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Voyage 〜sans retour〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Voyage〜sans retour〜』
MALICE MIZERスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヴィジュアル系
時間
MALICE MIZER アルバム 年表
memoireDX
1994年
Voyage〜sans retour〜
1996年
merveilles
1998年
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Voyage〜sans retour〜』(ヴォヤージュ)は、MALICE MIZERの第2期1枚目のアルバムである。

概要

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全10曲入り。MALICE MIZER初のフルアルバムであり、またGacktが加入して初となるアルバム作品である。

吸血鬼の物語を基本にして、吸血鬼視点で人間の世界にメスを入れる」をアルバム全体のテーマにし、それはメジャーデビュー前のライブのコンセプトにもなった[1]

収録曲

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  1. 闇の彼方へ〜 (0:26)
    (作曲:Mana)
    馬車が走る音などで構成されているSE。
  2. Transylvania (4:01)
    (作詞:Gackt.C / 作曲:Mana)
    歌詞カードに~トランシルヴァニア~と読みが表記されている。吸血鬼を題材にした曲。
  3. 追憶の破片 (6:21)
    (作詞:Gackt.C、作曲:Mana)
    破片の読み方は"かけら"と表記されている。副題は~a peace of broken recollection~と表記されている(peaceはpieceの誤表記に当たる)。
    変拍子と場面転換の配置を意識的にずらしている[1]
    Kamiはレコーディング時に体調を崩してしまい、ドラミングの出来に納得していない[1]
  4. Premier Amour (4:55)
    (作詞:Gackt.C / 作曲:Mana)
    歌詞カードに~プルミエラムール~と読みが表記されている。
  5. 偽りのmusette (5:13)
    (作詞:Gackt.C / 作曲:Közi)
    musetteの読み方は”ミュゼット”。
  6. N・p・s N・g・s (4:07)
    (作詞:Gackt.C / 作曲:Mana)
    副題は~No pains No gains~と表記されている。タイトルの読みは"ナプスナグス"。
    インダストリアルを意識した楽曲[2]
    音色作りの一環として、Kamiの親族が自作した溶接された鉄パイプを叩いた[2]
  7. Claire〜月の調べ〜 (5:47)
    (作詞:Gackt.C, Közi / 作曲:Közi)
    タイトルの読みは"クレール"。Gackt加入時に作られた原曲「盲夜にかかる月の調べ」をアレンジしたもの。
  8. Madrigal (4:03)
    (作詞:Gackt.C / 作曲:Közi)
    タイトルの読みは~マドリガル~と表記されている。歌詞カードではタイトルの綴りが「Madorigal」と表記されており、これは誤表記に当たる。
    間奏部分ではモーツァルト作曲の『トルコ行進曲』が引用されている。
  9. 死の舞踏 (5:25)
    (作詞:MALICE MIZER / 作曲:Mana)
    副題は~a romance of the "Cendrillon"~と表記されている。Cendrillon(サンドリヨンと読む)はフランス語でシンデレラのことであり、歌詞の内容もそれになぞらえたものである。
    初代ボーカルtetsuの時代から演奏されていた曲をアレンジしたもの。
  10. 〜前兆〜 (4:19)
    (作曲:Mana / 編曲:Gackt.C)
    初代ボーカルtetsu時代からある曲をアレンジしたインストゥルメンタル。Gacktの弾くピアノが使用された初めての曲。

出典

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  1. ^ a b c ソニー・マガジンズ刊 『ギターブック』1998年11月号袋とじ「Super Visual Book MALICE MIZER Le Ciel ~“merveilles”の終結に向かって~」p.15より。
  2. ^ a b シンコーミュージック・エンタテイメント刊「ROCK AND READ」Vol.077「Mana Moi dix Mois,MALICE MIZER 26年目の真実」p.206より。