機動戦士ガンダム00
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機動戦士ガンダム00 | |||
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ジャンル | ロボットアニメ|- | アニメ:このテンプレートは廃止されました。 「Template:Infobox animanga/TVAnime」を使用してください。 第1シーズン | |
原作 | 矢立肇 富野由悠季 | ||
監督 | 水島精二 | ||
シリーズ構成 | 黒田洋介 | ||
脚本 | 黒田洋介 | ||
キャラクターデザイン | 高河ゆん(原案) 千葉道徳 | ||
メカニックデザイン | 海老川兼武 柳瀬敬之 寺岡賢司 福地仁 中谷誠一 大河原邦男 | ||
アニメーション制作 | サンライズ | ||
製作 | 創通 サンライズ 毎日放送 | ||
放送局 | MBS発TBS系列 | ||
放送期間 | 2007年10月6日 - 2008年3月予定 | ||
話数 | 全25話 | ||
テンプレート - ノート |
『機動戦士ガンダム00』(きどうせんしガンダムダブルオー)は日本のTVアニメ作品。2007年10月6日から第1シーズン(全25話)を放送、その後間を空けて第2シーズンを放送予定[1]。
作品概要
2007年10月6日からMBS・TBS系列土6枠(一部地域時差ネット)で放送開始。TV放映のガンダムシリーズでは初めて前編(全25話)と後編にストーリーが分けられている。
本作は、ガンダムシリーズのTVシリーズとしては通算12作目(SDガンダムフォースを含む)に当たり、ガンダムシリーズおよび「土6」枠作品としては史上初のハイビジョン制作・放映となる。製作はサンライズ第3スタジオが担当。監督は同じ「土6」枠で放映された『鋼の錬金術師』で知られる水島精二。シリーズ構成は『無限のリヴァイアス』、『ハチミツとクローバー』、『おおきく振りかぶって』などで知られる黒田洋介。キャラクターデザインは漫画家の高河ゆん[2]である。
時代設定は宇宙世紀に代表される架空の暦ではなく、現実の暦である西暦を用いている。なお、タイトルにある「00」は数字のゼロ2つの表記で「ダブルオー」と読む。
ファンの間では、キャラクターデザインを務めた高河ゆんと、ガンダムを掛けて「がゆんダム」と呼ばれることもあるほか、メカやキャラクターデザインなどの類似性から一部ファンの間からはコピーギアスと呼ばれている。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
西暦2307年。世界はアメリカを中心とした「ユニオン」。ロシア、中国、インドの3国を中心とした「人類革新連盟」。ヨーロッパを中心とした「AEU」の3大超大国[3]に分かれていた。3国は枯渇した化石燃料に代わるエネルギーリソース、3基の軌道エレベーターと太陽光発電システムを巡り、熾烈な軍備開発競争を続ける日々にあった。
そんな彼らに対して現れた謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」(CB)は、人型機動兵器「ガンダム」を投入。世界から戦争を根絶させるべく戦いを挑むが、それは「平和のための武力行使」という矛盾も抱えていた。
ガンダムを操るのは4人の青少年。彼らは自らを「ガンダムマイスター」と呼ぶ……。
登場人物
ソレスタルビーイング(Celestial Being)
ガンダムマイスター
人型機動兵器「ガンダム」を操縦することが出来るパイロットの総称。現在4名が確認されており、それぞれ専用のガンダムに搭乗する。現パイロットは共に国籍・年齢等の一致が無く、組織内で呼び合う名前も偽名(あるいはコードネーム)を使用している。
- 刹那・F・セイエイ(せつな・エフ・セイエイ) (Setsuna F. Seiei)
- 声:宮野真守(幼年期:西墻由香)
- 本作の主人公。年齢:16歳。血液型:A 生年月日:西暦2291年4月7日。近接格闘型MSガンダムエクシアを操る最年少のガンダムマイスター。
- 内戦の続く中東の小国クルジス共和国で生まれ育ち、10代に満たぬ頃から少年兵として戦場を駆けていた。6年前、敵MSに追い詰められ絶体絶命の状況の中、突如上空より飛来した0ガンダムに命を救われ、これを機にCBに参加する。
- 若年ながらその精神は非常に落ち着いており、あらゆる任務も冷静かつ確実に遂行する。だが、その分やや情緒に乏しく、他者の干渉を拒み常に一定の距離を置いている。もっとも、育った環境からか世間知らずな面があり、年相応の姿を見せることもある。クルジスでの経験から、「ガンダム」という存在に対して憧憬に近い感情を持っており、時折それを抑えられずに暴走してしまうことがある。
- ロックオン・ストラトス (Lockon Stratos)
- 声:三木眞一郎
- 年齢:24歳。狙撃型MSガンダムデュナメスのマイスター。アイルランド出身。
- 明るく陽気な青年だが、テロにより両親を失った過去を持つ。4人のガンダムマイスターの中では最年長で、他のマイスター達のリーダー的存在。だが、何かと独自行動が目立つメンバー達の統率に苦労しており、損な役回りを押し付けられることも多い。乗機の特性もあり、射撃の腕は超一流。
- アレルヤ・ハプティズム(Allelujah Haptism)
- 声:吉野裕行
- 年齢:19歳。可変型MSガンダムキュリオスのマイスター。
- 孤児であった幼少期に人革連の施設に在籍していたという過去を持つ。その鋭い眼光から近付きがたい印象を受けるが、素顔は温厚な好青年である。台詞の中でよく「ハレルヤ」と口にしたり、どこか人類を見据える発言が目立つ。また、常に誰かと会話しているかのような独り言を呟くことがある。少々口が軽く、年下の刹那にたしなめられることも。
- ティエリア・アーデ(Tieria Erde)
- 声:神谷浩史
- 年齢:不明。重装型MSガンダムヴァーチェのマイスター。
- 中性的な美貌を持つ少年。眼鏡を掛けているが、MSの搭乗時など未着用の場面も多く、特別視力が悪いというわけでもない。他のマイスター以上にその過去には謎が多く、年齢はおろか国籍・履歴等全てが不明。常に冷静沈着だが内には強靭な意志を秘めており、敵対する者には一切容赦しない。時折暴走する刹那がマイスターであることを疑問視している。また、彼だけは地球上の環境に不慣れで、嫌悪の感情すら抱いている。
プトレマイオスクルー
- スメラギ・李・ノリエガ(スメラギ・り・ノリエガ) (Sumeragi Ri Noriega)
- 声:本名陽子
- 年齢:26歳。CBの戦闘母艦プトレマイオスの戦術予報士。艦長の肩書きは持たないが、実質上の艦のトップに立つ人物。部隊の作戦立案をほぼ一手に手掛ける有能なコマンダーである。一方で酒にだらしが無く、任務中もたびたび飲酒してはクルー達に注意されているが、自分の仕事はあくまで作戦立案で実行指揮は役割外だと反省する様子は無い。
- クリスティナ・シエラ (Christina Sierra)
- 声:佐藤有世
