Baton (寺岡呼人のアルバム)
『Baton』 | ||||
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寺岡呼人 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | STUDIO CRY BABY | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | TOWER RECORDS | |||
プロデュース | 寺岡呼人 | |||
チャート最高順位 | ||||
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寺岡呼人 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4997184945721 (初回限定盤、TRJC-1036) EAN 4997184945738 (通常盤、TRJC-1037) | ||||
『Baton』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「BLOOD, SWEAT & LOVE」 (WEB限定ver.) - YouTube |
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寺岡呼人プレミアムプライベートライブ | ||||
「バックミラー」 「天職」 - YouTube |
『Baton』(バトン)は、日本のシンガーソングライター・寺岡呼人の11枚目のオリジナルアルバム。2014年9月23日にTOWER RECORDSより発売された[1]。
制作・音楽性
[編集]会場限定シングルとしてリリースされた「スマイル」「バトン」を含む全11曲を収録。本作について、寺岡呼人は「自分の『今』を切り取る。それこそが『作品』だと思うし、『ロック』だと思う。ムードやスタイルではなく、なるべく素直にミーハーに、やりたい事を即実行に移せる間は創造力があると最近は特に思う」「寺岡呼人の『今』を実感してもらえる傑作が生まれたと思う」とコメントしている[1]。また、本作では「ミュージシャンもスタッフも『シンガーソングライター』という言葉に流され、歌詞などをなおざりにしてる気がする」[1]「僕は日本の音楽は歌詞が一番大事だと思っていて、ほかのアーティストや作家とのコラボでよりいいものがスムーズにできるんならどんどんやったほうがいい」[2]という理由から、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善や多保孝一といった寺岡と親交のあるミュージシャンに楽曲提供を依頼した。
ベスト・アルバム『MASTER PIECE』に続きボーカル・ディレクションは山田ひろしが担当[1]。「流星」「BLOOD, SWEAT & LOVE」「バトン」ではMr.Childrenの鈴木英哉がドラムで参加している。鈴木のドラムについて、寺岡は「バンドマンシップといか、やっぱりバンドマンが叩く音の、血が通う感じがあります」と語っている[3]。
リリース
[編集]初回限定盤と通常盤の2形態で発売。初回限定盤はCD+DVD、通常盤はCDのみ。紙ジャケット仕様になっている。タワーレコードでの購入特典として、「寺岡呼人直筆お手紙 ~今君に渡したいバトンがある~」が抽選でプレゼントされた[4]。
オリジナルアルバムとしては『独立猿人』以来約4年ぶりとなる。
アートワーク
[編集]本作のアートディレクターは信藤三雄が担当[5]。寺岡呼人曰く、「この世にいるような、いないような感じの道化や大道芸人が、バトンを持って常に旅をしているようなイメージ」が元になっている[6]。
プロモーション
[編集]本作発売に伴い、寺岡呼人初となるインストアイベントをタワーレコード3店舗で開催。2014年9月24日にはタワーレコード新宿店、9月26日には大阪のタワーレコードNU茶屋町店、10月4日にはタワーレコード渋谷店で実施され、それぞれトークやライブ、特典会(握手会、サイン会)が行なわれた。また、新宿店では本作に楽曲提供しているSING LIKE TALKINGの佐藤竹善がゲストとして出演した[4]ほか、NU茶屋町店ではさだまさしがゲストとして出演し、自身がレギュラーを務めるFM COCOLOの番組『CIRCLE OF MUSIC』の公開収録が行なわれた[7]。渋谷店では、寺岡にとって初となるチェキ会も実施された[8]。
ツアー
[編集]2014年11月1日から12月20日まで、13会場13公演に渡るライブツアー『Yohito Teraoka tour 2014「Baton」』を開催。本ツアーは『Yohito Teraoka tour 2014「Baton」バンド編』4公演と『Yohito Teraoka tour 2014「Baton」弾き語り編 徒然道草 ~第十幕~』9公演の2本立てとなった[9]。
収録曲
[編集]CD
[編集]- プロデュース:寺岡呼人
- 流星 [5:06]
- 作詞:寺岡呼人・山田ひろし / 作曲・編曲:寺岡呼人
- 本アルバムの中で最後に出来た楽曲[10]。
- BLOOD, SWEAT & LOVE [5:14]
- 作詞:寺岡呼人・山田ひろし / 作曲・編曲:寺岡呼人
- TBS系情報番組『エン活!』2014年10月度オープニングテーマ[11]。
- ライブツアー『Yohito Teraoka tour 2014「BLOOD, SWEAT & LOVE」』のタイトルソング。同ライブで初披露された。本アルバムのタイトル候補でもあったという[3]。
