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MacBook Air

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MacBook Air SuperDriveから転送)
MacBook Air
MacBook Air 13インチ M2モデル
開発元 Apple
種別 ノートパソコン
発売日 2008年1月16日 (2008-01-16)[1](オリジナルモデル)
2023年6月13日 (2023-06-13)(15-inch, M2, 2023)
2024年3月4日 (2024-03-04)(M3, 2024)
標準価格 229,800円, 388,400円[2][1](オリジナルモデル定価)
OS macOS
CPU Intel Core 2(オリジナルモデル)
Intel Core i(Mid 2011以降)
Apple M1(M1, 2020)
Apple M2(M2, 2022)
Apple M3(M3, 2024)
ウェブサイト MacBook Air - Apple (日本)

MacBook Air(マックブック・エアー)は、Appleが開発・販売する薄型のノートパソコンである。MBAと略記されることもある[3][4]

概要

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2008年1月16日サンフランシスコで開催されたMacworld Conference & Expo 2008(以下、Macworld 2008)で発表された[5]

プロ向けのMacBook Pro、エントリーモデルのMacBookに対して、MacBook Airは薄型・軽量を重視したミニマル志向ノートのモデルとして登場した。

コンセプトは、1999年に登場した初代iBook G3 クラムシェル同様に、無駄なポート類を省き、Wi-Fi時代を見据えたハード設計が引き継がれている。

2022年6月、前年に刷新したMacBook Proと共通点のある、より薄いデザインへリニューアルした[6]

歴史

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MacBook Airを手に持つスティーブ・ジョブズ(Macworld 2008の基調講演)
2008年1月15日
Macworld 2008で最初のMacBook Airが発表され[1][7]、「世界最薄のノートブック(The world's thinnest notebook)」とのキャッチコピーを掲げた[8]。当時のAppleCEOスティーブ・ジョブズが、書類用封筒からMacBook Airを取り出すという印象的な演出を行った[9]
2008年10月15日
Mini DisplayPortを搭載、GeForce 9400Mを採用したモデルが発表された[10]
2009年9月6日
CPUを高速化[11]
2010年10月20日
"Back to the Mac"で刷新され、新デザインの13.3インチモデルに加えて新たに11.6インチモデルを追加。キーボードのバックライトが廃止される。また、独立したクリックボタンが廃止され、全モデルがフラッシュストレージとなる[12]
2011年7月20日
Mac OS X LionIntel Core i5またはIntel Core i7プロセッサ、Thunderboltが搭載され、バックライトキーボードが復活した[13]
2012年6月11日
USB3.0ポートを初搭載したMacBook Airが登場。電源コネクターがMagSafeからより薄い形状になったMagSafe2コネクターに変更した[14]
またこの期間に販売されていたMacBook Air(Mid 2012)に搭載されている記憶装置(64/128 GBのフラッシュストレージ)の一部に、データが消失する不具合がある為、リペアエクステンションプログラム[15]が行われた。
2013年10月18日から開始され[16]、MacBook Airの最初の小売販売日から3年間実施されていた。MacBook Air Flash Storage Firmware Update 1.1[17]を実行することで、対象かどうかが判明する。
2013年6月10日
WWDC2013にて、第4世代Haswellマイクロアーキテクチャ搭載モデルを発表[18]
2014年4月29日
前年モデルからのマイナーバージョンアップとして大きな発表なく登場した[19]
2015年3月10日
新しいMacBookと共に発表された、第5世代Broadwellマイクロアーキテクチャ搭載モデルが登場する[20]
2016年10月28日
11インチモデルの販売が終了[21]
2017年6月5日
WWDC2017が開催されたタイミングでサイレントアップデートされる[22]
2018年10月30日
筐体に100%再生アルミニウムを使用し、全面的に刷新され、USB-C/Thunderbolt 3とRetinaディスプレイApple T2チップと第8世代Amber LakeマイクロアーキテクチャのMacBook Airを発表[23]
2019年7月9日
ディスプレイ(輝度アップとTrue Tone[24]対応)の変更を施し、価格改定で値下げが行われた[25]
2020年3月18日
第10世代Ice Lakeマイクロアーキテクチャ搭載モデルが登場する[26]
2020年11月11日
AppleシリコンM1)を採用したモデルが登場する[27]
2022年6月6日
Apple M2を採用し、筐体デザインを全面刷新した13インチモデルが登場する[28]と同時に、M1モデルは$100値下げされ$999となる[29](日本では円安で値上げ[30])。
2023年6月5日
Apple M2を採用した15インチモデルが登場する[28]と同時に、13インチM2モデルは$100値下げされ$1199となる[31](日本で値下げは行われていない)。
2024年3月4日
Apple M3を採用し、Wi-Fi 6E対応で倍速化した無線LAN, 外部デュアルモニター対応、$1,099、16万4,800円からとなった13, 15インチモデルが登場する[32][33]。同時に、15インチM2モデルは販売終了、13インチM2モデルは$200値下げされ$999となり、日本でも148,800円に値下げされる。

2024年10月30日

モデルチェンジ無しで、それぞれ全ての構成がメモリ16GBからへ変更される[34]

特徴と仕様

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本体は薄く軽量で、一枚のアルミニウム板から出来た筐体で[35]、外部接続端子類には電源を供給するMagSafe/MagSafe2/MagSafe3ポート、USBポート、Thunderbolt[注 1]ポート、そしてLate 2010からMid 2017モデルの13インチモデルのみSDXCカードスロットが搭載している。なお、2017年モデルまではディスプレイが発光時にディスプレイ背面にあるAppleのロゴも光るようになっていた。

オリジナルモデルでは内蔵ストレージにハードディスクドライブを採用していたが、オプションではSSD(フラッシュストレージ)を選ぶこともできた。

当初から内蔵光学ドライブを搭載しないためCDやDVDを直接扱うことは出来ない。補うにはMac対応の外付け光学ドライブかApple USB SuperDriveを用意する。あるいはOS Xの機能にあるリモートディスク[36]でほかのパソコン[注 2]からWi-Fiで経由して利用するか、CDやDVDをISOイメージファイル化し、それをマウントして利用する方法がある。

