黒井和男
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黒井 和男(くろい かずお、1938年7月7日 - )は、日本の映画プロデューサー。キネマ旬報社、角川映画の元社長、シネマ・インヴェストメントの元会長。黒井オフィス代表。
概要
[編集]日本大学藝術学部映画学科卒業後、株式会社興行通信社に入社した。映画の配給・興行に精通し、映画プロデューサー・コーディネーターなどで数多くの映画製作に携わる。
主な作品に『刑事物語』シリーズ(1982年 - 1987年)、『南極物語』(1983年)、『瀬戸内少年野球団』(1984年)、『写楽』(1995年)、『月とキャベツ』(1996年)、『着信アリ』(2004年)、『妖怪大戦争』(2005年)、『戦国自衛隊1549』(2005年)、『バッテリー』(2006年)、『犬神家の一族』(2006年)など。
略歴
[編集]- 1973年 - 有限会社黒井事務所を設立
- 1977年 - 株式会社キネマ旬報社に入社、取締役編集長に就任
- 1981年 - 同社代表取締役社長に就任
- 1992年 - 株式会社西友顧問、セゾングループ映像担当に就任
- 1997年 - 株式会社キネマ旬報社の代表取締役社長に復帰
- 2002年 - 株式会社角川大映映画(のちの角川映画株式会社)代表取締役社長に就任
- 2008年 - シネマ・インヴェストメント株式会社の代表取締役会長に就任
- 2010年 - 株式会社黒井オフィスを設立
フィルモグラフィー
[編集]製作
[編集]- マイロード MyRoad (1980年/監督:キクオ・カワサキ)
- アモーレの鐘 (1981年/監督:渡辺邦彦)
- 幸福 (1981年/監督:市川崑)
- 刑事物語 (1982年/監督:渡辺祐介)
- ロングラン (1982年/監督:吉田ルイ子)
- 刑事物語2 りんごの詩 (1983年/監督:杉村六郎)
- ヨーロッパ特急 (1984年/監督:大原豊)
- アゲイン AGAIN (1984年/監督:矢作俊彦)
- 刑事物語3 潮騒の詩 (1984年/監督:杉村六郎)
- 刑事物語4 くろしおの詩 (1985年/監督:渡辺祐介)
- 刑事物語5 やまびこの詩 (1987年/監督:杉村六郎)
- 月とキャベツ (1996年/監督:篠原哲雄)
- 着信アリ (2004年/監督:三池崇史)
- インストール (2004年/監督:片岡K)
- 着信アリ2 (2005年/監督:塚本連平)
- 犬神家の一族 (2006年/監督:市川崑)
- バッテリー (2006年/監督:滝田洋二郎)
- 戦国自衛隊1549 (2005年/監督:手塚昌明)
- 妖怪大戦争 (2005年/監督:三池崇史)
- 小さき勇者たち〜ガメラ〜 (2006年/監督:田﨑竜太)
- 早咲きの花 (2006年/監督:菅原浩志)
- 着信アリFinal (2006年/監督:麻生学)
- アジアンタムブルー (2006年/監督:藤田明二)
- 転校生-さよならあなた- (2007年/監督:大林宣彦)
- 初雪の恋 ヴァージン・スノー (2007年/監督:ハン・サンヒ)
- カンフーくん (2008年/監督:小田一生)
総合プロデュース
[編集]プロデュース
[編集]企画
[編集]監修
[編集]- その男、凶暴につき (1989年/松竹富士/監督:北野武)
- 写楽 Sharaku (1995年/監督:篠田正浩)
制作関連その他
[編集]- 南極物語 - アドバイザー (1983年/監督:蔵原惟繕)
- 微熱少年 - 製作協力 (1987年/監督:松本隆)
- fuji_jukai.mov(フジジュカイ ドット エムオーブイ)(2016年/監督:坂下勝己)[1] - スーパーバイザー
脚本
[編集]- 刑事物語2 りんごの詩 (1983年)
- ヨーロッパ特急 (1984年)
- 刑事物語3 潮騒の詩 (1984年)
- 刑事物語4 くろしおの詩 (1985年)
脚注
[編集]- ^ “「本当に怖いのは幽霊よりも人間」霊感芸人やジミー大西が『恐怖体験』をガチ告白|映画『fuji_jukai.mov』(フジジュカイ ドット エムオーブイ)特別企画”. よしもとニュースセンター (2016年9月30日). 2017年7月2日閲覧。