- 年齢:22歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。その高度なプログラミング能力を買われ、CBにスカウトされた。 気さくな性格で他のクルー達からの信頼も厚い。任務中は真面目で、私語の多いラッセ達や任務中に飲酒するスメラギを注意する。
- フェルト・グレイス(Felt Grace)
- 声:高垣彩陽
- 年齢:14歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。クルーの中では最年少だが、豊富なメカ知識を持つ。他者とのコミュニケーションを苦手とし、普段はあまり感情を表に出さない。
- リヒテンダール・ツエーリ(Lichtendahl Caeli)
- 声:我妻正崇
- 年齢:21歳。プトレマイオスの操舵士。陽気で調子のいい性格。
- ラッセ・アイオン(Lasse Aion)
- 声:東地宏樹
- 年齢:25歳。プトレマイオスの砲撃士。がっしりした体格でやや皮肉屋な性格。
その他
- 王 留美(ワン・リューミン) (Wang Liu-min)
- 声:真堂圭
- 年齢:17歳。世界中の社交界で名を馳せる美少女セレブ。その正体は全世界に存在するCBのシークレットエージェントの1人で、各界の人脈を駆使した諜報活動や活動資金の調達、ガンダムマイスターへの任務伝達など、プトレマイオスの活動を影からサポートする。
- 紅龍(ホンロン) (Hong Long)
- 声:高橋研二
- 年齢:不明。留美の執事兼ボディガードを務める青年。留美と同じくシークレットエージェントの1人。
- ハロ (Haro)
- 声:小笠原亜里沙
- 歴代ガンダムシリーズに登場する球形のペットロボット。MSの操縦やメンテナンスをサポートする独立AIで、機密保持のために人員を最小限に抑えているソレスタルビーイングにとっては必要不可欠の存在となっている。
- ロックオンはこれを相棒としてデュナメスに積み込んでおり、精密射撃モード時のデュナメスの機動制御を代行させている。任務中もよく皮肉やジョークを飛ばすなど情緒が豊か。カラーはオレンジ。サイズは宇宙世紀系の作品に登場するハロのそれとほぼ同等。
- イオリア・シュヘンベルグ (Aeolia Schenberg)
- 声:大塚周夫
- CBの創設者。全世界のメディア当てに送られたビデオメッセージを通じ、CBの存在と、世界中の全戦争行為に対する武力介入を宣言する。太陽光エネルギー発電システムの基礎理論を提唱した稀代の天才科学者でもあり、当時も公にその姿を見せたことは無かったという。しかし、彼本人が活躍したのはメッセージの放送から200年以上も前の21世紀末期で、既にこの世の人物ではないはずである。
ユニオン(Union of Solar Energy and Free Nations)
MSWAD/対ガンダム調査隊
- グラハム・エーカー (Graham Aker)
- 声:中村悠一
- 年齢:27歳。ユニオン軍MS部隊MSWAD(エムスワッド)に所属する若きエース。階級は中尉。乙女座。乗機はユニオンフラッグ。AEUの新型機イナクトの公開演習に見学した際、突如上空より現れたエクシアを目撃し、その圧倒的戦闘力に強い興味を抱く。その後、MSWAD本部へと帰還の途中、セイロン島付近の海域にて偶然発見したエクシアと交戦。善戦はしたものの、機体の性能差を覆すことは出来ず撤退した。本部帰投後はガンダムとの交戦経験を買われ、新設された対ガンダム調査隊への転属命令を受ける。転属後は自分のフラッグを改造し、ガンダムとの再戦に備える。
- ビリー・カタギリ (Billy Katagiri)
- 声:うえだゆうじ
- MSWADの技術顧問。フラッグの開発にも携わっている。グラハムとは公私共に親しい旧友同士。グラハムと共にAEU軍の公開演習を見学し、エクシアの性能を目の当たりにする。グラハム同様、本部帰還後は対ガンダム調査隊へと転属する。
ユニオン政府
- 大統領 (?)
- 声:小室正幸
- ユニオンの国家元首。現時点で何代目であるか、本名等は不明。
- ユニオンが他国の紛争介入を行うのは国民の安全と国益を確保する事であり、決して慈善事業ではないと語る。
- またCBに対して我が国の代わりを務めてくれると皮肉を漏らした。
- デビット (David ?)
- 声:麻生智久
- 大統領補佐官。大統領が彼を「デビット」と呼んでいる。
- CBに強い不信感と紛争介入への疑問を抱き、CBの正体が暴かれた時に彼らを裁くのは我々の使命だと大統領に語った。
その他
- レイフ・エイフマン (Leif Eifman)
- 声:土師孝也
- 世界に名を知られたユニオンの技術者。技術主任としてガンダム調査隊に招聘される。グラハムの依頼を受け、フラッグの強化改修を行う。
- アレハンドロ・コーナー (Alejandro Corner)
- 声:松本保典
- ユニオンの有力者。
- リボンズ・アルマーク
- アレハンドロ・コーナーの従者。
経済特区・日本
- 沙慈・クロスロード(さじ・くろすろーど ) (Saji Crossroad )
- 声:入野自由
- 年齢:17歳。日本の経済特区に在住する高校生。専攻は宇宙工学。詳細の解からないCBの理念に対しては懐疑的。偶然にも、任務で日本に滞在している刹那と、自宅マンションの隣人として出会うことになる。
- ルイス・ハレヴィ(Louise Halevy)
- 声:斎藤千和
- 年齢:17歳。スペインからの海外留学生で沙慈のガールフレンド。専攻も同じく宇宙工学。かなりわがままな性格で、度々沙慈を振り回している。
- 絹江・クロスロード(きぬえ・クロスロード) (Kinue Crossroad)
- 声:遠藤綾
- 年齢:22歳。沙慈の姉。CBを追跡するジャーナリスト。
人類革新連盟(人革連)
- セルゲイ・スミルノフ(Sergei Smirnov)
- 声:石塚運昇
- 年齢:43歳。人革連軍MS部隊の指揮官兼パイロット。階級は中佐。左目に大きな傷跡を持つ歴戦の兵士。風聞を信じず、自分で見聞きしたものしか信用しない主義。劇中では、一時的とはいえエクシアを圧倒する実力を見せた。
AEU(Advanced European Union)
- パトリック・コーラサワー (Patrick Corlasawar)
- 声:浜田賢二
- 年齢:28歳。フランス軍のエースパイロット。やたらと自信過剰かつ喧嘩っ早い性格で、軍上層部も手を焼く問題児。しかしその実力は確かで、模擬戦2000回で全勝した実績を買われ最新鋭MSイナクトのテストパイロットに抜擢された。だが、機体の公開演習という晴れ舞台で、突如乱入して来たエクシアに手も足も出せずに惨敗してしまい、プライドを粉々に砕かれることとなる。
アザディスタン王国
- マリナ・イスマイール (Marina Ismail)
- 声:恒松あゆみ
- 年齢:24歳。中東の新興国アザディスタン王国の第一王女。化石燃料が枯渇してしまい困窮する祖国を立て直すため、各国に援助を求め世界を飛び回っている。CBに対しては「戦争を戦争で解決させる」ものと否定的な見解を示している。
その他
- アリー・アル・サーシェス (?)
