B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-
『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』 | ||||
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B'z の ライブ・ビデオ | ||||
リリース | ||||
録音 | 2020年10月31日~2020年11月28日 | |||
ジャンル | ||||
レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
プロデュース | 松本孝弘 | |||
チャート最高順位 | ||||
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B'z 映像作品 年表 | ||||
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B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- | ||||
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B'z の ツアー | ||||
場所 | Zepp Haneda | |||
初日 | 2020年10月31日 | |||
最終日 | 2020年11月28日 | |||
公演数 | 全5公演 | |||
B'z ツアー 年表 | ||||
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『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』(ビーズ・ショーケース・ツーサウザンドトゥエンティ・ファイブ・エラズ・ハチハチニーゼロ)は、日本の音楽ユニット・B'zの映像作品。『Day1』から『Day5』の5種に、「Day1〜5」がセットになった『COMPLETE BOX』(完全受注生産限定)を含めた計6種をDVDとBlu-ray Discで発売。
概要
HANEDA INNOVATION CITY内のZepp Hanedaにて事前収録され、2020年10月31日から11月28日にかけて5週間連続で配信されたB'z初の無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1〜5』をパッケージ化。ライブ映像作品は5公演それぞれが分けて販売されており、また完全受注生産限定品として全公演の映像とドキュメンタリー映像を収めた豪華フォトブック仕様の『COMPLETE BOX』もリリースされた(予約受付期間は2021年5月21日~31日まで)[7][8]。
ライブについて
このライブは、B'zがデビューした1988年からライブを開催した2020年までに至る32年間を「5つの時代=5 ERAS」に分け、各々の時代にリリースした楽曲構成で「Day1」から「Day5」の5回に分け公演を開催。5回すべての公演において全楽曲を入れ替え、また演出やステージセットも総入れ替えとなった。サポートメンバーも、過去B'zのライブで共演してきた日本人サポートミュージシャンが選出されている[9]。
このライブの元々の企画は「当時完成したばかりのZepp Hanedaで、B'zが約1か月レジデンシー公演(同じ場所で長期間開催される公演)を開催する」というもので、情報公開はまだだったものの既に開催が決定していた。しかし、当時日本で流行していた新型コロナウイルスの影響により、この企画が中止となった。その代替企画として開催されたのが今回の無観客配信ライブである[9]。観客の数を減らして開催する案もあったが、「客同士が刺激し合って盛り上がっていくというB'zの楽曲やライブのスタイルがあって、それが客の数を減らして中途半端な形で開催されるよりも、無観客という全く違うものをやった方がやり易いんじゃないか」という話の流れになって、無観客ライブが決まった。
リリース形態
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day2
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day3
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day5
- それぞれDVD版とBlu-ray Disc版で発売。
- B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5 COMPLETE BOX
- DVD版とBlu-ray Disc版で発売。「Day1」から「Day5」までの5枚に加え、ドキュメンタリー映像作品「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- DOCUMENTARY」を加えた6枚組で発売。A4変形サイズ三方背ケース仕様。また、各Dayごと30ページのフォトブックが付属。
演奏
メンバー
サポートメンバー
Day1, Day2, Day5
Day3
Day4
- 増田隆宣:キーボード
- 大賀好修:ギター
- 田中一光:ドラム
- 満園庄太郎 :ベース
収録内容
各回の共通オープニング映像には「OFF THE LOCK」の新録バージョンが使用されている。
DAY1
- だからその手を離して
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』以来、約12年振りの演奏。
- 松本と稲葉は観客フロアで演奏[11]。
- BLOWIN'
- この曲で松本と稲葉はフロアからステージに上がり、サポートメンバーと合流[12]。
- 星降る夜に騒ごう
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』以来、約27年振りの演奏。映像化は本作が初となる。
- BE THERE
- 太陽のKomachi Angel
- Easy Come, Easy Go!
- GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
- 『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』以来、約12年振りの演奏。
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』でのアレンジをベースとしており、ホーンセクションにゲストミュージシャンを迎えている[13]。
- ギターソロの最後にはJimi Hendrixの「Purple Haze」を演奏している。
- ALONE
- あいかわらずなボクら
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』以来、約7年振りの演奏。
- 本作と次曲では教室の映像がLEDに映し出され、「フォークソング同好会」のような雰囲気で演奏された[13]。
- Baby, you're my home
- 『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』以来、約5年振りの演奏。映像化は本作が初となる。
- TONIGHT (Is The Night)
- 『B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"』以来、約12年振りの演奏。
- どうしても君を失いたくない
- 『B'z LIVE-GYM '93 "RUN"』以来、約27年振りの演奏。映像化は本作が初となる。
- 恋心 (KOI-GOKORO)
- ファンクラブ会員より募集した動画を場内の壁面に映しながら演奏している[12]。
- 『快楽の部屋』
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure '93 "JAP THE RIPPER"』以来、約27年振りの演奏。
- ZERO
- RUN
- 裸足の女神
- 曲の終盤ではLEDに過去のスタジアムライブでの客席エリアの映像が映し出された[13]。
DAY2
- LOVE IS DEAD
- 『B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic"』以来、約10年振りの演奏。
- オープニングには『The 7th Blues』に収録されている冒頭の電話のやり取りを新録したものが使われており[14]、エンディングではDay3の内容を示唆するこの会話の続きを聞くことができる。
- おでかけしましょ
- 『B'z SHOWCASE 2007 "B'z In Your Town"』以来、約13年振りの演奏。
- アウトロの台詞が情勢を反映したものに変更されている。
- Don't Leave Me
- 闇の雨
- 『B'z Special LIVE at EX THEATER ROPPONGI』以来、約7年振りの演奏。
- YOU & I
- 『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』以来、約5年振りの演奏。
- 夢見が丘
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』以来、約7年振りの演奏。
- love me, I love you
- 稲葉がライブフロアを飛び出し、会場の内外を巡りながら歌唱した[14]。
- もうかりまっか
- 『B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"〈PART2〉』以来、約26年振りの演奏。映像化は本作が初となる。
- 曲の途中で稲葉がぼやきを始めるが[14]、これは『B'z LIVE-GYM '94 "The 9th Blues"〈PART2〉』に演奏された際も行われた。
- 1番では松本が合いの手を入れている[14]。途中では「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のパロディが盛り込まれているほか、松本がおもちゃの銃を使ってギターを弾いたり、稲葉がランプを振り回したりしている[14]。
- The Wild Wind
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER-』以来、約7年振りの演奏。
- HOME
- 曲中にブレイクを挟みバンドメンバーとのトークコーナーが展開された[14]。
- ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~
- スイマーよ!!
- Liar! Liar!
- さまよえる蒼い弾丸
- Calling
DAY3
- ギリギリchop
- メンバーが楽屋からステージに向かう様子をカメラが追い、そのままステージでセッションを始める[15]。
- ながい愛
- F・E・A・R
- Seventh Heaven
- 『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』以来、約19年振りの演奏[15]。
- 野性のENERGY
- May
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』以来、約20年振りの演奏[15]。
- GOLD
- Blue Sunshine
- 熱き鼓動の果て
- 稲葉と松本がサポートメンバーらの楽屋を案内するコーナーを経て、会場のロビーにて2人だけで弾き語りのセッションを行うパートにて1番までを演奏、フロアに戻りセッティングが大幅に変更されたステージで続きを演奏した[15]。
- 本曲以降は客席エリアに円形に機材をセッティングしての演奏をおこなっている[15]。
- 上記のコーナーでは「Blue Sunshine」の冒頭とライブ未演奏の「Thinking of you」をサビ前まで演奏した[15]。
- 今夜月の見える丘に
- IT'S SHOWTIME!!
- juice
- ONE
- Brotherhood
- ultra soul
DAY4
- ARIGATO
- 『B'z SHOWCASE 2007 "B'z In Your Town"』以来、約13年振りの演奏[16]。
- Fever
- 『B'z LIVE-GYM 2005 "CIRCLE OF ROCK"』以来、約15年振りの演奏。
- サポートメンバーとのコールアンドレスポンスから始まる[16]。
- SPLASH!
