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宮里美香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 宮里 美香 
Mika MIYAZATO
基本情報
名前 宮里 美香
生年月日 (1989-10-10) 1989年10月10日(35歳)
身長 160 cm (5 ft 3 in)
体重 55 kg (121 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県那覇市
経歴
プロ転向 2008年
JLPGA入会2019年
JLPGA91期
優勝数
LPGAツアー 1
日本LPGA 2(内、公式戦2)
成績
初優勝 日本女子:日本女子オープンゴルフ選手権競技(2010)
全米女子:セーフウェイクラシック (2012)
ベストスコア 64
世界ランク最高位 8位(2012年10月15日)
賞金ランク最高位 全米女子:11位(2012)
日本女子:34位(2019)
2019年12月2日現在
テンプレートを表示
獲得メダル
女子 ゴルフ
日本の旗 日本
アジア競技大会
2006 ドーハ 個人
2006 ドーハ 団体

宮里 美香[1](みやざと みか、1989年10月10日 - )は、沖縄県那覇市出身の日本の女子プロゴルファーである。所属はNTTぷらら。同じ沖縄県出身のプロゴルファーの宮里聖志宮里優作宮里藍3兄弟とは縁戚関係はない[注 1]

来歴

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アマチュア時代

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父親に練習場に連れて行ってもらったのをきっかけに、8歳からゴルフを始める[2]

2003年日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアー「ダイキンオーキッドレディースゴルフトーナメント」のアマチュア選手権大会で優勝[3]。これにより同大会の本戦出場権を得て、アマチュアとしてJLPGAツアー初出場を果たす[3]

2004年は3月の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」で8位タイの後、6月の「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝[2]。この優勝は大会史上最年少となる14歳260日でのことであった[4]

2005年から2008年まではJGAナショナルチーム入り[2]。この間、「ネイバーズトロフィー 韓国・日本・台湾チーム選手権」(2005年:個人11位タイ・団体優勝、2006年:個人4位タイ・団体2位、2007年:個人団体共に優勝)[2]、「キャロウェイゴルフ世界ジュニア選手権」(2006年:女子15~17歳の部優勝)等がある[5]。また2006年ドーハで開催された「アジア競技大会」(ゴルフ競技)において、佐伯三貴原江里菜(共に東北福祉大学=当時)と共に日本代表として出場し、個人団体共に銀メダルを獲得した[6]

同期間のナショナルチーム以外の成績としては、「日本ジュニアゴルフ選手権競技」(女子15歳~17歳の部)を2006年と2007年に連覇した他、複数のJLPGAツアーでローアマチュアを獲得[2]。2007年の全米女子プロゴルフ協会(USLPGA)ツアー「ホンダLPGAタイランド」では、日本人アマチュア選手として同大会初の招待を受け、15位タイでローアマチュアを獲得した[2]

興南高等学校卒業後[1]、2008年のJLPGAプロテストを受験していたが途中で断念しアメリカ合衆国へ渡る[7]。同年12月3日から7日にかけて行われたUSLPGAツアーのファイナルクォリファイングトーナメント(QT)において、アマチュアながら12位タイとなり、翌シーズンの同ツアー出場資格を得た[8]。このファイナルQTではミシェル・ウィーや日本の大山志保も通過した[8]

プロ転向後

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前述のファイナルQTの後、プロ転向する[5]

2009年2月USLPGAツアー「SBSオープンatタートルベイ」でプロ初出場、同年から同ツアーを主戦場とする[9]

2010年、JLPGAツアー公式戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」にスポット参戦し、プロ初優勝を果たす[10]。この優勝により翌シーズンのJLPGAツアー出場資格を得たが、権利行使に必要なTPD単年登録(呼称は当時)を期限までに行わず、権利を放棄した[11]

2011年2月からNTTぷらら所属となる[12]。同年、アマチュア時代から出場していた「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」にプロとして初出場[3]

2012年8月、USLPGAツアー「セーフウェイクラシック」で同ツアー初優勝[13]。同年はその後「全英リコー女子オープン」4位や「日本女子オープンゴルフ選手権競技」4位等があり[9]、同年10月15日の女子世界ゴルフランキングで自身最高位となる8位となる[14]。また同年の同ツアー年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)では自己最高位となる11位に入った[5]

2013年、JLPGAツアー公式戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で同ツアー2勝目[15]

2017年はUSLPGAツアーの賞金ランクで157位に低迷[16]

2018年4月、日本の男子下部ツアーであるAbemaTVツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」に参戦(予選落ち)[17]。同年USLPGAツアーにおいてはシード権がないため7月の2試合の出場に終わる[18]。同年JLPGAツアーファイナルQTに進出し27位となり、翌シーズンの同ツアーの出場資格を得た[16]