- 声:藤原啓治
- 第1話の冒頭、戦場のクルジス共和国で流れていた放送の声の主。どのような立場の人物かは不詳。
メカニック
ソレスタルビーイング
ガンダムとは、CBの戦争根絶という目的を達成するための物理的手段として開発されたMSの総称である。全てのガンダムに搭載された新型動力機関「GNドライヴ」(通称:太陽炉)は、莫大なエネルギーを半永久的に生み出し、同時代の現用兵器群と比較して、あらゆる面で数世代を先んじた圧倒的性能を機体に与えている。特に全機が標準装備するビーム兵装類は非常に出力が高く、他国にはこれを防ぐ技術は存在しないとされる。
CBが所有するGNドライヴは各々のガンダムが持つ計4基しか存在せず、再生産も困難なオーバーテクノロジーの塊となっている。ゆえに万一他国の手に落ちた場合、CBの活動に支障が出るだけでなく、全世界の軍事的均衡が崩れ、更なる紛争の激化に繋がる恐れがある。このため、ガンダムには外部への技術漏洩を防止するために様々なセキュリティが講じられている。例えば起動の際は、コクピット内の生体認証システムで搭乗者のデータをスキャンし、あらかじめ入力されたデータに合致する者でなければ一切の操作が行えない。また、作戦行動中に損傷・飛散したパーツからデータを解析される懸念もあるため、外装やその他の損傷しやすい部位、消耗品などは可能な限り既存技術で作られた部材で構成されている。
なお、TV本編に登場する4機のガンダムは、1話冒頭に登場したOガンダムを第1世代とした第3世代機であり、その直系のプロトタイプに当たる第2世代ガンダムも存在する。
CBの各ガンダムの名称は全て天使の中位三隊が由来[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。機体デザインはエクシアが海老川兼武、その他の3機は柳瀬敬之が担当している。
- GN-000 Oガンダム(オーガンダム)(O Gundam)[4]
- CBが開発した最初のガンダム。この機体を第1世代機とし、以降様々な発展機が開発されていく事となる。機体の詳細や搭乗者などは定かではないが、2301年当時、内戦中であったクルジス共和国での実戦参加が確認されている。現地ではゲリラの掃討に従事していたアンフ部隊を全滅させ、その性能を遺憾なく発揮。当時、後にガンダムマイスターとなる少年兵時代の刹那も本機の姿を目撃しており、CBに参加する動機となった。
- なお、そのシルエットは『機動戦士ガンダム』に登場するRX-78ガンダムに酷似している。番組開始前、水島監督は週刊プレイボーイ2007年10月15日号のインタビューで、第1話の冒頭に「ファーストファン」が「絶叫」する「サプライズ」があると予告、「第1話を見ればわかります(笑)。」「冒頭であるMSが登場するのです」とコメントしており、それはこのOガンダムのことを指している。
ガンダムエクシア Gundam Exia | |
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形式番号 | GN-001 |
分類 | 近接格闘型MS |
所属 | ソレスタルビーイング |
生産形態 | ワンオフ機 |
頭頂高 | 18.3m |
重量 | 57.2t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ |
武装 | GNソード (GNソード・ライフルモード) GNロングブレイド GNショートブレイド GNビームサーベル×2 GNビームダガー×2 GNバルカン×2 GNシールド |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | 刹那・F・セイエイ |
ガンダム アヴァランチエクシア Gundam Avalanche Exia | |
形式番号 | GN-001/hs-A01 |
分類 | 高機動装備追加型MS |
全高 | 18.3m |
重量 | 62.1t (アヴァランチ装備重量:4.9t) |
- GN-001 ガンダムエクシア
- 刹那・F・セイエイの塔乗機。GNドライヴが生み出す圧倒的な機動性と運動性、全身に装備された7つの斬撃武装「セブンソード」を駆使した近接戦闘を主任務とする。カラーリングはブルーを基調としたトリコロール。名前の由来は、エクスシアイ(能天使)[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- GNソード
- 小型シールドと折り畳み式の刀剣、小型ビームライフルで構成される右腕の複合武装。刀身はセブンソード中最も長大で、表面にGN粒子を定着させることにより、驚異的な切断力を発揮する。しかし長大かつ下腕部に直結されるためにやや取り回しが悪く、閉所などの限定条件下では使用が制限される。射撃時は刀身を畳みライフルモードへと変形。搭載するビームライフルは近距離戦での即応性、連射性を重視した短銃タイプだが、他国の機体を一撃で撃破可能な威力を持つ。
- GNロングブレイド&GNショートブレイド
- 両腰ラッチにマウントされる大小2振りの刀剣。GNソード同様、刀身にGN粒子を纏うことで高い切断力を発揮するが、マニピュレーターで保持するオーソドックスな形状のために取り回しではこちらが優れる。主に二刀流での使用頻度が多い。
- GNビームサーベル&GNビームダガー
- ガンダムに共通して装備される接近戦用ビーム兵器。剣状に収束したGN粒子の刀身で対象物を切断する。次世代のMS用武装として他国でも開発が進められているが、実用的な性能を持つに至ったのはガンダムが初である。実剣を上回る威力を持つ反面、大気や磁場等の影響によって粒子が減衰・拡散し、本来の威力を発揮出来ない場合もある。エクシアは肩アーマー後部に長刃のサーベルタイプ、腰部後面に短刃のダガータイプを2基ずつマウントする。
- GNバルカン
- 両腕に内蔵された小型ビームバルカン砲。基本的に威嚇・牽制等の補助的使用が主で、出力も携行式のライフルには遠く及ばないが、Eカーボンを持たない在来兵器にとっては充分な脅威となる。
- GNシールド
- 強靭なEカーボンで成形された防御装備。他国にはこの素材の強度を上回る攻撃力を持った兵器は存在せず、破壊は非常に困難である。エクシアのシールドは近接戦闘での取り回しを考慮した軽量小型タイプで、先端部は打突攻撃に適した鋭利な形状となっている。
- GN-001/hs-A01 ガンダム アヴァランチエクシア
- 公式外伝『機動戦士ガンダム00F』に登場。
- 高機動オプション「アヴァランチ」を装着した形態。GN粒子を任意方向に適時噴射する事で優れた瞬発力、姿勢制御能力を持つガンダムだが、その実、単純な移動速度では専用の航空・航宙機に比べ劣っていた。アヴァランチは、これらの専用機を凌駕する速力と更なる運動性能の追求を目的に開発された。
