ゲイリー・アントゥアン・ラッセル
基本情報 | |
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本名 | ゲイリー・アントゥアン・ラッセル |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 173cm |
リーチ | 178cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1996年6月14日(28歳) |
出身地 | メリーランド州キャピトル・ハイツ |
家族 |
ゲーリー・ラッセル・ジュニア(兄) ゲーリー・アントニオ・ラッセル(兄) |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 18 |
勝ち | 17 |
KO勝ち | 17 |
敗け | 1 |
獲得メダル | ||
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アメリカ合衆国 | ||
男子 アマチュアボクシング | ||
ゴールデングローブ | ||
金 | 2014 ラスベガス | ウェルター級 |
ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(Gary Antuanne Russell、1996年6月14日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。メリーランド州キャピトル・ハイツ出身。プロボクサーで元WBC世界フェザー級王者のゲーリー・ラッセル・ジュニアは実兄。また、別の兄のゲーリー・アントニオ・ラッセルもプロボクサー。
来歴
[編集]アマチュア時代
[編集]2014年5月、ナショナル・ゴールデン・グローブにライトウェルター級(64kg)で出場し、決勝でジャロン・エニスに勝利して優勝した[1]。また、アマチュアではジャロン・エニスに3勝1敗で勝ち越している[2]。
2016年、リオデジャネイロオリンピックにライトウェルター級(64kg)で出場。1回戦で米国代表選考会で勝利したハイチのリチャードソン・ヒッチンズを3-0の判定で破り、2回戦でタイのウッティチャイ・マスクを2-1の判定で破ったが、3回戦で後に金メダルを獲得するウズベキスタンのファズリディン・ガイブナザロフに1-2の疑惑の判定で敗れた。米国代表監督のビリー・ウォルシュは「これは1988年ソウルオリンピックのロイ・ジョーンズ・ジュニア対朴時憲以来の酷い判定だった」と語り、米国代表アシスタントコーチのオーギー・サンチェスは「ラッセルはよりクリーンなショットを決め、試合全体を通して上回っていた。彼はこれ以上何をしなければならなかったんだ?」と語っている。また、観戦に訪れていた元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニアも「今日、ラッセルは勝利を盗まれた」と語っている[3][4]。
プロ時代
[編集]2017年5月20日、メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバーでプロデビュー戦を行い、1回2分25秒TKO勝ち。白星デビューを飾った。
2022年2月26日、ラスベガスのザ・コスモポリタンにてクリス・コルバート対エクトール・ルイス・ガルシアの前座で元WBC世界スーパーライト級王者ビクトル・ポストルとWBAアメリカ大陸スーパーライト級王座決定戦を行い、10回2分29秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[5]。
2024年6月15日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにてジャーボンテイ・デービス対フランク・マーティンの前座でWBC世界スーパーライト級ランキング9位のアルベルト・プエジョとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、キャリア初黒星となる12回1-2の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[6]。
戦績
[編集]- プロボクシング:18戦 17勝 (17KO) 1敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2017年5月20日 | ☆ | 1R 2:25 | TKO | ジョシュ・ロス | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年9月10日 | ☆ | 1R 0:19 | TKO | ヘスス・ルール | アメリカ合衆国 | |
3 | 2017年11月21日 | ☆ | 1R 2:01 | TKO | ラリー・ヤネス | キューバ | |
4 | 2018年3月3日 | ☆ | 2R 2:59 | TKO | キーセン・フリーマン | アメリカ合衆国 | |
5 | 2018年4月21日 | ☆ | 3R 1:24 | TKO | アンドリュー・ロジャース | アメリカ合衆国 | |
6 | 2018年5月19日 | ☆ | 1R 1:04 | KO | ウィルメル・ロドリゲス | ドミニカ共和国 | |
7 | 2018年8月4日 | ☆ | 1R 0:55 | TKO | ホセ・アルトゥロ・エスキベル | メキシコ | |
8 | 2019年1月26日 | ☆ | 2R 1:13 | TKO | ロベルト・アルマザン | アメリカ合衆国 | |
9 | 2019年5月18日 | ☆ | 4R 2:56 | KO | マルコス・モジカ | ニカラグア | |
10 | 2019年7月13日 | ☆ | 3R 3:00 | TKO | ラリー・ベンタス | アメリカ合衆国 | |
11 | 2019年9月21日 | ☆ | 1R 0:30 | KO | ルイス・カスティージョ | メキシコ | |
12 | 2019年11月2日 | ☆ | 2R 2:05 | TKO | ファン・フエルタス | パナマ | |
13 | 2020年2月8日 | ☆ | 1R 3:00 | KO | ホセ・マルフォ | メキシコ | |
14 | 2021年5月29日 | ☆ | 6R 終了 | TKO | ジョバニ・サンティアゴ | プエルトリコ | |
15 | 2022年2月26日 | ☆ | 10R 2:29 | TKO | ビクトル・ポストル | ウクライナ | WBAアメリカ大陸スーパーライト級王座決定戦 |
16 | 2022年7月30日 | ☆ | 6R 0:50 | TKO | ランセス・バルテレミー | キューバ | |
17 | 2023年8月12日 | ☆ | 1R 2:39 | KO | ケント・クルス | アメリカ合衆国 | |
18 | 2024年6月15日 | ★ | 12R | 判定1-2 | アルベルト・プエジョ | ドミニカ共和国 | WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]脚注
[編集]- ^ “87.US National Golden Gloves Las Vegas May 12-17, 2014”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月9日閲覧。
- ^ Comparing Gary Antuanne Russell To Jaron “Boots” Ennis! Boxing News 24 2022年3月3日
- ^ “31.Olympic Games Riocentro Pavilion 6, Rio de Janiero, Brazil August 6-21, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年8月12日閲覧。
- ^ Gary Antuanne Russell loses split decision called ‘a crying shame’ by U.S. coach ワシントン・ポスト 2016年8月16日
- ^ Gary Antuanne Russell Tested, Stops Viktor Postol in Tenth Boxing Scene 2022年2月27日
- ^ Gervonta Davis vs. Frank Martin fight results: Live boxing updates, highlights, scorecard, time, undercard CBS Sports 2024年6月15日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- GARY ANTUANNE RUSSELL- Premier Boxing Champions
- ゲイリー・アントゥアン・ラッセル (@AntuanneRussell) - X(旧Twitter)
- ゲイリー・アントゥアン・ラッセル (@garyarussell) - Instagram
- ゲイリー・アントゥアン・ラッセルの戦績 - BoxRec