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JLPGAツアーチャンピオンシップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JLPGAツアーチャンピオンシップ
リコーカップ
トーナメント情報
創設 1979年
開催地 宮崎県(1993年 - )
開催コース 宮崎カントリークラブ(2003年 - )
基準打数 Par72(2020年)[1]
ヤーデージ 6,543ヤード (5,983 m)(2020年)[1]
主催 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会
ツアー 日本女子プロゴルフ協会(公式戦)
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億2000万円(2020年)[2]
開催月 11月
最新優勝者
日本の旗 山下美夢有(2023年)[3]
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JLPGAツアーチャンピオンシップ(ジェイエルピージーエーツアーチャンピオンシップ)は、毎年11月最終週に宮崎県で行われている、日本女子プロゴルフ協会主催のメジャー大会の1つである。男子日本シリーズに相当する大会である。2020年現在、賞金総額1億2000万円、優勝賞金3000万円[2]

概要

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1979年明治乳業 (現・明治)の協賛で当時同社が発売していたレディーボーデンのタイトルを冠して「JLPGAレディーボーデンカップ」としてスタート。その後レディーボーデンが明治乳業からロッテに販売権が移ったため、1990年からは引き続き明治乳業が協賛で「JLPGA明治乳業カップ」として行われたが2000年には冠スポンサーなしで前身の「LPGAツアーチャンピオンシップ」(スポンサーはきんでんサン・マイクロシステムズ日立製作所など)となり、2001年からは複写機のリコーが協賛となり、現在の名称になった。

当大会は日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯日本女子オープンゴルフ選手権競技ワールドレディスチャンピオンシップとともに4大公式戦の1つである。下記の出場資格を満たす選手のみで、4日間72ホール制で行われる、その年の女子プロゴルファー実力日本一決定戦とされている。女子プロゴルフツアーでは1年間を締め括る大会でもあり、この大会で優勝すると女子プロゴルフ大会3年間のシード権が与えられる。

出場資格

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2020年までの出場資格は下記のとおり。

  1. 当該年度のJLPGAツアー優勝者
  2. 当該年度USLPGAツアー優勝のJLPGAの会員
  3. 当該年度9月22日時点のロレックスランキング上位30名までのJLPGAの会員
  4. 大会開催前週までの当該年度賞金ランキング上位30名までの者

なお、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により出入国が制限されている状況に鑑み、「当該年度10月27日時点のロレックスランキング上位90名までのJLPGAの会員」にも出場資格が認められた。

2021年からは、賞金ランキングによる出場資格付与を廃止するなど、下記のとおり出場資格が変更される[4]

  1. 当該年度のJLPGAツアー優勝者
  2. 当該年度USLPGAツアー優勝のJLPGAの会員
  3. 当該年度11月9日時点のロレックスランキング上位50名までのJLPGAの会員
  4. 大会開催前週までの当該年度メルセデス・ランキング上位者(40名に達するまで)

