編集]
  1. ^ レーシング・ポスト、owner(馬主情報)、Silk Racing Co Ltd。2019年8月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 『週刊競馬ブック』2992号(第56巻20号)2018/5/20「オークス・平安S」,株式会社ケイバブック,2018,「小島友実のホースマンインタビュー シルクレーシング・米本昌史氏」
  3. ^ a b c シルク・ホースクラブ、会社概要、2019年8月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s netkeiba.com、2015年8月3日付、ノンフィクションファイル、【トップ直撃】“アベノシルク”の成功 リーディング上位の馬主に/「シルク」阿部幸也氏(1)、2019年8月17日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h パーフェクトホースマンズ、2019年3月25日付、注目馬主 絹糸を製造していたことが名前の由来です、2019年8月17日閲覧。
  6. ^ 福島馬主協会、協会の歩み、2019年8月17日閲覧。
  7. ^ a b 福島馬主協会、福島馬主協会役員名簿・専門委員会構成、2019年8月17日閲覧。
  8. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、バリシニコフ基本情報、2019年8月17日閲覧。
  9. ^ netkeiba.com、キッポウシ競走馬データ、TOP、2019年8月17日閲覧。
  10. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、フレンチパッサー基本情報、2019年8月17日閲覧。
  11. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、マチエール基本情報、2019年8月17日閲覧。
  12. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、ペガサス基本情報、2019年8月17日閲覧。
  13. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、ルミネッセンス基本情報、2019年8月17日閲覧。
  14. ^ 日本軽種馬協会、JBIS(Japan Bloodstock Information System)、スギノハヤカゼ(USA)基本情報、2019年8月17日閲覧。
  15. ^ 月刊『優駿』1992年2月号、日本中央競馬会内「優駿」編集部、中央競馬ピーアール・センター、p34-38「レオダーバンの故郷 北海道新冠・早田牧場」
  16. ^ 月電工業株式会社、役員紹介、2019年8月17日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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