- 日本語での演奏は『B'z NETWORK LIVE in Japan』以来、約14年振りとなる。
- 永遠の翼
- ゆるぎないものひとつ
- 『B'z NETWORK LIVE in Japan』以来、約14年振りの演奏。
- 1番を大賀との弾き語りセッションで披露された。
- DIVE
- パーフェクトライフ
- MY LONELY TOWN
- ビジョンにはミュージック・ビデオの撮影を行った軍艦島が映し出された[16]。
- OCEAN
- BURN -フメツノフェイス-
- 稲葉と松本のみ客席エリアに降りて演奏し、場内壁面のスクリーンにはミュージック・ビデオと同様の映像演出が施された。
- イチブトゼンブ
- 衝動
- BANZAI
- 間奏の後には稲葉が会場のバックヤードを巡り、各セクションのスタッフと掛け合いを行う[16]。
- 愛のバクダン
- いつかまたここで
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』以来、約12年振りの演奏された。
- 『B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS-』ではアコースティックアレンジでの演奏だったが、今回はCDに収録されたアレンジに近い演奏となっている。
DAY5
- GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-
- さよなら傷だらけの日々よ
- 声明
- HEAT
- Classmate
- 『B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-』以来、約5年振りの演奏。映像化は本作が初。
- フキアレナサイ
- 世界はあなたの色になる
- 『B'z SHOWCASE 2017-B'z In Your Town-』以来、約3年振りの演奏。映像化は本作が初。
- Still Alive
- マジェスティック
- WOLF
- YES YES YES
- RED
- 有頂天
- C'mon
- 兵、走る
B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- DOCUMENTARY
ライブまでの日々を追ったドキュメンタリー映像。『COMPLETE BOX』の特典ディスクとして付属している。
脚注
注釈
出典
- ^ a b “B'z、昨年開催の配信ライブ映像作品が3部門同時1位に【オリコンランキング】”. ORICON NEWS (オリコン). (2021年9月2日) 2021年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e f “オリコン週間 ミュージックDVDランキング 2021年08月23日~2021年08月29日 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年9月2日閲覧。
- ^ “オリコン週間 DVDランキング 2021年08月23日~2021年08月29日 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e f “オリコン週間 ミュージックBlu-rayランキング 2021年08月23日~2021年08月29日 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年9月2日閲覧。
- ^ “オリコン週間 Blu-rayランキング 2021年08月23日~2021年08月29日 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年9月2日閲覧。
- ^ a b c d e f “オリコン週間 ミュージックDVD・Blu-rayランキング 2021年08月23日~2021年08月29日 ORICON NEWS”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年9月2日閲覧。
- ^ “B'zが全曲サブスク解禁、初配信ライブを映像作品化”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年5月21日) 2020年5月21日閲覧。
- ^ “B'z、全880曲サブスク解禁+5週連続配信ライブ<5 ERAS 8820>を8月映像作品化リリース”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2020年5月21日) 2020年5月21日閲覧。
- ^ a b 『be with!』第127巻、B'z Party、2020年9月。
- ^ “B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1~5”. B'z Official Website. 2021年8月26日閲覧。
- ^ “【レポート】B'z、5週連続無観客配信ライブ<-5 ERAS 8820- Day1>に大いなる感動「みなさんの胸に届くように」”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2020年11月2日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ a b “B'z、5週連続ライブ配信で魅せた多彩な映像美と感動の余韻”. ORICON NEWS. オリコン (2020年11月5日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ a b c “ヒット曲連発のB'z無観客ライブ「5 ERAS」開幕!ファンへの感謝と仲間との絆を伝える(ライブレポート / 写真6枚)”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2020年11月2日). 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “B’z、無観客配信ライブ『Day2』でファン垂涎のレア楽曲オンパレード 「今日、歌える曲あったでしょうか?」”. SPICE. イープラス (2020年11月13日). 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “B'z、無観客配信ライブ『Day3』 "道は違っても ひとりきりじゃないんだ" 今だからこそより響くメッセージ”. SPICE. イープラス (2020年11月20日). 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e “B'z無観客配信ライブ「B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day4」レポート”. ローソンチケット. 株式会社ローソンエンタテインメント. 2021年8月26日閲覧。
- ^ a b “B'z、無観客配信ライブ『Day5』 最終日は本来の“ライブ”スタイルで最新のB'zを見せつける”. SPICE (イープラス). (2020年12月9日) 2021年8月21日閲覧。