コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヨーク (小売業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ヨーク
York.Co.,Ltd.
本社が入っていた二番町ガーデンビル
本社が入っていた二番町ガーデンビル
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
102-0084
東京都千代田区二番町8-8
二番町ガーデン
北緯35度41分8秒 東経139度44分3秒 / 北緯35.68556度 東経139.73417度 / 35.68556; 139.73417座標: 北緯35度41分8秒 東経139度44分3秒 / 北緯35.68556度 東経139.73417度 / 35.68556; 139.73417
設立 1975年12月
業種 小売業
法人番号 8010001088324 ウィキデータを編集
事業内容 食料品中心のスーパーマーケットチェーン
代表者 代表取締役社長 河田靖彦
資本金 30億円
売上高 1889億6100万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
営業利益 14億7300万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
経常利益 15億2100万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
純利益 ▲2億8800万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
純資産 489億7300万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
総資産 727億1700万円
(2022年02月28日時点)[広報 1]
従業員数 7198人(2020年度)
主要株主 株式会社セブン&アイ・ホールディングス 100%
特記事項:2023年9月1日、株式会社イトーヨーカ堂に合併し解散[広報 2]
テンプレートを表示

ヨークは、セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂関東南部に展開する日本スーパーマーケット。店舗屋号は、ヨークマートヨークフーズヨークプライスコンフォートマーケットがある。

また、株式会社ヨークは、2020年6月1日から2023年8月31日までこれを展開していた企業であり、セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社であった。

同社の事業再編によって株式会社イトーヨーカ堂と合併して消滅した[広報 2]。店舗の運営は存続会社であるイトーヨーカ堂が継続しており、各屋号は当面変更されない[1]

概要

[編集]
ヨークフーズ三ノ輪店

1975年12月に株式会社イトーヨーカ堂が首都圏をテリトリーとする食品専門のスーパーマーケットを運営する子会社として、株式会社ヨークマートを設立した[広報 3]

1976年7月に1号店の勝田台店開店を皮切りに関東南部を中心に展開をしていった。

セブン&アイグループの事業再編

[編集]

2020年6月、セブン&アイホールディングスは首都圏の食品スーパーマーケット事業をヨークマートに集約する事業再編を実施する[2]

食品スーパーマーケット事業としてヨークマートの他に、イトーヨーカ堂本体で2010年代以降展開している「イトーヨーカドー食品館」、同じくイトーヨーカ堂直営のディスカウント型スーパーマーケット「ザ・プライス」、2019年に新規業態の実験店としてオープンした「コンフォートマーケット」がグループ内に存在していた。今回の事業再編ではこれら全てをヨークマートから社名変更したヨークに事業譲渡し[注釈 1]、将来的に「ザ・プライス」を除く店舗のブランド名を「ヨークフーズ」に統一、「ザ・プライス」は「ヨークプライス」に変更する予定である[2]

さらに2023年6月16日には、同年9月1日をもって、法人を合併(存続会社はイトーヨーカ堂)させることを発表した[1][3][4]。これはスーパーマーケット事業の低迷から、仕入れや商品開発を一体化することによるコスト削減を図り、向こう3年間のうちに黒字化を目指すとしたためである。現在のヨークが展開する各屋号は当面継続して使用する[3]

ロゴ

[編集]

イトーヨーカ堂(以下「IY」)と同じく、ロゴマークであるが、配色はヨークベニマルと同じく赤と緑になっており、ヨークベニマルと色の配置が逆になっている(ヨークベニマルは上が緑・下が赤なのに対し、ヨークマートは上が赤・下が緑)。セブン&アイ・ホールディングス(以下「7&iHD」)発足後は7&iHDのロゴに変更されたが、店舗では鳩のマークも引き続き使われている。

2020年から展開する「ヨークフーズ」および「ザ・プライス」から転換された「ヨークプライス」では、セブン&アイ・ホールディングスのコーポレートカラーである赤・オレンジ・緑に白い鳩のマークが使用されている[5]

沿革

[編集]
ヨークマート(現:ヨークフーズ)勝田台店(第1号店)

株式会社ヨークマート

[編集]

株式会社ヨーク

[編集]

イトーヨーカドーのストアブランドとして

[編集]
  • 2023年(令和5年)9月1日 - イトーヨーカ堂と経営統合[11][13]。イトーヨーカ堂を存続会社、ヨークを消滅会社とする吸収合併が行われた。店名は変わらずにイトーヨーカドーが展開するストアブランドとなった[広報 2][14][広報 14]

POSシステム

[編集]

POSシステムは、NEC製を使用。[要出典]

電子マネー

[編集]

セブン&アイ・ホールディングスの電子マネーであるnanacoは、2012年3月19日より全店で利用できるようになった[広報 9]レジやサービスカウンターにてチャージが可能。[要出典]

店舗一覧

[編集]