Mid 2017モデルまでIntel製のモバイル向け低消費電力CPUが採用され、冷却にシロッコファンが1つ内蔵しており、ヒンジの隙間から吸気・排熱を行っていた[37]。2018年10月にRetinaディスプレイを搭載し、アーキテクチャーはApple T2チップベースに刷新された。

2020年にAppleの設計するARMベースApple M1が採用され、ファンレス設計となっている[38]。Retinaディスプレイ、フルサイズキーボードを搭載し、その下部にはスピーカーを内蔵している[37]。マウスの役目をするトラックパッドにはマルチタッチを採用し、無線類にはWi-Fi(AirMac Extreme)、Bluetoothを採用している。

自身でメモリ等の交換はできないがCTOが可能となっている。Appleオンラインストアで購入時にハードウェア構成の選択が出来る。

Early 2008 - Late 2010

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Intel Core 2 Duoプロセッサを搭載したMacBook Air。Early 2008からMid 2009まではMagSafe 電源ポート以外のポートはI/Oドアに収納されていた。Late 2010からはデザインが少し変わる。I/Oドアが無くなりUSBポートが2箇所に増え、SDカードスロットは13インチモデルのみ搭載している。補助記憶装置はフラッシュストレージが標準となる。また11インチモデルも加わるが13インチモデル共にキーボードバックライトの搭載が無かった唯一のモデルである。

仕様表
モデル Early 2008[39]
(オリジナル)
Late 2008[40] Mid 2009[11] Late 2010[41][42]
in
機種ID[43] 11 MacBookAir3,1
13 MacBookAir1,1 MacBookAir2,1 MacBookAir3,2
モデルナンバー 11 A1370
13 A1237 A1304 A1369
パートナンバー 11 MC505J/A
MC506J/A
13 MB003J/A MB543J/A
MB940J/A
MC233J/A
MC234J/A
MC503J/A
MC504J/A
CPU
(Intel製)
11 Core 2 Duo SU9400(1.4 GHz / 二次キャッシュ 3 MB)
または
Core 2 Duo SU9600(1.6 GHz / 二次キャッシュ 3 MB)
13 Core 2 Duo L7500(1.6 GHz / 二次キャッシュ 4 MB)
または
Core 2 Duo L7700(1.8 GHz / 二次キャッシュ 4 MB)
Core 2 Duo SL9300(1.6 GHz / 二次キャッシュ 6 MB)
または
Core 2 Duo SL9400(1.86 GHz / 二次キャッシュ 6 MB)
Core 2 Duo SL9400(1.86 GHz / 二次キャッシュ 6 MB)
または
Core 2 Duo SL9600(2.13 GHz / 二次キャッシュ 6 MB)
FSB 11 800 MHz
13 800 MHz 1066 MHz
メモリ PC2-5300(667 MHz) DDR2 SDRAM 2 GB PC3-8500(1066 MHz) DDR3 SDRAM 2 GB PC3-8500(1066 MHz) DDR3 SDRAM 2 GBまたは4 GB
ディスプレイ 11 11.6インチ TFTクリアワイドスクリーン
解像度1,366×768ピクセル (16:9)
13 13.3インチ LEDバックライト付クリアワイドスクリーンTFTディスプレイ
標準解像度1,280×800ピクセル (16:10)
13.3インチ TFTクリアワイドスクリーン
解像度1,440×900ピクセル (16:10)
グラフィックス Intel GMA X3100
144 MB VRAM(メインメモリと共有)
Nvidia GeForce 9400M
256 MB VRAM(メインメモリと共有)
Nvidia GeForce 320M
256 MB VRAM(メインメモリと共有)
補助記憶 11 64 GBまたは128 GB フラッシュストレージ
13 80 GB(4200rpm)パラレルATAハードディスク
または
64 GB フラッシュストレージ
120 GB(4200rpm)シリアルATAハードディスク
または
128 GB フラッシュストレージ
128 GBまたは256 GB フラッシュストレージ
カメラ iSight (640 × 480)
キーボード フルサイズバックライトキーボード フルサイズキーボード
タッチパッド マルチタッチ操作対応ソリッドステート方式トラックパッド マルチタッチ操作対応ソリッドステート方式クリック対応トラックパッド
ワイヤレス AirMac ExtremeIEEE 802.11a/b/g/n
Bluetooth 2.1+EDR内蔵
OS(最終対応) Mac OS X Lion(10.7) OS X El Capitan(10.11) macOS High Sierra(10.13)
バッテリー 11 35 Whリチウムポリマー
最長5時間
13 37 Whリチウムポリマー
最長5時間
37 Whリチウムポリマー
最長4.5時間
40 Whリチウムポリマー
最長5時間
50 Whリチウムポリマー
最長7時間
最大充放電回数[44] 300 500 1000
外部接続
太字 = 13インチモデルのみ)
  • 1×USB 2.0
  • 1×mini DisplayPort
  • MagSafe 電源ポート(45 w)
  • 2×USB 2.0
  • 1×mini DisplayPort
  • SDXC対応カードスロット
  • MagSafe 電源ポート(45 w)
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー
  • 無指向性マイクロフォン
  • Apple iPhoneリモート&マイク付きヘッドセット対応
外形寸法
重量
11
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:29.95 cm
  • 奥行き:19.2 cm
  • 重量:1.06 kg
13
  • 高さ:0.4-1.94 cm
  • 幅:32.5 cm
  • 奥行き:22.7 cm
  • 重量:1.36 kg
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:32.5 cm
  • 奥行き:22.7 cm
  • 重量:1.32 kg
備考 2008年1月16日 (16年前) (2008-01-16)発売 2008年10月15日 (16年前) (2008-10-15)発売 2009年6月9日 (15年前) (2009-06-09)発売 2010年10月20日 (14年前) (2010-10-20)発売

