鹿野温泉
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座標: 北緯35度27分52.7秒 東経134度3分7.2秒 / 北緯35.464639度 東経134.052000度
鹿野温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 鳥取県鳥取市鹿野町今市 |
交通 | アクセスを参照 |
泉質 | 単純温泉[1]放射能泉[2] |
泉温(摂氏) | 63[1] |
湧出量 | 毎分571リットル[3] |
宿泊施設数 | 3 |
年間浴客数 | 16,281[4] |
統計年 | 2017[4] |
外部リンク | 鹿野温泉|鳥取いなば温泉郷 |
鹿野温泉(しかのおんせん)は、鳥取県鳥取市鹿野町今市(旧鹿野町)にある温泉。
鹿野温泉は浜村温泉と同じ谷筋の上流側にあるが、浴用の温泉としては比較的近年になって開かれた温泉である[3]。
歴史
[編集]付近では古来より田地から湯が湧いており、怪我の治療などに用いられていた[5]。付近には「湯」など温泉に由来すると思われる地名が残されている[3]。
1953年(昭和28年)になって試掘が行われ、鳥取大学による調査の結果、翌年に本格的な掘削が行われて開湯した[3]。開発された源泉は10あり、多くは単純泉で、1つだけ単純放射能泉だった[3]。1955年(昭和31年)には条例を定めてこれら源泉をすべて鹿野町が集中管理することになり、1966年(昭和41年)8月1日に厚生省告示第351号によって国民保養温泉地の指定を受けた[注 1][3]。
国民保養温泉地となった鹿野温泉は、歓楽施設の進出を阻みつつ、温泉病院、保養地や民間のペンション村が整備された[3]。さらに民間企業の保養所も創立されて温泉を引いている[3]。さらに温泉の背後の丘陵が造成され、250区画の越路ヶ丘団地として分譲された。この分譲地には全宅地に温泉の給湯配管が整備されている[3]。
鳥取県が入湯税を基にして温泉の利用者数を算出した調査に拠れば、鹿野温泉は近年、毎年1万数千人の利用者が訪れている[4][注 2]。
周辺では温泉熱を利用してフリージア、カキツバタやバラ栽培なども行われている[5][3][7]。
泉質
[編集]温泉街
[編集]アクセス
[編集]- コミュニティバス
- 鳥取市が鳥取市気高循環バスを運行。
- 浜村駅より約15~20分。
- 自家用車
- 鳥取県道32号郡家鹿野気高線浜村交点(国道9号交点)より約15分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『日本の文化地理 第13巻 兵庫・岡山・鳥取』講談社,1970
- 『日本地名大辞典 31 鳥取県(角川日本地名大辞典)』,角川書店,1982,ISBN 978-4040013107
- 『鳥取県の地名(日本歴史地名大系)』,平凡社,1992
- 『全国温泉大事典』野口冬人・著,旅行読売出版社,1997,p560-563
- 鳥取県文化観光局観光政策課 平成22年観光客入込動態調査結果
注釈
[編集]- ^ このとき吉岡温泉も同じように指定を受けている。
- ^ 鳥取県では、平成9年までは各自治体の申告数に基づいた推計値を温泉の利用者数として発表しており、それに拠れば温泉客は開湯以来右肩上がりで伸び続け、バブル崩壊後も増加しており、この方式での調査の最終年である平成9年には年間10万人弱の利用者がいたことになっている[6]。
出典
[編集]- ^ a b 『全国温泉大事典』p560-563
- ^ 鹿野温泉|鳥取いなば温泉郷2018年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『日本地名大辞典 31 鳥取県(角川日本地名大辞典)』p382「鹿野温泉」
- ^ a b c 鳥取県観光交流局観光戦略課 温泉地入湯客数(平成30年3月)2018年6月7日閲覧。
- ^ a b 『鳥取県の地名(日本歴史地名大系)』p401-411「鹿野町」
- ^ 鳥取県文化観光局観光政策課 観光客入込動態調査結果(平成22年)2014年9月9日閲覧。
- ^ 『鳥取県大百科事典』p393
- ^ a b 公益社団法人 鳥取県観光連盟 鹿野温泉2014年9月27日閲覧。