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サウンド・セオリーズVol.1 & 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『サウンド・セオリーズVol.1 & 2』
スティーヴ・ヴァイライブ・アルバム
リリース
録音 2004年5月、2005年7月 オランダ
ジャンル ハードロック現代音楽
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース スティーヴ・ヴァイ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 72位(イタリア[3]
  • 97位(オランダ[4]
  • 138位(フランス[5]
  • スティーヴ・ヴァイ アルバム 年表
    ライヴ・イン・トーキョー(with ジョー・サトリアーニジョン・ペトルーシ
    (2005年)
    サウンド・セオリーズVol.1 & 2
    (2007年)
    ワイルド・シング
    (2009年)
    テンプレートを表示

    サウンド・セオリーズVol.1 & 2』(Sound Theories Vol. I & II)は、スティーヴ・ヴァイ2007年に発表したライブ・アルバム

    背景

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    ディスク1にはオランダのメトロポール・オーケストラと共演した公演のライブ音源が収録され、ディスク2はメトロポール・オーケストラがヴァイの曲を演奏した内容で、ディスク1と異なりヴァイ自身はギターを弾いていない[1]。CDのクレジットには、収録曲の具体的な録音年月日や公演地は記載されておらず、ヴァイによれば、大半の曲は2004年5月の3回の公演と2005年7月の2回の公演からの抜粋だが、スタジオ録音やサウンド・チェック時の録音も数曲ずつ含まれているという[6]。なお、ヴァイの公式サイトによれば、2004年には5月22日にフローニンゲン、23日と24日にアムステルダムで公演を行い、2005年7月1日と2日にはいずれもフローニンゲンで公演を行った[7]

    本作のリリース後には、2005年7月2日のフローニンゲン公演の模様を収録した映像作品『ビジュアル・サウンド・セオリーズ』も発売された[8]

    反響・評価

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    母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは果たせなかったが、『ビルボード』のインディペンデント・アルバム・チャートでは45位に達した[9]。一方、イタリアやオランダのアルバム・チャートではトップ100入りを果たした[3]

    第50回グラミー賞では、収録曲「アティテュード・ソング」が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け、全体像に関して「ヴァイはフランク・ザッパと同様、作曲および演奏の限界を押し上げることに没頭し、それに加えてライブ録音に膨大な編集を加えることで、さらに先進的な音楽を披露している」、ディスク2に関して「お蔵入りとなった冒険映画のサウンドトラックを思わせる、極めてドラマティックな音像」と評している[1]

    収録曲

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    特記なき楽曲はスティーヴ・ヴァイ作。

    ディスク1『The Aching Hunger』

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    1. キル・ザ・ガイ・ウィズ・ザ・ボール - Kill the Guy with the Ball - 4:30
    2. ザ・ゴッド・イーターズ - The God Eaters - 2:09
    3. マーダー・プロローグ - The Murder Prologue - 1:09
    4. マーダー - The Murder - 7:56
    5. ジェントル・ウェイズ - Gentle Ways - 5:48
    6. アンサーズ - Answers - 5:44
    7. アイム・ビカミング - I'm Becoming - 2:20
    8. サラマンダーズ・イン・ザ・サン - Salamanders in the Sun - 5:05
    9. リバティ - Liberty - 2:06
    10. アティテュード・ソング - The Attitude Song - 4:37
    11. フォー・ザ・ラヴ・オブ・ゴッド - For the Love of God - 9:35

    ディスク2『Shadows & Sparks』

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    1. シャドウズ・アンド… - Shadows and... (Steve Vai, Tim Rice, Björn Ulvaeus, Benny Andersson) - 8:41
      • 2003年の作曲だが、「バンコク」のフレーズも挿入されている[11]
    2. スパークス - Sparks - 9:27
      • 2003年作曲。
    3. フランジェリカ パート1 - Frangelica Pt.I - 3:04
      • 1981年作曲。
    4. フランジェリカ パート2 - Frangelica Pt.II - 10:30
      • 1981年作曲。
    5. ヘリオス・アンド・ヴェスタ - Helios and Vesta - 8:19
      • 1980年作曲。
    6. ブレッドソー・ブルヴァード - Bledsoe Bluvd - 10:08
      • 1981年作曲。

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b c d Ruhlmann, William. “Sound Theories, Vols. 1-2 - Steve Vai - Album”. AllMusic. 2024年11月10日閲覧。
    2. ^ スティーヴ・ヴァイ、オーケストラとの共演をCD&DVDで発表”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年11月10日閲覧。
    3. ^ a b italiancharts.com - Steve Vai - Sound Theories Vol. I & II
    4. ^ Steve Vai - Sound Theories Vol. I & II - dutchcharts.nl
    5. ^ lescharts.com - Steve Vai - Sound Theories Vol. I & II
    6. ^ CD英文ライナーノーツ(スティーヴ・ヴァイ)
    7. ^ Tourdates Archive”. Steve Vai Official Website. 2024年11月10日閲覧。
    8. ^ Ruhlmann, William. “Visual Sound Theories (Video) - Steve Vai - Album”. AllMusic. 2024年11月10日閲覧。
    9. ^ Steve Vai - Awards”. AllMusic. 2016年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月10日閲覧。
    10. ^ Steve Vai - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年11月10日閲覧。
    11. ^ CD英文ブックレット内クレジット

    外部リンク

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