Mid 2011 - Early 2014

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Intel Core iプロセッサを搭載したMacBook Air。Mid 2012モデルからUSBがUSB 3.0に変更。カメラもFaceTimeとなりHDサイズで映像が取り込めるようになった。Mid 2013/Early 2014モデルに搭載されたHaswell世代のIntel Core iプロセッサとLPDDRによりバッテリーの持ち時間が最大12時間と、従来の機種よりも5時間長くなっている。また無線LANはIEEE 802.11acに対応した。フラッシュストレージについては、Mid 2011モデルではLate 2010モデルのフラッシュストレージと互換性はあるがNVMeには非対応、Mid 2012モデルでは他製品との互換性が無く、NVMeには非対応、Mid 2013以降のモデルではMacBook Proのフラッシュストレージとの互換性があり、Sierra以降にてNVMeにも対応。

仕様表
モデル Mid 2011[45][46] Mid 2012[47][48] Mid 2013[49][50] Early 2014[51][52]
in
機種ID 11 MacBookAir4,1 MacBookAir5,1 MacBookAir6,1
13 MacBookAir4,2 MacBookAir5,2 MacBookAir6,2
モデルナンバー 11 A1370 A1465
13 A1369 A1466
パートナンバー 11 MC968J/A
MC969J/A
MD223J/A
MD224J/A
MD711J/A
MD712J/A
MD711J/B
MD712J/B
13 MC965J/A
MC966J/A
MD231J/A
MD232J/A
MD760J/A
MD761J/A
MD760J/B
MD761J/B
CPU
(Intel製)
11 Core i5 2467M(1.6 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 2677M(1.8 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
Core i5 3317U(1.7 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 3667U(2.0 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
Core i5 4250U(1.3 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 4650U(1.7 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
Core i5 4260U(1.4 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 4650U(1.7 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
13 Core i5 2557M(1.7 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 2677M(1.8 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
Core i5 3427U(1.8 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 3667U(2.0 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
DMI/DMI2 2.5 GT/s英語版 5.0 GT/s 5.0 GT/s(DMI2)
メモリ PC3-8500(1333 MHz) DDR3 SDRAM 2 GBまたは4 GB(13インチモデルは4 GBのみ PC3-8500(1600 MHz) DDR3L SDRAM 4 GB、オプションで8 GB PC3-12800(1600 MHz) LPDDR3 SDRAM 4 GB、オプションで8 GB
ディスプレイ 11 11.6インチバックライトクリアワイドスクリーンディスプレイ
標準解像度1,366×768ピクセル (16:9)
13 13.3インチバックライトクリアワイドスクリーンディスプレイ
標準解像度1,440×900ピクセル (16:10)
グラフィックス Intel HD Graphics 3000
256 MBまたは384 MB VRAM(メインメモリと共有)
Intel HD Graphics 4000
512 MBまたは768 MB VRAM(メインメモリと共有)
Intel HD Graphics 5000
1 GB VRAM(メインメモリと共有)
補助記憶
(フラッシュストレージ)
11 64 GBまたは128 GB
オプションで256 GB
64 GBまたは128 GB
オプションで256 GBまたは512 GB
128 GBまたは256 GB
オプションで512 GB
13 128 GBまたは256 GB 128 GBまたは256 GB
オプションで512 GB
カメラ iSight (640 × 480) FaceTime HD (720p)
キーボード フルサイズバックライトキーボード
タッチパッド マルチタッチ操作対応ソリッドステート方式クリック対応トラックパッド
ワイヤレス AirMac Extreme(IEEE 802.11a/b/g/n)
Bluetooth 4.0+EDR内蔵
AirMac Extreme(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth 4.0+EDR内蔵
OS(最終対応) macOS High Sierra(10.13) macOS Catalina(10.15) macOS Big Sur(11.0)
バッテリー 11 35 Whリチウムポリマー
最長5時間
38 Whリチウムポリマー
最長9時間
13 50 Whリチウムポリマー
最長7時間
54 Whリチウムポリマー
最長12時間
最大充放電回数 1000
外部接続
太字 = 13インチモデルのみ)
  • 2×USB 2.0
  • Thunderbolt
  • 1×SDXC対応カードスロット
  • MagSafe 電源ポート(45 w)
  • 2×USB 3.0
  • 1×Thunderbolt
  • 1×SDXC対応カードスロット
  • MagSafe 2 電源ポート(45 w)
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー
  • 無指向性マイクロフォン
  • Apple iPhoneリモート&マイク付きヘッドセット対応
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン
  • Apple iPhoneリモート&マイク付きヘッドセット対応
外形寸法
重量
11
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:30.0 cm
  • 奥行き:19.2 cm
  • 重量:1.08 kg
13
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:32.5 cm
  • 奥行き:22.7 cm
  • 重量:1.35 kg
備考 2011年7月20日 (13年前) (2011-07-20)発売 2012年6月12日 (12年前) (2012-06-12)発売
補助記憶装置の不具合により装置の交換を行っていた[15]。2017年7月現在ではファームウェアのみ提供している[17]
2013年6月11日 (11年前) (2013-06-11)発売 2014年4月29日 (10年前) (2014-04-29)発売

Early 2015 - Mid 2017

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Early 2015モデルではThunderboltポートがThunderbolt 2に変更され、転送速度が従来の2倍[注 3]となり、4Kディスプレイに正式対応[53]した。2016年10月27日(現地時間)に行われたスペシャルイベントにて11インチモデルの販売終了が発表された[21]