- 全身各所に装備された大容量のGN粒子コンデンサーは、GNドライヴで生成されたGN粒子をチャージし、それを一気に放出することで爆発的な超加速を可能とする。ただし、フルチャージには60分もの時間を要するため、短時間での連続使用が不可能という欠点もある。また、チャージ時間の割に放出時間は非常に短く、10分程度の加速で全ての粒子を使い切ってしまう。もっとも、これ以上の加速はパイロットに多大な肉体的負担を与えるため、10分とはそれを見越した上で設定された時間とも言える。
- ノーマル時の標準装備である「セブンソード」は、背部に増設された各ジョイントパーツに集約してマウントされ、使用時はパーツを展開させ迅速な装備選択を行う。
- 「アヴァランチ(雪崩)」という名称は、その進路上に存在する敵を、文字通り一瞬で地表を呑み込む雪崩の如く蹴散らす姿になぞらえて付けられた。また、型式番号の「hs」は「ハイスピード」、「A01」は「アヴァランチ型の1号機」を意味する。
ガンダムデュナメス Gundam Dynames | |
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形式番号 | GN-002 |
分類 | 狙撃型MS |
所属 | ソレスタルビーイング |
生産形態 | ワンオフ機 |
頭頂高 | 18.2m |
重量 | 59.2t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ |
武装 | GNスナイパーライフル GNビームピストル×2 GNビームサーベル×2 GNシールド×2 GNフルシールド×2 他 |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | ロックオン・ストラトス |
- GN-002 ガンダムデュナメス
- ロックオン・ストラトスの搭乗機。アウトレンジからの狙撃に特化した遠距離支援型MS。標準装備の「GNスナイパーライフル」に加え、作戦に応じて用意された各種火器を選択使用する。精密射撃時は頭部アンテナがツインアイを覆うように下降し、額の高精度ガンカメラが露出する。その際、パイロットは専用のライフル型コントローラーを用いて射撃操作を行う。狙撃機ながらその機動性、運動性は他国の機体を凌駕しており、接近戦においても高い適応性を持つ。カラーリングはグリーン。名前の由来は、デュナメイス(力天使)[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- GNスナイパーライフル
- 通常の狙撃任務に多く用いられる大型ビームライフル。GNドライヴから供給される豊富なエネルギーと、額の高精度ガンカメラ、高性能FCSとの連動により、高高度の移動目標すらも撃墜可能な出力と射程を誇る。非使用時は肩部アタッチメントに固定される。
- GNビームピストル
- 両ふくらはぎにマウントされるビーム拳銃。スナイパーライフルでは対応し切れない白兵戦に使用される。
- GNビームサーベル
- 腰部後面の可動スラスター内に格納されるビームサーベル。性能はエクシアのサーベルと同等だが、グリップの形状が異なる。
- GNシールド&GNフルシールド
- 肩部アタッチメントに設置された防御装備。標準装備の小型GNシールドに加え、任務に応じてマント状のGNフルシールドを装着する。GN粒子のジャミング効果により完璧に近い隠密性を持つデュナメスだが、発砲の射線から自機の位置を特定される可能性も考えられるため、敵の砲火に耐えうる防御力の付加は必須事項であった。アタッチメント基部は広い可動範囲を持ち、フルシールド装着時でも機体の行動を妨げることは無い。
ガンダムキュリオス Gundam Kyrios | |
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形式番号 | GN-003 |
分類 | 可変MS |
所属 | ソレスタルビーイング |
生産形態 | ワンオフ機 |
頭頂高 | 18.9m |
重量 | 54.8t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ |
武装 | GNビームサブマシンガン GNビームサーベル×2 GNシールド |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | アレルヤ・ハプティズム |
飛行形態 Flying Mode | |
武装 | 武装コンテナ(オプション) |
- GN-003 ガンダムキュリオス
- アレルヤ・ハプティズムの搭乗機。4機中唯一の可変タイプで、戦闘機型飛行形態への変形機能を持つ。加速力に優れた飛行形態による一撃離脱を基本戦術とするが、MS形態でも他のガンダムに引けを取らない攻撃力を有する。また飛行形態時は、脚部の間に専用の武装コンテナを装着することで複数のミッションにも対応可能。変形自体は単純で、背部に畳まれた機首を頭部に被り、肩アーマーを折り畳み、脚部全体を90度外側に旋回させて変形完了となる。カラーリングはオレンジ。名前の由来は、キュリオテテス(主天使)[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- GNビームサブマシンガン
- 高い連射性を持つ携帯ビーム兵器。飛行形態時はマニピュレーターで把持されたグリップ部を残して銃身が分離し、右翼部にマウントされる。グリップは遠隔無線コントローラーを兼ねており、分離状態での発砲が可能。
- GNビームサーベル
- 他の系列機にも採用された接近戦用武装。
- GNシールド
- 可変システムに対応した専用シールド。飛行形態時は先端部が左右にスライド展開し、左翼部を挟み込む形で固定される。
ガンダムヴァーチェ Gundam Virtue | |
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形式番号 | GN-005 |
分類 | 重装型MS |
所属 | ソレスタルビーイング |
生産形態 | ワンオフ機 |
頭頂高 | 18.4m |
重量 | 66.4t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ |
武装 | GNバズーカ GNキャノン×2 GNビームサーベル×2 |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | ティエリア・アーデ |
- GN-005 ガンダムヴァーチェ