- 寺岡がサザンオールスターズのライブを観たことから影響を受け制作された楽曲[12]。
- ミュージック・ビデオが制作されており、本作の初回限定盤に収録されている。監督はクリエイターチーム・映像家族yuccaの牧田裕也が務めた。また、このミュージック・ビデオとは異なる「WEB限定ver.」がタワーレコードの公式YouTubeチャンネルで公開されている。監督は同じく映像家族yuccaが務め、男女の恋愛を描いたストーリー調の映像と寺岡のライブ映像で構成されている[13]。
- ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
- バックミラー [5:00]
- 作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
- ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
- バトン [6:06]
- 作詞:寺岡呼人・桜井和寿 / 作曲・編曲:寺岡呼人
- Departure [5:01]
- Japan As No.1!! [4:38]
- 作詞:山田ひろし / 作曲・編曲:多保孝一
- 青山通り [5:50]
- 作詞・作曲:寺岡呼人 / 編曲:寺岡呼人・鈴木 "Daichi" 秀行
- 2013年に発売されたJUN SKY WALKER(S)のアルバム『FLAGSHIP』に収録されていた楽曲。
- 本楽曲について、寺岡は「こういう80'sな感じって、ちょっと前ならかっこ悪いなぁって感じたと思うんですが、いまこれがツボにハマるんじゃないかなって。これがカッコいい時代になってくるんじゃないかっていう、自分の中での実験も含めてやってみたんです」と語っている[16]。
- Gear ~歯車~ [4:45]
- 作詞:寺岡呼人・山田ひろし / 作曲:寺岡呼人 / 編曲:寺岡呼人・PABLO
- 天職 [2:56]
- 作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
- 寺岡は「僕はもともと飽きっぽい性格で、なにをやっても長続きしない人間だったんですけど、唯一、音楽だけが続いているし、続けたいと思ってきた。今は昔に比べると、会社でも何でも辞めやすいし、社会を諦めがちになっている。そんな時代になってしまったけれど、辞めないことや続けることは、以前よりも大切になってきたのかもしれないなっていう思いが、『天職』という曲に繋がっていったのかなと思います」と語っている[6]。
- スマイル [4:53]
- 作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
- ライブ会場限定シングル。
- ご贔屓に [6:08]
- 作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
- ファンに向け感謝の想いを込めて書かれた楽曲。2013年に寺岡が主催した音楽イベント『Golden Circle Vol.18 ~Yohito Teraoka 20th Anniversary Special~』で初披露された[17]。
- ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
初回限定盤付属DVD
[編集]Music Video
[編集]2014.2.8 「MASTER PIECE」@赤坂BLITZ
[編集]- ブランニュージェネレーション
競争 る為にだけ生まれてきた訳じゃねぇ- スマイル
- バトン
- スーパースター
参加ミュージシャン
[編集]- 鈴木英哉 (Mr.Children):Drums (#1, #2, #4)
- 島村英二:Drums (#3, #9, #11)
- 玉田豊夢:Drums (#5)
- 林久悦:Drums (#6, #10), Chorus (#2, #10, #11)
- 城戸紘志:Drums (#8)
- 寺岡呼人:Bass (#1 - #4, #6 - #8), Electric Guitar (#9), Acoustic Guitar (#1, #3, #4, #7, #9 - #11), Keyboards (#8), Chorus (#6, #10, #11)
- 松原秀樹:Bass (#5)
- 林由恭:Bass (#9 - #11), Chorus (#2, #10, #11)
- 松原正樹:Electric Guitar (#1, #3, #5)
- 鈴木 "Daichi" 秀行:Electric Guitar (#2, #4, #7), Piano (#4), Keyboards (#4, #7)
- 磯貝サイモン:Electric Guitar (#4, #10), Piano (#1 - #3, #9 - #11) Keyboards (#3, #9 - #11), Chorus (#10)
- 田中義人:Electric Guitar (#5)
- 多保孝一:Electric Guitar (#6), Chorus (#6)
- 山口隆志:Electric Guitar (#6)
- PABLO:Electric Guitar (#8), Keyboards (#8)
- 浜崎快声:Electric Sitar (#3)
- 高田漣:Steel Guitar (#11)
- 森俊之:Keyboards (#5, #7)
- 伊東ミキオ:Piano (#6)
- 三沢またろう:Percussion (#3, #6, #11)
