エンジンズ・オブ・クリエーション
『エンジンズ・オブ・クリエーション』 | ||||
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ジョー・サトリアーニ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ハードロック、インストゥルメンタル・ロック、エレクトロニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | エピック・レコード | |||
プロデュース |
ジョー・サトリアーニ&エリック・カデュー(all songs) アディショナル・プロダクション:ケヴィン・シャーリー(#4) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョー・サトリアーニ アルバム 年表 | ||||
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『エンジンズ・オブ・クリエーション』(Engines of Creation)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが2000年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]サトリアーニのアルバムとしては初めて、エレクトロニック・ミュージック色が強調されており[7]、「アンティル・ウィ・セイ・グッバイ」でパット・スロールとアントン・フィグがリズム・セクションを務めているのを除けば、サトリアーニと共同プロデューサーのエリック・カデューの2人だけでレコーディングが行われた[8]。
本作は、一部の店舗では無料のボーナスCD『Additional Creations』と抱き合わせで販売されており[8]、2014年に発売されたボックス・セット『The Complete Studio Recordings』には、『Additional Creations』の全4曲にボーナス・トラック12曲を追加したCD『Additional Creations and Bonus Tracks』が付属している[9]。
反響
[編集]母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で90位、『ビルボード』のインターネット・アルバム・チャートで12位に達した[6]。フランスでは2000年3月18日付のアルバム・チャートで初登場37位となり、3週連続でトップ100入りした[2]。イギリスでは2000年3月25日付の全英アルバムチャートで78位を記録するが、翌週にはトップ100圏外に落ちた[3]。
評価
[編集]収録曲「アンティル・ウィ・セイ・グッバイ」は、第43回グラミー賞において最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『エンジンズ・オブ・クリエーション』は完全な成功作とは言えない。確かにテクノやエレクトロニカから影響を受けた音楽だが、そっち方面のリスナーの興味を引くとは考えづらく、複雑なリズムもエッジの効いた音質も欠如しており、純正のエレクトロニカほど冒険的ではない」「実に独創的なアルバムではある。サトリアーニは自身のギターから全く新しいサウンドを得るための挑戦を行っており、未来的な電子音楽のサンドスケープに、ギターを継ぎ目なく織り込んでみせた」と評している[7]。
収録曲
[編集]全曲ともジョー・サトリアーニ作曲。
- デヴィルズ・スライド - Devil's Slide - 5:11
- フレーヴァー・クリスタル・7 - Flavor Crystal 7 - 4:26
- ボーグ・セックス - Borg Sex - 5:27
- アンティル・ウィ・セイ・グッバイ - Until We Say Goodbye - 4:31
- アタック - Attack - 4:22
- シャンパン? - Champagne? - 6:04
- クラウズ・レイス・アクロス・ザ・スカイ - Clouds Race Across the Sky - 6:14
- ザ・パワー・コスミック・2000-パート1 - The Power Cosmic 2000-Part I - 2:09
- ザ・パワー・コスミック・2000-パート2 - The Power Cosmic 2000-Part II - 4:23
- スロウ・アンド・イージー - Slow and Easy - 4:44
- エンジンズ・オブ・クリエーション - Engines of Creation - 5:58
Additional Creations
[編集]- Borg Sex (Radio Mix) - 5:27
- Turkey Man - 6:49
- Flavor Crystal 7 (Radio Mix) - 4:25
- Until We Say Goodbye (Techno Mix) - 4:31
参加ミュージシャン
[編集]- ジョー・サトリアーニ - ギター、キーボード、プログラミング
- エリック・カデュー - キーボード、ベース、プログラミング、編集
- パット・スロール - ベース(on #4)
- アントン・フィグ - ドラムス(on #4)
脚注
[編集]- ^ “ジョー・サトリアーニ/エンジンズ・オブ・クリエーション”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年8月10日閲覧。
- ^ a b lescharts.com - Joe Satriani - Engines Of Creation
- ^ a b JOE SATRIANI | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ Joe Satriani - Engines Of Creation - dutchcharts.nl
- ^ Joe Satriani - Engines Of Creation- hitparade.ch
- ^ a b “Joe Satriani - Awards”. AllMusic. 2015年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月10日閲覧。
- ^ a b Huey, Steve. “Engines of Creation - Joe Satriani”. AllMusic. 2021年8月10日閲覧。
- ^ a b “Joe Satriani - discography > engines of creation”. satriani.com. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “Joe Satriani - discography > additional creations”. satriani.com. 2021年8月10日閲覧。
- ^ “Joe Satriani - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2021年8月10日閲覧。