仕様表
モデル Early 2015[54][55] Mid 2017[56]
in
機種ID 11 MacBookAir7,1
13 MacBookAir7,2
モデルナンバー 11 A1465
13 A1466
パートナンバー 11 MJVM2J/A
MJVP2J/A
13 MJVE2J/A
MJVG2J/A
MQD32J/A
MQD42J/A
MQD52**/A
MMGF2J/A
MMGG2J/A
(太字の機種は2016年製[57]
CPU
(Intel製)
Core i5 5250U(1.6 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 5650U(2.2 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
Core i5 5350U(1.8 GHz / 三次キャッシュ 3 MB)
オプションでCore i7 5650U(2.2 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)
DMI2 5.0 GT/s
メモリ PC3-12800(1600 MHz) LPDDR3 SDRAM 4 GB、オプションで8 GB
2016年製13インチは8 GBのみ
PC3-12800(1600 MHz) LPDDR3 SDRAM 8 GB
ディスプレイ 11 11.6インチバックライトクリアワイドスクリーンディスプレイ
標準解像度1,366×768ピクセル (16:9)
13 13.3インチバックライトクリアワイドスクリーンディスプレイ
標準解像度1,440×900ピクセル (16:10)
グラフィックス Intel HD Graphics 6000
1 GB VRAM(メインメモリと共有)
補助記憶
(フラッシュストレージ)
NVMe 128 GBまたは256 GB
オプションで512 GB
カメラ FaceTime HD (720p)
キーボード フルサイズバックライトキーボード
タッチパッド マルチタッチ操作対応ソリッドステート方式クリック対応トラックパッド
ワイヤレス AirMac Extreme(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth 4.0+EDR内蔵
OS(最終対応) macOS Monterey
バッテリー 11 38 Whリチウムポリマー
最長9時間
13 54 Whリチウムポリマー
最長12時間
最大充放電回数 1000
外部接続
太字 = 13インチモデルのみ)
  • 2 × USB 3.0
  • 1 × Thunderbolt 2
  • 1 × SDXC対応カードスロット
  • MagSafe 2 電源ポート(45 w)
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー
  • デュアルマイクロフォン
  • Apple iPhoneリモート&マイク付きヘッドセット対応
外形寸法
重量
11
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:30.0 cm
  • 奥行き:19.2 cm
  • 重量:1.08 kg
13
  • 高さ:0.3-1.7 cm
  • 幅:32.5 cm
  • 奥行き:22.7 cm
  • 重量:1.35 kg
備考 2015年3月10日 (9年前) (2015-03-10)発売
2016年4月19日 (8年前) (2016-04-19)13インチモデル発売[57]
2016年10月28日 11インチモデル販売終了
2017年6月7日 (7年前) (2017-06-07)発売[58]

Retina, 13-inch, 2018 - 2020

[編集]

筐体デザインが刷新、バタフライ構造キーボードが採用された。筐体に100%再生アルミニウムを使用し、外部接続端子類はThunderbolt 3/USB 3.1[注 4]と3.5 mmミニジャックのみとなり、Thunderbolt 3/USB 3.1から給電を行う。また転送能力向上により外部5Kディスプレイに、2020モデルでは外部6Kディスプレイ(Apple XDR Pro Display)に対応した。本モデルより内蔵SSDが基板にハンダ付けされた仕様に変更され、内蔵SSDの交換が不可、標準でNVMe対応。ボディーカラーはゴールド、スペースグレイ、シルバーが選択できる。2020年モデルでスピーカーの改善が行われており、低音は2倍出るようになった。

Retinaディスプレイ、Touch ID、感圧タッチトラックパッドが搭載され、幅や奥行きは2016年以降のMacBook Pro 13インチモデルと同じになり、100g軽量化された。

2020年モデルではシザー構造キーボードである Magic Keyboard に変更され、厚さが0.5 mm、重量が40 g増えた。

2018, 2019年モデルには第8世代Amber LakeマイクロアーキテクチャのIntel CoreプロセッサとApple T2チップを搭載している。Apple T2はAppleが開発したSoCであり、bridgeOSにより主にデバイスのコントローラやセキュリティー、HEVCエンコードなどを担当する[59][60]。2020年モデルでは第10世代Ice LakeマイクロアーキテクチャのIntel Coreプロセッサが搭載された。

2018年モデルは最低構成価格が従来モデルよりも若干値上げされた。2019年モデルでは従来モデルとほぼ同じ価格帯に実質的に値下げされ、同時に12インチのMacBookが終売となった。2020年モデルは最低構成価格が従来モデルよりも値下げされた。

仕様表
モデル Retina, 13-inch, 2018[61] Retina, 13-inch, 2019 Retina, 13-inch, 2020[62]
機種ID MacBookAir8,1 MacBookAir8,2 MacBookAir9,1
モデルナンバー A1932 A2179
パートナンバーとカラー
太字 = 大容量モデル)
スペースグレイ MRE82xx/A
MRE92xx/A
MVFH2xx/A、MVFJ2xx/A、MVFK2xx/A、MVFL2xx/A、MVFM2xx/A、MVFN2xx/A、MVH62xx/A、MVH82xx/A MVH22xx/A、MVH42xx/A、MVH52xx/A、MWTJ2xx/A、MWTK2xx/A、MWTL2xx/A
ゴールド MREE2xx/A
MREF2xx/A
シルバー MREA2xx/A
MREC2xx/A
CPU
(Intel製)
第8世代 Core i5 8210Y(1.6-3.6 GHz / 三次キャッシュ 4 MB) 第10世代 Core i3 1000NG4(デュアルコア1.1-3.2 GHz / 三次キャッシュ 4 MB)

オプション : 第10世代 Core i5 1030NG7(クアッドコア1.1-3.5 GHz / 三次キャッシュ 6 MB)

、第10世代 Core i7 1060NG7(クアッドコア1.2-3.8 GHz / 三次キャッシュ 8 MB)