- 八木のぶお:Harp (#1, #11)
- 山田ひろし:Chorus (#2, #5, #6, #11)
- 佐藤竹善:Chorus (#5)
- "Yeah!" Girls:Chorus (#2)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “寺岡呼人、桜井和寿&JENら迎え4年ぶりソロ作”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年7月5日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ 辻敦志 (2014年9月22日). “寺岡呼人「Baton」発売記念特集 寺岡呼人×桜井和寿(Mr.Children)対談 (3/4)”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年1月19日閲覧。
- ^ a b 辻敦志 (2014年9月22日). “寺岡呼人 インタビュー”. LMusic. 2024年1月19日閲覧。
- ^ a b “寺岡呼人インストアで竹善と共演、チェキ会も”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年9月1日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “寺岡呼人 Baton | WORK”. 信藤三雄事務所. 2024年1月19日閲覧。
- ^ a b 松浦靖恵 (2014年9月22日). “【インタビュー】寺岡呼人 音楽愛に満ち溢れた今の想い 繋ぎ繋がれていく“バトン”の温もり”. rankingbox. 2014年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月1日閲覧。
- ^ “寺岡呼人×さだまさし、タワレコでトーク炸裂”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年9月27日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “寺岡呼人、渋谷でハニカミライブ&チェキ会”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年10月4日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “寺岡呼人、4年ぶりアルバム携え2本立てツアー”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年8月7日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ 寺岡呼人 2014, p. 3.
- ^ 寺岡呼人 (2014年10月6日). “「Blood,Sweat&Love」オープンニングテーマ決定!”. 寺岡呼人 オフィシャルブログ 「LONG GOOD-BYE」. サイバーエージェント. 2024年1月19日閲覧。
- ^ 奥“ボウイ”昌史 (2014年11月20日). “好奇心と錆びない想いを礎に。ミスチル桜井和寿&鈴木英哉、佐藤竹善、多保孝一らとの4年ぶりのアルバム『Baton』の制作裏話にジュンスカ、ゆずとの秘蔵エピソードまでを語る!寺岡呼人インタビュー&動画コメント”. ぴあ関西版WEB. ぴあ. 2024年1月19日閲覧。
- ^ “寺岡呼人、新作「Baton」から“WEB限定”PV”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2014年9月30日). 2024年1月19日閲覧。
- ^ “寺岡呼人、初のインストアイベント開催&“バトン”のMV公開”. rockin'on.com. ロッキング・オン (2014年9月1日). 2024年1月30日閲覧。
- ^ 辻敦志 (2014年9月22日). “寺岡呼人 インタビュー - パート 2”. LMusic. 2024年1月19日閲覧。
- ^ 大橋美貴子 (2014年9月22日). “【インタビュー】寺岡呼人「オリジナル・アルバムはワールドカップごとにという感じなんです(笑)」(2ページ目)”. BARKS. 2024年1月19日閲覧。
- ^ “【イベントレポート】ミスチルならぬミステラ登場、<Golden Circle Vo.18>は怒濤のメガ・ヒット曲の応酬”. BARKS (2013年11月15日). 2024年1月19日閲覧。
参考文献
[編集]- 寺岡呼人「Yohito Teraoka Voice」『Baton』TOWER RECORDS、2014年9月23日、3 - 14頁。
外部リンク
[編集]- ミュージック・ビデオ
- 関連映像
- 歌詞
- インタビュー
- 寺岡呼人 インタビュー - LMusic
- 寺岡呼人「Baton」発売記念特集 寺岡呼人×桜井和寿(Mr.Children)対談 - 音楽ナタリー
- 【インタビュー】寺岡呼人「オリジナル・アルバムはワールドカップごとにという感じなんです(笑)」 - BARKS
- 好奇心と錆びない想いを礎に。ミスチル桜井和寿&鈴木英哉、佐藤竹善、多保孝一らとの4年ぶりのアルバム『Baton』の制作裏話にジュンスカ、ゆずとの秘蔵エピソードまでを語る!寺岡呼人インタビュー&動画コメント - ぴあ関西版WEB
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