グァンチャーレ

グァンチャーレ
	2015年シンザン記念
欧字表記	Guanciale
品種	サラブレッド
性別	牡
毛色	青鹿毛
生誕	2012年2月27日（12歳）
登録日	2014年5月29日
抹消日	2020年1月9日
父	スクリーンヒーロー
母	チュウオーサーヤ
母の父	ディアブロ
生国	日本（北海道新冠町）
生産者	中央牧場
馬主	松本俊廣
調教師	北出成人（栗東）
競走成績
生涯成績	42戦5勝
獲得賞金	2億8235万6000円
勝ち鞍
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グァンチャーレ（Guanciale^[1]）は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2015年のシンザン記念(GIII)。馬名の意味は「豚のほほ肉の塩漬け」^[4]。

戦績

2012年2月27日、北海道新冠町の中央牧場で誕生。父スクリーンヒーローにとっては2世代目の産駒となる。2013年の北海道サマーセールに上場され、一旦は買い手がつかず主取となる。ところが、牧場名義でのデビューについての相談中に再上場の依頼がかかり、210万円で落札された^[5]。

栗東・北出成人厩舎に入厩。2014年7月にデビューし、翌月に初勝利を挙げる。同年の東京スポーツ杯2歳ステークスでは直線で終始前が壁になり7着に敗れたが、年明けのシンザン記念でその雪辱を果たし、重賞初制覇を果たす^[5]。弥生賞4着後、皐月賞への出走を予定していたが、右前脚の挫跖のためレース3日前に出走を回避^[6]。戦線復帰後はNHKマイルカップ12着、東京優駿8着という成績だった^[7]。

3歳秋以降は勝利から遠ざかり、4歳となった2016年夏には準オープンに降級。同年11月の長岡京ステークスでシンザン記念以来となる3勝目を挙げ、オープンに復帰した。オープンでは2、3着が多く、なかなか勝利に恵まれずにいたが^[7]、2018年11月のキャピタルステークスを6番人気で制し、シンザン記念以来3年10ヶ月ぶりのオープンクラスでの勝利を手にした^[8]。

2019年はリステッド競走の洛陽ステークスで通算5勝目を挙げる。次戦のマイラーズカップでは緩やかなペースで逃げ、ダノンプレミアムには交わされたもののパクスアメリカーナやインディチャンプらを抑えて2着に粘り込んだ^[9]。東京優駿以来約4年ぶりのG1出走となった第69回安田記念では2番手追走から直線で一旦は先頭に並びかける見せ場を作り、4着と健闘した^[10]。秋に入ってからは精彩を欠き、12月の阪神カップ10着を最後に現役を引退した。引退後はイーストスタッドで種牡馬入りする^[11]。