関東地方南部を中心に「ヨークマート」等の店舗を展開している(2023年9月時点で103店 - 東京都 23、神奈川県 30、千葉県 27、埼玉県 23)。同じセブン&アイ系列のスーパーマーケットにヨークベニマルがあり、こちらは関東地方では茨城県栃木県にのみ出店していて、棲み分けがされている。しかし、茨城県に関しては、2005年の「ヨークベニマル赤塚店」の開店から、2009年の「新取手店」の閉店までの約4年間はエリアが重複していた。[要出典]

ヨークマート南桜井店(閉店済み)

現在の店舗

[編集]

閉店した店舗一覧

[編集]
  • ×は現在建物が解体された店舗。

茨城県

[編集]

群馬県

[編集]

埼玉県

[編集]
  • 南元宿店(さいたま市桜区南元宿2-8-1、1981年9月開店 - 2023年11月19日閉店[18]
    同年11月22日にヨークフーズ中浦和店開業に伴い閉店。跡地にスギドラッグ南元宿店が2024年3月20日に開店[19]

東京都

[編集]

千葉県

[編集]

神奈川県

[編集]
  • 戸塚原宿店(横浜市戸塚区深谷町234-1 1982年9月開店[広報 31] - 2015年3月22日閉店[広報 31]
    同年3月25日に戸塚深谷町店開業に伴い、閉店[広報 31]
    跡地は建物をそのままサンドラッグ戸塚原宿店として流用開店した後、1階部分をサンドラッグ戸塚原宿店、後の2021(令和3年)4月28日、2階部分を改装しダイソー横浜戸塚原宿店として開店した[独自研究?][24]トイレ部分はヨークマート戸塚原宿店時代と同様に2階部分で共用である。2023(令和5年)10月15日現在、この形態で両店が営業している。環状4号沿いの同じ深谷町内の髙田工業株式会社戸塚工場跡地に開店したロイヤルホームセンター戸塚深谷店に隣接する形で、ヨークマート戸塚深谷店として開店するのに先駆けて、ヨークマート戸塚原宿店としての営業を終了するとのアナウンスが商圏とみなされていた戸塚区周辺の近隣住民にもあった。[独自研究?]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 食品館イトーヨーカドーのうち、ららぽーと新三郷店・ららぽーと湘南平塚店・埼玉大井店・川越店・おおたかの森店・瀬谷店を除く。[要出典]

出典

[編集]
  1. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2023年6月16日). “ヨーカ堂とヨーク9月合併 セブン、首都圏効率化”. 産経ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  2. ^ a b セブン&アイHD「ヨークフーズ」誕生で食品スーパー再成長へ、ヨークマート・食品館・コンフォートマーケットを集約”. 食品産業新聞社 (2020年5月14日). 2020年5月19日閲覧。
  3. ^ a b イトーヨーカ堂とヨーク、9月に合併 社名は「イトーヨーカ堂」”. 日本経済新聞 (2023年6月16日). 2023年9月1日閲覧。
  4. ^ 日本放送協会 (2023年6月16日). “セブン&アイ イトーヨーカ堂とヨークを合併へ 事業てこ入れ | NHK”. NHKニュース. 2023年9月1日閲覧。
  5. ^ セブン、新食品スーパー「ヨークフーズ」1号店。首都圏食品戦略”. Impress Watch. インプレス (2020年5月12日). 2020年5月12日閲覧。
  6. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “ヨークマート/群馬から撤退、玉村店を閉店”. 流通ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  7. ^ a b セブン&アイ、首都圏スーパーの新型店「ヨークフーズ」開店”. 日本経済新聞 (2020年5月12日). 2020年5月13日閲覧。
  8. ^ ssnp (2020年5月13日). “セブン&アイHD「ヨークフーズ」誕生で食品スーパー再成長へ、ヨークマート・食品館・コンフォートマーケットを集約”. 食品産業新聞社ニュースWEB. 2023年9月1日閲覧。
  9. ^ 『ヨークフーズ with ザ・ガーデン自由が丘 中野店』”. 2024年2月16日閲覧。
  10. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “ヨーク/東京・中野の「ヨークフーズ」刷新、シェルガーデンとの初コラボ店”. 流通ニュース. 2024年2月16日閲覧。
  11. ^ a b 株式会社ロジスティクス・パートナー. “セブン&アイ/イトーヨーカ堂とヨークを合併、スーパーストア事業再編”. 流通ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  12. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “ヨーク/「ヨークアプリ」8月31日でサービス終了”. 流通ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  13. ^ “セブン&アイ、スーパー事業を再編 ヨーカ堂とヨークを統合”. ロイター通信. (2023年6月16日). https://jp.reuters.com/article/seven-i-idJPKBN2Y20C6 2023年6月16日閲覧。 
  14. ^ セブン&アイ イトーヨーカ堂とヨークを9月に合併 スーパー事業の再編で 各店舗の屋号は今のまま(TBS NEWS DIG Powered by JNN 2023年6月16日 (金) 19:48)
  15. ^ 結城駅北口 コモディイイダ閉店 茨城新聞 2019年2月28日[1]
  16. ^ 株式会社ロジスティクス・パートナー. “ヨークマート/埼玉県北本市の北本店を閉店”. 流通ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  17. ^ a b 株式会社ロジスティクス・パートナー. “ヨークマート/埼玉県桶川市「下日出谷店」10月13日に閉店”. 流通ニュース. 2023年9月1日閲覧。
  18. ^ 【さいたま市桜区】42年の歴史に幕。「ヨークマート 南元宿店」は11月19日をもって閉店となるようです 2023年11月14日閲覧。
  19. ^ 【スギドラッグ南元宿店】オープンは2024年3月20日!6月に脳神経外科も開院予定 2024年3月22日閲覧
  20. ^ 7/31閉店 東武ストア東矢口店 - 大規模小売店舗マニアのブログ”. daieisaison.jp. 2023年9月1日閲覧。
  21. ^ ヨークマート桜上水店 - 大規模小売店舗マニアのブログ”. daieisaison.jp. 2023年9月30日閲覧。
  22. ^ 開店閉店.com (2023年8月19日). “【閉店】ヨークマート桜上水店”. 開店閉店.com. 2023年9月30日閲覧。
  23. ^ 開店閉店.com (2016年11月23日). “【閉店】マルエツ みどり台店”. 開店閉店.com. 2023年9月1日閲覧。
  24. ^ 『ダイソー神奈川の大型店 横浜戸塚原宿店がすごい!最大規模で商品豊富!』”. 雑学と雑貨のブログ. 2023年10月15日閲覧。[出典無効]