DMI3(OPI) 4GT/s
メモリ LPDDR3 2133 MHz 8 GB
オプション : 16 GB
LPDDR4X 3,733 MHz 8 GB
オプション : 16 GB
ディスプレイ 13.3インチ LEDバックライト Retinaディスプレイ (16:10), 300ニト, フルsRGB 2,560×1600ピクセル 13.3インチ LEDバックライト Retinaディスプレイ (16:10), 400ニト, フルsRGB 2,560×1600ピクセル, True Toneテクノロジー
グラフィックス Intel UHD Graphics 617(メインメモリと共有) Intel Iris Plus Graphics(メインメモリと共有)
コントローラ Apple T2
ストレージ
  • オンボードNVMe 128 GB
    オプション : 256 GB、512 GB、1.5 TB
  • オンボードNVMe 256 GB
    オプション : 512 GB、1.5 TB
  • オンボードNVMe 128 GB
    オプション : 256 GB、512 GB、1 TB
  • オンボードNVMe 256 GB
    オプション : 512 GB、1 TB
  • オンボードNVMe 256 GB オプション : 512 GB、1 TB、2 TB
  • オンボードNVMe 512 GB オプション : 1 TB、2 TB
カメラ FaceTime HD (720p)
キーボード Touch ID付き フルサイズバックライトキーボード Touch ID付き Magic Keyboard
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
ワイヤレス IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
初期搭載OS macOS Mojave 10.14.1 macOS Mojave 10.14.5 macOS Catalina 10.15.3
バッテリー 50.3 Whリチウムポリマー 49.9 Whリチウムポリマー
最大充放電回数 1000
外部接続 Thunderbolt 3/USB-C 3.1Gen2 x2
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー
  • 3つのマイクロフォン
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー Dolby Atmos対応
  • 3つのマイクロフォン
外形寸法
重量
  • 高さ:0.41-1.56 cm
  • 幅:30.41 cm
  • 奥行き:21.24 cm
  • 重量:1.25 kg
  • 高さ:0.41-1.61 cm
  • 幅:30.41 cm
  • 奥行き:21.24 cm
  • 重量:1.29 kg
電源アダプタ 30W USB-C電源アダプタ
備考 2018年11月7日 (6年前) (2018-11-07)発売 2019年7月9日 (5年前) (2019-07-09)発売 2020年3月18日 (4年前) (2020-03-18)発表

MacBook Air (M1, 2020)

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MacBook Air (M1)

2020年11月10日、Appleが設計したARMベースのカスタムAppleシリコンプロセッサを初めて搭載したMacとして、M1プロセッサを搭載した新機種のMacBook Air、Mac mini、13インチMacBook Proが発表された[63]。MacBook Airはファンレスのデザインを採用した[64]。また、Wi-Fi 6USB4Wide color (P3)をサポートしている[65]。2020年前半以前のIntelベースのモデルでは2台の4Kディスプレイが接続できたが、M1 MacBook Airは外部ディスプレイを1台のみ接続できる[66]。FaceTimeカメラは従来と同じ720pであるが、Appleは高画質ビデオのための性能が向上した画像処理プロセッサを宣伝している[67]

前世代と比較してパフォーマンスが3.5倍、グラフィクスが最大5倍となったほか、Neural Engine搭載によりMLワークロードが最大9倍高速となった。バッテリでの稼働は最大18時間へと従来機種よりも6時間伸長した[68]。筐体デザインや寸法は従来モデルから引き継いでいる[68][69]

Geekbench 5によるCPUパフォーマンス比較
MacBook Air (M1)[70] MacBook Air (Early 2020) 2コア[71]
シングルコア 1700前後 1000前後
マルチコア 7500前後 1900前後
MacBook Air (M1, 2020)[69]

仕様表

機種ID MacBookAir10,1
モデルナンバー MGN63xx/A、MGN93xx/A、MGND3xx/A、MGN73xx/A, MGNA3xx/A, MGNE3xx/A
CPU Apple M1 8コアCPU
Neural Engine Apple M1 16コア
メモリ UMA, 8 GB LPDDR4X 4,266 MHzオンチップメモリ
オプション : 16 GB
ディスプレイ 13.3インチ LEDバックライト Retinaディスプレイ (16:10), 400ニト, 広色域(P3), 2,560×1600ピクセル, True Toneテクノロジー
グラフィックス
  • Apple M1 7コアGPU
  • Apple M1 8コアGPU
コントローラ Apple M1
ストレージ オンボードNVMe 256 GB
オプション : 512 GB, 1 TB, 2 TB
カメラ FaceTime HD (720p)
キーボード Touch ID付き Magic Keyboard
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
ワイヤレス 802.11ax Wi-Fi 6
IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
初期搭載OS macOS Big Sur
バッテリ 49.9 Whリチウムポリマー
最大充放電回数 1000
外部接続 Thunderbolt 3/USB-C 3.1 Gen2 x 2
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック
  • ステレオスピーカー Dolby Atmos対応
  • 3つのマイクロフォン
外形寸法
重量
  • 高さ:0.41-1.61 cm
  • 幅:30.41 cm
  • 奥行き:21.24 cm
  • 重量:1.29 kg
電源アダプタ 30 W USB-C電源アダプタ
備考 2020年11月11日 (4年前) (2020-11-11)発表

MacBook Air (M2, 2022), (15-inch, M2, 2023)

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2022年6月6日、Apple M2プロセッサを初めて搭載したMacとして、新機種のMacBook Air、13インチMacBook Proが発表された。MacBook Air (M2, 2022)はファンレスデザインである。13.6インチでノッチのあるLiquid Retinaディスプレイを採用した[72]。また、Wi-Fi 6USB4Wide color (P3)をサポートし、電源端子としてMagSafe3を搭載している。MacBook Air (M2, 2022)は外部ディスプレイを1台のみ接続できる。FaceTimeカメラは1080pとなり、Appleは高画質ビデオを宣伝している[73][74]

前世代と比較してパフォーマンスが1.18倍、グラフィクスが最大1.35倍となった。4色展開(シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイト)で、筐体デザインをパームレスト側が薄くヒンジ側が厚い楔形から、一定の厚さと脚が目立つものへと刷新し、体積が20%削減され[74]50g軽量化されたが、バッテリでの稼働は最大18時間と前世代と同様である[73]

2023年6月5日、初の15インチディスプレイを備えたMacBook Air (15-inch, M2, 2023)が発表された[75]

