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2015年世界ジュニア柔道選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2015年世界ジュニア柔道選手権大会(第20回世界ジュニア柔道選手権大会)はUAEアブダビで2015年の10月23日から10月27日まで開催された[1]

大会結果

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男子

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階級
55kg以下級 カザフスタンの旗 マグジャン・シャムシャディン 大韓民国の旗 イ・ハリム モンゴルの旗 バヤラー・アマルトゥブシン
ジョージア (国)の旗 イラクリ・クパターゼ
60kg以下級 日本の旗 永山竜樹 モンゴルの旗 ツェンドオチル・ツォグトバータル フランスの旗 ワリド・キヤー
大韓民国の旗 キム・チャンヨン
66kg以下級 日本の旗 浅利昌哉 スペインの旗 アルベルト・ガイテロ ブラジルの旗 ダニエル・カルグニン
アゼルバイジャンの旗 ヒダヤト・ヘイダロフ
73kg以下級 大韓民国の旗 カン・ヒョンチョル ジョージア (国)の旗 タマジ・キラコザシビリ ブラジルの旗 リンコルン・ネベス
スロベニアの旗 マルティン・ホヤック
81kg以下級 オランダの旗 フランク・デ・ウィット 日本の旗 藤原崇太郎 ウクライナの旗 ビクトル・マクハ
キューバの旗 イバン・フェリペ・シルバ・モラレス
90kg以下級 ジョージア (国)の旗 ベカ・グビニアシビリ スペインの旗 ニコロス・シェラザディシビリ アゼルバイジャンの旗 フィルディン・ダダショフ
ポーランドの旗 ピオトル・クチェラ
100kg以下級 ロシアの旗 ニヤス・イリアソフ ブラジルの旗 レオナルド・ゴンサルベス カザフスタンの旗 ニキータ・アザロフ
ウクライナの旗 アントン・サビツキー
100kg超級 ロシアの旗 タメルラン・バシャエフ 日本の旗 田中源大 日本の旗 小川雄勢
フランスの旗 メッシー・カタンガ

女子

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階級
44kg以下級 大韓民国の旗 イ・ヘギョン 日本の旗 五十嵐莉子 ブラジルの旗 リタ・レイス
モンゴルの旗 ガンバータル・ナランツェツェグ
48kg以下級 日本の旗 渡名喜風南 スロベニアの旗 マルシャ・シュタンガル 日本の旗 常見海琴
フランスの旗 セフォラ・コルシェル
52kg以下級 コソボの旗 ディストリア・クラスニキ ジョージア (国)の旗 マリアム・ジャナシビリ ポルトガルの旗 マリアナ・エステベス
フランスの旗 アストリド・ネト
57kg以下級 日本の旗 舟久保遥香 ルーマニアの旗 ステファニア・ドブレ スロベニアの旗 アンドレヤ・レシキ
フランスの旗 サラ・アラシ
63kg以下級 日本の旗 鍋倉那美 ロシアの旗 ディアナ・ジガロス ドイツの旗 ルーシー・レンシャル
ドイツの旗 ララ・ライマン
70kg以下級 ハンガリーの旗 ゲルチャーク・サビナ 日本の旗 青柳麗美 オランダの旗 ナターシャ・アウスマ
ドイツの旗 リサ・ドリンガー
78kg以下級 クロアチアの旗 ブリギタ・マティッチ スロベニアの旗 クララ・アポテカル ドイツの旗 アンナ=マリア・ヴァーグナー
ドイツの旗 ジュリー・ヘルテルホフ
78kg超級 日本の旗 冨田若春 ブラジルの旗 カミラ・ノゲイラ ウクライナの旗 エリザベータ・カラニナ
大韓民国の旗 ハン・ミジン

国別団体戦

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男子

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優勝 2位 3位 3位
日本の旗 日本
浅利昌哉
山本悠司
藤原崇太郎
向翔一郎
小川雄勢
田中源大
ジョージア (国)の旗 ジョージア
トルニケ・ナグリアシビリ
タマジ・キラコザシビリ
レバン・グガバ
ベカ・グビニアシビリ
ゲオルギ・ラズアシビリ
グラム・ツシシビリ
ロシアの旗 ロシア
パベル・パトコフ
ウルスハンベク・バラエフ
ミハイル・イゴルニコフ
ルスラン・シャフバゾフ
タメルラン・バシャエフ
 ベラルーシ
ズミトリー・ミンコウ
フリホリー・クレブチャ
ビクタル・クリアブサウ
ダニエル・ムケテ
ミキータ・スビリド

女子

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優勝 2位 3位 3位
日本の旗 日本
富沢佳奈
舟久保遥香
鍋倉那美
能智亜衣美
青柳麗美
冨田若春
フランスの旗 フランス
グウェネル・パタン
アストリド・ネト
サラ・アラシ
クレマンス・エム
マリーナ・オラルトゥ
モルガヌ・ドゥシェヌ
ドイツの旗 ドイツ
ニエケ・ノルドメイヤー
テレーザ・シュトール
ララ・ライマン
ジョヴァンナ・スコッチマッロ
アンナ=マリア・ヴァーグナー
オランダの旗 オランダ
キム・エイデン
デビー・カルトハウス
ゲケ・ファンデンベルフ
サンネ・ファンデイケ
ラリッサ・フルーンヴォルト

