ロボゼロ
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『ロボゼロ』(ROBO XERO)とは、2011年2月に創刊されたデアゴスティーニ・ジャパンの週刊誌「週刊 ロボゼロ」で組み上げる、二足歩行が可能なロボットの名称である[1]。
概要
[編集]ロボゼロは24個のサーボモータを使用した全高300mm、重さ900グラムの二足歩行ロボットで、遠隔操作用の赤外線リモコンが付属する[1]。 開発元は姫路ソフトワークスとなり、同社の二足歩行ロボット「JO-ZERO」[2]の後継機に相当する[3]。 ロボゼロを改造してロボット競技のROBO-ONEに参戦している人も居る[4]。
特徴
[編集]- 必要最低限のフレーム
- サーボの筐体をフレームの一部として利用する事で、全体の重量を抑えている。
- 自由度の高さ
- 24という自由度は他の同等製品と比べると比較的高め[3]。
- 特徴的なデザイン
- ロボゼロのデザインは神矢みのるがデザインに関わった「JO-ZERO」を踏襲しており、特徴的なヘッドパーツやカラーリングが受け継がれている[2]。
- コミュニティの存在
- 「週刊 ロボゼロ」の購入者同士で情報交換できるように、デアゴスティーニ・ジャパンが「男のロボット部掲示板」を2014年6月まで運営していた。
主な仕様
[編集]- 自由度:24
- 腕10軸、脚12軸、腰2軸の計24軸[3]。
- コントロールボード:HSWB-04F
- 専用アプリケーション:XEROコントローラー
RS306MDの仕様
[編集]「RS306MD」は双葉電子工業製のロボゼロ専用サーボで、「RS304MD」の同等品と思われる[3]。
- サイズ:36.8×19.5×25mm[注 3]
- 重量:21g
- トルク:5kg・cm
- スピード:0.16sec/60度
- 動作電圧:7.4V
- 可動範囲:300度
- 通信方式:TTLコマンド方式/PWM方式兼用
ケーブルの長さの違いで3種類ある[5]。
- RS306MD-DC:150mm
- RS306MD-DF:300mm
- RS306MD-DH:400mm
関連製品
[編集]- JO-ZERO
- ロボゼロの元となった機体。「かっこよさ」「速さ」「人間らしさ」をコンセプトに開発され2009年7月に発表された二足歩行ロボットキット。コマンド方式(シリアル方式)とPWM方式の両方に対応したサーボ「RS304MD」を20個搭載し、コントロールボードは「HSWB-03F」を採用。重量が軽く、サーボのトルクも小さめなので、ロボットバトルをさせるよりは多彩な動きをさせる事に向いている[2]。
- JO-ZERO TYPE2
- 2011年5月にリリースされたJO-ZEROの改良型。改良点は膝の二重関節化やコントロールボードの更新など。両腕8軸・両足12軸・腰2軸の計22軸に「RS304MD」を使用。コントロールボードは「HSWB-04F」で最大24軸まで拡張可能[6][7]。
- STD-ZERO
- サーボ搭載数を17個に減らし、外装パーツや塗装を省略したエントリーモデル[8]。
備考
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “完全二足歩行や人間のようなアクションが可能な高性能ロボットを作成できる「週刊ロボゼロ」”. GIGAZINE (2010年12月21日). 2016年12月21日閲覧。
- ^ a b c “姫路ソフトワークス、二足歩行ロボットキット「JO-ZERO」「STD-ZERO」を発表”. Robot Watch (2009年7月6日). 2016年12月22日閲覧。
- ^ “FUGAKU - ROBO-ONE -”. 二足歩行ロボット協会. 2016年12月23日閲覧。
- ^ “2011年4月18日 ROBOXERO 第6巻~第9巻組立”. ほぼ時々 K'Chan Blog (2011年4月18日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ “姫路ソフトワークス「JO-ZERO Type 2」、「ソード」と「JO-GUN」のオプションで新たなバトルの予感!”. ロボタイムズ (2011年10月3日). 2016年12月24日閲覧。
- ^ “二足歩行ホビーロボット【JO-ZERO TYPE2】-ハード&ソフト-”. 姫路ソフトワークス. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “二足歩行ホビーロボット -STD-ZERO-”. 姫路ソフトワークス. 2016年12月24日閲覧。
- ^ “新着情報一覧”. デアゴスティーニ・ジャパン (2013年6月17日). 2016年12月22日閲覧。
- ^ “有限会社姫路ソフトワークス(兵庫県姫路市)破産手続き開始”. ジャパンビジネスレポート (2014年9月8日). 2016年12月22日閲覧。