ケルン (フリゲート・初代)
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ケルン | |
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F 220 ケルン(1982年撮影) | |
基本情報 | |
建造所 | H.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所 |
運用者 | ドイツ海軍 |
艦種 | フリゲート |
級名 | ケルン級 |
艦歴 | |
起工 | 1957年12月21日 |
進水 | 1958年12月6日 |
就役 | 1961年4月15日 |
退役 | 1982年12月17日 |
除籍後 | 艦体をダメージコントロール訓練に利用。 |
要目 | |
排水量 | 2.969 t |
全長 | 109.8m |
最大幅 | 11.2m |
吃水 | 3.54m |
機関 |
CODAG方式、2軸推進 Brown, Boveri & Cie製 ガスタービン × 2基 MAN製 V型16気筒 4ストロークディーゼル × 4基 |
出力 |
17,664kW(ガスタービンエンジン2基) 8,832kW(ディーゼルエンジン4基) 26,496kW(ガスタービン+ディーゼルの合計) |
速力 |
34ノット(ガスタービン+ディーゼル) 28ノット(ガスタービンのみ) 23ノット(ディーゼルのみ) |
航続距離 | 海里 |
乗員 | 210名 - 238名 |
兵装 |
Mle.53 100mm両用単装砲 × 2基 ブレダMod.58-II MDL 40mm連装機関砲 × 2基 ボフォースMod.58 40mm単装機関砲 × 2基 M/50 375mm対潜ロケット4連装発射機 × 2基 533mm魚雷発射管 × 4基 (Mk44魚雷を発射する。) |
レーダー |
航法レーダー KH14/9 監視レーダー SGR105/04, SGR103/02 火器管制レーダー MV2/3Du, M4/1Du, M5/1Du, M9/3Du |
ソナー |
CWE10 魚雷誘導ソナー PAE1A 対潜ロケット照準ソナー |
ケルン(ドイツ語: Köln, F 220)とは、西ドイツ海軍のフリゲートで、ケルン級フリゲートの1番艦である。同艦は、再軍備後の西ドイツが初めて自国で建造した大型水上戦闘艦でもある[1]。
艦名はケルン市に由来し、ケルンの名を冠する艦艇としては4代目である。
艦歴
[編集]「ケルン」は、H.C.ストラッケン&ゾーン・ハンブルク造船所にて1957年12月21日に起工・建造され、翌1958年12月6日に進水した。その後艤装と試験航海を経て、1961年4月15日に西ドイツ海軍に就役した。
西ドイツ海軍就役後、「ケルン」は後に建造された姉妹艦と共に第2護衛艦戦隊(2. Geleitgeschwader)[2]に配属された。
その後21年間にわたって就役し続けていた「ケルン」であるが、1979年に新型のブレーメン級フリゲートの建造が開始されたこともあり、1982年12月17日をもって退役した。
退役後の「ケルン」の船体は、当初は姉妹艦の予備部品供給源とするために保管されていたが、1989年7月に6番艦「F225 ブラウンシュヴァイク」が退役したのを最後に、西ドイツ海軍に現役のケルン級フリゲートは存在しなくなった。
このため「ケルン」の船体は1989年11月以降、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州ノイシュタット市(de)にあるドイツ海軍の教育機関の一つ、海軍防衛訓練センター(Einsatzausbildungszentrum Schadensabwehr Marine、略称EAZS)において、艦内の火災及び浸水に対するダメージコントロール訓練に使用されている。
脚注
[編集]- ^ 小型水上戦闘艇については、1956年にジルバーメーヴェ級魚雷艇が就役し、1957年にはヤグアル級魚雷艇の就役が始まっている。
同時代に西ドイツが独自に建造した大型戦闘艦であるハンブルク級駆逐艦1番艦「ハンブルク」は、1959年1月20日に起工。 - ^ 第2護衛艦戦隊は1959年2月1日に編成された。編成当初はクックスハーフェン(Cuxhaven)を母港としていたが、1968年にはヴィルヘルムスハーフェンに移転した。
第2護衛艦戦隊は1988年9月30日に解隊され、その伝統は同年10月1日に編成された第2フリゲート戦隊(2. Fregattengeschwader)が引き継いでいる。
関連項目
[編集]- ケルン (軽巡洋艦・初代) - コルベルク級小型巡洋艦3番艦
- ケルン (軽巡洋艦・2代) - ケルン級小型巡洋艦1番艦。
- ケルン (軽巡洋艦・3代) - ケーニヒスベルク級軽巡洋艦3番艦。
- F221 ケルン - ブレーメン級フリゲート5番艦。
外部リンク
[編集]- ケルンに関する解説サイト(ドイツ語/英語)