STARDOM Cinderella tournament
CINDERELLA TOURNAMENT(シンデレラ・トーナメント)は、スターダム主催により開催されている、女子プロレスのトーナメント。2015年に第1回を開催。2020年までは後楽園ホールでのワンデートーナメントであった。
ルール・概要
[編集]1回戦が10分1本勝負、2回戦と準々決勝は15分1本勝負、準決勝は20分1本勝負、決勝は無制限1本勝負[注釈 1]で、準決勝まではオーバー・ザ・トップロープでの場外転落は失格、あらゆる引き分けは両者失格という特別ルールが採用されており、1試合を除いて全ての試合が引き分けだった場合は1回戦のみで優勝が決定するケースもあり得る。
優勝者にはシンデレラドレスが贈呈され、王座への挑戦等の権利を主張し行使する事が可能。また、2015年大会では優勝者に同年5月23日にアレナ・メヒコで開催された闘龍門メヒコの「DRAGOMANIA10」への出場権が与えられた。
2024年大会では、初めてタイトルホルダーらがほぼ出場しない大会となったが、このことに関して、岡田太郎ブシロードファイト社長は「近年はかなり多くの選手が参戦していましたが、本来のシンデレラトーナメントは『一夜にしてそのチャンスをつかみ、シンデレラに駆け上がる』という意味合いを強く持っていると思います。今回、その意味合いをもう一度見つめ直して人選をしました」とした[1]。
歴代優勝者
[編集]年 | 優勝者 | 準優勝者 | その他出場者 | 開催日程、会場 |
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2015 | 岩谷麻優 | コグマ | 紫雷イオ、宝城カイリ、木村響子、加藤悠、クリス・ウルフ、サンダー・ロサ、米山香織、初日の出仮面、チェルシー、スター・ファイヤー、はづき蓮王、渡辺桃(14名[注釈 2]) | 4月23日・後楽園ホール |
2016 | 岩谷麻優 | 松本浩代 | 紫雷イオ、宝城カイリ、渡辺桃、ジャングル叫女、美邑弘海、花月、安納サオリ、木村響子、アルファ・フィーメル、サンタナ・ギャレット、クイーン・マヤ 、ディアサ・アテネア、リジー・スタイルズ、アレックス・リー(16名) | 4月29日・後楽園ホール |
2017 | トニー・ストーム | 岩谷麻優 | 紫雷イオ、宝城カイリ、HZK、ジャングル叫女、花月、小波、木村花、クリス・ウルフ、テッサ・ブランチャード、ジェシカ・ハヴォック、ロサ・ネグラ、エッサ(14名) | 4月30日・後楽園ホール |
2018 | 渡辺桃 | ビー・プレストリー | 紫雷イオ、岩谷麻優、HZK、ジャングル叫女、美邑弘海、花月、小波、木村花、鹿島沙希、中野たむ、夏すみれ、キャンディ・フロス、ザ・セッション・モス・マルティナ、ブランディ・ローデス、シャーダネー (16名) | 4月30日・後楽園ホール |
2019 | 星輝ありさ | 小波 | 岩谷麻優、葉月、ジャングル叫女、花月、木村花、渡辺桃、AZM、鹿島沙希、中野たむ、夏すみれ、ビー・プレストリー、スターライト・キッド、レベル・ケル、アンドラス宮城(16名) | 4月29日・後楽園ホール |
2020 | ジュリア | 刀羅ナツコ | 岩谷麻優、ジャングル叫女、小波、木村花、渡辺桃、AZM、鹿島沙希、中野たむ、スターライト・キッド、林下詩美、上谷沙弥、朱里、舞華、ジェイミー・ヘイター(16名) | 3月24日・後楽園ホール |
2021 | 上谷沙弥 | 舞華 | 岩谷麻優、スターライト・キッド、羽南[注釈 3]、林下詩美、渡辺桃、AZM、ジュリア、朱里、ひめか、なつぽい、刀羅ナツコ、小波、琉悪夏[注釈 4]、吏南[注釈 5]、フキゲンです★、中野たむ、白川未奈、ウナギ・サヤカ(20名) | 1回戦:4月10日・後楽園ホール[2]
2回戦~準々決勝:5月14日・後楽園ホール[3]
準決勝~決勝:6月12日・大田区総合体育館 |