- ティエリア・アーデの乗機。単機での強襲・殲滅戦を目的とした重火力タイプで、「GNバズーカ」や「GNキャノン」等の強力な武装を装備する。4機の中では最も強固な装甲を持ち、他のガンダムに比べ二回り以上はある重厚なフォルムが特徴。また全身各所にGN粒子の増幅装置を持ち、他の機体よりも強力な防御フィールドを展開出来る。カラーリングはグレーとホワイト。名前の由来は、ヴァーチュース(力天使)[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
- GNバズーカ
- 全ガンダムの兵装中最強の破壊力を持つ大型携帯ビーム砲。通常射撃時は肩掛けで使用されるが、胴体のGNドライヴを直結させることで最大出力モードに移行する。最大モードでは戦艦をも破壊可能な威力を発揮する。グリップは着脱式となっており、それぞれ側面・下面に付け替えることで、状況に応じて最適な発射体勢を採ることが出来る。
- GNキャノン
- 両肩に設置された可動式連装ビーム砲塔。射線を単一方向に向けた場合は、複数の敵機を薙ぎ払う。
- GNビームサーベル
- 全ガンダムに採用されたビームサーベル。
プトレマイオス Ptolemaios | |
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形式番号 | なし |
分類 | MS母艦 |
所属 | ソレスタルビーイング |
動力源 | GNドライヴ (ガンダム格納時のみ 最大4基) |
推進機関 | 主推進器×2 |
武装 | ミサイルランチャー 他 |
特殊装備 | ガンダム格納コンテナ×4 リニアカタパルト |
- プトレマイオス
- 4機のガンダムを搭載するCBの宇宙輸送艦。一部のメンバーからは「トレミー」の愛称で呼ばれる。艦体周囲には4基の独立したコンテナブロックを有し、それぞれのコンテナにガンダムを各1機格納する。艦首部には展開式のリニアカタパルトを持ち、コンテナから直接艦内の射出スペースに移動することで、迅速な射出を可能としている。当初よりガンダムの輸送、後方支援を目的として建造されたため、艦自体の戦闘力はミサイル等最低限の自衛装備を除き、ほとんどガンダムに依存している。また、動力すらガンダムのGNドライヴから供給されているので、全てのガンダムが出撃すると、短時間しか行動できない。名前の由来は、古代ローマの天文学者クラウディオス・プトレマイオス[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
外伝登場機
ガンダムアストレア Gundam Astraea | |
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形式番号 | GNY-001 |
分類 | 汎用MS |
所属 | ソレスタルビーイング |
頭頂高 | 18.3m |
重量 | 55.1t |
装甲材質 | Eカーボン |
動力源 | GNドライヴ |
武装 | GNビームライフル GNビームサーベル×2 GNシールド 他 |
搭乗者 | ルイード・レゾナンス |
- GNY-001 ガンダムアストレア
- 『機動戦士ガンダム00P』に登場。
- 第1世代機Oガンダムから発展した第2世代ガンダムの第1号機。第3世代機であるエクシアの直系の祖に当たり、Oとエクシアの折衷的な外観を持つ。アストレアはOの持つ汎用性を更に追求した機体であり、ビームライフルとシールド、ビームサーベルといった標準武装に加え、様々な実験的装備が用意されている。
ユニオン
ユニオンフラッグ Union Flag | |
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形式番号 | SVMS-01 |
分類 | 可変MS |
所属 | ユニオン |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 17.9m |
重量 | 67.1t |
装甲材質 | Eカーボン |
推進機関 | プラズマジェットエンジン |
燃料 | 水素 |
武装 | リニアライフル ディフェンスロッド ソニックブレイド (プラズマソード) 20mm機銃 ミサイル×6 (脚部×2、 翼下パイロン×4) |
乗員人数 | 1名 +腰部サブコクピット1名 |
搭乗者 | グラハム・エーカー 他 |
飛行形態 |
- SVMS-01 ユニオンフラッグ
- ユニオンの新型主力MS。高機動空戦を主眼とし、高速移動形態への可変機構を持つ。変形方法は腰を支点に上半身、脚部を後方に折り畳むだけという単純なもので、これはAEU製のヘリオンやイナクト等にも見られる機構である。公式サイトでは「基本的に戦闘中の変形は想定しておらず、あらかじめ形態を選択しての出撃が通常となっている」とあるが「戦闘中の変形も可能」で、プラモデルパッケージおよび付属の組み立て説明書にもそう記されており、第二話においてグラハム・エーカー搭乗機が出撃後の変形を行っている。
- 石油資源が枯渇して以降、航空機の推進機関は水素を燃料としたプラズマジェットエンジンが主流となっており、本機は背部の主翼基部、腰部の副翼基部にそれぞれ2発のエンジンを搭載する。燃料の水素は、基本骨格であるカーボンフレームを構成する炭素分子結合体内に分子レベルで浸透している。この構造は専用の燃料スペース及び供給用のパイプラインを必要としないため、機体の大幅な軽量化に貢献している[5]。
- コクピットは腹部のドラムフレーム内に存在するが、更に腰部内にも予備のコクピットが設置されている。この構造を活かし上下半身を分離しての独立行動も可能だが、自力での再合体は不可能となる。
- その適応性は大気圏内外を問わず、用途、投入領域に応じた複数の派生機が存在する。
- 機体色はライトブルー。 機体デザインは福知仁。また、その他のユニオン製MSやAEU製MSのデザインも福知が担当している。
- リニアライフル
- 口径120mmの射撃武装。電磁力で弾丸を高速射出する。電圧を調節することで破壊力の大きい単射モードと、高速戦闘に対応した連射モードを選択することが出来る。銃後部に装着されるマガジンはバッテリーと一体型の専用品を使用する。高速形態時は機首を構成し、他の銃火器に比べ空力面を考慮した流線型のフォルムを持つ。
- ソニックブレイド(プラズマソード)
- 超高硬度カーボン製のアサルトナイフ。刃を高周波振動させ切断力を増大させる。また、刀身からプラズマを発生させ剣状に収束するプラズマソードを装備する機体もある。このプラズマの収束機構は、ビームサーベル開発の過程で生み出された技術を転用したものである。
- ディフェンスロッド
- 左腕の防御装備。回転するローターに適切な傾斜角で敵弾を着弾させ跳弾させる。また、周囲にプラズマフィールドを展開することも可能。空戦機の観点から、重量負担の大きい通常のシールドを装備出来ない機体のために用意された。ただし万一真正面から着弾するとロッドが折れてしまうこともある。
