コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

G3ライヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『G3ライヴ』
ジョー・サトリアーニエリック・ジョンソンスティーヴ・ヴァイライブ・アルバム
リリース
録音 1996年10月30日 - 11月2日 オハイオ州コロンバス メモリアル・オーディトリアム、ミシガン州オーバーンヒルズ ザ・パレス・オブ・オーバーンヒルズイリノイ州シカゴ アラゴン・ボールルーム、ミネソタ州ミネアポリス ノースロップ・オーディトリアム[2]
ジャンル ハードロックインストゥルメンタル・ロック
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース マイク・フレイザー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 20位(フランス[3]
  • 35位(フィンランド[4]
  • 52位(オランダ[5]
  • 82位(イギリス[6]
  • 92位(ドイツ[7]
  • 108位(アメリカ[8]
  • ジョー・サトリアーニ アルバム 年表
    ジョー・サトリアーニ
    (1995年)
    G3ライヴ
    (1997年)
    クリスタル・プラネット
    (1998年)
    エリック・ジョンソン 年表
    ヴィーナス・アイル
    (1996年)
    G3ライヴ
    (1997年)
    セヴン・ワールド
    (1998年)
    スティーヴ・ヴァイ 年表
    ファイヤー・ガーデン
    (1996年)
    G3ライヴ
    (1997年)
    ウルトラ・ゾーン
    (1999年)
    テンプレートを表示

    G3ライヴ』(原題:G3 - Live in Concert)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニエリック・ジョンソンスティーヴ・ヴァイが連名で1996年に録音・1997年に発表したライブ・アルバム

    背景

    [編集]

    サトリアーニが企画し、ジョンソンとヴァイを迎えたパッケージ・ツアー「G3」の模様を収録した作品である。ツアー自体は、1996年10月11日から11月2日にかけて合計17公演が行われ、一部の公演にはケニー・ウェイン・シェパード英語版もゲスト参加した[9]。実際のツアーでは、CDの曲順とは異なりヴァイ、ジョンソン、サトリアーニの順に出演した[10]

    各公演とも、3人全員が集まっての「ゴーイング・ダウン」(フレディ・キングジェフ・ベックの演奏で知られる曲のカヴァー)、「マイ・ギター・ウォンツ・トゥ・キル・ユア・ママ」(フランク・ザッパのカヴァー)、「レッド・ハウス」(ジミ・ヘンドリックスのカヴァー)のジャムがフィーチャーされており[9]、本作では、これら3曲はいずれも11月1日のシカゴ公演の録音が使用された[10]

    同時期に発売された映像作品は、11月2日のミネアポリス公演の模様を収録しており、ジョンソンのパートはCDと異なり「イントロ・ソング」、「マンハッタン」、「SRV」の3曲が選ばれた[11]

    反響・評価

    [編集]

    3名の母国アメリカのBillboard 200では、最高108位を記録した[8]。一方、フランスのアルバム・チャートでは初登場20位となり、3週連続でトップ50入りするヒットとなった[3]

    Heather Pharesはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「初共演を果たしたスーパースター・ギタリスト達が、サトリアーニの"Flying in a Blue Dream"、ジョンソンの"Zap"、ヴァイの"The Attitude Song"を含む個々の代表曲を演奏している」「3人がフィナーレで演奏した3曲"Going Down"、"My Guitar Wants to Kill Your Mama"、"Red House"では、テクニック、演出力、友情が一体となって精力的かつ面白味のあるパフォーマンスに結実しており、彼らのファン全員が楽しめるだろう」と評している[12]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ヴァイのド派手なロック奏法、サトリアーニとジョンソンのエモーショナルなプレイを各フィーチャー。ただ、結構単調なので通しで聴くと少々辛い」と評されている[1]

    収録曲

    [編集]

    ジョー・サトリアーニ

    [編集]
    1. クール#9 - Cool №9 (Joe Satriani) - 6:46
    2. フライング・イン・ア・ブルー・ドリーム - Flying in a Blue Dream (J. Satriani) - 5:59
    3. サマー・ソング - Summer Song (J. Satriani) - 6:29

    エリック・ジョンソン

    [編集]
    1. ザップ - Zap (Eric Johnson) - 6:06
    2. マンハッタン - Manhattan (E. Johnson) - 5:16
    3. キャメルズ・ナイト・アウト - Camel's Night Out (Kyle Brock, Mark Younger-Smith) - 5:56

    スティーヴ・ヴァイ

    [編集]
    1. アンサーズ - Answers (Steve Vai) - 6:58
    2. ラヴ・オブ・ザ・ゴッド - For the Love of God (S. Vai) - 7:46
    3. アティテュード・ソング - The Attitude Song (S. Vai) - 5:15

    ジョー・サトリアーニ、エリック・ジョンソン、スティーヴ・ヴァイ

    [編集]
    1. ゴーイング・ダウン - Going Down (Don Nix) - 5:47
    2. マイ・ギター・ウォンツ・トゥ・キル・ユア・ママ - My Guitar Wants to Kill Your Mama (Frank Zappa) - 5:21
    3. レッド・ハウス - Red House (Jimi Hendrix) - 9:12

    参加ミュージシャン

    [編集]
    • ジョー・サトリアーニ - ギター(on #1 - #3, #10 - #12)、ボーカル(on #10)
    • スチュアート・ハム - ベース(on #1 - #3, #10 - #12)
    • ジェフ・キャンピテリ - ドラムス(on #1 - #3, #10 - #12)
    • エリック・ジョンソン - ギター(on #4 - #6, #10 - #12)、ボーカル(on #12)
    • スティーヴン・バーバー - キーボード(on #4 - #6)
    • ロスコー・ベック - ベース(on #4 - #6)
    • ブラネン・テンプル - ドラムス(on #4 - #6)
    • スティーヴ・ヴァイ - ギター(on #7 - #12)
    • マイク・ケネリー - ギター(on #7 - #9)、キーボード(on #7 - #9)、ボーカル(on #11)
    • フィリップ・バイノ - ベース(on #7 - #9)
    • マイク・マンジーニ - ドラムス(on #7 - #9)

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b G3 (ジョー・サトリアーニ、エリック・ジョンソン、スティーヴ・ヴァイ)/G3ライヴ”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年1月3日閲覧。
    2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    3. ^ a b lescharts.com - Joe Satriani, Eric Johnson, Steve Vai - G3 - Live In Concert
    4. ^ finnishcharts.com - Joe Satriani, Eric Johnson, Steve Vai - G3 - Live In Concert
    5. ^ Joe Satriani, Eric Johnson, Steve Vai - G3 - Live In Concert - dutchcharts.nl
    6. ^ JOE SATRIANI | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    7. ^ Offizielle Deutsche Charts
    8. ^ a b Joe Satriani - Awards”. AllMusic. 2015年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
    9. ^ a b G3 Tour: 1996”. satriani.com. 2021年1月3日閲覧。
    10. ^ a b 日本盤CD (SRCS-8355)ライナーノーツ(冨永弘、1997年4月22日)
    11. ^ G3, Joe Satriani, Eric Johnson, Steve Vai - G3 Live In Concert (1997, VHS) | Discogs
    12. ^ Phares, Heather. “G3: Live in Concert - Eric Johnson, Joe Satriani, Steve Vai”. AllMusic. 2021年1月3日閲覧。