オゼッラ・FA1B
カテゴリー | F1 | ||||||||
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コンストラクター | オゼッラ | ||||||||
デザイナー | ジョルジオ・ヴァレンティーニ | ||||||||
先代 | オゼッラ・FA1 | ||||||||
後継 | オゼッラ・FA1C | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
シャシー | アルミニウム製モノコック | ||||||||
サスペンション(前) | アッパーアーム, ロワーウィッシュボーン, ショックアブソーバー | ||||||||
サスペンション(後) | アッパーアーム, ロワーウィッシュボーン, ショックアブソーバー | ||||||||
トレッド |
前:1,715 mm (67.5 in) 後:1,650 mm (65 in) | ||||||||
ホイールベース | 2,700 mm (110 in) | ||||||||
エンジン | フォード-コスワース DFV 2,993 cc (182.6 cu in) 90°V8, NA, | ||||||||
トランスミッション | ヒューランド FGA400 5速 | ||||||||
重量 | 600 kg (1,300 lb) | ||||||||
燃料 | バルボリン | ||||||||
タイヤ | ミシュラン | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | オゼッラ・スクアドラ・コルセ | ||||||||
ドライバー |
31.ミゲル・アンヘル・ゲーラ (31.)ピエルカルロ・ギンザーニ (31.)ジョルジオ・フランシア (31.)ジャン=ピエール・ジャリエ 32.ベッペ・ガビアーニ | ||||||||
通算獲得ポイント | 0 | ||||||||
初戦 | 1980年イタリアグランプリ | ||||||||
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オゼッラ・FA1B (Osella FA1B) はオゼッラ・スクアドラ・コルセが1980年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはジョルジオ・ヴァレンティーニ。決勝最高成績は8位。
背景
[編集]チームは1980年、デビュー作のFA1でシーズンを争っていた。しかしながら初めの数か月でFA1は重量過多であることが判明した。加えて非常に重要なグラウンド・エフェクト効果で改善の余地があった。オーナーのビンチェンツォ・オゼッラは必要な改善が既存の車両の単なる変更では達成できないとして、1980年4月に新型車の開発を決定した[1]。
開発
[編集]FA1Bの設計は前年にメルザリオのマシンをデザインしたジョルジオ・ヴァレンティーニが担当した。FA1Bはその前身FA1の基本機能に対応し、サスペンションはわずかに修正された[2]。モノコックはFA1と同様にアルミニウム製であったが、FA1よりは狭い物となった。サイドポンツーンは拡大され、グラウンド効果の改善につながった[3]。オゼッラはFA1BがFA1に比べて5パーセント以上ダウンフォースが改善されたと主張した[2]。FA1Bも前作より大幅に軽量化した[4]。搭載エンジンはコスワースDFVで変わらず、ギアボックスもヒューランド製がそのまま使用された。FA1Bは合計4台が製作され、1980年に1台が、1981年にはもう3台が製作された。
レース戦績
[編集]1980年
[編集]FA1Bは第12戦イタリアグランプリに初めて投入された。ドライバーはエディ・チーバー。チーバーは予選通過し、決勝は12位で完走した。これはオゼッラにとってこのシーズン唯一の完走となった。残りの2戦はいずれもリタイアしている。
1981年
[編集]1981年シーズン、チームは体制を2台エントリーに拡大した。31番車はミゲル・アンヘル・ゲーラ、ピエルカルロ・ギンザーニ、ベッペ・ガビアーニがドライブした。32番車はガビアーニ、ギンザーニ、ジョルジオ・フランシア、ジャン=ピエール・ジャリエがドライブした。最高位はジャリエによるドイツおよびイギリスでの8位。第13戦のイタリアグランプリでジャリエには新型のFA1Cが与えられた。セカンドドライバーのガビアーニはシーズン終了までFA1Bを使用した。
F1における全成績
[編集]年 | チーム | エンジン | タイヤ | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ポイント | 順位 |
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1980年 | オゼッラ・スクアドラ・コルセ | フォード-コスワース DFV V8 |
G | ARG |
BRA |
RSA |
USW |
BEL |
MON |
FRA |
GBR |
GER |
AUT |
NED |
ITA |
CAN |
USA |
0 | NC | |||
31 | チーバー | 12 | Ret | Ret | ||||||||||||||||||
1981年 | オゼッラ・スクアドラ・コルセ | フォード-コスワース DFV V8 |
M | USW |
BRA |
ARG |
SMR |
BEL |
MON |
ESP |
FRA |
GBR |
GER |
AUT |
NED |
ITA |
CAN |
CPL |
0 | NC | ||
31 | ゲーラ | DNQ | DNQ | DNQ | Ret | |||||||||||||||||
ギンザーニ | 13 | DNQ | ||||||||||||||||||||
フランシア | DNQ | |||||||||||||||||||||
ジャリエ | 8 | 8 | 10 | Ret | ||||||||||||||||||
32 | ガビアーニ | Ret | DNQ | DNQ | Ret | Ret | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ | DNQ |
参考文献
[編集]- Adriano Cimarosti: Das Jahrhundert des Rennsports. Autos, Strecken und Piloten. Motorbuch-Verlag, Stuttgart 1997, ISBN 3-613-01848-9.(ドイツ語)
- David Hodges: Rennwagen von A–Z nach 1945. Motorbuch-Verlag, Stuttgart 1994, ISBN 3-613-01477-7.(ドイツ語)
- David Hodges: A–Z of Grand Prix Cars. Crowood Press, Marlborough 2001, ISBN 1-86126-339-2.(英語)
- Pierre Ménard: La Grande Encyclopédie de la Formule 1. 2. Auflage. Chronosports, St. Sulpice 2000, ISBN 2-940125-45-7.(フランス語)
参照
[編集]- ^ Ménard: La grande Encyclopédie de la Formule 1. 2000, S. 460.
- ^ a b Hodges: Rennwagen von A–Z nach 1945. 1994, S. 205.
- ^ Hodges: A–Z of Grand Prix Cars. 2001, S. 185.
- ^ 「Das Jahrhundert des Rennsports. 1997, S. 317,」ではFA1Bの重量を600kgと表示しているが、最低重量に達しない。この値の正確性には疑問がある。「La grande Encyclopédie de la Formule 1. 2000, S. 460.」を参照のこと。