- 20mm機銃
- 腹部ドラムフレーム左側に内蔵された機銃。口径的に同クラスのMSなどを相手にするには非力だが、ミサイル迎撃や威嚇射撃、対人戦闘など幅広い用途を持つ。
- ミサイル
- フラッグのミサイルは、脚部内装式と主翼、副翼下に設置される懸架式の2種が存在する。
人類革新連盟
ティエレン地上型 Tieren Ground Type | |
---|---|
形式番号 | MSJ-06II-A |
分類 | 陸戦型MS |
所属 | 人類革新連盟 |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 18.1m |
重量 | 121.3t |
武装 | 200mm×25口径長滑腔砲 (12.7mm同軸機銃) 30mm機銃 カーボンブレード |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | セルゲイ・スミルノフ 他 |
高機動型 High Mobility Type | |
形式番号 | MSJ-06II-C |
分類 | 高機動型MS |
頭頂高 | 18.3m |
重量 | 101.1t |
武装 | 200mm×25口径長滑腔砲 (12.7mm同軸機銃) 30mm機銃 カーボンブレード 他 |
搭乗者 | セルゲイ・スミルノフ 他 |
宇宙型 Space Type | |
形式番号 | MSJ-06II-E |
分類 | 宇宙型MS |
頭頂高 | 18.2m |
重量 | 127.5t |
燃料 | 水(推進剤) |
武装 | 200mm×25口径長滑腔砲 (12.7mm同軸機銃) (放熱ブレード) 30mm機銃 他 |
搭乗者 | セルゲイ・スミルノフ 他 |
支援射撃型 Cannon Type | |
形式番号 | MSJ-06II-LC |
分類 | 長距離支援型MS |
頭頂高 | 不明 |
重量 | 不明 |
武装 | 300mm×50口径長滑腔砲 |
- MSJ-06II-A ティエレン地上型
- 人類革新連盟の主力量産型MS。重火器と重装甲で身を包んだ、2足歩行式の戦闘車輌と言うべき機体。他国のMSと比べれば旧式の部類に属しており、特に120tを越す自重故に機動性は大きく劣る。だが、その分構造は頑強で、火器搭載量の多さと防御力、信頼性の高さから現在も主力の座を守り続けている。汎用性にも優れ、高機動型のC型、宇宙型のE型等、様々なバリエーションが生み出されている。
- 他国の機体と違い、コクピット内には一切のモニターが無く、パイロットは専用のヘッドマウントディスプレイを着用し外部の情報を得ている(劇中ではヘッドマウントディスプレイを着用した状態で搭乗する事から単独でも使用できる他、ケーブルなどによってメインカメラからの情報を直接得ていることが伺える)。またコクピット自体も非常に狭く、戦車の操縦席のような印象を与える。
- 武装は各種実弾武装(マシンガンや滑腔砲)に加え、接近戦用の「カーボンブレード」を標準装備する。カーボンブレードはカタールのような装備で、弓状の刃を持つ。
- 機体色はオリーブグリーン。「ティエレン」は、「鉄人」の中国語読み。機体デザインは寺岡賢司。
- MSJ-06II-C ティエレン高機動型
- 腰部に水平展開式の可変翼、脚部内に推進用ジェットエンジンを搭載した高機動タイプ。一応飛行が可能となっているが機動力は低く、空戦ではなく戦地への迅速な移動を目的とした物と思われる。脚部エンジンも出力は強力だが実際は地表をホバー移動出来る程度の代物である。ゆえに飛行型ではなく高機動型と呼ばれる。機体色はカーキ。
- MSJ-06II-E ティエレン宇宙型
- 無重力戦闘を目的とした宇宙戦タイプ。全身各所に推進、姿勢制御用スラスターを備え、空間機動力を強化。脚部にはシールド兼用の円筒状大型プロペラントタンクを両膝から突き出る形で装備する。タンク内の推進剤は枯渇した化石燃料の代替として水が使用されている。
- 標準装備の滑腔砲は銃身の効率的な冷却のため専用の放熱板が追加されている。この放熱板は接近戦用の銃剣としても使用可能な強度を持つ。機体色はダークブルー。
- MSJ-06II-LC ティエレン長距離射撃型
- 地上型に頭部を完全に覆い隠す大型カノン砲を搭載した長距離支援機。メインセンサーは胸部に設置されている。膝部シールドは両脚に装備。砲撃時における安定性を確保するため、尻部にアンカー状の簡易脚を設置している。当然ながら地上型以上に動きは鈍重で、アンカー展開時はほとんど身動きが取れなくなる。機体色は地上型と同じ。
AEU
AEUヘリオン AEU Hellion | |
---|---|
形式番号 | AEU-05 |
分類 | 可変MS |
所属 | AEU 他 |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 15.4m |
重量 | 58.2t |
武装 | リニアライフル ディフェンスロッド ソニックブレイド 他 |
乗員人数 | 1名 |
飛行形態 |
- AEU-05 AEUヘリオン
- AEUの主力可変MS。2307年時点では既にロートル機種であるが、大量に生産されたこともあり未だその就役機体数は多い。AEU加盟国以外にも多数が輸出されているが、各地のテロリストや反政府ゲリラ等に流出した機体も少なくなく、各地で社会問題となっている。これらの機体はそれぞれ独自の改修が加えれており、勢力や組織に応じた無数のバリエーションが存在する。AEUでは次世代機であるイナクトの配備が開始されたため、随時機種転換が進み第一線から退く予定。
- AEU軍における機体色は深緑。「ヘリオン」とは「乱暴者」の意。
- ヘリオン反人革連ゲリラ仕様機
- 人革連の軌道エレベーター「天柱」の電力供給開始10年周年記念式典を襲撃したテロリスト達が使用した機体。頭部はメインセンサーが露出した単眼タイプに変更され、背面のエンジンブロックは空間戦闘用に主翼を廃したロッド型バーニア4基に換装されている。主兵装のリニアライフルはAEU正規軍と異なる独自品を装備。また、2機がかりで牽引される大型ミサイルランチャーの存在が確認されている。機体色はブラウン。
AEUイナクト AEU Enact | |
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形式番号 | AEU-09 |
分類 | 可変MS |
所属 | AEU |
生産形態 | 量産機 |
頭頂高 | 17.6m |
重量 | 66.8t |
動力源 | 太陽光エネルギー |
武装 | リニアライフル ディフェンスロッド ソニックブレイド (プラズマソード) 他 |
乗員人数 | 1名 |