2022 | MIRAI | コグマ | 岩谷麻優、飯田沙耶、葉月、羽南、向後桃、鹿島沙希、渡辺桃、スターライト・キッド、フキゲンです★、琉悪夏、吏南、ジュリア、舞華、ひめか、なつぽい、テクラ、桜井まい、林下詩美、上谷沙弥、AZM、妃南、レディ・C、天咲光由、中野たむ、ウナギ・サヤカ、白川未奈、月山和香、朱里、壮麗亜美(31名) | 1回戦:4月3日・立川ステージガーデン[注釈 8][5]
2回戦:4月10日・大阪府立体育会館第二競技場 2回戦&準々決勝:4月17日・後楽園ホール 準決勝&決勝:4月29日・大田区総合体育館 |
2023 | MIRAI | 桜井まい | 岩谷麻優、コグマ、葉月、飯田沙耶、羽南、向後桃、刀羅ナツコ、鹿島沙希、渡辺桃、スターライト・キッド、琉悪夏、吏南、ジュリア、舞華、ひめか、テクラ、林下詩美、AZM、上谷沙弥、妃南、レディ・C、天咲光由、中野たむ、なつぽい、月山和香[注釈 9]、白川未奈、マライア・メイ、ジーナ[注釈 9]、朱里、壮麗亜美、高橋奈七永(フリー)、水森由菜(フリー)、梅咲遥(ディアナ)、稲葉ともか(JUST TAP OUT)(36名) | 1回戦:3月26日・横浜武道館
2回戦&3回戦:4月1日・ライトキューブ宇都宮 準々決勝:4月2日・後楽園ホール 準決勝&決勝:4月15日・国立代々木競技場第二体育館 |
2024 | 羽南 | 壮麗亜美 | (1回戦出場選手)飯田沙耶、コグマ、向後桃、弓月、レディ・C、天咲光由、水森由菜、玖麗さやか、鹿島沙希、八神蘭奈、HANAKO、ジーナ、刀羅ナツコ、スターライト・キッド、琉悪夏 | 1回戦:3月9日・横浜武道館
2回戦:3月10日・後楽園ホール 準々決勝:3月17日・滋賀県立文化産業交流会館 準決勝&決勝:3月20日・名古屋国際会議場イベントホール |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2020までは1回戦~準決勝は10分1本勝負、決勝のみ30分1本勝負だった他、2021~23は2回戦~準決勝が15分1本勝負だった。
- ^ 16人でのトーナメントの予定であったが、高橋奈苗ら欠場者の復帰が間に合わず2枠空き、抽選によりコグマとイオがシード権を得る。
- ^ 当初出場予定だった飯田沙耶が右膝の負傷で欠場のため、リザーバーの羽南が繰り上がりで出場
- ^ 当初出場予定だったビー・プレストリーが4月4日の横浜武道館大会を最後にスターダムを退団したため、リザーバーの琉悪夏が繰り上がりで出場
- ^ 当初出場予定だった鹿島沙希が1回戦当日になって急遽欠場したため、代わりに吏南が出場
- ^ 1回戦開催後の4月23日に、同25日から4都府県の新型コロナウイルス緊急事態宣言が発出される事を受け、中止。
- ^ 都の緊急事態宣言を受けて大田区総合体育館が5月末までの使用停止を表明したため延期。
- ^ プロレス初使用
- ^ a b 当日発表
脚注
[編集]- ^ “【スターダム】シンデレラTに現王者ほぼ出場せず 岡田社長「本来の意味合いをもう一度見つめ直して」”. 東スポWEB (2024年2月20日). 2024年3月10日閲覧。
- ^ “【特報】スターダム最強&最高を決するトーナメント『STARDOM CINDERELLA TOURNAMENT 2021』今年は史上初2大会、史上最多20選手で開催!”. スターダム公式サイト. (2021年3月26日)
- ^ “【重要】4・30後楽園大会の無観客開催中止とCINDERELLA TOURNAMENT 2021(2回戦~決勝戦)スライド開催のご報告”. スターダム公式サイト. (2021年4月28日)
- ^ “【重要】5・29大田区総合体育館大会の開催中止のお知らせ”. スターダム公式サイト. (2021年5月11日)
- ^ “2022年4月3日 『CINDERELLA TOURNAMENT 2022 開幕戦』”. スターダム公式サイト. 2022年8月21日閲覧。