TOPIO
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TOPIO(トピオ、TOSY Ping Pong Playing Robot の略)は、ベトナムのTOSYロボティクス社が開発した二足歩行のヒューマノイドロボット。人間を対戦相手として卓球ができる。
2005年に開発が始まり、2007年11月の国際ロボット展 (iREX、東京)でTOPIO 1.0が展示された[1][2]。2009年11月25日に開幕した国際ロボット展2009では、身長188センチメートル、体重120キログラムでターミネーターのような出で立ちとなったTOPIO 3.0が登場したが、卓球で人間に勝つには至っていない[3][4][5]。対戦中に学習し、能力を向上させるための人工知能システムを搭載している[1]。
沿革
[編集]場所 | 事柄 | 性能 | |
---|---|---|---|
2005年11月 | TOSY Robotics | プロジェクト『TOPIO』が開始 | |
2007年7月 | TOSY Robotics | TOPIOの最初の実験バージョンのデモ | 8自由度#機構学、1脚、油圧システム |
2007年11月28日 | 東京国際ロボット展(日本) | TOPIO 1.0のデモを公開 | 20自由度、6脚、油圧システム |
2009年2月5日 | ニュルンベルク国際玩具見本市(ドイツ) | TOPIO 2.0のデモを公開 | 42自由度、2脚、DCサーボモーター |
2009年11月25日 | 東京国際ロボット展(日本) | TOPIO 3.0、1回目の公開デモ | 39自由度、2脚、ブラシレスDCサーボモーター |
2010年2月4日~9日 | ニュルンベルク国際玩具見本市(ドイツ) | TOPIO 3.0、2回目の公開デモ | 39自由度、2脚、ブラシレスDCサーボモーター |
2010年6月8日~11日 | AUTOMATICA URBUTT(ドイツ) | TOPIO 3.0、3回目の公開デモ | 39自由度、2脚、ブラシレスDCサーボモーター |
仕様
[編集]TOPIO 1.0 | TOPIO 2.0 | TOPIO 3.0 | |
---|---|---|---|
高さ | 185cm | 215cm | 188cm |
重量 | 300kg | 60kg | 120kg |
電源 | 油圧式 | Li-Po、48V 20Ah | Li-Po、48V 20Ah |
アクチュエータ | 油圧シリンダー | DCサーボモーター | ブラシレスDCサーボモーター |
足の数 | 6 | 2 | 2 |
ハイスピードカメラ | 2 | 2 | 4 |
連続撮影 | 6 | 5 | 10 |
自由度 | 20 | 42 | 39 |
出典
[編集]- ^ a b “TOSY TOPIO - Table Tennis Playing Robot”. DigInfo News. (5 December 2007). オリジナルの21 May 2009時点におけるアーカイブ。 2022年10月5日閲覧。
- ^ a b TOSY TOPIO - 卓球ロボットRobot DigInfo TV、2007年12月5日
- ^ Robots rule the world at iREX, (2019), オリジナルの2019-01-08時点におけるアーカイブ。 6 October 2022閲覧。
- ^ “A Ping-Pong-Playing Terminator” (英語). Popular Science (2010年2月17日). 2022年10月5日閲覧。
- ^ “TOPIO 3.0 at Tokyo International Robot Exhibition 2009.”. Reuters 2009年11月27日閲覧。 [リンク切れ]
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- TOSY-Robots for Life - TOSY Robotics 公式サイト
- "I, the Ping Pong Robot" -Softpedia
- Robots.net, (2008), オリジナルの2020-11-27時点におけるアーカイブ。 6 October 2022閲覧。
- Topio The Ping Pong Playing Robot, Robot Living, (5 December 2007), オリジナルの2020-11-09時点におけるアーカイブ。 2022年10月5日閲覧。
- "Play ping-pong or feed the baby at Tokyo robot fair" - ロイター
- ロボット工学の基礎知識