搭乗者 | パトリック・コーラサワー 他 |
飛行形態 |
- AEU-09 AEUイナクト
- ヘリオンに次ぐAEUの新たな主力機。ただし、基本設計はユニオンのフラッグを参考としており、より細身なフォルムや腰部に追加されたウイング・エンジン等、類似・共通点が多い。
- 一方で独自の機能として、太陽光エネルギーを軌道エレベーターの発電システムを経由して供給する外部電源方式を採用。供給範囲内に限定すれば、理論上無制限に近い長期活動能力を持つ。
- 量産機の基本色はグリーン1色だが、人革連の軌道エレベーター完成10周年記念日と同時に発表されたデモンストレーション機はシアンとホワイトのツートンに塗装されており、頭頂部にもアンテナが1基追加される等細部形状も異なる。「イナクト」は「(法、条例を)制定する」といった意味。
- デモ機による公開演習ではその性能を如何無く発揮したが、その直後現れたエクシアによって即座に行動不能にさせられ、早くもその評価が揺らいでいる[6]。
その他
- アンフ
- 世界各国の紛争で目にするMS。突き出るように胸部から飛び出た頭部が特徴で、武装は頭部下に搭載された対人用機銃と、左腕のマシンガン。ティエレンに輪をかけて鈍重で、性能も遠く及ばない。
- ワークローダー
- 小型の作業用MS。外見は日本のテムザック社が2004年に発表したレスキューロボット「援竜」に酷似している。脚部は三脚形式だが歩行機能は有しておらず、移動は先端部のローラーによって行う。戦闘用に改修された機体が第1話冒頭でクルジス共和国のミリシャに運用され、アンフに抵抗していた。
用語
組織/国家
- ソレスタルビーイング(CB=Celestial Being)
- 「天上人」を意味する名を持つ、謎の私設武装組織。西暦2100年頃に科学者イオリア・シュヘンベルグによって創設された。世界に存在する全ての戦争を根絶させることを目的とし、4機のガンダムで全世界の紛争に介入することを宣言する。
- ユニオン
- アメリカを中心とした世界経済連合。正式名称は「太陽エネルギーと自由国家連合軍(Union of Solar Energy and Free Nations)」。主にアメリカ州、オセアニアの国々で構成されており、日本も「経済特区」(中国に実在するものとは別)としてこの傘下に在る。
- 三大勢力では最も早く軌道エレベーターの実用化に成功し、以後急速な発展を遂げる。なお、軌道エレベーターは南米(アマゾン川上流域)に設置されている。
- 「世界の警察」的な役割を担っていると自負している。
- 人類革新連盟(通称:人革連)
- 中国、ロシア[7]の旧共産圏、インドなどを中心とした連合国家群。
- ユーラシア大陸の国々から形成される。ユニオンに次いで軌道エレベーターの実用化に成功し、ユニオンと肩を並べる。技術面ではユニオン、AEUにやや遅れを取っており、その差を是正するため超技術の結晶であるガンダムの捕獲を目論む。
- 軌道エレベーター「天柱」はソロモン諸島の北方に設置されている。
- AEU(Advanced European Union/新ヨーロッパ共同体)
- EU(ヨーロッパ連合)を前身とする、ヨーロッパ中心の連合国家群。勢力下に置くアフリカ(ビクトリア湖西方)に軌道エレベーターを建設中。
- クルジス共和国
- 中東地域の国。刹那の故郷。2301年に軍事介入を受け壊滅。末期には国民総玉砕状態となり都市部では凄惨な掃討戦が行われた。
- アザディスタン王国
- 中東の新興国。化石燃料の枯渇によって経済的に窮乏している。
テクノロジー
- GNドライヴ
- 4機のガンダムが動力源とする半永久機関。通称は「太陽炉」。重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させ、莫大な陽電子と光子を発生させる。出力の割に小型化が容易であり、排熱量の低さから隠密性にも優れる。CBが所有するのは各々のガンダムが持つ計4基のみである。
- GN粒子
- GNドライヴ稼働時に生成される変異ニュートリノ。既存のレーダーシステムや通信機器を無効化する効果を持ち(ミノフスキー粒子と同一の性質)、外部に散布することで高いステルス効果を発揮する。また、放出された粒子は強力な斥力を発生させ、空力や推進力に頼ること無く機体の大気圏内での高速飛行を実現している。更に粒子を一方向、または全方位に展開することで強固な防御フィールドを形成し、機体の単独での大気圏突入をも可能とする。
- 軌道エレベーター
- 太陽光エネルギーを利用した発電プラントを備え持つ軌道エレベーター。スペースデブリ対策をエネルギーシールドで解決している。
- Eカーボン
- 多くのMSの装甲材として用いられている素材。ガンダムの装甲材にも採用されているが、その目的はGNドライヴ以下、関連技術の秘匿用としての意味合いが強い。
兵器
- MS-Gundam
- CBが所有する4機の人型機動兵器 MS(モビルスーツ)。GNドライヴを主機関とした初の機体であり、その性能は他国のMSと比較して数世代は先を行くとされる。各機体には額などそれぞれの箇所に「Gundam」の刻印が彫られている。
その他
- ガンダムマイスター(Gundam Meister)
- ガンダムのパイロット達の通称。マイスターは独語で「親方」を意味しているが、「職人」や「名人」、「達人」としての意味合いが強い。英語では、Master(達人)にあたる。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- シリーズ構成・脚本 - 黒田洋介
- キャラクターデザイン原案 - 高河ゆん
- アニメーションキャラクターデザイン - 千葉道徳
- メカニックデザイン - 海老川兼武、柳瀬敬之、中谷誠一、大河原邦男
- メカニックコンセプトデザイン - 福地仁、寺岡賢司、須江信人
- アニメーションメカニックデザイン - 中谷誠一
- 美術デザイン - 須江信人(KUSANAGI)
- 美術監督 - 佐藤豪志(KUSANAGI)
- 色彩設計 - 手嶋明美(Wish)
- SF考証 - 千葉智宏、寺岡賢司
- 音響監督 - 三間雅文
- 撮影監督 - 葛山剛士(旭プロダクション)
- 編集 - 野尻由紀子
- 音楽 - 川井憲次
- 音楽プロデューサー - 野崎圭一(JVCエンタテインメント)、篠原廣人(ソニー・ミュージックエンタテインメント)、眞野昇(サンライズ音楽出版)
- 設定協力 - 岡部いさく
- 音楽制作 - ソニー・ミュージックエンタテインメント、JVCエンタテインメント
- 音響効果 - 倉橋静男(サウンドボックス)
- 録音スタジオ - アオイスタジオ
- 音響制作 - テクノサウンド
- ナレーション - 古谷徹
- エグゼクティブプロデューサー - 竹田菁滋(毎日放送)、宮河恭夫(サンライズ)