シンザン記念
安田記念

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報^[7]に基づく。

競走日	競馬場	競走名	格	距離（馬場）	頭数	枠番	馬番	オッズ（人気）	着順	タイム（上がり3F）	着差	騎手	斤量 [kg]	1着馬（2着馬）	馬体重 [kg]
2014.07.26	中京	2歳新馬		芝1600m（良）	16	7	13	033.40（9人）	05着	R1:39.6（35.7）	-0.8	0義英真	51	ヒルノマレット	438
0000.08.17	小倉	2歳未勝利		芝1800m（良）	15	5	8	004.90（2人）	01着	R1:49.7（34.5）	-0.0	0義英真	51	（ウインソワレ）	440
0000.10.11	東京	いちょうS	重賞	芝1600m（良）	12	8	11	030.00（6人）	06着	R1:34.0（33.5）	-0.5	0義英真	55	クラリティスカイ	448
0000.11.01	京都	萩S	OP	芝1800m（良）	6	2	2	005.90（4人）	03着	R1:47.9（35.1）	-0.3	0義英真	55	エイシンライダー	440
0000.11.24	東京	東スポ杯2歳S	GIII	芝1800m（良）	13	5	6	023.00（7人）	07着	R1:48.2（34.3）	-0.3	0武豊	55	サトノクラウン	434
2015.01.11	京都	シンザン記念	GIII	芝1600m（良）	12	7	9	005.00（2人）	01着	R1:34.8（33.7）	-0.0	0武豊	56	（ロードフェリーチェ）	446
0000.03.08	中山	弥生賞	GII	芝2000m（稍）	11	6	6	021.70（7人）	04着	R2.02.4（35.8）	-0.6	0武豊	56	サトノクラウン	442
0000.05.10	東京	NHKマイルC	GI	芝1600m（良）	18	2	4	034.3（11人）	12着	R1:34.4（34.3）	-0.9	0蛯名正義	57	クラリティスカイ	440
0000.05.31	東京	東京優駿	GI	芝2400m（良）	18	2	4	220.5（15人）	08着	R2:24.1（34.7）	-0.9	0松岡正海	57	ドゥラメンテ	446
0000.10.04	阪神	ポートアイランドS	OP	芝1600m（良）	16	8	15	008.60（3人）	10着	R1:34.9（34.3）	-1.2	0幸英明	54	フルーキー	446
0000.11.01	京都	カシオペアS	OP	芝1800m（良）	11	8	10	015.00（5人）	05着	R1:46.0（34.1）	-0.3	0幸英明	54	トーセンスターダム	456
0000.11.28	東京	キャピタルS	OP	芝1600m（良）	18	7	14	016.90（9人）	10着	R1:33.7（33.7）	-0.5	0田辺裕信	56	サンライズメジャー	456
0000.12.19	阪神	リゲルS	OP	芝1600m（良）	16	2	3	007.20（3人）	02着	R1:34.2（33.6）	-0.1	0武豊	55	ダッシングブレイズ	456
2016.01.10	中山	ニューイヤーS	OP	芝1600m（良）	9	8	9	004.20（2人）	05着	R1:34.5（33.4）	-0.2	0蛯名正義	55	ダイワリベラル	460
0000.05.01	新潟	谷川岳S	OP	芝1600m（良）	15	7	13	006.00（4人）	10着	R1.34.3（34.1）	-0.8	0古川吉洋	56	ピークトラム	452
0000.05.14	京都	都大路S	OP	芝1800m（良）	11	3	3	012.50（6人）	02着	R1:46.0（33.5）	-0.0	0古川吉洋	56	ナムラアン	456
0000.06.05	阪神	垂水S	1600万下	芝1800m（良）	8	5	5	002.70（2人）	05着	R1:46.1（34.9）	-0.4	0古川吉洋	57	マイネグレヴィル	454
0000.07.02	中京	豊明S	1600万下	芝1600m（良）	9	4	4	004.00（2人）	02着	R1:33.7（33.5）	-0.1	0武豊	57	タガノエスプレッソ	456
0000.10.15	東京	白秋S	1600万下	芝1400m（良）	18	4	8	007.80（5人）	07着	R1:21.1（34.2）	-0.4	0武豊	57	ヴェルステルキング	456
0000.11.06	京都	長岡京S	1600万下	芝1600m（良）	9	8	8	003.30（2人）	01着	R1:33.9（34.2）	-0.2	0古川吉洋	57	（ベステンダンク）	464
0000.12.17	阪神	リゲルS	OP	芝1600m（良）	17	2	3	003.90（1人）	03着	R1:35.0（35.0）	-0.2	0古川吉洋	56	マイネルアウラート	470
2017.01.15	中山	ニューイヤーS	OP	芝1600m（良）	16	3	6	005.90（2人）	12着	R1:34.3（35.0）	-0.8	0蛯名正義	56	マイネルアウラート	474
0000.02.11	京都	洛陽S	OP	芝1600m（重）	11	6	6	006.80（4人）	02着	R1:35.9（34.9）	-0.2	0古川吉洋	56	ダッシングブレイズ	470
0000.06.18	阪神	米子S	OP	芝1600m（良）	10	6	6	007.30（5人）	03着	R1:32.2（33.4）	-0.3	0古川吉洋	56	ブラックムーン	474
0000.07.23	中京	中京記念	GIII	芝1600m（良）	16	7	14	012.80（8人）	12着	R1:34.4（35.2）	-1.2	0古川吉洋	55	ウインガニオン	468
0000.10.29	京都	カシオペアS	OP	芝1800m（不）	12	4	4	005.50（2人）	02着	R1:54.0（39.0）	-0.6	0古川吉洋	56	アメリカズカップ	476
0000.11.18	京都	アンドロメダS	OP	芝2000m（重）	15	7	13	008.00（4人）	08着	R2:01.9（35.9）	-0.5	0古川吉洋	55	ブラックバゴ	478
0000.12.09	阪神	リゲルS	OP	芝1600m（良）	13	3	3	027.60（8人）	05着	R1:33.6（34.0）	-0.4	0古川吉洋	56	レッドアンシェル	478
2018.02.10	京都	洛陽S	OP	芝1600m（稍）	12	7	10	013.90（7人）	02着	R1:36.2（36.9）	-0.0	0古川吉洋	56	サトノアーサー	478
0000.03.04	阪神	大阪城S	OP	芝1800m（良）	12	3	3	010.90（5人）	02着	R1.45.3（33.7）	-0.0	0池添謙一	55	トリコロールブルー	474
0000.03.25	阪神	六甲S	OP	芝1600m（良）	10	8	10	003.80（2人）	02着	R1:33.2（34.2）	-0.3	0池添謙一	56	ロジクライ	470
0000.04.22	京都	マイラーズC	GII	芝1600m（良）	11	5	5	027.80（8人）	06着	R1:32.3（34.9）	-1.0	0古川吉洋	56	サングレーザー	470
0000.05.12	京都	都大路S	OP	芝1800m（良）	14	3	4	005.10（2人）	03着	R1:45.1（34.7）	-0.5	0古川吉洋	56	サンマルティン	472
0000.10.27	京都	スワンS	GII	芝1400m（良）	11	5	5	038.70（8人）	03着	R1:21.6（35.1）	-0.1	0古川吉洋	56	ロードクエスト	466
0000.11.24	東京	キャピタルS	OP	芝1600m（良）	14	4	5	013.30（6人）	01着	R1:32.6（32.9）	-0.0	0松岡正海	56	（タワーオブロンドン）	462
2019.01.05	京都	京都金杯	GIII	芝1600m（良）	17	2	4	008.00（4人）	06着	R1:35.2（35.2）	-0.3	0古川吉洋	56.5	パクスアメリカーナ	478
0000.02.09	京都	洛陽S	L	芝1600m（良）	12	3	3	002.90（1人）	01着	R1.35.2（34.5）	-0.1	0池添謙一	57	（グリュイエール）	480
0000.04.21	京都	マイラーズC	GII	芝1600m（良）	10	7	8	023.80（5人）	02着	R1:32.8（32.5）	-0.2	0池添謙一	56	ダノンプレミアム	472
0000.06.02	東京	安田記念	GI	芝1600m（良）	16	3	6	103.3（13人）	04着	R1:31.1（33.9）	-0.2	0松岡正海	58	インディチャンプ	472
0000.10.26	京都	スワンS	GII	芝1400m（稍）	18	4	7	006.00（3人）	05着	R1:21.9（34.5）	-0.6	0松岡正海	56	ダイアトニック	472
0000.11.17	京都	マイルCS	GI	芝1600m（良）	17	1	2	065.5（11人）	08着	R1:33.8（34.8）	-0.8	0松岡正海	57	インディチャンプ	474
0000.12.21	阪神	阪神C	GII	芝1400m（良）	18	4	8	016.00（6人）	10着	R1:20.8（35.4）	-1.4	0池添謙一	57	グランアレグリア	480