広報資料・プレスリリースなど一次資料

[編集]
  1. ^ a b c d e f 株式会社ヨーク 第47期決算公告
  2. ^ a b c 株式会社イトーヨーカ堂と株式会社ヨークによる合併完了のお知らせ”. セブン&アイ・ホールディングス. 2023年9月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 沿革”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  4. ^ 会社概要”. セブン&アイ・ホールディングス. 2023年9月1日閲覧。
  5. ^ オリジナルブランド『セブンプレミアム』誕生 !”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  6. ^ 三井不動産|「ララガーデン川口」グランドオープン(2008年11月13日)”. 三井不動産グループ. 2023年9月1日閲覧。
  7. ^ モラージュ菖蒲|双日商業開発株式会社”. www.sojitz-sc.com. 2023年9月1日閲覧。
  8. ^ a b c 新取手店閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  9. ^ a b ヨークマートで『nanaco』が利用可能に!”. 2023年9月1日閲覧。
  10. ^ a b c 1/14(日) 『玉村店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  11. ^ a b c d 新会社「(株)ヨーク」のもとでグループの首都圏食品スーパーを再編~首都圏食品戦略を新たな店舗フォーマットで推進』(プレスリリース)セブン&アイ・ホールディングス、2020年4月9日https://www.7andi.com/company/news/release/12453.html2020年5月13日閲覧 
  12. ^ ヨーク初!店舗従業員の制服を一新 ヨークらしさ満載の新制服で気持ちを新たに~2021年3月より順次切り替えスタート!~”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  13. ^ 「ヨークアプリ」サービス終了のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  14. ^ (株)イトーヨーカ堂・(株)ヨーク 経営統合のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  15. ^ a b ショッピングセンター「しるくろーど」リニューアル事業の軌跡
  16. ^ a b 深谷西店閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  17. ^ a b 6/29(水) 『ヨークマート(新)幸手店』オープン”. 2023年9月1日閲覧。
  18. ^ a b 武里店閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  19. ^ a b 南桜井店閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  20. ^ a b 大宮櫛引店閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  21. ^ a b 『ヨークマート妻沼店』閉店のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。
  22. ^ a b 8/30(日) 『武蔵藤沢店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  23. ^ a b 2/28(日) 『北本店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  24. ^ a b 10/13(日) 『下日出谷店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  25. ^ a b 10/27(水) 『ヨークマート(新)東砂店』オープン”. 2023年9月1日閲覧。
  26. ^ 3/14(水) 『ヨークマート東矢口店』オープン”. 2023年9月1日閲覧。
  27. ^ 7/7(日)『東矢口店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  28. ^ a b 8/31(土)『栗原店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  29. ^ a b c 10/28(水) 『ヨークマート東道野辺店』オープン”. 2023年9月1日閲覧。
  30. ^ a b 2/17(日) 『緑が丘店』閉店のお知らせ”. 2023年9月1日閲覧。
  31. ^ a b c 『ヨークマート戸塚原宿店』最終営業日のお知らせ”. ヨークマート・ヨークフーズ・ヨークプライス. 2023年9月1日閲覧。

外部リンク

[編集]