仕様表
モデル
モデル名 = 現行のモデル
MacBook Air (M2, 2022)[76] MacBook Air (15-inch, M2, 2023)[77]
本体色 シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイト
機種ID Mac14,2 Mac14,15
モデルナンバー MLXW3xx/A, MLXX3xx/A, MLXY3xx/A, MLY03xx/A, MLY13xx/A, MLY23xx/A, MLY33xx/A, MLY43xx/A MQKP3xx/A, MQKQ3xx/A, MQKR3xx/A, MQKT3xx/A, MQKU3xx/A, MQKV3xx/A, MQKW3xx/A, MQKX3xx/A
CPU Apple M2 8コアCPU
Neural Engine Apple M2 16コア
メモリ UMA, 8 GB LPDDR5 6,400 MHzオンチップメモリ
オプション: 16 GB, 24 GB
UMA,  16GB LPDDR5 6,400 MHzオンチップメモリ(2024年10月30日より)[34]
オプション: 24 GB
N/A
ディスプレイ 13.6インチ LEDバックライト Liquid Retinaディスプレイ (16:10), 500ニト, 広色域(P3), 10億色表示2,560×1664ピクセル, True Toneテクノロジー 15.3インチ LEDバックライト Liquid Retinaディスプレイ (16:10), 500ニト, 広色域(P3), 10億色表示、2,880 x 1,864ピクセル, True Toneテクノロジー
グラフィックス
  • Apple M2 8コアGPU
  • Apple M2 10コアGPU
Apple M2 10コアGPU
コントローラ Apple M2
ストレージ オンボードNVMe 256 GB
オプション: 512 GB, 1 TB, 2 TB
カメラ FaceTime HD (1080p)
キーボード Touch ID付き Magic Keyboard
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
ワイヤレス 802.11ax Wi-Fi 6
IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.3
初期搭載OS macOS Monterey macOS Ventura
バッテリ 52.6 Whリチウムポリマー 66.5 Whリチウムポリマー
最大充放電回数 1000
外部接続 Thunderbolt 3/USB4 x 2
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック(ハイインピーダンスヘッドフォン対応)
  • 4スピーカーサウンドシステム
    • ワイドなステレオサウンド
    • Dolby Atmos, 空間オーディオ対応
  • 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
  • 「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード
  • 3.5 mm ミニジャック(ハイインピーダンスヘッドフォン対応)
  • 6スピーカーサウンドシステム
    • フォースキャンセリングウーファー
    • ワイドなステレオサウンド
    • Dolby Atmos, 空間オーディオ対応とダイナミックヘッドトラッキング
  • 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
  • 「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード
外形寸法
重量
  • 高さ:1.13 cm
  • 幅:30.41 cm
  • 奥行き:21.5 cm
  • 重量:1.24 kg
  • 高さ:1.14 cm
  • 幅:34.04 cm
  • 奥行き:23.76 cm
  • 重量:1.51 kg
電源端子 MagSafe3
電源アダプタ 30 W USB-C電源アダプタ または、35 W デュアルUSB-C電源アダプタ オプション:67 W USB-C電源アダプタ 35 W デュアルUSB-C電源アダプタ または、70 W USB-C電源アダプタ
備考 2022年6月6日 (2年前) (2022-06-06)発表、7月8日予約開始、7月15日発売[78] 2023年6月5日 (17か月前) (2023-06-05)発表、予約開始、6月13日発売

MacBook Air (13-inch, M3, 2024), (15-inch, M3, 2024)

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2024年3月4日、Apple M3プロセッサを搭載したMacBook Air、13, 15インチMacBook Airが発表された。MacBook Air (M2, 2022)同様のファンレスデザイン、13.6インチまたは15.3インチでノッチのあるLiquid Retinaディスプレイを採用した。また、Wi-Fi 6E、USB4、Wide color (P3)をサポートし、電源端子としてMagSafe3を搭載している。MacBook Air (M3, 2024)は画面を閉じた状態で外部ディスプレイを2台まで接続できる[79]

Apple M1世代と比較してパフォーマンスが最大1.6倍となった[80]。4色展開(シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイト)で、筐体デザインはM2モデルと同じものを採用、バッテリでの稼働は最大18時間と前世代と同様である。なお、ミッドナイトには、新たに指紋の付きにくいコーティングが施されている[81]

仕様表
モデル
モデル名 = 現行のモデル
MacBook Air (13-inch, M3, 2024)[82] MacBook Air (15-inch, M3, 2024)[83]
本体色 シルバー、スターライト、スペースグレイ、ミッドナイト
機種ID Mac15,2 Mac15,13
モデルナンバー MRXN3xx/A, MRXQ3xx/A, MRXT3xx/A, MRXV3xx/A, MRXP3xx/A, MRXR3xx/A, MRXU3xx/A, MRXW3xx/A, MXCR3xx/A, MXCT3xx/A, MXCU3xx/A, MXCV3xx/A MRYM3xx/A, MRYP3xx/A, MRYR3xx/A, MRYU3xx/A, MRYN3xx/A, MRYQ3xx/A, MRYT3xx/A, MRYV3xx/A, MXD13xx/A, MXD23xx/A, MXD33xx/A, MXD43xx/A
CPU Apple M3 8コアCPU
Neural Engine Apple M3 16コア
メモリ UMA, 8 GB LPDDR5 6,400 MHzオンチップメモリ
オプション: 16 GB, 24 GB
UMA,  16GB LPDDR5 6,400 MHzオンチップメモリ(2024年10月30日より)[34]
オプション: 24 GB
ディスプレイ 13.6インチ LEDバックライト Liquid Retinaディスプレイ (16:10), 500ニト, 広色域(P3), 10億色表示、2,560×1664ピクセル, True Toneテクノロジー 15.3インチ LEDバックライト Liquid Retinaディスプレイ (16:10), 500ニト, 広色域(P3), 10億色表示、2,880 x 1,864ピクセル, True Toneテクノロジー
グラフィックス
  • Apple M3 8コアGPU
  • Apple M3 10コアGPU
Apple M3 10コアGPU
コントローラ Apple M3
ストレージ オンボードNVMe 256 GB
オプション: 512 GB, 1 TB, 2 TB
カメラ FaceTime HD (1080p)
キーボード Touch ID付き Magic Keyboard
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
ワイヤレス 802.11ax Wi-Fi 6E
IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.3
初期搭載OS macOS Sonoma
バッテリ 52.6 Whリチウムポリマー 66.5 Whリチウムポリマー
最大充放電回数 1000
外部接続 Thunderbolt / USB 4 x 2
オーディオ
  • 3.5 mm ミニジャック(ハイインピーダンスヘッドフォン対応)
  • 4スピーカーサウンドシステム
    • ワイドなステレオサウンド
    • Dolby Atmos, 空間オーディオ対応
  • 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイ
  • 「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード
  • よりクリアなオーディオ通話とビデオ通話の音声
  • 3.5 mm ミニジャック(ハイインピーダンスヘッドフォン対応)
  • 6スピーカーサウンドシステム
    • フォースキャンセリングウーファー
    • ワイドなステレオサウンド
    • Dolby Atmos, 空間オーディオ対応とダイナミックヘッドトラッキング
  • 指向性ビームフォーミングを持つ3マイクロアレイ
  • 「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード
  • よりクリアなオーディオ通話とビデオ通話の音声
外形寸法
重量
  • 高さ:1.13 cm
  • 幅:30.41 cm
  • 奥行き:21.5 cm
  • 重量:1.24 kg
  • 高さ:1.14 cm
  • 幅:34.04 cm
  • 奥行き:23.76 cm
  • 重量:1.51 kg
電源端子 MagSafe3
電源アダプタ 30 W USB-C電源アダプタ または、35 W デュアルUSB-C電源アダプタ オプション:70 W USB-C電源アダプタ 35 W デュアルUSB-C電源アダプタ または、70 W USB-C電源アダプタ
備考 2024年3月4日 (8か月前) (2024-03-04)発表、3月4日予約開始、3月8日発売