血統表

グァンチャーレの血統			（血統表の出典）^{[§ 1]}
父系	ロベルト系			^{[§ 2]}
父スクリーンヒーロー 2004 栗毛	父の父 *グラスワンダー 1995 栗毛	Silver Hawk	Roberto
			Gris Vitesse
		Ameriflora	Danzig
			Graceful Touch
	父の母ランニングヒロイン 1993 鹿毛	*サンデーサイレンス	Halo
			Wishing Well
		ダイナアクトレス	*ノーザンテースト
			モデルスポート
母チュウオーサーヤ 2002 青鹿毛	母の父 *ディアブロ Diablo 1987 黒鹿毛	Devil's Bag	Halo
			Ballade
		Avilion	Cornish Prince
			Style and Grace
	母の母サンライトブルボン 1990 黒鹿毛	*イルドブルボン	Nijinsky
			Roseliere
		ハシノシーダー	*ミンシオ
			フジノサンコー
母系(F-No.)	13号族(FN:13-a)			^{[§ 3]}
5代内の近親交配	Halo4×4＝12.50%、Hail to Reason5×5×5＝9.38%、Northern Dancer5×5×5＝9.38%			^{[§ 4]}
出典	^ ^[12] ^ ^[12] ^ ^[12] ^ ^[12]