- プロデューサー - 丸山博雄(毎日放送)、池谷浩臣(サンライズ)、佐々木新(サンライズ)
- 監督 - 水島精二
- 制作協力 - 創通、ADK
- 製作 - サンライズ、毎日放送人
主題歌
- オープニングテーマ「DAYBREAK'S BELL」
- 歌・編曲:L'Arc~en~Ciel、作詞:hyde、作曲:ken
曲自体は「ヒロインの心境を表しているのではないか」とする声もあるが、評価はとても悪く、「OPとしては盛り上がりに欠ける」、「hydeの歌い方が受 け付けない」、「映像とあっていない」と言う意見が目立ち、熱いOPを期待していた人には大変受けが悪い。また、ガンダムタイアップにも関わらず、初動が 前作や前々作とほぼ同じなので、購入を見送るアニメファンが殆どとかなり苦戦気味。
T.M.RevorationのガンダムSEEDのOP主題歌がタイアップ効果が大きく売上に貢献していたのに考慮すると、当作は効果がほぼ皆無であり、アニメファンの評判は著しく悪いのがうかがえる。
また、ニコニコ動画にてガンダム00のOP映像とラルク以外の曲を合わせたMADが乱立され、「そっちの方がラルクよりも全然合っている」、「ラルク以外 なら何でも良い」、「ラルク糞杉」等、ラルクそのものを中傷するアニメファンが増え出している(前回のアニメタイアップである精霊の守り人のOP主題歌を 担当した時にも同様の事がうかがえる)
- エンディングテーマ「罠」
- 歌・作曲・編曲:THE BACK HORN、作詞:菅波栄純
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | メカ作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
#01 | ソレスタルビーイング | 黒田洋介 | 大塚健、水島精二 | 北村真咲 | 千葉道徳 | 中谷誠一 | 2007年10月6日 |
#02 | ガンダムマイスター | 寺岡巌 | ヤマトナオミチ | 高村和宏 | 有澤寛 | 2007年10月13日 | |
#03 | 変わる世界 | 大原実、ミズシマセイヂ | 吉村章 | 大貫健一 | 西井正典 | 2007年10月20日 | |
#04 | 対外折衝 | 2007年10月27日 |
放送局
この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|
MBS・TBS系列 | 2007年10月6日 - | 土曜 18時00分 - 18時30分 |
SBS・RCC | 2007年10月13日 - | 土曜 17時30分 - 18時00分 |
GyaO | 土曜 19時00分更新 |
※初回放送開始の前週に当たる2007年9月29日の17:30 - 18:00には、放送開始記念特別番組『機動戦士ガンダム00披露宴』がMBS・TBS系列にて放送された(SBS、RCCでは1週間遅れ)。また、放送日前日に当たる10月5日の24:25 - 25:20には、これに未公開のトークや映像を加えた『機動戦士ガンダム00披露宴 完全版』がMBSでのみ放送された。
MBS発TBS系列 土6 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
機動戦士ガンダム00
(1st SEASON) |
-
|
関連作品
漫画
月刊マガジンZにて連載(2007年11月号プレ連載、12月号より本格連載)。田口央斗作画によるコミカライズ作品。
公式外伝
テレビ放映と並行して、電撃ホビーマガジン、月刊ガンダムエース、月刊ホビージャパンの3誌にて、本作を別の視点から描く公式外伝が展開される。それぞれがテレビ本編の時系列を基準とした過去・現在・未来の時代を舞台としている。本編登場メカの試作および派生機等が登場する、00版MSV的な作品。
機動戦士ガンダム00P
電撃ホビーマガジンにて連載。テレビ本編より過去を描いたショートストーリーを、連載回ごとに登場するメカの解説や模型作例を使用したジオラマを交えて掲載する。
- スタッフ
- シナリオ - 千葉智宏(スタジオオルフェ)
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- メカニック - 海老川兼武、柳瀬敬之、寺岡賢司、福地仁、中谷誠一、大河原邦男
- キャラクターデザイン - 羽音たらく
- 模型製作 - 電撃ホビーマガジン
- 製作・企画 - サンライズ
機動戦士ガンダム00F
月刊ガンダムエースにて連載。ときた洸一作画によるコミック作品。テレビ本編と同じ時間軸で展開される。その他の外伝2作ともリンクしており、他作の登場人物やメカ等も登場する。
機動戦士ガンダム00V
月刊ホビージャパンにて連載。00P同様、ショートストーリー&模型作例を中心とした構成だが、こちらはCBの敵対組織に所属する主人公が、テレビ本編より未来から本編当時の出来事を回顧する物語となっている。
備考
- SUPER GTに出場中のTOYOTA TEAM KRAFTが「BANDAI OO DUNLOP SC430」の名でレクサス・SC430を走行させており、カラーリングもそれを意識したものとなっている。
脚注
- ^ 河村成浩 (2007年9月1日). “ガンダム00:先行試写 古谷徹「アムロなんてすぐ抜ける」とエール(まんたんウェブ)”. 毎日新聞社デジタルメディア局. 9月23日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ ガンダムシリーズで漫画家がキャラクターデザインに関与した最初の例は『機動武闘伝Gガンダム』の島本和彦。その他のサンライズ作品で漫画家が参加した例としては、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のCLAMPが挙げられる。
- ^ いずれも厳密には国家連合だが、それぞれに全体を統括する元首あるいは議会が存在している。
- ^ Oガンダムという名称は月刊OUTの紙上に掲載されたパロディ企画『機動戦士Oガンダム』およびその主人公機が初出。『機動戦士Ζガンダム』の続編という設定であった。
- ^ プラモデルパッケージ及び付属の組み立て説明書より。
- ^ 第3話の台詞より。
- ^ ヨーロッパ部分は「モスクワ」として独立し、AEUに加盟している。
関連項目
- JNNアニメ一覧
- ガンプラ
- ガンダムウォー - ガンダムシリーズを題材にした、バンダイが販売するトレーディングカードゲーム。放映開始2か月を先駆け本作品も登場した。
- ソレスタルステーション00 - 1314 V-STATION(ラジオ大阪)、文化放送で放送中の機動戦士ガンダム00のラジオ番組。