Mana (ミュージシャン)
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Mana | |
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Moi dix Moisのライヴを行うMana (2011年) | |
基本情報 | |
別名 | Mana様、魔名 |
生誕 | 3月19日[1] |
出身地 | 日本広島県 |
ジャンル |
ゴシックメタル インダストリアル・メタル プログレッシブ・ロック ニュー・ウェイヴ シンセポップ パンク・ロック |
職業 |
ギタリスト シンセシスト 作曲家 作詞家 音楽プロデューサー |
担当楽器 |
ギター シンセサイザー |
活動期間 | 1986年 - |
レーベル | Midi:Nette M.†.M(ミディネット エーム・クロワ・エーム) |
事務所 | Midi:Nette |
共同作業者 | Moi dix Mois |
公式サイト | Monologue†Garden 独白の庭 |
著名使用楽器 | |
ESP jeune fille X Bronze -Cross Ray- | |
Mana(マナ、 3月19日- )は、日本のギタリスト、シンセシスト、音楽プロデューサー。現在活動停止中のヴィジュアル系バンドMALICE MIZER及び、現在自身が手がけるサウンド・プロジェクトMoi dix Moisのリーダー。愛称は「Mana様」。MALICE MIZERのメンバーからは「Manaちゃん」、Moi dix Moisのメンバーからは「ボス」と呼ばれる。
エレガント・ゴシック・ロリータ(ゴシック・アンド・ロリータ)を愛好しており、教祖的存在とされる。このことが高じてファッション・ブランド「Moi-même-Moitié(モワ・メーム・モワティエ)」を立ち上げ、デザインおよびプロデュースを手がける。
音楽活動の他にゲーム雑誌「ゲームラボ」にてコラム「Mana様の郷愁なるGame inferno」を執筆・連載していたが、後述の通り現在は連載を終了した。
人物
[編集]イメージ戦略
[編集]- 人形のように無表情で、本人は喋らないという設定のため、バンド・メンバーたちに耳打ちして通訳をさせたり、ジェスチャーで意思を伝える。ラジオ出演の時は、音の鳴る道具などを使って意思表示をしていた。ただし、雑誌のインタビューやTwitterなど、声を流さない場では話す。
- 性別にとらわれず、男装も女装も着こなす。MALICE MIZERで女形をしており、ドレス姿やゴスロリなどの衣装が多い。服装・ヘア・メイクにこだわりがあり、徹底している。彼の姿に憧れてコスプレをするファンも多数いる。
- イメージカラーはブルー■の事が多い。黒も好きで、自身のブランドであるモワティエも青や黒を基調とした商品が多い。また、緑も好き[3]
- ジーパンやスニーカーなどカジュアルなファッション・アイテムは持っておらず、自宅の近くにあるコンビニエンスストアに行く時にさえ、ゴシック・ファッションに身を包み出かける。本人曰く「この方が落ち着く」。
- 耽美で中性的なイメージだが、学生時代にパンク・ファッションを好んで髪型をモヒカンにしていたことがある。[4]
音楽性
[編集]- 広島県出身で、父親は高校の音楽教師。幼少の頃からクラシック音楽・ミサ曲・キリスト教音楽に慣れ親しみ、大阪の専門学校時代にはクラスの人気者になる。後のバンド活動でもクラシック音楽とロックを融合させた楽曲を発表する。また彼の作曲した曲でよくチェンバロやパイプオルガン等の楽器の音色が使われる。それらを複雑な打ち込み無しで出す為にギターシンセサイザーをメインで使用している[5]。広島へは必ずと言ってよいほど年末年始には帰省している。
- バンドからは活動開始初期のモトリー・クルーに衝撃的な影響を受けた[6]。
- 楽曲制作の際には、普通のギタリストが行う「コード進行をつなげて、このパートはこの音色でいく様にアレンジする」作曲法ではなく、「Manaの頭の中に立体的な物語が浮かんで、それを音にしていき、一緒にバンドを組んでいるメンバーのイメージも付け加えていく」という形で作曲している。その影響でミュージック・ビデオを作る際にも、3次元的な映像に入り込んでいくように作って行き、ビデオの監督のイメージも尊重している[7]。そもそも売れるためのコード進行はあまり意識して考えたことはなく、音楽理論も全く習ったことがない。耳で感じた音を鍵盤で拾いながら、譜面を書かずに感覚のみで作曲するため、周囲からは「とんでもない展開になっている」とよく驚かれる[8]。
- 普通のロックバンドでは取り扱われないボサノヴァ、フレンチ・ポップス等を取り入れたりする[8]。
- 音色を作る時には「美しく、切なく、華麗で、優美な音」を探し求める様にしている[8]。
