ENERGY (CHAGE and ASKAのアルバム)
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『ENERGY』 | ||||
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チャゲ&飛鳥 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル |
ポニーキャニオン AARD-VARK(1988年・1989年盤・1990年盤・1993年盤) 東芝EMI(1999年盤) ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001年盤・2009年盤) | |||
プロデュース |
CHAGE&ASUKA GO YAMAZATO | |||
チャート最高順位 | ||||
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チャゲ&飛鳥 アルバム 年表 | ||||
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『ENERGY』収録のシングル | ||||
『ENERGY』(エナジー)は、チャゲ&飛鳥(現:CHAGE and ASKA)の11作目のオリジナル・アルバムで、本作の4曲目の楽曲名である。1988年11月21日に発売された。発売元はポニーキャニオン。
1989年3月21日にはGOLD CD、1990年7月21日・1999年12月16日・2001年7月18日はCD、1993年12月17日はAPO-CD、2009年10月21日はSHM-CDで再発売された。
背景・リリース
[編集]前作『RHAPSODY』からおよそ8か月で発売された[2][3]。
2009年10月21日には、紙ジャケット・シリーズの一環としてSHM-CD仕様でヤマハミュージックコミュニケーションズより再発売された。
制作
[編集]前作『RHAPSODY』を制作する際にロンドンに渡ってレコーディングを行う予定であったが断念する結果となったため、本作からロンドンでレコーディングを行う予定であったが、ソロ活動やツアーの準備、楽曲提供などで多忙となったためにロンドン・レコーディングの準備が出来ず延期となった[4][5][注 2][注 3]。そのため、ロンドンからミュージシャンやエンジニアを日本に呼んでレコーディングを行う方式に変更した[5]。
レコーディングは、飛鳥(現:ASKA)が知人と出資して設立したスタジオ『BURNISH STONE』で初めて行なわれた[5]。
招いたミュージシャン達は譜面が読めなかったため、デモテープを聴かせながらアイディアを出していくという手法でレコーディングが進められた[5]。
収録曲
[編集]一覧
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「ripple ring」 | CHAGE&ASUKA | CHAGE | 十川知司 | |
2. | 「Trip」 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | |
3. | 「赤いベッド」 | 澤地隆 | CHAGE | 国吉良一 | |
4. | 「Energy」 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | |
5. | 「Rainy Night」 | 澤地隆 | CHAGE | 国吉良一 | |
6. | 「東京Doll」 | 澤地隆 | CHAGE | 国吉良一 | |
7. | 「Love Affair」 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 国吉良一 | |
8. | 「夢のあとさき」 | 澤地隆 | CHAGE | 瀬尾一三 | |
9. | 「迷宮のReplicant」 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | |
10. | 「Far Away」 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | |
合計時間: |
楽曲解説
[編集]- ripple ring
- 1988年5月21日に発売されたシングル「ラプソディ」のカップリング曲。
- 特に表記は無いが、アルバム・バージョンとなっており、シングル収録時よりも演奏時間が長くなっている。
- 1990年に発売されたバラッドアルバム『THE STORY of BALLAD』にもこのバージョンで収録されている。
- Trip
- 1988年10月5日発売のシングル曲。
- 曲の最後にテンポ・チェンジして新たなパートが追加されており、シングル収録時より演奏時間が長くなっている。
- 赤いベッド
- 1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
- Energy
- Rainy Night
- 東京Doll
- ロンドンからやってきたミュージシャンをヒントに制作された楽曲[5]。
- 1999年に台湾で発売されたベスト・アルバム『倆角形 Duet Angle 20th anniversary』CHAGE SIDEにも収録されている。
- Love Affair
- 夢のあとさき
- 迷宮のReplicant
- アルバム『THE STORY of BALLAD』にも収録されている。
- Far Away
- アルバム『THE STORY of BALLAD』にも収録されている。
- 2010年に飛鳥がアルバム『君の知らない君の歌』でセルフカバーしている。
参加ミュージシャン
[編集]- Drums & Percussions:Richard Stevens
- Drums:菅沼孝三(M-1)
- Bass:Desmond Foster、雨水英司(M-1)
- Electric Guitar:Glenn Nightingale、近藤敬三(M-1)
- Keyboards:国吉良一、十川知司、澤近泰輔(M-1)
- Spanish Guitar:Glenn Nightingale
- Acoustic Guitar:矢島賢(M-4)、笛吹利明(M-1)
- Synthesizer Manipulator:松武秀樹、中山信彦
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ シングルジャケットには、1988年10月5日と記載されているが、永らく公式サイトや『別冊カドカワ 完全保存版430ページ CHAGE&ASKA』[1]、当時のアルバムに付属されていたディスコグラフィには10月25日と記載されていた。
- ^ 1987年に光GENJIへ楽曲提供を行っており、デビューシングル「STAR LIGHT」はASKAが作詞、CHAGE and ASKAとして作曲を担当した。2枚目シングル「ガラスの十代」、3枚目シングル「パラダイス銀河」はASKAが作詞作曲の両方を担当した[5]。
- ^ 1989年の年末にASKAはロンドンへ拠点を移し、Chageも1990年春にロンドンでASKAと合流している。そこから2か月間、ロンドンで制作を行い同年8月にアルバム『SEE YA』が発売されている[6]。
- ^ インストゥルメンタルとして使用されている。インストゥルメンタル版はTHE ALPHAが演奏担当。
出典
[編集]- ^ 「別冊カドカワ 完全保存版430ページ CHAGE&ASKA『大事なものは変わっていく』」『C&A自身による全アルバム解説&完全ヒストリー前編』、角川書店、2000年1月、383頁。
- ^ ALBUM|DISCOGRAPHY CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年5月25日閲覧。
- ^ ALBUM(2ページ目)|DISCOGRAPHY CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年5月25日閲覧。
- ^ 『RHAPSODY』 CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b c d e f CHAGE&ASKA 倫敦に行かず、倫敦を“呼び寄せ”完成した『ENERGY』 WHAT's IN? tokyo 2019年2月15日配信, 2021年6月14日閲覧。
- ^ CHAGE&ASKA 音楽の“本籍地”をロンドンに移し、過去を払拭させた『SEE YA』 WHAT's IN? tokyo 2019年3月8日配信, 2021年6月3日閲覧
参考文献
[編集]- PRIDE II 〜10年の複雑〜 (八曜社、1989年10月10日発行) ISBN 4827000964
外部リンク
[編集]- ENERGY - CHAGE and ASKA Official Web Site