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やはぎ (護衛艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やはぎ
基本情報
建造所 三菱重工業長崎造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 多機能護衛艦(FFM)
級名 もがみ型護衛艦
建造費 約460~470億円
母港 舞鶴
所属 護衛艦隊第14護衛隊
艦歴
発注 2020年
起工 2021年6月24日
進水 2022年6月23日
就役 2024年5月21日
要目
基準排水量 3,900 t
満載排水量 5,500 t
全長 133.0 m
最大幅 16.3 m
深さ 9 m
機関 CODAG方式
主機 ロールス・ロイス MT30 ガスタービンエンジン × 1基
MAN社12V28/33D STC ディーゼルエンジン × 2基
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30ノット
乗員 90~100名
兵装 62口径5インチ単装砲 × 1門
Sea RAM × 1基
RWS × 2基
17式艦対艦誘導弾 (SSM-2) 4連装発射筒 × 2基
Mk.41 VLS (07式 SUMほか) × 16セル(後日装備)
HOS-303 3連装短魚雷発射管 × 2基
搭載機 SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1機
C4ISTAR リンク 22 戦術データ・リンク
レーダー 多機能レーダーOPY-2
ソナー OQS-11 対機雷戦用ソナーシステム
OQR-25 水上艦用ソナーシステム(VDS+TASS)
電子戦
対抗手段
NOLQ-3E 電波探知妨害装置
Mk.137 デコイ発射機 × 4基
その他 無人機雷排除システム(USV+UUV(OZZ-5)+EMD)
簡易型機雷敷設装置
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やはぎローマ字JS Yahagi, FFM-5)は、海上自衛隊護衛艦もがみ型護衛艦の5番艦。艦名は長野岐阜愛知3県を流れる「矢作川」に由来する[1]。艦名は海上自衛隊内での募集検討を経て、岸信夫防衛相が決定した[1]

この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍筑摩型防護巡洋艦矢矧」、阿賀野型矢矧」に続き3代目にあたる(漢字が違うが、旧海軍の「矢矧」は、矢作川の旧称をあてている)。

本記事は、本艦の艦歴について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはもがみ型護衛艦を参照されたい。

艦歴

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中期防衛力整備計画に基づく令和2年度計画護衛艦として、三菱重工業に発注され、2021年6月24日三菱重工業長崎造船所で起工[2]2022年6月23日に「やはぎ」と命名され、進水した[1]艤装工事と海上公試を受けた後、2024年5月21日に就役し[3][注釈 1]護衛艦隊直轄第14護衛隊に編入され、舞鶴基地に配備された[5]

「もがみ型」は日本周辺で増大する平時の警戒監視活動のほか、増大する平時の警戒監視活動に対応する省人性に加え、対潜戦対空戦対水上戦機雷戦など多機能性を有していることが最大の特徴である[1]

歴代艦長

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進水時点では、クルー制導入のため艤装員長は決められなかった。

歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 田村真禎 2024.5.21 -

ギャラリー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 当初2023年12月に引渡し予定であったが、官給品の納入遅延により延期されていた[4]

出典

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  1. ^ a b c d 高橋浩祐 (2022年6月23日). “海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦5番艦「やはぎ」進水 艦名は矢作川に由来”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e2384ea9ff9ac2b4f3f7e909f5df343e5fcac07f 2022年6月23日閲覧。 
  2. ^ 令和2年度計画護衛艦の起工式を開催”. 九州防衛局 (2021年6月24日). 2022年6月23日閲覧。
  3. ^ 護衛艦「やはぎ」の引渡式・自衛艦旗授与式について”. 海上幕僚監部 (2024年5月14日). 2024年5月14日閲覧。
  4. ^ 海自護衛艦「やはぎ」完成 防衛省に引き渡し 舞鶴基地に配備”. 日本放送協会 (2024年5月21日). 2024年5月22日閲覧。
  5. ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2024年5月21日). "三菱重工業(株)長崎造船所で、護衛艦「やはぎ」引渡式・自衛艦旗授与式が実施されました。". X(旧Twitter)より2024年5月21日閲覧

外部リンク

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