本人について
[編集]- 中学生の頃はジャニーズを目指してダンスやバク転、バク宙をしていた。[9]
- 高校生の頃はハンドボール部に所属していた。現在でもライブ中に客席に向かってボールなどを投げ込む演出を行うことがあるが、物凄いスピードかつ正確なコントロールなのはこのハンドボール部での経験が生きている。[9]
- 料理が得意で、たびたびメンバーにも手料理を振る舞い、好評を得ている。[10]
- 好きな食べ物はカレー。「カレーのマナ様」と言われるほどカレーに並々ならぬこだわりを持っている。また、彼のTwitterにも良くカレーの話が登場している。[10]
- 子供の頃にスヌーピーの布団で寝ていたので愛着があるため、好きなキャラクターはスヌーピー。 [11]
- テレビゲームが好きで特にレースゲームを好むが、本人曰く「レース本編よりCGで再現された町並みを見ながらのんびりと遊ぶのが好き」と語る。愛読している雑誌は週刊ファミ通。
- ゲームハードに関しても並々ならぬコレクター。フェイバリットハードはかつてアメリカの3DO社から販売された3DOで、「パルテノン神殿的な美しき造形美」とまで言わしめている。2011年1月にゲーム雑誌「ゲームラボ」がヴィジュアル系特集を企画した際に行われたインタビューで、Manaは前述の3DOについて記事内で語ったが、後に物足りないと考え自身のブログに3DOに関する追加記事を書いた。すると、後にそのブログ記事を読んだゲームラボ編集部よりコラムのオファーが届き、ゲームラボにて連載中のコラム「Mana様の郷愁なるGame inferno」の執筆を開始することとなった(担当編集者退職のため現在は連載終了)。
- ホラー好きでありホラー映画のビデオやDVDを多数コレクションしている。ホラー系のテレビ番組も好き。また、本人も何度か金縛りにあってる。[12]
- 「飛行機に乗るのは嫌いなのに飛行機自体は大好き」と語るほどの飛行機マニアでもある。ボーイング787とエアバスA380がお気に入り。[13][14]
- 雑誌の、お嫁さんにしたいランキングで、女性芸能人の中に混じって男性でただ一人ランクインしたことがある。マリスのメンバーからは「料理が上手いし、いいお嫁さんになるかも」と評された。
- 1999年の第4回ネイルクィーン特別賞を受賞した。[15]
- 2019年8月、コラボレーションモデルとして本人を模したスーパードルフィー(人形)が数量限定抽選販売される。[16]
略歴
[編集]- 1992年8月 - アルバイト先で知り合ったKöziとMALICE MIZERを結成。
- 1994年12月 - ボーカルTETSUが脱退し、暫く活動停止となる。
- 1995年7月 - 新ボーカルとしてGacktが加入。ライヴ活動を再開。
- 1997年 - 日本コロムビアと契約しギタリストとしてメジャー・デビュー
- 1999年1月 - ボーカルGackt脱退。それ以外のメンバー4人での活動を始める。
- 1999年6月 - ドラムのkamiが急逝。
- 1999年10月 - ゴシックファッション・ブランド「Moi-même-Moitié(モワ・メーム・モワティエ)」を立ち上げる。
- 2000年9月 - Klahaがボーカルとして加入。
- 2001年12月31日 - MALICE MIZER 活動停止
- 2002年3月19日 - Manaの誕生日にMoi dix Moisとして活動スタート。また同年、ヴィジュアル系エレクトロニカユニット、Schwarz Steinをプロデュース。
- 2008年5月 - デフスター所属アーティスト、分島花音のデビュー・シングルのプロデュース、作曲、編曲を担当する。
参考文献
[編集]- ROCK AND READ編集部「Mana Moi dix Mois,MALICE MIZER 26年目の真実」『ROCK AND READ』第077巻、シンコーミュージック・エンタテイメント、2018年5月。
脚注
[編集]- ^ 本人のTwitterのプロフィール欄より。https://mobile.twitter.com/M_d_M_official
- ^ 広島県フランス市の間違いです(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2020年1月29日
- ^ (皆様は、私のイメージは完全 に青のイメージかもですが、グリーン系も好きなんですよ!(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2017年2月10日 公開)
- ^ 簡単に歴史を。(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2017年9月27日 公開)
- ^ ROCK AND READ編集部 2018, p. 203.