母チュウオーサーヤは現役時代中央で1勝^[5]。
5代母キタノスガタまでが内国産馬という牝系で、3代母の半妹にパワーシーダー^[13]（1985年中京記念）、その仔にヴァイスシーダー^[14]（1991年ニュージーランドトロフィー4歳S）、キタノスガタの半姉ナスノホシの仔にナスノカオリ（1971年桜花賞）・ナスノチグサ（1973年優駿牝馬）姉妹などがいる。

脚注

[脚注の使い方]

出典

^ ^a ^b “グァンチャーレ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。
^ “競走馬情報：グァンチャーレ - @Keiba”. ＠Keiba - 競馬サービスプロバイダ. 2022年3月17日閲覧。
^ “競走馬情報/グァンチャーレ”. 日本中央競馬会 (2022年10月21日). 2022年10月21日閲覧。
^ “競走馬登録馬名簿・馬名意味”. JRA. 2019年8月30日閲覧。
^ ^a ^b ^c “2015年01月11日シンザン記念　Ｇ３”. 競走馬のふるさと案内所. 2019年8月30日閲覧。
^ “【皐月賞】グァンチャーレ回避で３６年ぶり１５頭立て以下”. サンケイスポーツ. (2015年4月16日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2022年3月19日閲覧。
^ ^a ^b ^c “グァンチャーレ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年8月30日閲覧。
^ “【キャピタルＳ】グァンチャーレ、３年１０カ月ぶりＯＰ勝ち”. サンケイスポーツ. (2018年11月25日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。
^ “【マイラーズＣ】グァンチャーレは逃げ粘り２着　池添「普通なら勝っていた」”. サンケイスポーツ. (2019年4月21日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。
^ “【次は買い】安田記念４着・グァンチャーレ”. サンケイスポーツ. (2019年6月3日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。
^ “グァンチャーレ引退、種牡馬へ”. netkeiba.com (2020年1月9日). 2021年12月18日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d グァンチャーレ 5代血統表 2019年8月30日閲覧。
^ “パワーシーダー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年8月31日閲覧。
^ “ヴァイスシーダー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年8月31日閲覧。

外部リンク

競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
グァンチャーレ - 競走馬のふるさと案内所

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[14] [12]

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[16] [12]

[eng-1] “グァンチャーレ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。

[2] “競走馬情報：グァンチャーレ - @Keiba”. ＠Keiba - 競馬サービスプロバイダ. 2022年3月17日閲覧。

[jra200109-3] “競走馬情報/グァンチャーレ”. 日本中央競馬会 (2022年10月21日). 2022年10月21日閲覧。

[4] “競走馬登録馬名簿・馬名意味”. JRA. 2019年8月30日閲覧。

[furusato-5] “2015年01月11日シンザン記念　Ｇ３”. 競走馬のふるさと案内所. 2019年8月30日閲覧。

[6] “【皐月賞】グァンチャーレ回避で３６年ぶり１５頭立て以下”. サンケイスポーツ. (2015年4月16日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2022年3月19日閲覧。

[netkeiba-7] “グァンチャーレ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年8月30日閲覧。

[8] “【キャピタルＳ】グァンチャーレ、３年１０カ月ぶりＯＰ勝ち”. サンケイスポーツ. (2018年11月25日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。

[9] “【マイラーズＣ】グァンチャーレは逃げ粘り２着　池添「普通なら勝っていた」”. サンケイスポーツ. (2019年4月21日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。

[10] “【次は買い】安田記念４着・グァンチャーレ”. サンケイスポーツ. (2019年6月3日). オリジナルの2022年3月19日時点におけるアーカイブ。 2019年8月30日閲覧。

[11] “グァンチャーレ引退、種牡馬へ”. netkeiba.com (2020年1月9日). 2021年12月18日閲覧。

[:1-12] グァンチャーレ 5代血統表 2019年8月30日閲覧。

[17] “パワーシーダー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年8月31日閲覧。

[18] “ヴァイスシーダー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年8月31日閲覧。

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