サポートOS

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サポートされているmacOS
OSリリース インテルベース Appleシリコンベース
第1世代 第2世代 第3世代 第4世代 第5世代
Early 2008 Late 2008 Mid 2009 Late 2010 Mid 2011 Mid 2012 Mid 2013 Early 2014 Early 2015 Mid 2017 Late 2018 Mid 2019 Early 2020 M1, 2020 M2, 2022 M2, 2023 M3, 2024
10.5 Leopard Yes Yes Yes No No No No No No No No No No No No No No
10.6 Snow Leopard Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No No No No No No
10.7 Lion Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No No No No
10.8 Mountain Lion No Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No No No
10.9 Mavericks No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No No
10.10 Yosemite No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No
10.11 El Capitan No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No No
10.12 Sierra No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No
10.13 High Sierra No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No No No
10.14 Mojave No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No No
10.15 Catalina No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No No
11 Big Sur No No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No No
12 Monterey No No No No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes No No
13 Ventura No No No No No No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes No
14 Sonoma No No No No No No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
15 Sequoia No No No No No No No No No No No No Yes Yes Yes Yes Yes

オプション品

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Apple USB SuperDrive

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MacBook Air SuperDrive

Apple USB SuperDriveは光学ドライブを搭載しないMacBook Airと一部を除くMacで使用できる外付け光学ドライブ。2008年から2011年までMacBook Air SuperDriveと称されていた。Apple USB SuperDriveとなってからは光学ドライブを搭載しないMacの外付け光学ドライブとなる。

Apple USB SuperDriveはスロットローディング方式を採用。円形かつ12センチのコンパクトディスク / DVDのみドライブに挿入できる。ボタン類は1つもなく、ディスク排出はOS側で制御を行う[84]。USB2.0のバスパワー駆動で作動するが、電力供給が特殊仕様のため、MacBook Air SuperDriveならびにApple USB SuperDriveは2017までのMacBook Airと一部のMacのみ互換性がある[85]。また筐体のUSB Type-Aポートに直接接続する必要がある為[86]、2018以降のモデルでは利用できない。

対応規格と最大速度(モデル:MD564ZM/A[87]
対応規格 CD-ROM DVD-ROM CD-R CD-RW DVD-R DVD+R DVD-R DL DVD+R DL DVD-RW DVD+RW
読み込み速度 24x 8x 24x 8x
書き込み速度 24x 16x 8x 6x 8x

2014年現在のモデルではBlu-ray Disc規格に対応していない為、一般に売られているMac対応の外付け光学ドライブで補う事が出来る。

Time Capsule

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純正アクセサリ

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2017まで向けの製品

  • Ethernetアダプタ - USBもしくはThunderboltポートを利用することで有線LANと接続が出来る。ただしThunderboltタイプは2011年以降発売のMacBook Airで使用可能。またMid 2009モデルのみUSB Ethernetアダプタが付属していた。
  • FireWireアダプタ
  • VGAアダプタ
  • DVIアダプタ
  • Dual-Link DVIアダプタ
  • MagSafe(45 w)/MagSafe 2(45 w) - 初めから一つ付属している。なおMagSafeをMagSafe 2電源ポートへ接続するにはコンバータが必要となる。

2018以降向けの製品

  • USB-C Digital AV Multiportアダプタ[88] - モデル A2119ではHDMI 2.0に対応し[89]、MacBook Air (2020)以降 では4K60Hzまでの表示が可能となるアダプタ
  • 70 W USB-C電源アダプタ[90] - 付属する30 Wや35 W USB-C電源アダプタより速く充電が出来る。

他機種との関係

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Ultrabook

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前節のとおり、ワイヤレスでの利用を前提に拡張性を大きく切り捨てた設計は、それまでの他社モバイルノートとの大きな違いであった。類似するコンセプトとして、2011年インテルUltrabookを提唱しているが、MacBook Airはその先駆けと評される[9][91][注 5]。Ultrabookにカテゴライズされるノートパソコンの一部は、MacBook Airを意識したデザインやスペックが「真似」「クローン」と揶揄されるなど、薄型軽量ノートパソコンに影響を与えた[92][93][94]