各国メダル数

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国・地域
1 日本の旗 日本 8 4 2 14
2 大韓民国の旗 韓国 2 1 2 5
3 ロシアの旗 ロシア 2 1 1 4
4 ジョージア (国)の旗 ジョージア 1 3 1 5
5 オランダの旗 オランダ 1 0 2 3
6 カザフスタンの旗 カザフスタン 1 0 1 2
7 クロアチアの旗 クロアチア 1 0 0 1
 ハンガリー 1 0 0 1
コソボの旗 コソボ 1 0 0 1
10 ブラジルの旗 ブラジル 0 2 3 5
11 スロベニアの旗 スロベニア 0 2 2 4
12 スペインの旗 スペイン 0 2 0 2
13 フランスの旗 フランス 0 1 5 6
14 モンゴルの旗 モンゴル 0 1 2 3
15  ルーマニア 0 1 0 1
16 ドイツの旗 ドイツ 0 0 5 5
17  ウクライナ 0 0 3 3
18 アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン 0 0 2 2
19  ベラルーシ 0 0 1 1
 キューバ 0 0 1 1
イギリスの旗 イギリス 0 0 1 1
ポーランドの旗 ポーランド 0 0 1 1
ポルトガルの旗 ポルトガル 0 0 1 1

優勝者の世界ランキング

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男子

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55kg級  カザフスタンの旗 カザフスタン マグジャン・シャムシャディン  35位
60kg級  日本の旗 日本 永山竜樹  38位
66kg級  日本の旗 日本 浅利昌哉  ランキング外
73kg級  大韓民国の旗 韓国 カン・ヒョンチョル 50位
81kg級  オランダの旗 オランダ フランク・デ・ウィット 2位(シニアの世界ランキングは45位)
90kg級  ジョージア (国)の旗 ジョージア ベカ・グビニアシビリ  3位(シニアの世界ランキングは5位)
100kg級  ロシアの旗 ロシア ニヤス・イリアソフ  1位
100kg超級  ロシアの旗 ロシア タメルラン・バシャエフ  2位

女子

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44kg級  大韓民国の旗 韓国 イ・ヘギョン 34位(48kg級でのランキング)
48kg級  日本の旗 日本 渡名喜風南 67位(シニアの世界ランキングは47位)
52kg級  コソボの旗 コソボ ディストリア・クラスニキ  14位(シニアの世界ランキングは17位)
57kg級  日本の旗 日本 舟久保遥香  ランキング外(カデの世界ランキングは28位)
63kg級  日本の旗 日本 鍋倉那美  8位
70kg級   ハンガリー ゲルチャーク・サビナ  6位(シニアの世界ランキングは55位)
78kg級  クロアチアの旗 クロアチア ブリギタ・マティッチ  12位
78kg超級  日本の旗 日本 冨田若春  39位

(出典[2]JudoInside.com)。

世界ランキング1位の成績

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男子

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55kg級  日本の旗 日本 梅北亘  不出場
60kg級  フランスの旗 フランス ワリド・キヤー  銅メダル
66kg級  ブラジルの旗 ブラジル ダニエル・カルグニン  銅メダル
73kg級  ブラジルの旗 ブラジル リンコウン・ネベス  銅メダル
81kg級  ブラジルの旗 ブラジル ラファエル・マセド 不出場
90kg級  ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 ロベルト・フロレンティーノ  不出場
100kg級  ロシアの旗 ロシア ニヤス・イリアソフ  金メダル
100kg超級  ロシアの旗 ロシア ルスラン・シャフバゾフ  初戦敗退

女子

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44kg級  ブラジルの旗 ブラジル ラリッサ・ファリアス  初戦敗退
48kg級   ハンガリー プップ・リーカ 2回戦敗退
52kg級  フランスの旗 フランス アストリド・ネト  銅メダル
57kg級  オランダの旗 オランダ デビー・カルタウス  3回戦敗退
63kg級  イギリスの旗 イギリス ルーシー・レンシャル  銅メダル
70kg級  オランダの旗 オランダ サンネ・ファンデイケ  5位
78kg級  オランダの旗 オランダ ラリッサ・フルーンヴォルト  7位
78kg超級  ブラジルの旗 ブラジル カミラ・ノゲイラ  銀メダル

(出典[2]JudoInside.com)。

団体戦の完全制覇

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今大会日本チームが男女の団体戦を制したことにより、世界カデユニバーシアード世界選手権をも含めて、同一年に世界大会における男女の団体戦を史上初めて完全制覇することになった[3][4][5]

開催地決定の経緯

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今大会の開催地には日本の横浜が立候補しており、全柔連副会長の山下泰裕も当選に自信を持っていたが、2014年8月23日に世界選手権が開催されるロシアのチェリャビンスクで開かれたIJF理事会でUAEのアブダビに決まった[6][7][8]。現地の全柔連関係者は理事会が開かれていたことさえ知らず、翌日になってIJFのホームページを見て事の経緯にようやく気付いたという。この結果に対して山下は、「IJFのビゼール会長と面会して落選の経緯を確認したい」と語った。今回の一件は、2013年8月に前全柔連会長の上村春樹女子柔道強化選手への暴力問題の責任を取る形でIJFの会長指名理事を辞退することになって以来、日本からのIJF理事が不在になったことで国際柔道界における日本の影響力が低下していることが一因だとの指摘もなされている[9]

脚注

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外部リンク

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