大会歴代優勝者及び開催コース

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JLPGAレディーボーデンカップ
開催年 開催回 開催期間 優勝者 開催地 開催コース
1979年 第1回 11月10日11日 中華民国の旗 涂阿玉 山梨県 河口湖カントリークラブ
1980年 第2回 10月17日 - 19日 日本の旗 吉川なよ子
1981年 第3回 10月16日 - 18日 日本の旗 森口祐子
1982年 第4回 10月15日 - 17日 中華民国の旗 涂阿玉
1983年 第5回 11月25日 - 27日 千葉県 オーク・ヒルズカントリークラブ
1984年 第6回 11月23日 - 25日 日本の旗 大迫たつ子
1985年 第7回 11月29日 - 12月1日 日本の旗 森口祐子
1986年 第8回 11月28日 - 30日 日本の旗 大迫たつ子
1987年 第9回 11月27日 - 29日 日本の旗 森口祐子
1988年 第10回 11月25日 - 27日 中華民国の旗 黄玥珡
1989年 第11回 11月24日 - 26日 日本の旗 平瀬真由美
JLPGA明治乳業カップ
開催年 開催回 開催期間 優勝者 開催地 開催コース
1990年 第12回 11月23日 - 25日 日本の旗 高須愛子 千葉県 オーク・ヒルズカントリークラブ
1991年 第13回 11月29日 - 12月1日 大韓民国の旗 具玉姫
1992年 第14回 11月27日 - 29日 日本の旗 中野晶
1993年 第15回 11月26日 - 28日 日本の旗 原田香里 宮崎県 青島ゴルフ倶楽部
1994年 第16回 11月25日 - 27日 日本の旗 平瀬真由美
1995年 第17回 11月24日 - 26日 日本の旗 塩谷育代
1996年 第18回 11月21日 - 24日 日本の旗 井上陽子
1997年 第19回 11月27日 - 30日 日本の旗 福嶋晃子
1998年 第20回 11月26日 - 29日 大韓民国の旗 李英美(イ・ヨンミ) 宮崎県 ハイビスカスゴルフクラブ
1999年 第21回 11月25日 - 28日 日本の旗 肥後かおり
LPGAツアーチャンピオンシップ
開催年 開催回 開催期間 優勝者 開催地 開催コース
2000年 第22回 11月23日 - 26日 日本の旗 中野晶 宮崎県 ハイビスカスゴルフクラブ
LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ
開催年 開催回 開催期間 優勝者 開催地 開催コース
2001年 第23回 11月22日 - 25日 日本の旗 肥後かおり 宮崎県 ハイビスカスゴルフクラブ
2002年 第24回 11月28日 - 12月1日 大韓民国の旗 高又順(コウ・ウスン)
2003年 第25回 11月27日 - 30日 日本の旗 不動裕理 宮崎県 宮崎カントリークラブ
2004年 第26回 11月25日 - 28日
2005年 第27回 11月24日 - 27日 日本の旗 大山志保
2006年 第28回 11月23日 - 26日 日本の旗 横峯さくら
2007年 第29回 11月22日 - 25日 日本の旗 古閑美保
2008年 第30回 11月27日 - 30日
2009年 第31回 11月26日 - 29日 日本の旗 横峯さくら
2010年 第32回 11月25日 - 28日 大韓民国の旗 朴仁妃
2011年 第33回 11月24日 - 27日 大韓民国の旗 全美貞
2012年 第34回 11月22日 - 25日 大韓民国の旗 イ・ボミ
2013年 第35回 11月28日 - 12月1日 日本の旗 大山志保
2014年 第36回 11月27日 - 30日 中華民国の旗 テレサ・ルー
2015年 第37回 11月26日 - 29日 大韓民国の旗 申智愛[5]
2016年 第38回 11月24日 - 27日 大韓民国の旗 キム・ハヌル[6]
2017年 第39回 11月23日 - 26日 中華民国の旗 テレサ・ルー [7]
2018年 第40回 11月22日 - 25日 大韓民国の旗 申智愛[8]
2019年 第41回 11月28日 - 12月1日 大韓民国の旗 ペ・ソンウ[9]
JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ
2020年 第42回 11月26日 - 29日 日本の旗 原英莉花[1][2] 宮崎県 宮崎カントリークラブ
2021年 第43回 11月25日 - 28日 日本の旗 三ヶ島かな[10]
2022年 第44回 11月24日 - 27日 日本の旗 山下美夢有[11][3]
2023年 第45回 11月23日 - 26日
2024年 第46回 11月21日 - 24日 日本の旗 桑木志帆[12]

放送・配信

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その他

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参考

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脚注

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注釈

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  1. ^ 過去には読売テレビ札幌テレビ鹿児島読売テレビくまもと県民テレビでもネットしていた。
  2. ^ BS日テレでも大会最終日翌朝に再放送、またゴルフネットワークでも「とことん1番ホール生中継」として放送されていたが、いずれも2019年現在は放送を取りやめている。

出典

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  1. ^ a b c “黄金世代”原英莉花がメジャー連勝!師ジャンボ「鶴の一声」でショット復活 初体験の完全V - スポーツニッポン新聞社、2020年11月30日配信、同日閲覧
  2. ^ a b c 原完全Vでメジャー2連勝 渋野3位/リコー杯詳細 - 日刊スポーツ、2020年11月29日配信、2020年11月30日閲覧
  3. ^ a b "山下美夢有Vで決めた2年連続年間女王! ツアー選手権リコー杯". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 26 November 2023. 2023年11月26日閲覧
  4. ^ JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 出場資格、トーナメントロゴ改定のお知らせ JLPGA|日本女子プロゴルフ協会. 2020年12月24日。
  5. ^ 申ジエが6打差突き抜け最終戦制す 史上最多6人が年間1億円突破! - ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年11月29日閲覧
  6. ^ キム・ハヌルがメジャー初V、成田美寿々を振り切る - 日刊スポーツ、2016年11月27日閲覧
  7. ^ テレサ・ルー今季4勝目 鈴木愛7位で賞金女王に - 日刊スポーツ、2017年11月26日閲覧
  8. ^ 鈴木愛が悲劇のV逸、申ジエがPO制し今季4勝目 - 日刊スポーツ、2018年11月25日配信、同日閲覧
  9. ^ ペ・ソンウ国内メジャー初V、渋野2位、鈴木愛5位 - 日刊スポーツ、2019年12月1日配信、同日閲覧
  10. ^ "三ケ島かながツアー初勝利「ホッとした。負けが続いたのでうれしい」". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 27 November 2021. 2021年11月28日閲覧
  11. ^ "山下美夢有が最終戦V 日本勢初の平均ストローク60台&年間獲得賞金新記録". ALBA.net. ゼビオコミュニケーションネットワークス. 27 November 2022. 2022年11月27日閲覧
  12. ^ "桑木志帆が国内メジャー初制覇 全試合帯同する父が今季3勝の躍進の理由明かす". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2024年11月24日. 2024年11月24日閲覧

関連項目

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外部リンク

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