コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

シェイマス・ヒーニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シェイマス・ヒーニー
Seamus Heaney
誕生 (1939-04-13) 1939年4月13日
北アイルランドの旗 北アイルランド・キャッスルドーソン
死没 2013年8月30日(2013-08-30)(74歳没)
アイルランドの旗 アイルランドダブリン
職業 詩人
言語 英語
国籍 アイルランドの旗 アイルランド
ジャンル
代表作 『ナチュラリストの死』
主な受賞歴 ノーベル文学賞(1995年)
ストルガ詩の夕べ金冠賞(2001年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示
ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:1995年
受賞部門:ノーベル文学賞
受賞理由:日々の奇跡と生き生きとした過去を称える、詩的な美しさと民族的な深みを持つ作品に対して

シェイマス・ヒーニーSeamus Heaney, 1939年4月13日 - 2013年8月30日)は、北アイルランド出身の詩人著作家

経歴

[編集]

ヒーニーは北アイルランド、ロンドンデリー県の農家に9人兄弟の長男として生まれた。奨学金を得てカトリック系のSt. Columb's Collegeで学び、クイーンズ大学でも学んだ。その後、教師になる訓練を受けて教職に付く。1966年に初めての詩集『ナチュラリストの死』を出版した。1966年からクイーンズ大学ベルファスト講師となった。1985年から1997年までハーバード大学教授を務めた。

2013年8月30日、アイルランド・ダブリンの病院で死去、74歳。

「アイルランド共和国の歴代の首相…のスピーチでは、ヒーニーの詩が度々引用され」ている。また2020年の米大統領選挙戦で、大統領当選したジョー・バイデンはヒーニーの詩を読み、「アイルランド系アメリカ人の魂を揺さぶった」[1]

賞歴

[編集]

[編集]

日本語訳

[編集]
  • シェーマス・ヒーニー/ナチュラリストのパラダイム (小野正和、清水重夫著訳、書肆山田、1993年)
  • シェイマス・ヒーニー全詩集 (村田辰夫ほか訳、国文社、1995年)
  • 言葉の力 (佐野哲郎ほか訳、国文社、1997年)
  • 水準器 (村田辰夫ほか訳、国文社、1999年)
  • プリオキュペイションズ 散文選集 (室井光広、佐藤亨訳、国文社、2000年)
  • 創作の場所 (風呂本武敏、佐藤容子訳、国文社、2001年)
  • 電燈 (村田辰夫、坂本完春、杉野徹、薬師川虹一訳、国文社、2006年)
  • トロイの癒し ソポクレスピロクテテス』の一変奏 (小沢茂訳、国文社、2008年)
  • 郊外線と環状線 (村田辰夫、坂本完春、杉野徹、薬師川虹一訳、国文社、2010年)
  • さ迷えるスウィニー(坂本完春、薬師川虹一、杉野徹、村田辰夫訳、国文社、2012年)
  • 詩の矯正(小沢茂訳、国文社、2013年)
  • 人間の鎖(坂本完春、杉野徹、村田辰夫、薬師川虹一訳、国文社、2013年)
  • テーベの埋葬 ソポクレスアンティゴネー』の一変奏 (小沢茂訳、国文社、2014年)
  • ウェルギリウスアエネーイス 第六歌』(坂本完春、杉野徹訳、国文社、2018年)

評論

[編集]
  • シェイマス・ヒーニーの詩 批評的研究 (ニール・コーコラン、小沢茂訳 国文社、2009年12月)
  • シェイマス・ヒーニーの詩と語り 土の力・父の力 (水崎野里子 日本国際詩人協会、2011年10月)
  • シェーマス・ヒーニー アイルランドの国民的詩人(ヘレン・ヴェンドラー、村形明子編訳、アルファベータブックス、2016年)

脚注

[編集]
  1. ^ 松本佐保「アイルランド文学 カトリック信仰とケルト文化の一体化」〔鳥影社『季刊文科』92、令和5年(2023)夏季号、41-44頁、引用44頁〕

外部リンク

[編集]