2019年、TP単年登録選手としてJLPGAツアーを主戦場とする[19]。最終的に賞金ランク34位となり自身初のJLPGAツアーシード入りを果たす[20]。またこの「2019年シード獲得」の資格により2019年12月1日付でJLPGA入会を果たしJLPGA91期生となる[1]

人物

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幼少時代には「ゴルフ練習場に初めて連れていってもらった際に、当時小学校低学年であったにもかかわらず、いきなりドライバーで130ヤード飛ばした」「中学生時代に目隠しした状態でボールを打つ練習をやっていたが、一度も空振りしたことがない」などのエピソードがある。一般的には荒唐無稽とも取れる内容のため「都市伝説の一種ではないのか」と訝る向きも多いが、本人は2010年の日本女子オープン優勝後に、東京スポーツの取材に対して「両方とも本当ですよ」と答えている[21]

2021年8月18日にレーシングドライバー中山友貴との入籍をTwitterにて発表[22][23]。2022年6月1日に妊娠したことを報告[24]

メジャー成績

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大会 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
ANA DNP T40 T7 CUT T63 CUT T29 T56 CUT DNP DNP
PGA選手権 T39 13 T8 T2 T22 CUT T41 T50 DNP DNP DNP
全米女子オープン T57 CUT 5 T7 T31 CUT CUT CUT CUT DNP DNP
全英女子オープン T11 CUT T14 4 T59 T38 T7 T58 DNP DNP DNP
エビアン選手権 T19 T36 T34 T22 DNP DNP DNP

DNP = 出場せず

CUT = 予選落ち

"T" = 順位タイ

黄色はトップ10

脚注

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注釈

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  1. ^ 「宮里」は沖縄県に多い苗字である。

出典

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  1. ^ a b c 宮里 美香 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年11月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 宮里 美香選手のプロフィール”. JGA. 2019年11月16日閲覧。
  3. ^ a b c アマ大会出身のプロ選手|第32回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント”. ダイキン工業. 2019年11月16日閲覧。
  4. ^ 2016年度(第58回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技”. JGA (2016年6月24日). 2019年11月16日閲覧。
  5. ^ a b c Bio | Mika Miyazato” (英語). LPGA. 2019年11月16日閲覧。
  6. ^ 第15回アジア競技大会(2006/ドーハ) 日本代表選手団 結果・記録 ゴルフ”. JOC (2006年12月9日). 2019年11月16日閲覧。
  7. ^ 宮里美香 特別インタビュー”. ALBA.Net (2018年9月26日). 2019年11月16日閲覧。
  8. ^ a b 大山志保、アマ宮里美香が米ツアー出場権を獲得!”. ALBA.Net (2008年12月8日). 2019年11月16日閲覧。
  9. ^ a b 宮里美香ツアー試合結果(GDO)の各年度参照
  10. ^ 日本女子オープンゴルフ選手権競技 最終日”. 日本女子プロゴルフ協会 (2010年10月3日). 2019年11月16日閲覧。
  11. ^ 宮里美香、国内シードを蹴って米ツアー専念を表明”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2010年11月2日). 2019年11月16日閲覧。
  12. ^ 宮里美香がNTTぷららと所属契約締結”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2011年2月10日). 2019年11月16日閲覧。
  13. ^ 宮里美香が逃げ切り、悲願のツアー初勝利!”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2012年8月20日). 2019年11月16日閲覧。
  14. ^ Rankings2012-10-15” (英語). Women's World Golf Rankings (2012年10月15日). 2019年11月16日閲覧。
  15. ^ 宮里美香が2度目の日本女子OP制覇 最終18番でスーパーパット”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2013年10月6日). 2019年11月16日閲覧。
  16. ^ a b 宮里美香 日本ツアー参戦の原“童”力”. 東京スポーツ (2019年1月23日). 2019年11月16日閲覧。
  17. ^ 宮里美香は86位タイで予選突破ならず”. ALBA.Net (2018年4月19日). 2019年11月16日閲覧。
  18. ^ Results2018 | Mika Miyazato” (英語). LPGA. 2019年11月16日閲覧。
  19. ^ 宮里 美香 年度別大会成績2019”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年11月16日閲覧。
  20. ^ 宮里 美香 プロフィール詳細の生涯成績・記録を参照
  21. ^ 東京スポーツ・2010年10月5日付 4面
  22. ^ @mika_miyazato10 (2021年8月18日). "ご報告です". X(旧Twitter)より2021年8月19日閲覧
  23. ^ @YuhkiNakayama (2021年8月18日). "ご報告". X(旧Twitter)より2021年8月19日閲覧
  24. ^ 女子ゴルフ・宮里美香が第1子妊娠を報告「とても幸せな気持ちでいっぱい」競技休養へ”. デイリースポーツ online (2022年6月1日). 2022年6月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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