VAIO

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Macworld 2008でのMacBook Air発表時に、ジョブズは米国で最薄ノートパソコンであったVAIOノート第二世代の「TZシリーズ[注 6]」と比較したプレゼンテーションを行い、その薄さをアピールした[8]。これより4年前の2004年3月に、Apple入社試験の面接を受けていた前刀禎明が、ジョブズに対して第一世代VAIOノートの「VAIO NOTE 505 EXTREME(PCG-X505/SP)[95]」を取り出し、「日本でMacを売るためにはこのような製品が必要だ」と述べたが、当時のAppleはデスクトップ機と引けを取らないフル機能のiBookとPowerBook G4を販売しており、ジョブズは「拡張性のないノートパソコンはダメ」と否定している。MacBook Airの比較対象にVAIOノートが選ばれたことには、このエピソードの影響を推測する声もある[96]。それより前の2001年に、当時ソニーの安藤国威社長が試作したMac互換のVAIOノートをスティーブ・ジョブズにハワイのゴルフ場で見せている[97][98]

プレミアム性の高いスタイリッシュなパソコンを目指していたVAIOシリーズのコンセプトを、Appleは上手くキャッチアップしたと評価されており[99]、前述のVAIO NOTE 505 EXTREME[注 7]がMacBook Airに影響を与えたことが指摘される[93]

環境への配慮

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次の有害物質は下記の部品から排除されている[100]

 • ヒ素
筐体のアルミニウムとディスプレイガラス
 • 水銀(2009年以降)
ディスプレイ
 • フタル酸エステル(2013年以降)
ケーブルと電源コード

その他ポリ塩化ビニルポリ臭化ジフェニルエーテルが排除されている。また電気製品環境評価ツール英語版[101]ではEarly 2008モデル[102]以外、最高の金ランクを獲得している。

2018年10月に発表された機種以降では、筐体のアルミニウム合金は100%リサイクルされた素材が使われている[23][103][104][105][106]

MacBook Air エネルギー効率表[107]
モデル エネルギースター
バージョン
消費電力量(100 V基準)
電源アダプタ無負荷 オフ スリープ アイドル
(ディスプレイオフ/オン)
電源アダプタ効率
Late 2010 MC505J/A
MC506J/A
5.0 0.11 W 0.24 W 0.84 W 3.4 W / 7.9 W 87.6 %
MC503J/A
MC504J/A
0.85 W 4.4 W / 9.7 W
Mid 2011 MC968J/A
MC969J/A
5.2 0.007 W 0.16 W 0.95 W 4.2 W / 9.0 W
MC965J/A
MC966J/A
0.93 W 4.1 W / 9.3 W
Mid 2012 MD223J/A
MD224J/A
0.008 W 0.17 W 0.80 W 4.2 W / 8.7 W 87.7 %
MD231J/A
MD232J/A
0.73 W 4.0 W / 8.8 W
Mid 2013 MD711J/A
MD712J/A
0.18 W 0.65 W 1.6 W / 5.4 W
MD760J/A
MD761J/A
0.17 W 0.69 W 1.6 W / 6.0 W
Early 2014 MD711J/B
MD712J/B
6.0 0.23 W 0.68 W - / 5.5 W
MD760J/B
MD761J/B
0.73 W - / 6.0 W
Early 2015 MJVM2J/A
MJVP2J/A
6.1 0.24 W 0.76W - / 5.4 W
MJVE2J/A
MJVG2J/A
0.77 W - / 6.0 W
2017 7.0 - 0.2 W 0.9 W 1.3 W / 3.8 W
Retina, 13-inch, 2018, 2019 0.02W 0.05 W 0.25 W - / 3.09 W 90.5 %
Retina, 13-inch, 2020 0.04 W 0.30 W - / 3.48 W
M1, 2020[108] 0.03 W 0.07 W 0.18 W - / 3.22 W 89.3 %
M2, 2022[109] 0.07 W 0.13 W 0.27 W - / 3.09 W 88.8 %
15-inch, M2, 2023[110] 0.09 W 0.25 W - / 3.91 W 87.3 %
13-inch, M3, 2024[111] 0.07 W 0.13 W 0.25 W - / 3.09 W 88.8 %
15-inch, M3, 2024[111] 0.09 W 0.14 W 0.27 W - / 3.91 W 87.3 %

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Mid 2011のモデル以降に搭載。
  2. ^ MacやMicrosoft Windowsコンピュータ
  3. ^ 約20Gbps
  4. ^ 形状はUSB Type-Cと同じ。
  5. ^ コンセプトの方向性は別とする意見もある[92]
  6. ^ 日本ではVAIO type Tシリーズ
  7. ^ さらには、最初期のVAIOノート「VAIO NOTE 505

出典

[編集]
  1. ^ a b c “アップル、MacBook Airを発表”. Apple Newsroom. (2008年1月16日). https://www.apple.com/jp/newsroom/2008/01/15Apple-Introduces-MacBook-Air-The-Worlds-Thinnest-Notebook/ 2018年10月29日閲覧。 
  2. ^ アップル、2cmを切る超薄型モバイル「MacBook Air」
  3. ^ 新MBA登場、ホワイトMacBookは販売中止 - WIRD 2011年7月21日
  4. ^ 夏モデルがランキング初登場、“Haswell”世代MBAも好調(2013年6月第3週版) - ITmedia PC USER 2013年7月1日(ITmedia
  5. ^ アップル、MacBook Airを発表”. Apple Newsroom. 2020年1月24日閲覧。
  6. ^ Nast, Condé (2022年7月19日). “Appleのデザインチームが語る、MacBook Airリニューアルという挑戦”. GQ JAPAN. 2024年2月9日閲覧。 “スティーブ・ジョブズによる歴史的な発表から14年。2022年、MacBook Airはまったく新しい姿に生まれ変わった。”
  7. ^ 64GバイトSSD採用:アップル、厚さ19.4ミリの“0スピンドル”モバイルノート「MacBook Air」を発表 - ITmedia PC USER 2008年1月16日(ITmedia)
  8. ^ a b MacWorld 2008 - 「MacBook Air」の薄さをアピールするジョブズ氏 - マイナビニュース 2008年1月16日(マイナビ
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関連項目

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外部リンク

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