- ^ 角川書店刊「CDでーた」1997年8月5・20日合併号「'97年期待のジャンルを超える!音楽シーンをぬりかえる! NEWCOMER 25」p.134より。
- ^ ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1999年3月号「MALICE MIZER re-born」p.105より。
- ^ a b c ROCK AND READ編集部 2018, p. 214.
- ^ a b 実は私、中学の頃ジャニーズ目指してダンスやバク転、バク宙してたり 高校の頃ハンドボール部でスポーツしてました。モヒカンでしたが(微笑)(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2020年4月18日 公開)ほか
- ^ a b マメ知識 : カレーのマナさま vol.2(私は勿論、MALICE MIZERの皆が愛したカレーおるくべっき)初めての方は是非読んでみて下さい。(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2017年3月25日 公開)ほか
- ^ 正月に姪のみーちゃんがスヌーピーパジャマを着ていて、いいな~ちょっと着てみたい!(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2017年3月25日 公開)ほか
- ^ 夏がくれば思い出す…恐怖!心霊特集! 「あなたの知らない世界…」子供の頃怖いけど好きだったTV(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2020年8月13日 公開)ほか
- ^ 飛行機が着陸の為低空飛行で頭上をかすめるように轟音を響かせる。その轟音に癒される(微笑)機体のネジのまで見えるしたまらない!(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2018年8月20日 公開)ほか
- ^ 思いのほか飛行機に反応あったから嬉しい!(本人のTwitter並びにMoi dix Mois (モワ ディス モワ) の公式Twitter, 2018年8月20日 公開)ほか
- ^ “Nail Competition 1999”. 日本ネイリスト協会. 2014年11月18日閲覧。
- ^ “Super Dollfie × Moi-même-Moitié collaboration - Moi-meme-Moitie Online Shop”. Super Dollfie × Moi-même-Moitié collaboration - Moi-meme-Moitie Online Shop. 2021年4月25日閲覧。
関連項目
[編集]- MALICE MIZER
- Moi dix Mois
- Midi:Nette
- Moi-même-Moitié
- ゴシック・アンド・ロリータ
- ヴィジュアル系
- Közi
- GACKT
- Klaha
- KAMIJO
- Schwarz Stein
- Kaya (歌手)
- 分島花音
外部リンク
[編集]- Moi dix Mois (@M_d_M_official) - X(旧Twitter)(本人のツイッター)
- Monologue†Garden 独白の庭(本人のブログ)
- Midi:Nette Shop(グッズショップ)
- Moi-meme-Moitie Online Shop(プロデュースブランド・オフィシャルサイト)
- Moi-même-Moitié (@moitie_official) - X(旧Twitter)(ブランド公式Twitter)
- Moi-même-Moitié (@moimememoitie_official) - Instagram(ブランド公式Instagram)
- Moi-même-Moitié (moimememoitieofficial) - Facebook(ブランド公式Facebook)
- MALICE MIZER Official Website(MALICE MIZER公式サイト)
- Moi dix Mois Official Site (Moi dix Mois公式サイト)