インターナショナル・マネジメント・グループ
種類 | 子会社 |
---|---|
本社所在地 |
アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク |
設立 | 1960年 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6700150005945 |
事業内容 | スポーツイベント運営、タレントマネージメント |
代表者 |
アリ・エマニュエル(共同CEO) パトリック・ホワイトセル(共同CEO) |
従業員数 | 3000人以上 |
主要株主 |
ウィリアム・モリス・エンデヴァー Silver Lake Partners |
主要子会社 | IMG Artists, IMG Academies, IMG Models |
外部リンク |
www |
IMG(元々の社名はインターナショナル・マネジメント・グループ、英: International Management Group)はアメリカ合衆国ニューヨークに本社を置く、アスリートのマネージメント、スポーツイベント及びエンターテイメントイベントの企画運営、またマーケティング、メディア、ライセンス事業を行う企業である。
概要
[編集]IMGは1960年にオハイオ州クリーブランドで、テレビ時代にはアスリートは大きな収益になると考えた弁護士のマーク・マコーマックによって創業された。プロゴルファーのアーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラスが最初の契約アスリートで、テレビやCM出演などのマネージメントを行なった。その後多くのメディア企業を吸収しながら、スポーツ業界におけるマネージメント、イベント企画運営、ライセンス・ビジネスを拡大化していった。従来のスポーツ、ファッション、メディアに加え、デジタル・メディアやライセンシング、エンターテイメント・プログラミングなど幅広い業務分野を持つ。
浅田真央、タイガー・ウッズ、マリア・シャラポワなど世界中の有名アスリートと契約するほか、現在はスポーツだけでなく、芸能部門やモデル部門もあり、それらのマネージメントをはじめ、イベントや番組を手掛ける一大マネージメント・ライセンス企業グループとなっている。ライセンスビジネスとマーケティングを教える大学も持つ。
社歴
[編集]- 2003年に創業者のマコーマックが亡くなり、2004年に企業買収を専門とするフォーツマン・リトル社が買収し、同社代表のテッド・フォーツマンが2011年に亡くなるまで最高経営責任者として引き継いだ。[1]
- 2010年、本社をニューヨークに移転。
- 2013年12月18日に、タレント・エージェンシーのウィリアム・モリス・エンデヴァーとシルバーレイク・パートナーズが22億ドルで買収[2]。
主な契約選手
[編集]テニス
[編集]ゴルフ
[編集]フィギュアスケート
[編集]卓球
[編集]バドミントン
[編集]スノーボード
[編集]サーフィン
[編集]セーリング
[編集]障害馬術
[編集]- カレン ポーリー
過去の主な契約選手及びアーティスト
[編集]選手
[編集]テニス
[編集]ゴルフ
[編集]フィギュアスケート
[編集]スノーボード
[編集]バレエダンサー
[編集]- 熊川哲也(契約終了)
アーティスト
[編集]指揮者
[編集]- 大植 英次(契約終了)
ピアニスト
[編集]バイオリニスト
[編集]ソプラノ
[編集]- 佐藤靖子(契約終了)
団体
[編集]IMGが主催・運営に携わる主なイベント
[編集]- サッカー
- バスケットボール
- クリケット
- エンターテイメント
- ミス・ユニバース
- ミスUSA
- ミス・ティーンUSA
- テイスト フェスティバル
- ハイドパーク・ウィンター・ワンダーランド
- フィギュアスケート
- ゴルフ
- 総合格闘技
- モータースポーツ
- ラグビー
- ストロングマン
- テニス
- バレーボール
- ファッションウィーク
- スポーツ番組
事業内容
[編集]IMGは主に次の事業を展開している。[3]
- メディア製作と配信
- イベント創造、管理とスポンサーシップ販売
- クライアント代理業務、ブランド管理
- スポンサーシップ、メディアコンサルティング
- グローバルなスポンサーシップとメディア販売
- 消費者製品のライセンシング
- アスリート・トレーニング
批判
[編集]IMGは所属選手の望む以上の巨額の契約料を要求するなどして、スポーツ全体にかかる経費を高騰させていると批判されている[4]。
また、IMGは多くの所属選手を抱えるためスポーツ界に対して大きな影響力を持っている。特にゴルフに関しては相当数のトップ選手がIMG所属のため、ゴルフ界における競技運営やスポンサー誘致など対して決定的ともいえる発言力を持っており、IMG主導・運営・主催で行われるイベントも多い[5]。 マコーマックの死後、「スポーツに介入しすぎ」と言われたほどの影響力は無くなったとも言われているが、依然IMG所属選手に対する報道陣の規制は比較的容易に行える[6]。
2007年には、IMGコリア社と契約していたキム・ヨナ選手の母親がライバル選手に比べて十分な支援がなされていないとして他のマネージメント事務所に移籍させた際、IMG側が二重契約として訴えたが敗訴した[7][8]。
脚注・参照
[編集]- ^ IMG公式サイト『About IMG』
- ^ Touchdown!: WME & Silver Lake Acquire IMGDeadline Hollywood, December 18, 2013
- ^ 同・『About IMG』
- ^ ハーバードでは教えない実践経営学
- ^ [1]
- ^ [2] 競技運営に関わっているため、所属選手に対する報道陣への規制も比較的容易となる
- ^ フィギュアの金妍児、前のマネージメント社と法的争い 東亜日報、APRIL 26, 2007
- ^ スケートのキム・ヨナ、専属契約紛争は韓国側の勝ち中央日報、2008年05月31日
関連項目
[編集]- IMGアカデミーズ - 国際総合スポーツ選手養成学校
- トランスワールドスポーツ
- テニス・チャンネル
- プレミアリーグ