イギリス鉄道810形
表示
(イギリス鉄道810形電車から転送)
イギリス鉄道810形 | |
---|---|
ニューワーク・ノースゲート駅で試験運転中の810形。 | |
基本情報 | |
運用者 | イースト・ミッドランズ・レールウェイ |
製造所 | 日立製作所ニュートン・エイクリフ工場 |
導入年 | 2022年予定 |
総数 | 5両編成33本 |
投入先 |
イースト・コースト本線 ミッドランド本線 |
主要諸元 | |
軌間 | 1435mm(標準軌) |
車体長 | 24m |
810形(Class 810)はイギリスの高速列車用バイモード車両である。日立製作所のA-trainファミリー(AT-300)の車両であり、5両編成33本が製造される。イースト・ミッドランズ・レールウェイの都市間列車に用いられているインターシティ125及びイギリス鉄道222形気動車を置き換え、2022年からイースト・コースト本線及びミッドランド本線で運行される予定である。
概要
[編集]2019年8月、イースト・ミッドランズ・レールウェイはイースト・コースト本線及びミッドランド本線向けのバイモード車両5両編成33本を日立製作所に発注した。全編成が2022年12月までに投入される予定であり、インターシティ125及びイギリス鉄道222形気動車を置き換えることになっている[1][2]。当初TOPS形式は800形の派生形式か新形式804形となることが予測されていたが、2020年2月に810形となることが日立によっては発表された[3][4][5][出典無効][要説明]。
日立製作所によれば、810形は802形の発展形にあたり、先頭形状や後部標識灯などが変更されて外観に変化が出ている。また、800形・802形では編成あたり3基(5両編成)であったディーゼルエンジンが編成あたり4基に増強されているほか、ロンドン側のターミナルであるセント・パンクラス駅のホーム長の関係で車体長が約2メートルずつ短くなっている[6]。これにより車端部のオーバーハングが少なくなるため、800形等に見られた車端部の絞り込みは省略された。
編成
[編集]形式 | 運行事業者 | 編成両数 | 製造本数 | 登場 | 編成番号 |
---|---|---|---|---|---|
810形 | イースト・ミッドランズ・レールウェイ | 5両 | 33本 | 2022年予定 | 810001~033 |
関連項目
[編集]- その他イギリス向けA-train
- 385形電車(AT200)
- 395形電車(AT300)
- 800形バイモード車(AT300)
- 801形電車(AT300)
- 802形バイモード車(AT300)
- 803形電車(AT300)
-
385形
-
395形
-
800形
-
802形
脚注
[編集]- ^ “Abellio invests £400 million in new Hitachi trains for East Midlands Railway”. Global Railway Review. Global Railway Review. 12 November 2019閲覧。
- ^ Clinnick. “Hitachi wins £400 million deal for East Midlands Railway bi-mode fleet”. Rail. Rail. 12 November 2019閲覧。
- ^ “Enter Classes 803 and 804”. Today's Railways UK (Platform 5): 65. (December 2019).
- ^ “EMR confirmed Class 800 designation for new bi-mode trains”. Railway Herald. 2020年4月8日閲覧。
- ^ Chris Wright [@C_G_Wright] (2020年2月19日). "Catching up on the design progress of our new @weareEMR Class 810 units at Hitachi's Newton Aycliffe facility today". X(旧Twitter)より2024年9月17日閲覧。
- ^ “Abellio orders East Midlands inter-city fleet”. Railway Gazette International. 2020年4月8日閲覧。